どうもありがとう。
一緒に歩いてゆくことは出来ない恋だったけど、
−思いを告げることも出来ない恋だったけど−
無意味だなんて思ったことは一度もなかった。
すごした時間と比例して好きになった気持ちと、今残るもの。
なにより思い出だ。
それは今も胸の中で切なく優しく輝いてる。
笑った顔も、一緒に見た夕焼けも、夕焼けに染まる横顔も−ベタだけど。
死んだら悲しむ?と訊ねられたときの、自分自身に浮かんだ気持ちも
どれも、どれも 忘れません
俺の素敵なところを見付けてくれた、君は
俺以上に素敵な人だった。
あれから3ヶ月経って、連絡もしなくなった大切な友達
久々のラーメン屋で、コントみたいな会話。
出会った当初と変わらない、
どうも、ありがとう。