みなさんこんばんわ。
続きUPしていきます^^
そして前回、イラマチオを間違えていましたね。
かるさんありがとうございました。
また凡ミスがあったら教えて下さいね^^;
青さん、カズさん>
一応公認教習所で合宿すると、実地検定は免除されて、免許センターでは学科試験受けてからだったんですよ^^
もし教習所で免許もらえてたら、もちろん運転交代してたと思います。怖いですけどね^^;
<続き>
川口のパーキングを出てから、大渋滞に巻き込まれて半ば飽き飽きしながらも、カーステレオから流れるLinkin Parkを聞きながら、きいちゃんとのドライブを楽しんでる俺。
車がほとんど動かなくても、きいちゃんは終始表情も柔らかい。
さっきのマッサージと、仕上げのアンメルツが充分効いてるみたいだ。
俺「にしても混んでるね〜・・・^^;」
霧「う〜ん・・・^^; 日曜だもんな。この道使えばお台場も行けるし^^」
俺「繋がってんの?」
霧「みたいだよ^^ 湾岸線ってやつに繋がってるって。」
俺「へぇ〜・・・。」
東京の首都高速の事、未だに良く分からないよ・・・だってクモの巣みたいだから・・・!^^;
俺が馴染みのある高速道路なんて東名くらいだし。
「♪〜 間もなく、高速道路、出口です。」
便利なカーナビの案内で、何とか大橋っていう出口で渋滞だらけの高速から下道に降りると、さっきの微々たる動きとは正反対に、車は順調に進み始めた。
確実に高速道路よりも高速で走れてるのが皮肉なもんだな。
霧「あ、そういや今日篠塚に夕飯御馳走してくれるんだろ?」
俺「うん。」
霧「冷蔵庫だいぶ空っぽなんだよね・・・^^;」
俺「え〜・・・^^; 買い物してなかったの?」
霧「うん・・・1人だったし・・・^^;」
俺「じゃあ帰る前にヨーカドー行かなきゃ。」
霧「そうしようか。つか今日車だから楽じゃん^^」
俺「そうだね〜・・・^^; つか聞いてなかったけどさ、どんな食生活で過ごしてたの?」
霧「ん〜・・・まあ普通に米炊いて、豚肉と野菜炒めたり?お酒もあんまし飲まなかったし。」
俺「まあ一応ちゃんと食べてたんだな^^」
霧「へッ^^ 俺も一応自炊は出来んだよ^^」
俺「でも毎日野菜炒めじゃ飽きたろ?」
霧「う・・・ん・・・ぶっちゃけな^^;」
俺「じゃあ今日はゴチソウ作ってやんね^^」
霧「うん!何作るの??」
俺「それは買い物しながら決めるよ^^;」
霧「うわ〜気になるぅ♪」
高速を降りて、また少し渋滞に捕まりながら、ようやく船橋駅前までたどり着いた。
イトーヨーカドーで買い出しを済ませ、そのまま自宅へと直帰。
ありがたい事に家賃に含まれてる駐車場に車を入れて、重いビニール袋と冷凍餃子を手分けして運んだ。
住み始めてから3日目に合宿に行ってしまったため、このマンションで過ごした時間は2週間前で止まってる。
そしてその部屋は・・・新しいTVとネットモデムと電話機が置かれてる以外は、2週間前と一切変わらない。
綺麗好きなきいちゃんは、掃除もちゃんとしてくれてたみたいだ。
しっかり者の彼氏を持って、俺は本当に恵まれてる。
俺「ありがとね・・・」
霧「え?何か言った?」
俺「ん・・・?いや・・・疲れたねって。」
霧「あ〜、そーだなぁ^^; 少し昼寝する?篠塚来るの7時頃だし。」
時計は3時過ぎを差してた。7時過ぎなら、5時から支度しても全然間に合う。
俺「そーしよっか^^」
霧「じゃ、こいつら冷蔵庫に詰め込んでからな^^」
今夜のごちそうの食材をしまい込んで、Tシャツとボクサーの恰好で俺たちはベッドに横たわった。
霧「5時前にアラームかけとくね。」
俺「うん。」
霧「おやすみ。」
俺「おやすみ。」
きいちゃんは優しくキスしてくれて、あったかい毛布を肩までかけてくれた。
きいちゃんの愛だけでもあったかいけど、更にぬくもりが増してきて、徐々に睡魔が姿を見せてくる。
霧「あ、ゆう。」
俺「ん・・・?^_−」
霧「さっきの返事。どういたしまして^^」
俺「ん・・・???」
霧「さっきありがとうって言ってたのはっきり聞こえてたから。」
俺「え・・・あ・・・そ・・・っか^^;」
霧「さ、ゆっくり休みな^^」
俺「うん・・・。」
聞こえちゃってたんだ・・・^^
=====
俺「良いからゴロゴロしてて。」
霧「手伝うよぉ^_−」
俺「良いって。運転疲れたろ?^^」
霧「良いのぉ・・・?」
俺「良いって良いって^^」
約2時間ぐっすり寝た後、きいちゃんはそのままくつろがせて、俺は3人分の夕飯の支度にとりかかった。
買い物しながら考えたメニューは、豚の角煮、中華春雨スープ、サーモンのクリーム煮、生ハムとアボカドのサラダ。
こんなごちそうを1人で作るのは初の試みだ。
豚バラ肉と大根を切って下茹でして圧力なべに放り込んで煮込みながら、別の鍋に中華スープの素を入れて、細切りニンジンと共に火にかける。
春雨を水の中で戻し、サーモンを食べやすい大きさに切って軽く塩コショウ。ブロッコリーも簡単に湯通しして氷水で引き締める。
やがて圧力なべはシュッシュと音を立て始める。レタスをちぎって、トマトを切り、アボカドを丁寧にスライスしてレモン汁をまぶす。
スープも十分温まったところで一旦火を止めて、水戻し春雨を入れて蓋をする。
久々に腕を振るった。
角煮なんて東京に来てから作った覚えもない。便利だからって上京の時に母が送ってくれた圧力なべは、4年近くもの間キッチンのキャビネットに眠ったままで、引っ越しの時に思い出した位だった。
そしてサーモンのクリーム煮なんて見よう見まね。グラタンのホワイトソースを緩めに作って、ソテーしたサーモンとブロッコリーをちょっと煮込めば良いんだろうなって程度の考えで^^;
生ハムとアボカドのサラダは、何となく良さそうな組み合わせだったから。
何でこんなに張りきったかって、きいちゃんと篠塚さんに喜んで欲しかったから。
わざわざ栃木まで迎えに来ちゃうきいちゃんと、それに賛同して快く車を貸してくれた篠塚さんには、スンゴク助けられたし。
だから俺が美味しいご飯を作って、3人で楽しく食事がしたいって思ったんだ。
篠塚さんは一時期敵だったけど、それでも彼女を受け入れられているのは、俺がきいちゃんを心底信じてるからかも知れない。
2人の間には一切やましい事が無いからこそ、2人が連絡を取ったりしても全然嫌な気持ちにはならないんだ。
霧「良い匂いだぁ^^」
色んな事を考えながらバターで小麦粉を炒めてると、きいちゃんが少し眠そうな笑顔を浮かべて、寝室からノソノソと出てきた。
キッチンには、バターと醤油と中華スープの香りが上手い感じにハーモニーしてる。
俺「お腹空いたろ?^^」
霧「うん^^ 匂いにやられちったよ。」
俺「スープ味見してみる?」
霧「するする!^目^」
俺はスープの鍋を開け、小さな深皿にお玉で少しすくってあげた。
俺「ふーふーしてやろっか?」
霧「え〜^^; めちゃ子供扱いじゃん^^;」
俺「ジョーダンだよ^^ ほら、火から下ろしてたから丁度良い温度だよ。」
きいちゃんにお皿を差し出すと、嬉しそうに両手で受け取った。
可愛らしい子供みたいじゃん。
霧「うん!ウマい!*^^*」
俺「ンフ*^^*」
霧「でもこれ・・・澄まし汁じゃないよな?」
俺「違うって^^; 人参と春雨入り。後でふわふわ卵も入れるつもり^^」
霧「ゴージャス〜^^ んで、あと角煮とサラダ?」
俺「クリーミーサーモンもね。」
霧「あ、それメチャ気になってたんだけどさ、作れるの?」
俺「ん〜まぁダイジョブだろ。要はクリーミーに仕上げれば良いんだから。」
霧「ムズそ・・・^^;」
俺「ダイジョーブ^^ ほら、TVでも見てろよ。」
霧「ホントに手伝わなくて良いの?」
俺「良いのっ^^」
霧「・・・ありがとうね。」
きいちゃんはそう言うと、俺を抱き寄せて、俺の大好きなハグをしてくれた。
しょっちゅうハグされても全然飽きないし、むしろずっとハグして欲しい。
凄く癒されるんだ。
俺「きいちゃん・・・ソース焦げちゃう・・・」
霧「俺はお前に焦げ付いて剥がれないよ。」
俺「ん・・・バカ・・・何言ってんだよ・・・*^^*」
焦げ付いてるのは俺の方だろ・・・?
俺の焦げ付きは重曹でも絶対に落とせないんだから。
俺「きいちゃん・・・マジで小麦粉焦げちゃうって・・・」
霧「・・・そっか。分かった^^」
俺「あの・・・さ・・・夜・・・またハグして欲しい・・・」
霧「ん、ンフ^^ 分かってるよ^^」
ちょっと照れちゃってる俺のほっぺに、きいちゃんは軽くキスして、ニコニコしてた。
霧「俺ちょっとネットしてるわ。」
俺「うん。」
霧「何かあったらすぐ呼ぶんだよ?^^」
俺「分かった^^」
笑顔のきいちゃんは、パソコンの置いてある寝室に消えた。
俺はそれを見届けて、気を取り直し、フライパンの小麦粉をまた練り直していった。
<続きます。>