「今日の調子どうだった?」
サークルが終わり、自宅に帰った頃
夕食を食べながら返事を忘れていたメールに返信した。
「んー、仕事は忙しかったなー。バドは鈍っててダメダメだったよ。てか、疲れたー。」
メールの相手は、こっちのサイトで知り合ったメル友だ。
名前はタクヤ
高校三年生の子だった。
お互い写真は交換したけど、タクヤ君はプリ画だった。
ソフトモヒカンベースに爽やかで、あどけない顔が可愛い感じだった。
「そうなんだ。」
その返信を見たあとに携帯をベットに放り投げて、テレビを見始めた。
メールをするようになって一週間程経つのに、一言メールがほとんどで
愛想のないメールに少しうんざりしてた。
メールしてくるくせに、メールの内容はほとんど人任せで、
リアクションもそんなに取らない事が多かった。
一度メールする気があるのか確認する為に、指摘したが
「ごめん。」とだけ返信があり、その後も一言メールが改善される事はなかった。
そんなこんなで、メールをしばらく放置していると、
「今日暇なんだ、良かったら遊ばない?」とメールが来た。
時間は22時を回っていたが、おしゃべりでいいとの事で家も車で10分の所だったので、初めて会ってみる事になった。