きいちゃんはゴムの中に、俺は自分の腹の上にどっぷりと放出した。
もしかしたら昨日より気持ち良かったかもしれない。
きいちゃんは、精子でべっとりの俺にかまわず、体を密着させて抱きしめてくれた。
もう、俺達の体は、汗と精子でベットベトだ。
俺「ハァ・・・スゲ・・・良かった・・・」
霧「な・・・ヤバかった・・・」
俺「きいちゃん・・・べったりくっついちゃってるよ・・・このままじゃベッド汚れる・・・」
霧「心配すんな・・・ちょっとしたらこのまま風呂入ろ。」
俺「うん。」
俺は、足をおっぴろげて、きいちゃんのモノをまだ中に収めたまま、大好きなきいちゃんの腕に抱かれて、お互い余韻に浸っていた。
しばらくして・・・
霧「そろそろ風呂場・・・行く?^^」
俺「うん・・・そうしよ^^」
霧「よし、ちょっと待ってな。」
きいちゃんは、俺の中に収めたままの猛獣をゆっくりと抜き始めた。
俺は軽くいたずらしてやろうと思い、アナルをいきなりキュっと締め上げた。
俺「ン・・・!」
霧「ンア!ゆう・・・^^; ダメだって・・・!」
まだ芯が残って軽く堅い。
半勃ち位でもその存在をしっかりとアピールしていた。
俺「ちょっと感じた?^^」
霧「バカ・・・今敏感なんだからな・・・!^^;」
俺「はいはい・・・^^」
俺は締め上げたアナルをまた緩め、きいちゃんのモノがスルンと抜けた。
俺「ティッシュ取ってくれる?軽く拭かねえと垂れちゃう。」
霧「その心配はねえよ。^^」
俺「んえ?」
次の瞬間、きいちゃんは俺のひざ下と肩に手を回し、ベッドから俺を持ち上げた。
俗に言う、お姫様だっこってやつ。
俺「うわぁああぁ・・・・!」
霧「参りますぞ、姫^目^」
俺「な・・・!バカ・・・!*^^*」
人生で初めてこんな抱かれ方をされ、マジでドキドキしながら風呂場へ。
バスタブに湯を張りながら、互いの体を綺麗に洗う。
きいちゃんの先っぽにまだ付いてたゴムの先には、たっぷりと放たれた白濁液がたまってダランと垂れていた。
俺はゴムをきいちゃんから取り払い、吊るしあげると、先に溜まった液が重そうに重力に引かれている。
霧「スッゲー出たな・・・。^^;」
俺「いつもこんなに出てるじゃん?」
霧「やっぱゴムつけっと量が分かるな^^;」
俺「つかきいちゃん精力強すぎだから^^;」
霧「ゆうだってべっとりじゃん。」
俺「お前には負けるよ・・・^^;」
その後、2人で交互に背中を流し、髪を洗い、丁度よく貯まったバスタブにいつもみたいに浸かった。
後ろからハグされながら風呂に浸かる。
こんなに幸せな事はない。
俺「きいちゃん。」
霧「ん?^^」
俺「あの・・・さ・・・。」
霧「なあに?」
俺は、今話そうかどうか、一瞬迷っていた。
卒業式の後に話すつもりだった、あの話。
俺「きいちゃんは・・・その・・・」
霧「うん。」
俺「将来・・・結婚とかするだろ・・・?」
霧「結婚?!」
俺「うん。」
霧「どうしたんだよいきなりぃ^^;」
俺「あ、いやさ・・・俺・・・きいちゃんがもし結婚するってなったら・・・身を引く覚悟出来てるから。」
霧「え・・・。」
俺「俺きいちゃんと今付き合えてスゲー幸せだけど、きいちゃんが結婚したいって思える相手に出会って、その人と結ばれる事になっても、止めないよ。」
霧「何で止めないの?」
俺「だって、俺、きいちゃんが家庭を持ちたいってなったら、応援したいもん。」
もっと上手に伝えられるって思ってたのに、実際話すとたどたどしくなっちゃう・・・。
ちゃんと・・・伝わってるかな・・・。
俺「こうやって・・・一緒に風呂入ってハグも出来なくなるけど・・・俺きいちゃんには幸せになってほしいから・・・。」
霧「なあ、もしかして、白浜で俺に言いかけたのって・・・この事?」
俺「え・・・あ・・・そう・・・だよ。」
霧「そっか・・・。」
その後しばらく沈黙が続く。
あれ・・・話すタイミングを間違えたかな・・・。
霧「俺な・・・」
するときいちゃんが沈黙を破った。
霧「ゆうには悪いけど・・・結婚に興味無いんだ。」
俺「んへ?」
あまりにも予想だにしなかった答えが返ってきて、俺は変な声が出てしまった。
俺「俺に気遣わなくて良いんだぞ。」
霧「いや・・・そうじゃ無いんだ・・・。」
俺「どういう事?」
霧「俺もともと独身貴族に憧れてたんだ。」
俺「え?!」
霧「子供は好きだけど・・・結婚に興味は無いんだよね・・・。」
俺「それホント?無理してない?」
霧「して無いって^^;」
俺「でも・・・もしかしたら心変わりするかも知れない」
霧「ゆう。」
きいちゃんは俺の言葉を遮り、さっきより強くハグしてきた。
霧「俺は今お前とこうしてられんのが幸せなんだよ。それにさっきの言い方じゃ、まるで俺に浮気を勧めてる様に聞こえたけど?」
俺「え・・・!そうじゃないけど・・・。」
霧「結婚したいって思える人を見つけてる時点で浮気になってんじゃん^^;」
俺「あ・・・そ・・・う・・・か・・・。」
霧「俺が結婚しないって事は親も知ってるし。」
俺「そうなの?」
霧「うん。残念がってたけどな・・・後継ぎは賢斗(弟)に任せるってさ。」
俺「そっか。」
霧「ゆうだって、女に興味無い時点で結婚に興味無いんだろ?」
俺「ま、まあ・・・そうなるよな。」
霧「ダイジョブだよ^^ 俺もうゼッテー浮気しないって誓っただろ?」
俺「うん・・・」
霧「もうお前のあんなに辛そうな顔見たくないし。」
俺「うん・・・」
霧「だから・・・な・・・もうお前を絶対離さねえから・・・。」
俺「うん・・・。俺も・・・」
霧「俺も・・・なに・・・?」
俺「離れ・・・たくない・・・!」
この時思った。
俺、結婚したら身を引くとか言ってたけど・・・
ただの綺麗事だったって。
多分、俺、カッコつけてたんだ。
本音は「離れたくない」んだ。
やっぱり俺はきいちゃんが大好きなんだ。
もし仮にきいちゃんがある日、「この人と結婚する事にした。」って言ってきたら・・・
多分・・・いや絶対に・・・「分かった。じゃあこれからは親友としてヨロシク。」なんて・・・
言えない・・・。
そして・・・きいちゃんも俺の事・・・。
霧「ゆうはホント俺の事大事に思ってくれてんだな。」
俺「あ、当たり前じゃん・・・。」
霧「俺も・・・ホントにお前を大事だって思ってるから・・・な・・・?」
俺「うん・・・嬉しいよ・・・」
霧「俺死ぬまでお前の一番の味方だから。」
俺「うん・・・!」
込み上げてくるものをグッとこらえた。
きいちゃんの「本気の気持ち」という名の槍が、俺の心のど真ん中にグサリと刺さった。
俺も、きいちゃんの心のど真ん中に、「大好きという気持ち」という名の弓矢を放った。
きいちゃん・・・その弓矢・・・抜くなよ・・・。
俺も・・・この槍・・・絶対抜かないから・・・。
俺「信じてるよ・・・。」
<続きます。>