▼紫苑さん:
> それからしばらくしてのことだった・・・
>
> 俺と正宗がキスをしている写真が
> 教室に貼り出されていた・・・
>
> クラス中が騒いでいた・・・
> 中には萌えてる腐女子達もいた・・・
>
> 俺は目の前で起きていることの意味が
> 飲み込めずにいた・・・
> まるで足が浮くような感じだった。
>
> 正宗はおどけながら写真を破っていた・・・
> 俺は何も出来ない自分に苛立っていた。
>
> 先生が来ると静まって席に着いて
> いつもと変わらない感じで授業が始まった・・・
>
> 授業にも集中出来るはずもなく上の空だった・・・。
>
> 昼休みになると先生に呼び出された・・・
> 「これ、ほんとか??」
> 「なんのことですか??」
> 「神谷は??」
> 「・・・。」
> 「じゃあ、これは合成なんだな^^」
> 「当たり前でショや!!!」
> 「わかった、戻っていいぞ!!」
>
>
> 「・・・しっ紫苑・・・
> 気にすんなよ??」
> 「俺たち、学校で二人でいるのやめよ!?」
>
> 「なんで!!」
> 「噂が立つとお互い迷惑じゃん!!」
> 「そんなの言わせとけばいいじゃん!!」
> 「出来ないよ・・・怖いんだ・・・
> ごめん・・。」
> 「そうだよな・・・ワリィ・・・
> 俺、帰るわ・・・」
> 「・・・ッごめん、正宗。」
> 「一緒に帰るか??」
> 「・・・うん。」
> ・・・