大好きだったアイツ。
それは突然の出来事だった。
いきなりの転校・・
俺が勝手に好きになってただけなので
最後はあっけなかった。
俺(耕平)とアイツ(和也)は高校入学と同時に出会った。
クラスが一緒で俺の席の前が和也だった。
俺は人見知りで口下手で根暗っぽいオーラ出してるような奴だったんだけど
和也はそんな俺とは正反対に明るくって笑顔がメッチャかっこいい。
高校入って一か月くらい過ぎたころ、俺は相変わらずたいして友達もできていない・・
そんな俺にしつこく話しかけてくるヤツ、それが和也だった。
和也「なぁ耕平?駅前にできた○○行った?俺まだなんだけど今度つき合えよ」
俺「えぇ?俺もまだ行ってないけど・・いいよ・・」
突然の誘いになんかドキドキしてしまった。
友達と遊びに出掛けるなんて滅多にないから・・
そして次の日。
二限目の授業が終わった時和也が耳元でささやく。
和也「俺高校入ったらやってみたいことあって今日一緒にやらん?」
俺「なにを??」
和也「授業サボるのww」
俺「・・・・・・・・・・・・」
和也「へーきだよ。次の授業はイワオだしあいつは空席見つけて出欠確認するから机を廊下に出しとけばばれないって!」
なんて大胆な作戦なんだろうと俺は思った。
廊下に机があったら他の先生に不審に思われると思ったから。
そんな和也に俺は強引に説得されサボリにつき合うことになってしまった。
俺達は教室のドア付近で待機。
イワオが入室と同時に廊下へ机ごと飛び出した。
もう心臓がバクバクだった。