「レンと知り合ったのもレンが高1の時でな、
あっちが宮城でこっちが千葉だから、
遠距離みたいなものだったけど、
月に一回は会いに行ってた。
俺が出た大学がW大学だから、
レンもその大学に入ってこっちの方に来て、
大学生になったら一緒に暮らす約束もしてたんだ。
だからあいつの勉強を三年間みた。
そして、最初は全然できなかった勉強も教えてやって現役でW大学に合格したんだ。
その時は俺も本当に嬉しかったよ。
でもな、ちょうど2011年の3月11日。
それがレンの高校の卒業式だった。
卒業式が終わってひと段落ついてから
こっちに来る準備をして、
もう引っ越す予定だったんだよ。
でもな、あいつバカだからさ、
卒業式が終わっても部室で同じ部活のメンバーといつまでも話してたらしいんだよ。
その途中にあの地震が来た。
レン達はみんな高校の屋上に登ったんだって。
そこでやっと電話が繋がった。
『レン。大丈夫か?』
『大丈夫だって!みんなで屋上に来てるし。』
『そうか…ならいいんだけど』
そこで電話ごしでもわかる水の音と悲鳴。
『おい!本当に大丈夫なのか!?』
『うん。大丈夫。バイバイ。』
『え?おい!!』
そこですごい水の音が聞こえて電話は切れた。
そのあと交通期間の麻痺とか色々あって東北にやっとのこと駆けつけれたの一週間後だった。
きっとレンは大丈夫だって。
ずっとそう自分にいい聞かせてた。
レンの家の近くまで行って○○レン(本名)という人物がどこにいるか知らないか回っていたんだ。
そしたらやっと知ってる人に会えて、
いる場所を知ってるというので、
ついて行ったんだ。
そこでついて行った先にあったのは
『遺体安置所』だった。
俺はそこで冷たくなったレンにあった。
ぎゅーっと抱きしめたり、手を強く握ったりしたんだ。
でも、冷たいんだよ。
前みたいに握り返してくれないんだ。
抱きしめ返してくれないんだ。
俺は何時間も何時間もレンのことを抱きしめて泣いたよ。」
こう、ヤスがレン君に語りかけるように
俺に話してくれた内容は
俺の心をすごく締め付けて
悲しいという気持ちですら表せないような気持ちになって、
涙が自然に流れて。
全然とまらなかった。
そこでヤスの話は終わりかと思ったら
まだ続きがあったんだ。
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ここまで見てくださってありがとうございます!
本当に作者は高1なので、
変な日本語になってるところもあるとおもうのですが…
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これからも続きは書いてくつもりなので
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