バケツの中でベチャベチャの制服を見つけたシバはボクサーブリーフだけの姿で半泣きだった。当たり前だけど。あまりにかわいそうなんで責任取って俺のジャージ(学校に置きっぱなしで全く着てないけどたまたま前日に洗濯したのを持ってきてた)を貸した。最初は遠慮してたけど半泣きのシバにグサッときてたから強引に渡した。シバは何度も何度も頭下げて礼を言う。俺は提案者(実行したのはカッチだけど)とは言えなかった。一番ゴツデカイシバ。やっぱり番目に背がデカイ俺のジャージはシバにはかなりギチギチでやっと着れたって感じだった。俺はモッコリにばっか目が行った。
2日経ってシバは俺のジャージを洗濯して持ってきた。ちょい残念。だって、洗濯しなかったらシバの匂いだったのにさ。制服?カッチがいたから匂い嗅げなかった。ジャージに期待したのに。でもこのジャージ、何かすげ暖かい感じのいー匂いするの。シバに聞いた。
シバ「そそ、外で、ほー干したから。でっでも俺のへっ部屋のべっベランダだから、そその匂いかもしっ知れません。」
天日干し?確かにそんな感じもする。もし部屋の匂いなら、シバもこんな匂いなんかな?まあも暖かい人だから不思議でもないな。