標記の様な場合、専門のセラピストに相談することをお勧めする。
また、身近かな人物に相談することはお勧めしない。理由として当事者が望む逆の効果をもたらすことが多いと思われるからだ。
身近な人物としては親、友人、教師、親類、恋人等である。これらの人々は当事者を思うが余り、当事者の人格を配慮せず、自分と同じ人格の持ち主と無意識に考えアドバイスをするからである。
当事者は理解と癒しを欲しているにも関わらず、段階を踏まずに問題解決を図ろうとするのである。
こうなると当事者の癒されない心はさらに癒しを求めて、また別の誰かに相談するが同じような結果になり一層惨めになる。
これでは傷に塩を塗る行為と同じである。
当事者は自分を悩ませている問題に取り組む前に凝り固まった心を癒す必要があるかも知れない、取り組む問題は現に当事者に苦痛をもたらしている事実であることもあり、既に苦痛をもたらすことのない事実である場合もある。
心が癒されない限り当事者は苦しいと思う事実にしか目が向かない。問題解決にはより広い視野が必要だ。
また問題を解決するには当事者一人で行うのは難しいと思われる。必ず誰かのサポートは必要だ。
それは親、友人、教師、親類、恋人かも知れない。
これらの人々のサポートを得るには、自身の問題を知り、解決策を考えなくてはならない。
これは実際に取り組む場合、かなりの努力と苦痛を伴うことがある。
なぜなら、これまでに自身が経験した心の傷と改めて向き合う必要があるからだ。
それには専門の知識と多くの経験を持った専門のセラピストに相談することが最も早い解決への道と思われる。