ご愛読の皆様、大変お待たせ致しました。
かなりブランクが空いてしまいましたが、続きをUPさせて頂きます。
そしてコンコルドさん
しっかり読ませて頂きましたよ。
お相手の方を信じて待ち続けるって、なかなか出来ないことだと思います。
辛くなるときもあると思います。
でもきっと、落ち着いた時にはコンコルドさんを迎えに来てくれるでしょう。
信じて正解です。(僕たちが何保証できるんだってなりますが・・・)
ブログやこの掲示板での投稿を続ける事しか僕たちには出来ないですが、それで少しでも待ってる間の辛い気持ちとかを和らげることが出来るなら、嬉しい限りです。
コンコルドさんだけじゃなくて、「元気もらいました」「励まされました」って言ってくださってる方が他にもいて、沢山の方のためになってるって、これ以上に嬉しい事はないですね!
さて、前置きが長くなりましたが、続きです。
<続き>
卒業式の次の日。
柔らかな朝の、平和なベッドの中で、きいちゃんの温もりに触れながら安らかに眠っていた俺は、極度の空腹感に襲われて目を覚ました。
お腹がグーグー言ってる。
こんなに朝からお腹空いたのは久しぶりだ。
時計を見ると8時ちょっと前。
そろそろ起きるかな・・・。
朝飯作ってきいちゃん起こそう。
俺はそーっとベッドから降りて、Tシャツの上から長袖シャツを羽織り、ハーパンを穿いて、まだ少しだけ肌寒いリビングのカーテンを全開にした。
ん〜!良い天気だ〜!
窓を開けると、冷たさと暖かさが混じった、心地良い空気に触れる。
少しずつ春に近づいてきたんだ。
換気も兼ねて窓を開けたままにして、俺は早速朝飯の準備に取り掛かる事にした。
ご飯炊けてないから・・・ピザトーストでも作るかな。
=====
トースターにぶち込んでる間に、洗濯機を回して、グチャグチャになったスーツ2着をクリーニングに持ってく為に大きめの袋に詰め込んで、ベッドの上で寝息を立てているきいちゃんを起こしに行った。
結構物音してたのに、一切起きた形跡もないし、いつもの綺麗な寝顔のままだ。
きいちゃんのほっぺをなぞる。スベスベで綺麗な色してんなぁ・・・。
シャープなあごを触ると、少しだけザラっとした。あごひげちょこっと伸びてる。
もともとひげが極薄なきいちゃん。
最後に剃ったのが3日前くらいだったかな・・・?
・・・って・・・あんまり眺めてたらピザトースト焦げちゃうかも・・・!^^;
俺「きいちゃん。」
霧「ん〜・・・−_−zzz」
俺「きいちゃ〜ん。起きて〜。朝飯出来たよ〜。」
霧「ん〜・・・ん・・・?ゆ〜う〜^_−」
目をうっすら開けて、眠そうな声で優しく俺の名前を呼んでる。
きいちゃんのこの柔らかい声・・・好き・・・。
俺「ほら起きろって^^ ピザトースト作ったから。」
霧「ん〜・・・良い匂い・・・ふわぁ〜あ〜・・・^0−」
おっきなあくびをして、伸びをしながら、ゆっくりと起き上がる。
いっつも思うんだけど・・・
きいちゃんの仕草も動きも、何もかも色っぽいなぁ・・・。
こないだ「朝はブサイク」とか言ってたけど、やっぱりそんなこと無い。
どこまでも素敵なまま。
霧「ふぅ〜!さ!起きるかっ^^ あ、そうだ。」
俺「ん?」
霧「おはよ^^」
きいちゃんは、俺の返事を待たずに、おはようのキスをしてきた。
何だかドキドキする。いつもおはようのキスはしてんのにね。
俺「お・・・おはよ*^^*」
霧「あれ、顔赤くなってんぞ^^」
俺「え・・・そう^^;」
霧「何だよ〜、いっつも朝キスしてんだろぉ^^;」
俺「う、うん^^; あ、ピザトースト!きいちゃん顔洗って来いよ^^」
霧「オッケー^^」
照れを隠す様にキッチンに戻って、良い感じに焼き色のついたピザトーストを皿に乗せた。
インスタントのコーンスープにお湯を注いで、一昨日買ったコンビニのサラダを出して・・・
霧「朝からカラフルだなぁ^0^」
俺「バランス良いっしょ?^皿^」
霧「おお^^ 朝はしっかり食わなきゃな^^」
「いただきます^0^」
=====
霧「ふぅ〜^0^ ウマかった♪」
俺「ごちそうさま^^」
霧「ごちそさん^^」
お腹もやっと落ち着いた^^
我ながら上出来なピザトーストだったと思う。
霧「皿は俺が洗うからな^^」
俺「ありがと^^」
皿を重ねて片づけようとすると、寝室から着うたが聞こえる。
福山雅治のmilk tea。きいちゃんの電話の着うただ。
霧「ちょっと見てくるね。」
俺「良いよ^^ 皿運んどくね。」
霧「あ〜助かる〜^^」
きいちゃんは俺に向けて手を合わせて、寝室へ携帯を取りに。
その間にチャチャっと俺は皿を流しに持ってって水に浸けておいた。
すると、電話片手に、きいちゃんがキッチンに入ってきた。
相手は誰なのかな?
霧「うん。今日?あ〜、良いかもなそれ♪ちょっと待ってな。ゆうにも聞いてみっから。ゆう?」
俺「ん?」
霧「今日キャンパス行かね?」
俺「キャンパス???」
霧「高野がな、最後の卒業記念に学食行こうって誘って来てるんだけど。昼飯食いに。」
俺「へぇ〜^0^ あいつにしちゃ良いアイディアじゃん!」
霧「行く?^^」
俺「モチ!」
霧「^^ あ、もしもし、俺たちも行く。おお。オッケオッケ。じゃあ12時頃な。」
最後の学食か・・・。
行こうと思えば行けるとは思うけど、とりあえずの一区切りってとこか。
=====
高「わりいわりい、遅れてもうたわ!」
俺「いつものことだろ^^」
霧「遅刻魔^^」
高野はいつもみたいに、待ち合わせ時間に10分遅れて到着。
高「ごめんて〜!(>_<) ほな行こか?」
霧「オッケ^^」
俺「つか中ちゃんいないの残念だよなぁ。(^〜^;)」
高「しゃあないやん^^ 杏子ちゃんとアツアツなんやし。」
俺「そだな^^」
高「つか昨日ホンマおおきに^^」
霧「あ〜、良いって^^ あのまま帰したらヤバそうだったし。な?」
俺「ヘベレケだったもんな^^」
霧「そうそう^^」
高「俺そんなに酔ってたん?」
俺「覚えてないの?」
高「覚えてるけどなぁ、ベロベロって自覚なかってんで。」
??「霧斗っ」
他愛の無い会話をしながら学食に向かってる時だった。
後ろからきいちゃんを呼ぶ声が聞こえた。
3人がぱっと振り向くと、そこにはあの人がいた。
霧「あ・・・。」
俺「ユキちゃん・・・?」
ユキ「久しぶりだね。」
笑顔とも取れない、複雑な表情のユキちゃん。
軽く引きつって声が出ないきいちゃん。
その2人を見て、どうすれば良いのか分からない俺と高野。
ただ明らかなのは、ユキちゃんの目線はきいちゃんにのみ向けられていて、まるで俺と高野は存在しないようだった。
ユキ「元気そうだね。」
霧「あ・・・ああ・・・ユキは・・・元気だった?」
ユキ「ん・・・まあまあかな。」
俺「あ、あのさ、俺と高野先に学食行ってるね。」
霧「え・・・。」
高「そやな。少し話したりぃや。」
霧「でもゆう・・・」
俺「良いから良いから。」
霧「う・・・」
高「ほなサト行こか。」
俺「うん。先に行って待ってるから。」
返事を待たずに、俺と高野はきいちゃんとユキちゃんを残して、そそくさと学食へと向かった。
<続きは明日必ず!久しぶりに霧斗の番です!^0^>