続きです。
智「でもよ、おれアイツから相談受けてたんだよ。お前が就活で帰って来ても疲れて帰ってくるし、そっけねぇし、どう接していいかわかんねーってさ。お前そうだったのか?
俺「そうだったかもしれない…でもそんなつもりはなかったのに。」
智「お前はそんなつもりがなかったっていうけど、アイツだって一応は就活してる身なんだからストレスもたまってんだよ。だからアイツのことも少しは考えてやんなきゃな。」
そう優しくいってくれた。
智「いまのあいつは反動だろ。おれも出来るかぎり協力すっから、なんかあったら言えよ」
俺「うん…」
すごい落ち着いた。
その日は結局家に帰り、ベッドに潜りこんだ。
おれはこのとき、祐樹がああなったのは自分のせいだと自分を攻めまくってた。自分がもっと祐樹にやさしくしてれば…とか、相手を思いやっていればよかった…とか。
でもいくら自分を攻めたとしても祐樹は全く帰ってこない。
俺は祐樹にメールをした。
to祐樹
用件:ごめんなさい。
祐樹、ゴメン。
おれ今まで祐樹のこと考えずに祐樹にばっか負担掛けてた。祐樹も就活してて毎日大変なのに、おれは自分のこと考えてた。
本当にゴメンなさい。祐樹さえよければまた一緒に生活しませんか?返事待ってるね。
指を震わせながら送信ボタンを押した。
だがメールがくることはなかった。