ほんとうは月曜日なんて大嫌い
だけどそれでも好きでいられたのは
きみに会えたから
カレンダー通りじゃない休みも
カレンダー通りのぼくの休みも
別に苦ではなかったし
1人きりの週末にももう慣れた
それなのに月曜日の予定を聞いても
メールが返ってこないんだ
ぼくがわがままだったから?
それともこのあいだのケンカかな
感情に任せて泣き出してしまうぼくより
落ち着いた年上のほうがいいよね
きみにとってのぼくは日常の一部で
ぼくにとってのきみは日常すべてなんだ
わかってるんだ本当は
重たいっておもうよね
スマホを片手で持って器用に文字を打つきみと
両手でしっかり持ってないとダメなぼく
男のくせにってね
情けないよね
こんなぼくと付き合ってくれる
それだけで感謝しなきゃならないのに
優しい言葉をかけられるたび
どんどん欲深くなっていって
じぶんがじぶんでなくなって
もっともっとと
愛をねだる子供になっていった
そろそろ夜が明けるね
もう今日は寝よう
両の手を結びながら
起きてそして
携帯が光っていて
『昨日はゴメン』て
メールが届いてる
そんな朝が来ることを
小さく願いながら