いつも通り学校行った。カッチもシバも居た。カッチとシバはいつも通り。カッチと俺はいつも通り。でも俺はシバを見れなかった。シバと挨拶した程度。シバも俺の中を察知したのか、それ以上何も無かった。
シバと一緒の帰り道、俺はこのままの沈黙が重くて、勇気振り絞ってシバに言った。
「シバのタオル、洗濯したから返す。」
シバ「せ洗濯までしてくれたの?あ、あっありがとう。」
「昨日、仕事の途中だったんだ?」
シバ「そ、そうだよ。し仕事って言うか、ばっ、バイトだね。さ酒屋で、は、配達してたんだよ。」
「バイト先の人、遅いって怒ってなかった?」
シバ「だ大丈夫だよ。お、遅いしノロマだし、とトロいのいつものことだもん。」
「・・・・・いつもじゃねえだろ。」
シバ「・・・き、昨日はさすがに、お、怒ら」
「じゃなくてさ、絡まれただろ。あのときの。」
シバ「・・・い、一応、ぶ武道習ったから。」
「本当はシバって、すげ強いんだな。」
シバ「そ、そっそんなことないよ。」
「俺さ、カッチと一緒になってシバに酷いことしてきた。」
シバ「えっ!?」
「昨日のシバ見て、俺人生終わりだと思った。今までシバに酷いことしてきたから、シバ俺のこと怨んでて、俺も殴られたり蹴られ」
シバ「そんなことない!!!」
え?・・・し、シバ?