それから体育は運動会の練習になった
大縄跳びとか練習して、空いた時間に二人三脚の練習。難しいのは50メートルまでは二人三脚で、そのあともう一人追加して三人四脚に所からだ。
剛は運動が苦手で結構苦戦してみんなでよく転んでた。
お昼前の体育の時だった。
安井と二人だけで二人三脚の練習していて、疲れて芝生の上に足を繋いだまま二人で寝転んだ。
快晴の空を見ながら安井に
俺「安井とは相性いいかもね」
って言ったら、安井とはこっちを見て
安「そうかもな」
と笑った
今まで安井が笑った顔を見たことなく初めて見た。
無愛想な安井の笑った顔は格好よくてドキドキして、ただ安井に見とれてその後会話できなかった。
チャイムが鳴り昼食の時間
グラウンドから教室に戻る途中安井に呼ばれ
安「かずま!今日一緒に昼食べない?話ししたくてさ…」
照れてるのか、恥ずかしそうに言ってきた。
俺「もちろん!」
何だが無償にうれしくて胸が締め付けられる感じで、外で二人で昼食を食べながらぎこちないながらもいっぱい話をした。
その日から毎日安井と一緒にいるようになった。
ただ今まで感じたことのない胸が締め付けられる感じが何かまったくわからなかった。