それから3ヶ月。俺はシバに完全に惚れてた。カッチと一緒にシバをイジってた。たまにイジりすぎることもあったけどそれはシバが好きだから故についつい。てかシバにキュンしっぱなしで、おかげで前よか学校サボるのだけは少なくなったかも。
「これ今週の分な。」
シバ「えっえ?そ、そっそんなだ、ダメです!せせ先週だって」
「お?俺に反抗か?」
シバ「ちっち違います。い、イリさんにそそそんなん」
「いいから。昼カッチにパン買いに行かされて俺の分までシバの金で買わされたんだろ?」
シバ「そっそうだけどぉ。」
「なら素直に受け取れ。シバ貧乏になって金欠だからってシバの手作り弁当なんか食いたくないしな。その代わりカッチには内緒だからな。カッチには後でシバ居ないとき俺が何かご馳走してもらうし。」
シバ「あっありがとう。」
『当たり前だし。本当は言ってることと真逆の気持ちで、シバが好きだからどこまでも自腹切るシバを放っておけないからに決まってるだろ。』
相変わらず俺はシバに別に好きだからじゃないですよ的な顔してるけど内心シバと一緒に帰ってるこの時間が嬉しくて楽しいのだ。これが学校サボるの少なくなった一番の要因かな。ゴツデカイのにこの弱気な態度にもうキュンしっぱなしのなんの。あ、カッチはどうでもいいって訳じゃないんだけど帰る方向逆だしぶっちゃけキュンともなんないし。ってかシバが料理できるならシバの手作り弁当食ってみたい。