今年前期の両賞が決まったそうです(どちらも前後期一回ずつある…はず)。
芥川は伊藤たかみ氏、直木賞は三浦しをん、森絵都とそれぞれ。伊藤氏は良く知りません、ただ角田光代の旦那だそうでして、角田氏は直木賞作家ですから、夫婦W受賞をしたことになります。
直木賞の二人は、当然といった感じでして、特に三浦しをんさんは何故今までならなかったのか不思議なくらいです。作風は、男性同士の友達以上恋人未満な感じで互いに悩みを持っている作品(「月魚」は名作、ぜひ一読を)と、女性の視点で鋭く社会を観察している作品とに分けられます。本人曰く、漫画の国で生まれた少女、というほど漫画にのめりこんでいた時代を経て、小説を書いているので、格闘するものに○、エッセイなどは腹抱えて笑えます。最近の作品はまじめ、というかエッセイとの質の違いがありすぎて戸惑うかもしれないですね。「ハチクロ」「のだめ」等、今人気の少女マンガが好きな人、読んでみてはいかが?
森絵都は元々、児童文学の人ですから、もしかすると中学生の頃に読んだ人があるかもしれませんね。代表作「DIVE」は角川文庫がでています。実際読んだことはありませんが、評判はいいらしいです。
ながなが失礼いたしました。