Rai☆さん、またまたありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
電話の相手は、俺が借りてるアパートの大家さんからであった。
大「もしもし?○○(俺の苗字)さん?」
俺「あ、はい、お世話になっています」
大「最近、家にいますか?」
俺「あ〜、仕事が忙しくて帰ってないんです」
大「鍵がかかってるのはいいんだけど、なんか郵便物かいっぱいでね」
俺「はぁ・・・。」
大「ポストにそのままっていうのはさぁ、できればやめてほしいんだよねぇ」
俺「郵便物?ですか?(請求書とかかな?)分かりました。すぐに取ります」
大「ほら、空き巣とかになったら嫌でしょ〜?それに〜・・・・・」
俺「申し訳ないです。今夜にでも帰りますので」
大「お願いしますよ?」
俺「はい。失礼します」
ポケットから携帯を取り出す瞬間、もしかしたら和広?という期待で画面を見、すぐに落胆したのはいうまでもない。
その夜〜
久しぶりに家に帰り、郵便物をポストから取り出し、家に入った。替えの下着や書類など、今後も必要になるであろう備品を整理してバッグにつめた。掃除もしてない台所や風呂場は、ちょっと変な匂いを発していた。今度、ゆっくり掃除しよう、そして、もう少しこの部屋にいることが楽になったら、思い出にして引っ越そう、そんなことも考えていた。
郵便物の中身も確認しなければならない。やはり、大体が請求書とDMの葉書であった。その中に、茶封筒が1通。実は、郵便物を取り出す時から気になっていた封筒である。
不器用に開けたその中身は和広からであった。