俺「はめられたか…」
うなだれる俺にまた電話が鳴る
同じ相手からだ
怖い…
本当に怖い…
でも…
俺「もしもし」
?「もしもし…ごめん」
さっきと違う声
俺「えっ?どういうことだ?」
?「ごめん俺だよ。」
俺「悠?」
悠「そう。この携帯さ色カノのでさ」
※色カノ→ホストが彼女みたく接する営業
俺「あぁ…そうなんだ。」
悠「貸してって言ったら本当に男か確認するって言ってさ…マジごめん」
俺正直安心した
色カノなんてよくある事で
居候するのもホストじゃよくあること
ホストのやることは俺はわかっている
俺「あぁ…マジびびった!!」
悠「ごめんな?っか涼本当に男?」
俺「何!?お前まで疑うのか?」
悠「だって…声可愛いし…」
俺「はっ?無いから(笑)男だし」
俺の声は高いらしい
よく間違えられる
悠「ならいいけど(笑)」
俺「色カノ大丈夫か?」
悠「大丈夫。あいつ俺の言うこと聞くし(笑)」
俺「お前すげーな(笑)」
お互い会話は弾んだ
男同士の恋愛とか
お互いの経験とか話した
3時間弱話したかな…
悠「俺明日もう一人連絡取ってる奴に会うんだよね…」
俺「マジ?顔は?」
内心ショック…
好きになりかけだったし
悠「知らねー」
俺「マジで?俺とは交換した癖に」
悠「別にあんま関係ないかなと…でもお前はカッケーからいいけどな」
俺「はいはい…ありません」
悠「あっ(笑)照れてる可愛いヾ」
俺「バカじゃねぇの?(笑)とりあえず写メ交換しろよ!!キモい奴だったらいやだろ?」
悠「だよな…怖くなってきた…」
交換してキモい奴でありますように…
俺は願っていた。
俺「しろ!!」
悠「そうだな。」
俺等はそれから暫く電話して切った
どうかキモい奴であります様に…
続く