今まで本当にありがとうございました!
本日のエピローグ<前編><後編>を投稿し、完結となります。
でもまだ僕たちの愛のある生活はこれからも続いて行きます。
お互いを大切にしあって、死ぬまで寄り添っていきます。
<エピローグ・前編>
♪ピピピピッ・・・♪ピピピピッ・・・
「ん〜・・・。」
手の届かないところにおいてある目覚ましがけたたましい電子音を発してる。それにちょっと遅れてから、俺ときいちゃんの携帯から違う音楽が流れて混ぜこぜになって、非常に耳障りな音が耳をつんざいた。
堪らず起きて、目覚ましを止めて、携帯を2つ開いて音楽を止めた。
眠い・・・−_\zzz
もう朝か・・・。
ふとベッドに目をやると、音に全然気づかずに爆睡中の彼氏。
・・・ンフ・・・^〜\ゴシゴシ やっぱ寝顔可愛いじゃん♪
また新しい1週間の始まりに、俺は大好きなきいちゃんのとなりで起きる事が出来たんだ。
昨日まではソファで1人寂しい思いをしながら寝てたから・・・。
早速きいちゃんを起こす事にした。
俺「きいちゃん?起きろよ♪もう朝だぞ♪」
霧「ん〜・・・zzz ・・・ん・・・??」
半開きの目で俺の顔を見てる。かーなーり眠そうだ^ー^;
俺「おはよ♪」
霧「おはよ・・・^_−\ポリポリ」
俺「おはようって久し振りだよな・・・^w^」
霧「ん・・・あぁ・・・そっか・・・^〜\ゴシゴシ あ・・・それと・・・。」
CHU♪
霧「おはようのキスも久し振りだよ^ー^」
俺「ンフフ^w^ 朝から泣かせるつもりかー?」
霧「ダメダメ♪昨日あんなに泣かせちったんだから^〜^;今日からはまた笑顔♪」
俺「言われなくても笑顔だろ?→^〜^←エクボ」
霧「うん^ー^ 俺の大好きなゆうの笑顔だ^u^」
=====
俺「ひゃ〜ぁ×o×」
霧「どした?」
俺「冷蔵庫くっさ!!」
霧「え?うわぁ!」
いつもはだいたい前日炊いたご飯とみそ汁と目玉焼きか、目玉焼きトーストとコーヒーを朝ごはんに食べるんだけど、何せ昨日まで冷戦状態だったおかげで、冷蔵庫には賞味期限切れの肉とか卵とかしか無くて、米は炊かれてないわパンも無いわで・・・。
結局冷蔵庫の腐った食料品を全部ゴミ袋に入れて、朝ごはん食べずに、1か月ぶりに、2人で一緒に家を出た。
俺「冷蔵庫の中身ほっとんど腐ってたな−m−」
霧「仕方ねえよ^〜^; 俺もゆうもずっと料理しなかったんだし。」
俺「今日さ、6時半にヨーカドー前で待ち合わせて、買い出しして帰ろ?」
霧「そうだな。な〜んにもないしな^m^;」
俺「じゃあ今日はがんばって定時であがろ!^u^」
霧「OK♪」
俺「あ・・・そういえばさ・・・。」
霧「ん?」
俺「その・・・蒸し返すみたいになっちゃうんだけど・・・。」
霧「何のミスしでかしたかって?」
俺「え・・・うん・・・。」
霧「データ初期化しちって、1000件手動リカバリだよ^ー^;」
俺「うわ・・・それ俺の同僚もこないだしでかしたやつだ・・・!」
霧「な?ヤバイミスだろ?」
俺「うん・・・。」
霧「・・・あでもゆうはそれ知らなかったわけだしぃ・・・あのケンカの原因は俺だから自分責めたらダメだぞ?^ー^」
俺「・・・ありがと・・・そう言ってくれると助かるよ^ー^」
霧「ハハッ♪マジでゆうは優しい男だ^〜^」
俺「・・・んで・・・さ、部長とか課長とかまだ態度キツイ?そのミスのことで。」
霧「いやいや、部長も課長もそこまでネチネチタイプじゃなくてさ、あの後データ復旧した後に仕事もっと頑張ってたら『期待してるよ。』だってさ。」
俺「そっか^ー^」
朝の通勤はいっつもこうやって一緒に歩いて駅に向かってる。これも普通に当たり前だって思ってたけど、改めて、そばに好きな人がいて、その人がニコニコしてるのって、すごく幸せな事だし、贅沢な事なんだって、この時強く思った。
当たり前だって思ったらダメなんだよね。
恵まれてるって思って、常にその幸福の源の存在に感謝の心を持っていないとダメなんだよね。
その幸福の源、つまり、俺にとってはきいちゃんがそばにいてくれるっていうのは、あり得ない位恵まれてる事だから・・・。
きいちゃん。
いつもありがとうね。
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俺「おっはよ♪」
??「ん、おお、何か機嫌良いな^^ (彼氏と何かあった?)」
俺「仲直りした♪」
??「ん?ケンカしてたの?」
俺「え、あぁ、昼飯ん時話すよ^^」
??「分かった^^」
俺「今日はおごるよ♪」
??「助かるわぁ^w^」
=====
俺「・・・んで、昨日仲直りしたわけ♪」
??「ふーん・・・何で辛かった時に相談してくんなかったの?」
俺「だって話すと辛くなるだけだからさ・・・黙ってポーカーフェイス決めてたわけ。ハンちゃんに変な心配かけっとヤダしさ。モグモグ・・・」
ハンちゃんっていうのは、俺の高校の元同級生で、偶然にも同じ職場に就職した半田という男。
俺しかハンちゃんがバイだって事を知らず、ハンちゃんときいちゃんしか俺がゲイだって知らない。
そのためか、高校時代、自分のセクシャリティに悩み苦しんでいた俺は、こいつによく相談に乗ってもらってたんだ。
ハン「でも俺、お前の悩み相談うけんの好きなんだけどな^ー^」
俺「そーゆーのって好きになるもんなの?^w^;」
ハン「世の中にはな、人に頼られたり、世話を焼くのが好きな人間もいんの^^」
俺「マジお前はオカミさんみたいだよな(笑)」
ハン「その呼び名ヤメロって^〜^;」
俺「ハイハイ。つか全然食って無いじゃん。」
ハン「お前の話真剣に聞いてたんだよっ^。^」
俺「あ・・・ワリイワリイ^m^;」
ハン「でも良かったよな・・・霧斗さんと元に戻れて^ー^」
俺「ホントそうだよ^〜^」
ハン「だいたいさ、いっつも言ってっけどまずノンケボーイと付き合えたのがスゴすぎんだよな。」
俺「きいちゃんは心が広いから♪」
ハン「あ〜マジ霧斗さんみたいな恋人欲しいわぁ^m^;」
ンフ^^ きいちゃんみたいな人にはやっぱり憧れるよな。
ホントいつかバチ当たるんじゃないかな?俺・・・^w^;
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霧「待った?^w^」
俺「ちょっとだけね^ー^」
霧「ゴメンゴメン^〜^ さ、買出し買出し♪」
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俺「レタス・・・レタス・・・」
霧「ニンジンとナス2つずつで良いか?」
俺「うん^^ あ、レタスあった。ん〜・・・これかな?」
霧「野菜は他に何買うの?」
俺「トマトと・・・きゅうりと・・・じゃがいもと玉ねぎと長ネギ。あ、あともやし。」
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霧「納豆あったっけ?」
俺「2パックだけ残ってたから買う?」
霧「うん。あと豆腐もな。」
俺「油揚げも。」
霧「あ〜・・・もうすでに帰りタクシー決定かもな・・・^^;」
俺「そのつもりだったけどね^^; あ、焼きそばも2袋買っとこ。」
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俺「あとは豚小間と鶏ももと合びき肉と手羽元と・・・。」
霧「魚は買わないの?」
俺「冷凍庫に塩サバとカジキの切り身はあるはずだし、今日は良いっしょ?」
霧「おうせの通りに^^」
俺「ハハハッ^o^」
霧「あ、ソーセージとベーコン安いな^^」
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霧「これで全部?」
俺「卵もバターも買ったし・・・パンも・・・あ、牛乳は?」
霧「入れたよ^^」
俺「じゃあ今日はこれでOK^^」
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その夜、俺達は駅前のヨーカドーで大量の買い物をして、タクシーに乗って帰宅。
冷蔵庫の庫内を洗剤とふきんできいちゃんがゴシゴシ洗って、買って来たばかりの牛乳や卵や生鮮食品を綺麗に詰めてくれた。
整理整頓と掃除は、きいちゃんの分野だからね^ー^
俺「サンキュ♪」
霧「おう^^ これ、今日の材料は出しといたよ^^」
キッチン台には、合びき肉とたまねぎとニンジンとナスとチューブにんにく。
俺「ありがと^^」
霧「美味しく作ってね^^」
俺「任せろ♪じゃあ掃除機かけといてね。」
霧「OK♪ついでに風呂場もチャチャッと掃除しとくわ^ー^」
俺「ありがと〜」
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