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この書き込みは投稿者によって削除されました。(11/10/4(火) 12:27)
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K
- 11/9/26(月) 0:58 -
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高校に入って、一ヶ月がたった頃。
♪ちゃらりー…♪
一件のメール。
差出人:洸
「同じクラスの洸だよー! 仲良くなりたくてメールしたんだ♪ よかったらメールしてくれよ!」
…うざ。
自分は、人間関係が苦手。
友達は同じ中学から来た子しかいなかった。
…うざっ。っていったのは他でもない。
授業中はワーだのキャーだのうるさいし、正直メールするのすらめんどくさい。
しかし…返さなければそれはそれで明日うるさそう…
という訳で、
「よろしく!」
と返してしまった…
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次の日…
「おはよー!昨日メール返してくれてありがとな!」
「おっ…おぅ…」
わー…フレンドリーなやつ…
話したこともない子にそんな言い方…
自分には考えられないよね…
そうこうしてると、突如
「部活終わったらさ、話があるんだ!終わるまで待っててよ!」
「えっ?」
戸惑う自分。
洸は野球部。
自分はパソコン部。
終わる時間は4時間も差がある。
なのに何をして待っていろと?…
待つ自信が全くないので、断ることにした。
「今日はバイトがあっ…」
いいかけた時、遮るように洸は切り出した。
「タオル持っててよ!大事なやつだから、絶対汚さずに今日中に返せよ!?」
そういって、タオルを残して去っていった。
…………。
言葉にならないこの感じ。
待つしかなくなっちゃったじゃんね。
今日は半日。
パソコン部の部活が終わるのは13時。
野球部が終わるのは17時。
そして4時間後、洸を好きになるとも知らず。
タオルからはわずかに香る洗剤の香り。
そして、初めての洸の臭いがした。
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部活も終わり、暇になった。
昼を持ってきてないので、買い出しにいくことにした。
一番近いコンビニまで、自転車で10分。
さすがにかったるいので諦めようとしていると…
「おう広!なんだ勉強か?」
話かけてきたのは、世界史の先生だった。
「あっ…はい!ちょっと気になることがあって!今から買い出しにいくところです!」
すると、
「俺も今からいくんだよ!乗せてってやるよ!」
…なんと優しい…
世界史が嫌いな自分に何故か罪悪感を覚えた。
結局先生と買い出しにいってから学校に戻り、読書をすることにした。
っと、時計を見ると16時。
ここで本も読み終えてまったくすることがなくなった。
床に座って壁にもたれ掛かり、ボーッとしていた。
………………………
気がつくと時計は19時。
なんと寝てしまったようだ。
ん…?
なぜ体がこんなに傾いているのに、倒れないんだ?
ふと頭をあげる。
自分を抱き締めるように支える暖かい腕。
わずかに聞こえる心臓の音。
静かに寝息をたてる影。
そして、タオルと同じ香りの野球部のジャージ。
「洸…?」
「ん…あっ、起きたのか。」
「ごめんごめん。重かったっしょ。」
そういって、体を起こそうとした。
ギュッ…
「えっ…ちょっ、洸?」
「広の髪…めっちゃいい臭いがする。もう少しこのままでいい?」
っと、一向に離してくれない洸。
段々と心臓の鼓動が大きく聞こえてくる。
「洸…抱き締められてたらはずかしいよ。」
「そうだよな、ごめんごめん!」
そういうと、洸は腕を緩めた。
「話ってなに?あっ…はいタオル。」
今日の本題を切り出す。
自分の首にかかっていたタオルを洸の首にかけながら。
「実はね…やっぱりいえないや。」
「それじゃ待ってた意味ないでしょー。」
恥ずかしそうにする洸の鼻をつつきながら、話すようにせがんだ。
「話しても、友達でいてくれる?」
少し頬を染める洸。
「もちろんだよ!」
軽快な返事をして、洸の答えを待った。
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K
- 11/9/26(月) 13:11 -
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「実は…広が好きなんだ。」
そういって洸は抱き締めてきた。
今度はずっと優しく、正面から。
「でも…俺…」
戸惑う自分。
戸惑うのは、男同士なんて考えたこともなかったから。
交友があまりないので、その世界があることすらしらなかった。
…しばらくの沈黙…
言葉にならない。
っとそこへ、警備の人が巡回にきた。
「もう遅いから帰りなさい。」
「あっすいません、ちょっと寝ちゃってて。」
冷静に答える自分に対して、洸は顔を真っ赤にしていた。
扉が開いた時、急に緩んだ腕。
恥ずかしかったのだろうが、おかげで洸と唇が重なるところだった。
鞄に荷物を詰め、二人で教室を出た。
時計は午後20時。
家では母親がとっくにカンカンだろう。
「通り道だから、家まで送るよ」
そういう洸を背に、少し早足で家へと急いだ。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w61.jp-t.ne.jp>
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K
- 11/9/26(月) 14:07 -
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家につくと、案の定母は仁王立ちで玄関にたっていた。
「こんな時間までなにをしてたの!」
こわ…
っと洸が切り出す。
「すいません。自分が調べて欲しいことを広に頼んだんです。広、学校でずっと調べてくれてて…俺の部活終わるの待ってくれて、寝ちゃってたんですよ。」
すると、母の顔は般若から天使に変わった。
「あんたも人の役にたつことできるのね!もう今日は遅いから、泊まっていきなさい。家には連絡しといてあげるから!」
今日は金曜日。
明日は学校はない。
聞けば、野球部も部活はないそうだ。
洸はうちに泊まることになった。
それにしても「あんたも人の役にたつことできるのね!」
母の言葉が胸に突き刺さった。
すいません。
ダメ息子で。
「そうだ!お風呂一緒に入っちゃいなさいよ!ご飯用意しとくから!」
母の一存で、風呂に一緒に入ることになった。
とりあえず部屋へと向かう。
荷物を置くために。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w22.jp-t.ne.jp>
部屋について、荷物をおろした。
部屋は殺風景。
白い壁、白い家具、そして真っ白なベッド。
部屋の隅に、黒く輝くグランドピアノがあるくらいだ。
ピアノが趣味なため、部屋は完全防音。
っと、洸がピアノの前で足を止める。
「この楽譜、俺が好きなやつじゃん!」
弾いていたのは、GReeeeNの曖唄。
目を輝かせながらしゃべる洸が可愛かった。
「弾こうか?」
自分の問いに大きく頷く洸。
早速弾いてあげることにした。
前奏を弾き始める。
口ずさむ洸。
なんだか恥ずかしかった。
趣味で弾いているだけだから、聞いてもらうのは家族以外で初めてだった。
弾き終わる。
「すげーな広!」
そういってまた抱き締めてくる洸。
初めて、家族以外の人にピアノを誉められた。
洸の臭い。
洸の体温。
洸の声。
初めて、男を好きになった。
恋をした。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w21.jp-t.ne.jp>
荷物を整理して、風呂にいく。
「おれパンツないぞ?」
そうだった…
学校から直じゃないよなぁ…
考えていると、
「じゃあ、広のパンツ貸してくれよ!」
あまりパンツを貸すのは好きじゃないが…母の強引が悪い。
ここは貸すべきだとOKした。
パンツをもって、いざ風呂へ!
脱いで、軽く流して浴槽に入る。
洸は真っ先に体を洗っていた。
「あー、ベタついてたから気持ちいいわー♪」
そうだよね、練習してきたんだもんね?
って考えていると、あることに気付いた。
…おれ…洸をガン見してんじゃん。
水を弾く肌
ほどよくついた筋肉。
六つに割れた腹。
たまらなく触れてみたくなった。
「洸ー、背中流してあげようか?」
「おっ♪いいのか?」
なんと自分から背中を流すという名目でアピール。
浴槽を出て、洸の背中に触れる。
暖かい人の肌。
こんなにも…愛しい。
そうこうしていると、背中を流し終えた。
「はいっ!流したよ!」
すると、思いもよらない答えが返る。
「前も洗って?」
少し恥ずかしそうに洸はいった。
「うっ…うん。」
洸の胸に手を触れる。
心臓の鼓動が伝わる…...
洸もはずかしいのがわかった。
「やっぱり前は自分でやれよ!」
「そっ…そうだよなぁ!」
少し焦りながら、洸は体を流して湯船に入った。
今度は自分が洗う。
流して、自分も湯船に…。
なんとも恥ずかしかった。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w21.jp-t.ne.jp>
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR...@119-228-186-100f1.hyg1.eonet.ne.jp>
凄く話しのテンポが好きです!
内容もほんわかしてるし、いい感じです!!
続き、よかったらお願いしますm(._.)m
<DoCoMo/2.0 SH08A(c500;TB;W30H18;ser359419024179755;icc8981100010317268333f)@proxy10016.docomo.ne.jp>
湯船に入ると、丁度二人でいっぱい。
向き合うと恥ずかしいので、洸に背を向ける。
「なんだよ広ー、照れてんのかよ!」
「恥ずかしいだろ!」
なおも僕は体を反対に向ける。
見れば意識して恥ずかしいから。
っと、洸の手が背中を触る。
「照れんなよ!」
そういって、洸は後ろから手を廻す。
そっと僕を抱き寄せながら。
僕の背中と、洸の胸が重なる。
まるでひとつになったみたいに。
重なったからだは、ただ水の中で静かに揺れていた。
どれくらいたっただろう。
言葉もなく時間だけが過ぎる。
っとそこへ母が扉を叩いた。
「ご飯できたから早くでなさい!」
「はーい」
声を揃えて返事をする。
っと、ここでやっと洸が口を開く。
「広は、こうされるの嫌?」
「ううん…でも、なんか変だよ…」
そういって、僕は先に風呂を出た。
着替えてリビングにいく。
すると、母はオムライスを用意して待ってくれていた。
「ほら!あんたの希望のオムライスよ!」
…誰も希望してない。
そして、つくってと頼んでもいない。
(勝手な母だ…)
と思っていると、
「うおー!うまそうじゃん!」
っと洸が声を荒げてリビングに入ってきた。
「洸…これ普通だよ…」
「なーにいってんだよ!めっちゃうまそうじゃんか!」
そう言い切らない内に、洸は席についた。
「ほら食おうぜ!」
「うん!」
二人でオムライスを食べた。
二人で食べるオムライスは、いつもよりも甘くて、なんだか恋の味がした。
桜が散って、葉桜が咲き乱れる頃。
5月の初旬のある日の出来事。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w11.jp-t.ne.jp>
「ごちそうさまー!」
洸が先に食べ終わった。
結局洸は三回もおかわりをして、母も驚きを隠せない顔だった。
どれだけ大変だったかは、台所の卵の殻が物語っているだろう。
長時間料理したからか、母の顔には汗がポツポツと並ぶ。
「はぁ…はぁ…」
と言わんばかりにぐったりとした母。
オムライス5回は体力を消費するようだ。
「まっ、また朝も頑張るからね!」
というと、母は人参を切りだした。
おそらく、朝ご飯はカレーだろう。
オムライスにはこりたようで、学習したのかカレーにするのが目に見えてわかった。
僕も食べ終わって片付ける。
そして、二人で部屋に向かった。
部屋につく。
ボスンとベッドに座る洸。
っと、中学の卒業アルバムに手を伸ばした。
「勝手にみるなよー!」
「減るもんじゃねーだろ!」
そんなこんなでじゃれていると、洸をベッドに押し倒してしまった。
そして、目と目が合う。
そして、自然過ぎるほど自然に唇が重なった。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w62.jp-t.ne.jp>
すごい改行のバランスとか話の展開と区切りがうまいからすらすら読める
続き楽しみにしてます。
<DoCoMo/2.0 SH06A3(c500;TB;W30H18;ser353699029620970;icc8981100000313265573f)@proxy10064.docomo.ne.jp>
…………………
沈黙の時間。
まるで時間が止まったかのように、洸と見詰め合う。
初めてのキスは、伝えたいのに思いが伝わらない…
そんな苦くてせつない味。
空気みたいに軽いキス。
でも…確かに想い合った優しい香りがした。
っと、僕の頬を涙が伝う。
好きなのに…大好きなのに…
男を受け入れられない…
好きとダメがこだまする。
そのまま、無言で洸に背を向けた。
「広…?」
「…………」
言葉にならない気持ち。
すると、僕を両手で包む腕を感じた。
洸だ…。
まるで羽みたいに僕を抱き締める。
圧迫感のない、ただ温もりだけを感じる腕。
「大丈夫だよ…」
なんの根拠もない
ただ一言大丈夫。
その大丈夫が涙を埋めた。
涙が止まる。
また時間が止まる。
洸の腕に抱き締められたまま。
わからない
ワカラナイ
ワカラナイヨ…
僕の気持ちは…
君への大好きの気持ちは…
コレカラサキモムネニシマッテイテモイイデスカ?…
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w21.jp-t.ne.jp>
凄い切ないです!!
文章に漂う空気が凄くいいです!
続き待ってます(^O^)
<DoCoMo/2.0 SH08A(c500;TB;W30H18;ser359419024179755;icc8981100010317268333f)@proxy10030.docomo.ne.jp>
…チュンチュン
目が覚める。
洸に抱き締められたまま。
「洸ー。朝だよー?」
「んっ…おっ、おはよー。」
まだ目が半分だけ開いた洸。
気付くと、洸と向き合って抱き締められていた。
「あれっ?広の首のアザなんだー?」
「アザ?」
腕をほどいて鏡の前に立つ。
…キスマーク…
ってええっ?
なんで?
なんでなんで?
っと、洸が口を開く。
「昨日つけちゃったー♪」
首についたキスマーク。
いやっ、親に見られたらアウトでしょ…
「つけ返してやるー!」
こればかりは本気でやり返した。
洸の首にもキスマーク。
つけた後になって少し後悔した。
とりあえず二人で湿布を貼って隠す。
っと、母が部屋をノックした。
「朝ごはんできてるから降りてらっしゃい!」
…カレーじゃんね?
できてるって、昨日からじゃん。
っと考えながら、洸の方をみた。
「…降りよっか。」
「うん」
朝から派手に恥ずかしいことをして、口数が減った。
リビングにつくと、予想とは違う料理があった。
シチュー
…母め…一本とられたよ。
「あらっ?あんたたち二人して湿布貼って…まさか…」
「えっ?いやっ、あの…その…」
一人でアタフタする自分。
「寝違えたの?」
コケッ
本気で漫画並みにコケた。
「あっ…あはははは…そうなんだよ!」
まぁ…感づかれなくてよかったー。
などと考えながら早速シチューを食べた。
相変わらず口数が少ない二人。
早々と食べ終えて、また部屋に戻った。
部屋につくと、洸は笑っていた。
「寝違えたの?だって!広のお母さんおもしれー!あははははー!」
「あははじゃないよ!」
自分は恥ずかしいやらなにやらでそれどころじゃない。
まったく人の気も知らないで…
「大体ねぇ、キスマークはヤった後につくもんでしょ?まったくもー。」
っと、洸が思いも寄らない言葉を口にした。
「じゃあ…今からする?」
また時間が止まる。
今度は心臓がバクバクして。
洸はまっすぐ僕の目を見ていた。
<SoftBank/2.0/002SH/SHJ001/SN353014041318670 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w12.jp-t.ne.jp>