Hな体験談、作り話の投稿の場です。
以下は削除されます。
・仲間探し(出会いのコンテンツへ)
・悩み相談(「悩み相談 」へ)
・疑問や質問(「Q&A 」へ)
・内輪話(チャットや「雑談 」へ)
・否定的なコメント
・実話か創作かの議論
※ここはゲイサイトです。
返信は記事右上 のメールマークより匿メールをお使い下さい。
詐欺被害の報告が多発しています。 売り専の勧誘、薬物・物品販売などのメールは無視して下さい。
管理人を騙ったメールが送信されていますが、当サイトから警告や通報のメールを送ることはありません。
サポの書き込みはサポ専用掲示板 に。18禁、マジメ、写真での募集投稿は削除します。
春
関東のとある大学に進学した。
初めての一人暮らし。
知り合いもいない。
陽キャな人達は新歓コンパやサークル活動なんかで友達を作るのだろうけど…
陰キャな僕は大学の講義と大学近くのワンルームを往来するだけの日々だった。
大学の講義に満足している。
自由のきく1人生活を満喫している。
特に楽しくないわけではない。
けど、少し寂しくはあった。
ある日、大学の掲示板に見慣れない派手なポスターを発見した。
大学の近くでフェスイベントがあるみたいだ。
地方から来た僕は、フェスという響きとポスターの萌えキャラに誘惑された。
『近くを通るついでに見てみようかな?』
そんな軽い気持ちで足を運んでみることにした。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.212>
土曜日の朝
近くの公園に行くと、そこにはもう人だかりができていた。
関東圏を舐めていた。
公園に入る前から人酔いしそうになり、足を止めようとした。
しかし、後ろからの集団に押し込まれる様に公園に誘い込まれた。
公園中に数えきれないブースが少し離れては散在している。
桜の花は散り、新緑眩しい季節だが、まだ半袖には早い時期だ。
しかし、アニメや漫画のキャラクターになりきった薄着のコスプレーヤさん達からは、逆に熱気が漂っていた。
新鮮な雰囲気に包まれて、普段の僕らしからず、様々なブースに足を運んでは演者さんに魅了されていた。
そこには普段の僕とは違う自分がいた。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.212>
とあるブースで足を止めて見ていた。
ジャンプのキャラなら何でもって感じで、痩せ細った両さんから、かなり入り込んだ悟空まで様々なコスプレーヤーがいた。
急に目線を感じたと思ったら、関係者らしい人から声をかけられた。
「ハイキュー好き?」
『あ…、はい。』
唐突なことで少したじろみ、言葉を詰まらせながら返答した。
「研磨?わかる?音駒の?」
『は…はぁ…まぁ。』
目がキラキラしている関係者さんの圧に困りながら、やっとな感じで返答した。
「君、似てない?似てるよね?」
『そっ…そぅですか?』
「高校生?かな?」
『いや、そこの大学の学生です。』
「じゃあ後輩じゃん?今、時間ある?」
『え?あ…ぃやぁ…その…』
「ならない?研磨?」
『え?』
驚きの一文字を発した時には、既に腕を掴まれブースの奥に連れ去られていた。
その強引さに…
僕はなされるがままだった。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.206>
少し離れた場所に垂れ幕で仕切られた空間があった。
丁寧に案内された先にある丸椅子に誘導され、僕はそこにチョコンと座った。
この空間には僕とその人だけだった。
「これ、すぐに落ちるやつだから、髪に色つけても良い?」
『え?ぁ…まぁ。』
「ほんと?ありがとう。」
と言うと髪色を変えてセットまでしてくれた。
「あとは…」
積み上げられたダンボールの中から音駒のユニフォームを取り出した。
「これこれ、あったあった。これ着たら完璧だね。」
と、僕にさも当然の様に差し出された。
展開の早さに少し戸惑っていると…
「このダンボールに服とか鞄を入れておくと良いよ。」
とダンボールを手渡された。
受け取った手前、仕方なくユニフォームに着替えた。
「少しニキビがあるね。目を閉じて?」
何をされるのか、少し怖かったけど、素直に目を閉じた。
顔に何かを塗られているのはわかる。
「目を開けて良いよ。」
僕はゆっくりと目を開けると、目の前に差し出された鏡に、自分とは違う別人がいた。
「マジ研磨じゃん。アニメから出てきた?」
そんな風に言われて、僕は何かまんざらでもなく嬉しい気持ちになった。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.101.205>
そのまま先程のジャンプのキャストのいるブースに戻った。
サンダルを履いた両さんが
「研磨じゃん」
と言ったとともに、周囲の人たちが僕にカメラや携帯を向けてきた。
どう振る舞ったら良いかわからず少しモジモジしていると
「雰囲気出してるね。」
と観客から言われた。
死ぬほど恥ずかしかった。
でも、妙な昂揚感があった。
僕の人生の中では初めての体験だった。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.208>
たくと
- 25/11/11(火) 22:44 -
<Mozilla/5.0 (Linux; Android 10; K) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/142.0.0.0 Mobile Safari/537.36 @p077217.f.east.v6connect.net>
夕方になり、イベントは終了した。
「この後、オフ会(飲み会)やるんだけど、研磨も来ない?」
誘われた事もないのでおどろいた。
何も用事はなかったが、唐突なことだったし、そんな場には不釣り合いだと思って断った。
「そっか、残念。あ、でも明日、もし時間があるならまたここに来て一緒にイベントしない?それも難しい?」
『明日ですか…大丈夫です。』
「ほんと?ありがとう。じゃあLINE交換しても良い?」
『あ、はい。』
普段の僕なら双方とも絶対に断っているだろう。
恐らくはコスプレで得た高揚感が発した言葉なのだろう。
LINEの交換なんてほぼしたことない僕は、慣れない操作に悪戦苦闘していると、笑いながら慣れた手つきでスマホを操作してくれて、何とか交換できた。
「よっしゃ、ありがとうね。後で研磨の写真送っとくね。」
そしてその嵐の様な日は終わった。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.207>
その日の夜は異常な疲れもあり、死んだ様に寝た。
次の日、絶望と共に起床した。
もう昼過ぎだった。
昨日、約束していたのに…。
嫌悪感と共に携帯を手にすると、LINEが2件。
9時半「おはようございます。昨日と同じ場所でやってるよ。研磨はいつ頃来れそうかな?」
11時「昨日はありがとう。背格好、髪型、雰囲気が、俺の好きなキャラに似ていて、ついテンションが上がってしまって強引に誘ってしまいました。君のことも考えずにごめんなさい。
でも大学が一緒みたいだし、キャンパスも一緒みたいだから、また会えたら嬉しいな。」
迷った。
このままフェードアウトしても良いかな…と。
でもメールの内容から誠実な人柄を感じ取り、それではダメだと思い、返信をした。
『お約束していたのにすいません。昨日は疲れてしまって、いま起きました。まだ大丈夫ですか?』
返信は1分も経たずに帰ってきた。
しかし、僕にはその時間は途方もなく長く感じた。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.207>
「連絡ありがとう。嫌われたのかと思っていたよ。イベントは16時までなんだけど、もし良かったら今からでも来て欲しいです。」
僕は素早く身支度を終えるとすぐに家を出た。
ブースに到着すると、両さんの隣に見慣れたユニフォーム姿にオレンジの髪の翔陽がそこにいた。
「お?来てくれたね。ありがとう。ってか、汗だくじゃんか。」
『久々に…走りました。汗かくとか、息切れとか、とにかく、苦しい。』
「お?好き?好きじゃない?」
『え?好きじゃない…です。』
「おー、でもでも?レベル上げは?」
『え?』
少し考えて…
『嫌いじゃ…ない…とか?』
「あー、やっぱりわかってくれたー。」
ガッツリと抱きしめられながら、少し恥ずかしく感じた。
「じゃあ、こっちこっち、着替えに行こう。」
僕の手を握って着替えのブースに一緒に入った。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.194>
着替えを終えて一緒にジャンプのブースに行くと、翔陽と研磨のツーショットを収めるべく観客が集まってきた。
僕は立ち振る舞いがわからずにいた。
翔陽が明るく対応をしてくれたおかげで、僕はそこに居るだけで良くて助かった。
雑誌の記者も来ていたみたいで、僕らは写真を撮られた。
隣で翔陽がアングルとかをアドバイスしてくれた。
夕方になりイベントは終了。
僕は遅れてきた申し訳なさも相まって、撤収作業を手伝った。
これにはスタッフのみんなからも感謝してもらえた。
「今日はありがとう。片付けまでしてくれて助かったよ。」
『いえ、そもそも遅れてきたし、すいませんでした。』
「でも、来てくれたじゃん。ありがとう」
真っ直ぐな目でそう言われて…本当に嬉しかった。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.201>
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 16_7_12 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/16.6.1 Mobi... @KD106131114208.au-net.ne.jp>
「この後、何か予定とかあるの?」
『いや、特には…』
「じゃあさ、お疲れ様って事で、この近くの銭湯に行かない?」
『え?銭湯ですか?』
「両さんの家は銭湯なんだよ。俺もそこでアルバイトしててさ。嫌なら無理にとは言わないけど。」
『えっと…嫌…とかじゃないですけど…。』
「じゃあ行こうよ。」
昨日は飲み会だったので断ったが、銭湯ということ、先ほどの両津さんの家だという事実が僕にとってのハードルを下げた。
昔ながらの古びた建屋と小高い煙突のある銭湯。
暖簾の先にある番頭台にコスプレしたままの両さんがいた。
両「お?来たね。研磨くんも一緒か。いらっしゃい、歓迎するよ。今日も飛び入り参加してくれてありがとう。今日のお代は要らない、奢りだよ。」
翔「マジっすか、ありがとうございます」
両「お前は今日、バイトじゃないんだから、タダにはならんよ」
翔「え?ケチ」
慣れた所作で脱衣所に入っていく。
僕は遅れない様に後から着いて行った。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.214>
勢いよく服を脱ぐ翔陽くん。
ものの数秒で全裸になった。
逆を向いて目を背けていると
「研磨君も早く脱ぎなよ」
と、前も隠さず堂々として僕に言い放った。
ゆっくりと脱ぎボクサー1枚となった。
『えっと…タオルとかって…』
「身体は中に垢すりタオルがあるから洗えるよ」
『あ…そうですか…』
「早く、行こうよ」
僕は覚悟を決めてボクサーを脱いで棚に入れると、翔陽を追いかけた。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_6_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.6 Mobile/... @104.28.99.214>