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(新)春風ジェットストリームT 東伸之 10/4/17(土) 21:17
(新)春風ジェットストリームU 東伸之 10/4/19(月) 6:40
Re(1):(新)春風ジェットストリームU 一馬 10/4/21(水) 18:34
Re(1):(新)春風ジェットストリームU 10/4/22(木) 3:07
(新)春風ジェットストリームV 東伸之 10/4/22(木) 3:37
Re(1):(新)春風ジェットストリームV 一馬 10/4/24(土) 19:32
(新)春風ジェットストリームW 東伸之 10/4/25(日) 3:30
Re(1):(新)春風ジェットストリームW 悠里 10/4/25(日) 19:09
(新)春風ジェットストリームX 東伸之 10/4/27(火) 3:20
(新)春風ジェットストリームY 東伸之 10/4/30(金) 0:26
Re(1):(新)春風ジェットストリームY 一馬 10/5/1(土) 10:11
(新)春風ジェットストリームZ 東伸之 10/5/8(土) 4:44
Re(1):(新)春風ジェットストリームZ 一馬 10/5/8(土) 14:27
Re(1):(新)春風ジェットストリームZ りょうた 10/5/8(土) 17:11
(新)春風ジェットストリーム\ 東伸之 10/5/11(火) 0:01
(新)春風ジェットストリーム] 東伸之 10/5/11(火) 4:51
Re(1):(新)春風ジェットストリーム] 一馬 10/5/13(木) 10:11
Re(1):(新)春風ジェットストリーム] とに 10/5/16(日) 8:33
Re(1):(新)春風ジェットストリーム] 東伸之 10/5/17(月) 5:46
Re(1):(新)春風ジェットストリーム] ヒロシ 10/5/18(火) 7:36

(新)春風ジェットストリームT
 東伸之  - 10/4/17(土) 21:17 -
 四月に桜が咲くなんて、誰が言ったのだろう。
桜が舞う輝きに充ちた中学や高校の入学式。
一度でいいからそういうの体験してみたかった。
僕は桜が好きだから、、、


4月13日。
凄まじい突風と猛吹雪が吹き荒れた。
都心ですら、最高風速29`を記録していたのだから、外れはもっとすごい事になっていただろう。
 休みが一日ズレてれば直撃する事はなかったのに。俺は歩く事もままならぬくらいの気候を掻き分けて出社していた。
 春風のトップ乱気流。
新しいシーズンの到来を予兆していた。

 実はつい先だって、会社を所々休んでいた。
ズル休みではない。
体調、というよりも精神的な理由だったんだけど、まぁまぁ問題ないくらいにまで、戻ってきたんで出勤を入れた。 
 明日からにすれば良かったととも思ったけど、みんなに迷惑もかけているし、有給も大部分を消化してしまってるので、頑張る事に決めた。

 自分の仕事は旅行代理店の窓口で、来店された方のパッケージツアーの説明や販売。航空券等の予約、センディング等の接客を担当している。
 雑務ではCF件SF券の書き換え、回数券の貸出とか、株主優待券の買い付けとか他の代理店さんの普通にやっている辺りもこなしていた。
 レアなケースでは、自社企画パッケージ旅行にツアコンみたいな感覚で、参加するというのもあって、卒業旅行の高校生とかお客さんとふれ合ったりした。(ふれあうというのは触る事ではないですよ笑っ)

 自分はこの仕事が自分に合っているとつくづく感じる。
夫婦の旅行とか、女の子同士、男の子同士とか(うらやましい)、まぁどんな理由であれ、一緒に旅行する人達というのは、なんとも幸せそうで、微笑ましい。
 そんな旅行者のお手伝いができるというは、幸せのお手伝いをしてるみたいで嬉しくなる。
 去年担当したお客さんが今年は子供もできちゃって家族旅行します、なんてリピートはもうかる、、じゃなくて、ホント幸せなんだなって暖かくなる。

 俺はこの日以来、忙しい日々に埋没していった。
ずっと停滞していた分を取り戻すかのように。
 正直、一応FM(フィールドマネージャー係長)の役職は降ろさるかな、と思ったけど、特にそんな気配もないし、OM(オフィスマネージャー部長)からの扱いも変わらない。
一安心した。
まぁ出世には興味がないから問題ないけど。
俺、現場が好きだから。

 でも最近になって、プライベートが仕事に響くという事を学習した。
 前までは接客で沈んでいたり、イライラしている女子の態度を見ると、プロ意識がかけていると一瞥していたが、その自分が、同じ轍を踏む事になるとは思ってもみなかった。
尚人との事があって、ズタボロになって、ミスして、自分でもこんなに精神的に弱かったなんて、知らなかった。

 上司しか知らないが、俺は軽鬱と診断されていた。あの次の日。
 異変を知ったのは、朝、ベッドから出られなくなった時。
自分でも、自分の身に何が起きたか解らなかった。
俺は、祖母に電話をかけ、病院まで付き添ってもらった。
 話を聞いて、失恋で鬱になる事は多いようだ。
先生によると、悪い事だけではなく、良い事であっても(結婚、出産、昇進、定年)環境の変化、心境のぶれ、一過性ストレスによって、突然起こるようだ。
 
 失恋でもなる、と言われたからドキッとしたが、まさかこれが鬱だとは分からなかった。
先生には全て話して下さいね、と言われていたので、包み隠さず(ノンケとして)全て話した。
 抗うつ薬の説明も受けたが、副作用の問題、やめるまでにも段階を踏まなければならない事などを加味すると、まだ様子をみた方がいいと話された。

 それ以来、厳しい時は事務に電話をかけ、有給を申請し、何度か休みをもらった。
そして、休日には先生にカウンセリングをしてもらうようにした。
 その効果もあり、日に日に堕ちていくというか、沈む感じはなくなってきた。でも、そんな感情とは裏腹に、心にズッポリと穴が空いた感が拭えない。
 この感情は日に日に大きくなっている事を認めていた。
だから、俺はそれを抑えようと、仕事に没頭し、転嫁し、没却しようと試みた。だけど、それは全くの逆効果で。
寂しいものは寂しかった。
 桜好きの僕が、今年の桜の事は全く記憶にない。

季節は流れて、、、6月。周りは初夏の色合いを見せ始めていた。

引用なし

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(新)春風ジェットストリームU
 東伸之  - 10/4/19(月) 6:40 -
寝ないで頑張りました笑っ
 北海道には梅雨がない。正確に言うなら、梅雨前線にはかかるが、期間が短い為、梅雨と呼ばないし、意識もない。
 ただ、6月は天候がぐずつく事も多い。
そんなだから、休日はどこも行かず、家で過ごす事が多くなる。
 
 改めて考えてみると、今の自分には友達がいない事に気付く。
 大学の友達はこっちにいないし、高校のは逆に東京に行ってしまっている。
会社の同僚とかはご飯か飲みくらいで、休みの日まで遊ぶ間柄ではない。
 元々、ゲイの友達なんかそんないなかったし、准紀達とはもう、、

 俺はみんなどうやって、ゲイの友達を作るのか、疑問だった。
ゲイバーとかナイトの存在は知っていたけど、一人で行けるものなのか?
怖くないのか? 

 もちろん、前までは掲示板で友達や彼氏を募集していた。
だけど、いざ会うと、待ち合わせして、ご飯食べて、その後、どっちかの家に行く事になって、やってしまう。
 俺も断ればいいんだけど優しくされたり、真剣に付き合いたいなんて言われると、そうなのかなって。
万事そんな調子だから、友達なんて作りようがない。 というのは全部言い訳。分かってる。
社会人になってから、ちゃんとした友達を作って来なかった自分に責任がある。 でも、学生の時と比べて社会人は友達が作りづらいと感じた。

 平日は仕事に集中する事ができた。
だから、休日の予定がない時は何をしていいのかが分からない。
趣味のフットサルは平日の夜だし、服とか休みの度に見に行く訳じゃない。
 読書とか映画とか、それこそゲームとかやってても何だか本当に楽しめない自分がいる。

 前までは一人でいる事にそんなに深くまで感じる事はなかったのに。
より孤独を感じるようになった。
鬱の影響もあるだろう。 改めて、准紀とか愛斗とかに会いたいと思う。
だけど、もう、どうしようもない。

 札幌は6月から7月は一年の中でも、1番楽しい季節だ。
6月初旬にはよさこいが始まり、プロ野球観戦、北海道神宮祭、大通公園のビアガーデン、花火大会。
でも実際、自分どれも行った事がない。
行ってみたいんだけど、、
 俺はこんなイベントを尻目に仕事に励んだ。
仕事をしている時だけが、孤独を忘れられる。
 だけど最近、時間があるせいか、いろいろ考えてしまうのだ。
自分の一生が見えたような気がして、無性に寂しくなる。
同じ事の繰り返し。
仕事して家に帰って、また仕事行って、、、
 結婚する事はないし、このまま、ずっと一人でいるのか、、
 それに、仕事だって。
安定してるけど、こんなにまとまってしまっていいのか?
未知のものに挑戦しようという牙、気概はなくなってしまったのか?
一生、自分の人生を賭する仕事なのか?
 答えはでないけど、そんなうやむやな気持ちが胸の中で、渦を巻いていた。

 そして、あれは6月も終わりを迎える頃。
いつもの様に俺は代理店の窓口で接客をしていた。
ピーンポーン。
自動ドアが開く。
俺「いらっしゃいませ。こんにちわ」
俺は入口に目を移す。
あっ、、

 そこには、市ノ瀬愛斗が立っていた。

引用なし

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Re(1):(新)春風ジェットストリームU
 一馬  - 10/4/21(水) 18:34 -
続き、凄い気になります!頑張ってください☆

引用なし

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<DoCoMo/2.0 SH08A(c500;TB;W24H14;ser359419024179755;icc8981100010317268333f)@proxy1111.docomo.ne.jp>
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Re(1):(新)春風ジェットストリームU
   - 10/4/22(木) 3:07 -
愛斗久々じゃん!!待ってました!!

引用なし

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(新)春風ジェットストリームV
 東伸之  - 10/4/22(木) 3:37 -
一馬さん☆
応援ありがとデス!
すごく気になるとの事だったので頑張りました笑っ

★さん☆
愛斗ファンいるんですね!俺は准紀くんが気になります笑っ

では続きを!

愛斗。。
愛斗「んっ?あっ、、」
俺はカウンターをじゅんぐり廻り入口に駆け寄った。愛斗「伸之。
やっぱりここで良かったんだ。話せる?」
俺「ごめん。今仕事中だから」
俺は言いながら、戸惑っていた。
愛斗「悪い。何時に終わる?」俺「、、8時」
愛斗「ビルの入口で待ってるから」

 驚いた。それだけではなく、気まずかった。
あの様子では、偶然とは思えないから、いくつか廻ったのだろう。
札幌にはいくつもの支店、代理店、関連会社がある。 また、もし俺が表じゃなくて裏方で働いていたら、どうなったのだろう。
それでも探していたのか?

 それを考えると申し訳ない気持ちになる。
街中だから、まだ分かり易かったものの、そうでなければ、どこまで追ってくれていたのだろう。
 それに、俺は連絡を一方的に絶った。
携帯着信も何回もあった。ずっとシカトしていた。
そのうち来なくなった。
ムカついただろう。
心配したかも知れない。
もういいやと、呆れられただろう。
 怖かった。
第一声は何だろう。
何を言われるんだろう。 

 正直、さっきのテンションじゃ、怒ってるのか、一言文句を言いに来たのか、若しくは安心してくれたのかは分からない。
 でも、来てくれた。
あんな最低な事をしたのに探し当てて来てくれた。
こんな奴に。
 嬉しかった。
マジで嬉しかった。
愛斗を見て、ずっと会いたかったんだと認識した。

仕事が終わる。
俺は私服に着替え、タイムカードを打刻する。
20:08
緊張していた。
何を話せばいいのか?
何を言われるのか?
 裏口から帰ろうか?
そしたら、本当に嫌われるだろう。
もう来ないだろう。
俺はもうこっちの世界は関係ない。
 だけど、それだけは出来なかった。
凄く迷ったのは事実だ。

 階段で一階まで降り、自販機でジュースを買い、カバンに突っ込む。
出口に向かって、歩き出した。 
ガラス扉の向こうに数人たむろしているのが見える。 ビル内の従業員だろう。あの中に愛斗がいる。
俺は扉を押す。
外から風が入ってくる。
 外に出て、目に入ったのは愛斗、、だけではなく、そこには准紀、みちる、谷の四人がいた。

谷「のぶっ」 
俺は愛斗だけでいたなら、謝れたと思う。
だけど、畏縮してしまい言葉がでなかった。
 それに愛斗、谷はそうでもないが、准紀、みちからは敵意、、威圧を感じる。准紀「話しあるんだけど」
俺「喫茶店でも行こうか」
みち「聞かれたくない話しもあるんだよね」
俺「、、俺ん家でいい?」
准紀「ああ」

 俺の家まで歩く事になったが、俺達は一言もしゃべらなかった。
この異様な雰囲気。
重苦しく潰されてしまいそうだ。 
完全に切れられる。
逃げ出したい気持ちが込み上げる。
 でも仕方ない。
俺が自分で蒔いた種だ。

 俺は考えていた。
ボコられるのではないか。それも仕方ない。
だけど、それよりも嫌だったのは、、
自分から勝手に縁を切ったシカトした。
 だから、ひょっとすると准紀達側から縁を切られるのではないか。
 メールだけで関係が終わるのもショックだろう。
だけど、すごく仲良くなった友達から、面と向かって絶交されるのも同じくらい辛い。
 だって実際、こうやって会ってみると、スゴイ嬉しくてまた遊びたいし、仲良くしたいと思うから。
そんな希望、自分勝手なわがままかもしれないけど、終わってしまうのはやだ。 ボコられても、許してくれるならいい。
だけど、そんな単純な話しで、済む様には思えなかった。
 今、ようやく自分のした事の重大さを肌で感じていた。

 自分の部屋に着いた。
俺「ちょい汚れてるから、片すのに5分待ってくれる?」
、、、
俺「入っていいよ」

 長い長い深夜までの話し合いが始まる。

引用なし

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<DoCoMo/2.0 SH03A(c100;TB;W24H16;ser353687020052442;icc8981100000682529054f)@proxy3119.docomo.ne.jp>
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Re(1):(新)春風ジェットストリームV
 一馬  - 10/4/24(土) 19:32 -
待ってました!(笑)

なかなか気になる展開ですね・・・

続き楽しみにしてますっ

引用なし

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<DoCoMo/2.0 SH08A(c500;TB;W24H14;ser359419024179755;icc8981100010317268333f)@proxyag035.docomo.ne.jp>
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(新)春風ジェットストリームW
 東伸之  - 10/4/25(日) 3:30 -
応援あざーす☆
ドラマじゃないんだから、引っ張りすぎ笑っ
ねむっ笑っ

では続きを!

愛斗「へぇーいいとこ住んでんなー
ちょお、こっち来てみ?
夜景すごいんだけど」
 ワンルームだけど、縦長に16畳あるので、4〜5人では、狭く感じないかも知れない。
11階建ての11階で、眺望の為だけに借りた部屋と言ってもいい。
 JRタワーからテレビ塔まで一望できる。
嫌な事があった時は、バルコニーに出て、ぼっーとするのが唯一の癒しだ。

 そんな、すっとんきょうな愛斗にイライラしてるのはみちる。
愛斗は重苦しい雰囲気を打破しようという気の使い様なのだが、逆に、、
みち「愛斗、あんた何してんの?遊びに来たんじゃないんだよ」
巻き添えをくってしまう。
 みちのイライラはピークに至ってた。
片や、准は黙して一言も発しない。
みち「のぶ。まず、あんたさぁ、うちらに言うことあるんじゃない?」 
 本題だ。
みち「何があったか知らないけど、いきなり着拒とかなくない?
返答次第じゃ、許さないから。ねぇ、何なの?」
 俺は、怒られ慣れていないというか、怒られるのがすごく怖くて、あまりの勢いのみちに圧倒され、真っ白になった。
 言わなきゃいけない、けど何を答えても怒られそうで言葉に詰まった。
 その様子を見ていた愛斗は、
愛斗「みち。伸之が固まってる。
伸之見つけて、連絡したのケンカさせる為じゃないから。落ち着けって」
みち「私、落ち着いてるつもりだけど。
でものぶ。准とも話したんだけど、うやむやには終わらせないから。納得いかなかったら、私たち終わりだからね」
 やはり、最終宣告を突き付けられた。
なんとなく、感じてはいたものの、実際言葉で言われると重い。
 でも、話した所で納得させられる自信はなかった。
黙っていると、
みち「話す事ないの?終わりでいい?」
そこで、谷が間に入って、谷「みち、ちょっと聞いててもらっていい?
のぶ、私は全然、怒ってないよ。理由もなく、こんな事する人だとは思ってないから。
何があったのか話してくれる?
私たちが何かしたかな?
誰かと何かあった?」

 俺は首を小刻みに横に振った。そして、
俺「谷達じゃないんだ」
みち「じゃあ誰?」
ヒステリック気味に声を荒げる。
谷「みち!」みち「、、」
俺「俺、好きな人がいて、」 俺は、尚人との事、今まで掲示板であった人達の事を長時間をかけ、順不同、非論理的にバラバラに話した。

俺「逆らった事が気に入らなかったんだと思う。
永遠と犯され続けた。
一瞬気を失っていたんだけど、正気に戻ったら、
イクところで、やっと終わると思ったら、抜く気配が全然なかったから、抜くよに言ったんだけど、もう遅くて。
ドクドク脈打つのが分かって。
体の中に放たれた。
気持ち悪すぎて、屈辱感で死にそうだった」

、、、
ここまで言うと、強気だったみちも引いてしまっていて、みんなの表情が強張っていた。
みんな、何と言っていいか分からないようだ。

 すると突然、准が立ち上がり、ベッドの方に行ってしまった。
聞こえてはいるみたいだ。
 話を戻し、付き合うようになった事、浮気の現場をもろ、見てしまった事を話した。 
 俺は、話をしてるうちに泣いてしまった。
あのトキの事を考えると、悔しくて悔しくて。
ミジメで。
忘れたいのに。
なんとも思わなくなりたいのに。
うっっうっっ。
俺「と、いうわけなんだ。うっ。
それから、軽いうつになってさ。
ゲイなんて、みんな死んでしまえばいいんだって。
んっ。
こんな辛い思いするなら、誰も寄ってこなくていいって。一人で良いって。
えぐっ、うぅっー」

みち「のぶ、、分かった、分かったから」
谷「辛かったね。辛い話しさせてごめんね」
 俺はその言葉に、優しさに、さらに号泣した。
ぅうっわぁー

引用なし

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<DoCoMo/2.0 SH03A(c100;TB;W24H16;ser353687020052442;icc8981100000682529054f)@proxy3166.docomo.ne.jp>
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Re(1):(新)春風ジェットストリームW
 悠里  - 10/4/25(日) 19:09 -
続き楽しみに待ってます!
頑張ってくださいね!!

引用なし

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<DoCoMo/2.0 SH08A(c500;TB;W24H14;ser359419024179755;icc8981100010317268333f)@proxy1142.docomo.ne.jp>
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(新)春風ジェットストリームX
 東伸之  - 10/4/27(火) 3:20 -
応援ありがとございます☆頑張って書いてみました笑では続きを!長いよ笑

 俺はテーブルに突っ伏し声をあげ、泣いた。
崩れている間中、俺の手をみちると谷がずっと握りしめてくれていた。
 愛斗は俺の肩に手を回し背中をなぜてくれている。涙が次から次へと溢れ出てくる。

谷「辛かったね。気の済むまで、泣いていいから」
 その一言にぐっとくる。うぅぅー
恥ずかしかった。
みんなの前で泣くなんて。しかも、女性の前でなんて泣いた事がない。
 でも、優しくしてもらえる事に俺は、、

 ずっと心に引っかかっていた、わだかまりが消えてなくなっていく気がした。氷みたいに冷たくなった心が、じんわりと暖かくなるような。
胸が熱くなる。
 ずっと忘れよう、忘れようと思ってて、忘れる事ができなかったのに。
なんだかもう、大丈夫な気がした。
俺「鼻水。ちりかみ取って」俺は顔を伏せたまま、右手で要求した。 
俺「あーすっきりした。鼻水なまら(すごい)出たわ」 
 恥ずかしさをごまかす為わざと明るく振る舞った。俺「みち、谷、愛斗、あと准くん、、ごめん。
あのさ、勝手なのは分かってるんだけど、やり直せないかな?
俺、このまま終わるのはやなんだよ」
みち「じゅん!だって。
どうすんの?」

何の返事もない。
みち「じゅん聞いてんの?」というか、布団を被っている。
みちがベッドまで寄る。
布団を剥がす。
みち「寝てんの?准。てかあんた、、泣いてんの?」准紀「だって、、のぶが可哀相なんだもん、ぅう」
そう言って、また布団を被る。
みち「だからって、アンタが泣くことないっしょ?」准紀「のぶは犯されたんだよ。マジありえないから。超ムカつく。殴ってやりたいよ。ぅぅ」
、、、
俺「犯されたって言っても一応、好きな人だし、知らない人にやられた訳じゃないから、大丈夫だよ」
准「うぅぅ」

 准くん。
俺の事なのに泣いてくれてんの?
俺はその姿を見てさらに涙してしまう。
 准くん。
マジありがとうね。
俺は准紀の側に寄って、一緒に泣いた。
抱きしめた。
俺は、、嬉し泣きだった。
愛斗「伸之が泣き止んだと思ったら今度は三上かよ」谷「落ち着くまで待とうか」

、、、
准紀「あぁ、俺まで泣くとは思わなかったや。疲れた」俺「ごめんね。准くん」
准紀「ホントだよ」
 俺は軽く小突かれた。
准紀「俺達、友達なんだからさ、何かあったら言ってよ。
じゃないと、俺さぁ、友達と思われてないと思っちゃって、めちゃ辛くなるからさぁ」
 そう言った准の目には涙が溜められていて、、
俺「分かった、ごめん」
准紀「俺、伸之の友達になれてるよね」
俺「うん」
 俺はこの一言にまた涙してしまう。

 どれだけ泣いただろう。分かんない。
だけど、涙が止まらない時ってあると思う。
俺は多分、この日、人生の中でも相当泣いたと思う。 でも、辛く悲しい涙じゃなく、優しい温もりに満ちあふれた涙で、しょっぱくて、でも暖かい涙だったと記憶している。 

みち「今度同じ事したら、次はホントに絶交だからね」俺「分かった」
谷「でも、よかった。のぶが、病気とか事故ったりしたのかと思ってたから」
 そんな風な心配をかけてるとは、一切想像していなかった。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

みち「掲示板で会った子とは会ってるの?」
俺「あれ以来、会ってない」みち「その子から連絡来た?」
俺「来たけど、、」
みち「返信してないんだ?」俺「、、」
谷「その子はのぶの事好きなんでしょ?」
俺「好きというか、好かれていたというか」
みち「やるだけやってオシマイなの?何とも思わないの?」

 みちは女とは思えないサバサバ感がある。
この台詞は、普通の女の子には出てこないだろう。
男と男のセックスや恋愛にしても、拒絶感はないし、どこから、この落ち着きが出るのか不思議だった。

俺「悪いとは思ってる」
みち「じゃあせめて、メールでいいから、謝んなよ。のぶも犯されたかも知れないけど、それじゃあやってる事、一緒だよ?
別にしなくてもいいけど。私だったら、そういうのやだな」
 みちは自分の思った事をズバッという。
そこには打算も虚偽もない俺のみちの好きな部分だ。

准「やばっ、もう2時だよ」みち「えっ?ホントだ。明日アタシ、バイトなんだけど」
谷「もう地下鉄ないね。ここからだったら、(タクシー)5千円はかかるんじゃない?」
俺「良かったら、うちに泊まっていきなよ。布団も一式あるし」
みち「どうする?」
准「泊まりでいいんじゃない?」
谷「みち、明日何時?」
みち「午後からだけど」
谷「じゃあ少し寝ていけるね。私と准も夕方だから」みち「まぁ、のぶのせいだからいいよね」
笑いが起こる。
 そして、うちに泊まる事になった。

引用なし

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(新)春風ジェットストリームY
 東伸之  - 10/4/30(金) 0:26 -
 准紀と俺、愛斗は布団。谷とみちはベッド。
ちょっと離れた、リビング側に布団を敷く。
 谷達には既に会話がなかった。
けど、俺達はそれぞれ興奮していて、なかなか寝つけないでいた。
准紀「起きてる?」
俺「うん、寝れないよね」
准紀「ちょい話そっか」

 俺達は、合コンが終わったくらいから話始めた。
准「てか、市ノ瀬呼んで、俺だけ呼ばないってヒドクない?」
ちょっと根に持ってるらしい。
俺「いやぁ、光一が愛斗呼ぶと思わなかったからさ」愛斗「やっぱ、あれ伸之が誘ってくれた訳じゃないんだ、、」
准「三人で遊ぶとか。うちからだって、東西線一本だから、30分で行けるし」
俺「ごめんって。今度誘うよ。てか愛斗もフォローしてよ」
愛斗「伸之に再会できたんだし、改めてまた遊べばいいだろう」
准「、、で、その後、あの子どうやって帰ったの?
飲みにも行ったんでしょ?メールきてたよ」

 あっ、、そう言えば俺も気になってた。やっぱ泊まったんだろうか?
准「年下で可愛いから、手だしたんじゃないの?市ノ瀬、タイプっぽいもんね」
愛斗「全然、タイプじゃないから。それに俺、家に泊めてないし。
泊めてくれって、言われたけど、まだ会ったばっかだし、みんなに誤解されても困るって、言って断った。一応、ホテル代は出そうとしたけど、友達の所に泊まるからって、タクシー代だけ渡した」
准「ふーん。まぁ光一の言ってる事と同じだね」
准くん、、知ってたんじゃん、、

准「てか光一、市ノ瀬の事好きっぽいよ。どうすんの?」
愛斗「どうするもこうするも。まだちゃんと告られた訳じゃないし。
それに、ホントに好きなのかも分かんないじゃん」
こいつ、、、鈍感だ。
あれだけ、言い寄られたら普通分かるだろう。。
准「まぁ、どうでもいいけど、友達なんだからあんまり付き合った、別れたで気まずくさせないでね」

、、、准くんと愛斗。
やっぱ、准にしてみれば別れたとは言え、前彼が誰かと付き合うのは面白くないのかな?
と、この時は単純にそう思った。
だけどこの時点では、これが、全然違う結末の片鱗だったという事に気付く訳がなかった。

准「てか話代わるけど、合コンで、好きな人紙に書いたの覚えてる?のぶに入れた人、誰か分かったよ
愛斗「、、、」
俺「誰、だれ?」
俺は興味津々に聞いた。
准「のぶに入れたのは、、谷だって言ってた」
愛斗「、、」
俺「そうなんだ。(嬉しいけど残念)あと一人は誰?」
准「俺」
、、
俺「うそ、マジで!?」
 俺は一気にテンションが上がり、思わず大きな声を上げてしまった。
准「静かにしようね。もうみちたち寝てるから」
振り返ると、二人には全く反応はなかった。
やった。まじか!

准「ごめん。うそ。」
俺「えっ??」
准「喜ばしてごめんね。
この前、おれんちで俺に入れてくれなかったしょ。お返し」
舌を出しおどけてみせた。俺「まじかぁぁ」
俺は一気にテンションが、ガタ落ちした。
准「あの時、のぶの事あんま知らなかったからね」
、、確かチューした後だったよな(汗)
俺「あーあ。じゃあ誰に入れたの?」
准「忘れた(笑)みちかな?てか伸之は愛斗でしょ?」俺「えっ?」
准「数数えるとそれしか考えられないんだよね」

、、准くんに入れた気がしたが、後で誰かにバレたら困るから、違う人の名前を書いた気もする。
完全にも否定できなかったから、
俺「そうかも、、でも深い意味はないから。愛斗は誰に入れたの?やっぱ准くんに入れ、、」愛斗「伸之」
俺「えっ?」
愛斗「伸之に入れた。深い意味はないから」
俺「そうなんだ、とりあえず嬉しいよ。ありがとう」愛斗「、、」
准「伸之、愛斗が好きなの?」
俺「、、いやそんなんじゃなくて、、」

 俺は言われて、ハッとなった。愛斗が気になっている自分もいる。
だけど、俺はやっぱり准が好きだ。
俺は隠れて准にメールで、「俺、じゅんくんの事が好きだから」と送った。
すぐに、
「ありがと」と、返信があった。
気がついたら、意識がとんでいて。

 朝は、愛斗が1番先だった。服を着替え帰る準備をしていた。
「じゃ俺、行くから」
「ぅーん?んっ、あっいくの?ちょい待って、下まで送ってくね」
「いいよ、寝てろよ」
「送るから」

 愛斗と二人でエレベーターに乗る。
俺は髪もぐちゃぐちゃで、まだ完全に目が開かない状態だった。
愛斗「じゃあいくわ」
俺「うん」
愛斗が歩き出す。
俺「あっ、、愛斗ちょっと待って!」
愛斗「ん?どうした」

 俺は隙を見せた愛斗に抱き飛びついた。
俺「愛斗、探してくれてありがとう。マジうれしかったんだ」
 俺は多分、ずっとこうやって愛斗に抱きつきたかったんだと思う。
抱きつく機会を探していたんだと思う。
 初めて抱きついた愛斗は適度な肉づきと固さ。
そして、仄か(ほのか)に甘い匂いがした。

愛斗「、、伸之さ。もういなくなるとか、なしな。
マジ辛かったんだから」
愛斗の声が、曇って聞こえたのは、俺の気のせいだろうか?
 愛斗がギュッと抱きしめてくれる。
俺よりも体温が熱かった。俺「うん。分かった。
いってらっしゃい」
愛斗「あのさぁ、伸之、、」俺「何?」
愛斗「何でもない。仕事終わったら、連絡するわ」
俺「うん」
 愛斗から電話がかかってくる。
ちょっと嬉しい気がした。

引用なし

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Re(1):(新)春風ジェットストリームY
 一馬  - 10/5/1(土) 10:11 -
仲直りしてホントよかったです!

伸之の恋がどうなるか。

続き、待ってます☆

引用なし

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(新)春風ジェットストリームZ
 東伸之  - 10/5/8(土) 4:44 -
一馬くん☆
結構、絶交くらいまでケンカするんだけど、なんとか元に戻っちゃうんだよね。仲直りできてよかった。
東の恋はこれからめちゃ発展してくんで、よろしく☆

  我ながら大胆だったと思う。
なんで、あんな事をしたのか。
冷静になって考えるとものすごく恥ずかしい。
愛斗は、どう思ったんだろう。
 でも、愛斗があまりにも愛しくなって。
すっごいやさしいから。自然とああなってしまった。 抱きつくと胸に顔が埋まる。暖かさと心音が俺を落ち着かせる。
175pは俺にとって収まりが良かった。
 俺は上がるエレベーターに乗って愛斗に抱かれた余韻に浸っていた。
 
 部屋に着くとみちと谷が起きていた。
谷「愛斗送ってたんだね」
俺「う、うん」
その言葉にドキッとしてしまう。
ただ、エントランスで抱きついたので、見られてはいないだろう。
谷「この辺に買い物する所ある?」
俺「コンビニしかないよ。セコマ(セーコーマート)くらいかな」
谷「充分だよ。ちょっとみちと買い物行ってくるね」俺「うん」
二人は外出した。

 俺は准の方を見た。
まだ寝てるようだ。
久しぶりに見る准くん。
ぐっすり寝てる。
寝顔をじっくり見たのは初めてだ。
顔が整っている。
カワイイ。 
 小池徹平と、線の細さが塚本高史を思わせる。
起きてる時は、重そうな二重。寝てる時は切れ長な睫毛がキレイで。
前髪はキレイに染められていて、サラサラで。
寝顔がこんなにカワイイなんてズルい。
 また会えてよかった。
逢いたかった。
泣きそうになる。
 俺は谷達が帰ってくるまで、准の隣で一緒に布団にくるまっていた。

 谷達が帰ってくると、ご飯の支度をし始めた。
谷「ごめん、冷蔵庫見たら何もなかったから、余計かも知れないけど、ご飯作ろうと思って。あんまり家で作ったりしないでしょ」
俺「うん」
谷「栄養とか偏るからたまに作った方がいいよ。よければたまにご飯作りにくるから」
俺「マジで?」
谷「うん」
 この言葉は本気だったらしく、谷は何回もご飯を作りにきてくれた。
谷は、みちとか准とはよくケンカするのに、俺には一回も怒った事がない。
相性がいいのかも知れない

谷「愛斗ね、、」
俺「愛斗がどしたの?」
谷「のぶと連絡取れなくなって、一番動揺してたんだよ」
俺「そうなんだ」
みち「みんな、驚いたけど愛斗の落ち着きのなさは半端なかった。みちが思うに愛斗、のぶの事好きなんだと思うさ」

愛斗が俺を??
俺は思わず、声を上げた。俺「えっ、、それはないよ」みち「だって、愛斗の事は結構前から知ってるけど、私たちといても、自分からは全然しゃべんないし。ただ笑ってるだけ。
のぶといる時は、異様にしゃべるから、びっくりだよね」
 そうなんだ。
いつもよく話してくれるから、愛斗が話さないとか意外だった。
谷「のぶを探すために、愛斗、のぶの会社20件以上回ったんだって。手稲まで行ったって言ってた。准も協力して同じくらいだったらしいけど」

、、、マジでか。
愛斗、そんな事、一言も言ってなかったじゃんか、、准くんも。
 そう言えば、愛斗、確かに俺に会った時、ここでよかったんだ、と言ってたっけ。それに准くんも。
 すっげぇありがとう。
何も言わない愛斗と准が凄くカッコ良く思えた。

 ご飯が出来上がると、准も起きだして、一緒にご飯を食べた。
はなまるマーケットを見て笑ったり、いっぱいしゃべった。
少しくつろいだ後、俺が会社に行く時間になって、解散した。

みち「あんたのせいで全然寝れなかったんだからね」俺「ご、ごめん」
谷「のぶ、謝る事ないよ。みちはすぐ寝たでしょ?」准「みち、イビキうるさかったよ」
みち「あんたもね」
俺「笑っ
じゃあ俺こっちだから」
准「うん。じゃあね。仕事頑張って」
俺「みち、谷、准くん。ありがとね」
「あぁ。じゃあバイバイ」

 准たちの後ろ姿を見て、俺のためにやさしくしてくれたみんなが、本当に欠けがいのない友達なんだと実感した。
これからは絶対大切にしよう。
心に誓った。

 会社から帰り、家に着くと谷と准からメールがきていた。
お詫びとお礼のメールを送った。
  愛斗からメール来ないかな?携帯をこまめにチェックし、センターにも問い合わせしていた。
 そんなこんなで、知らぬ間に携帯抱えたまま寝ていて。
 うっすらとした意識の中で、部屋のチャイムが鳴っている事に気づく。
部屋が暗いし、寝惚けまなこで、なんとかインターフォーンまで辿り着いた。 俺「はい。もしもし」
「伸之?やっぱこの部屋番号でいいんだ。愛斗だけど部屋に行ってい?」
俺「あ、、う、うん」

 やっばっ、愛斗が来た。部屋が、、スーツ脱ぎっぱなしだし。ご飯の皿、片付けてないし。
散らかってるし。
うわ、髪寝癖ついてる、、 俺は愛斗がエレベーターで向かってる間に、とりあえず散らかっているものを見えない所に突っ込んだ。ピンーポンー 
愛斗「よっ。きちゃった」
きちゃったじゃないから。俺「上がっていいよ」
愛斗「サンキュー。おじゃまします」
 でも、なんだか、、嬉しかった。

引用なし

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Re(1):(新)春風ジェットストリームZ
 一馬  - 10/5/8(土) 14:27 -
待ってました(笑)

続き、お待ちしてますm(._.)m

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Re(1):(新)春風ジェットストリームZ
 りょうた  - 10/5/8(土) 17:11 -
東伸之って聞いたことある!と思って検索かけちゃいました。
前回のはめっちゃ好きだったんで、今回のも(まだ読んでないので)じっくり読んでみたいです!

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(新)春風ジェットストリーム\
 東伸之  - 10/5/11(火) 0:01 -
一馬くん
コメありがとう☆
かきかきしましたよ!
りょうたくん
春風も見たら感想下さいね


 時計を見ると、20時を指している。
家に帰ってから、そんなに時間が経ってない事が分かる。
 途中で起きたためか、頭が少しガンガンする。
俺「ちょい寝てたから、散らかってるけど」
いつもも片付いてはいないけど。
愛斗「寝てたんだ、悪いな」俺「気にしないでいいよ。で、いきなりどうしたの?忘れ物とかあった?」
愛斗「別に。伸之の顔が見たくなっただけ」
ドクン。
心臓が大きく脈を打った。みちがあんな事を言うからか、意識してしまう。
恥ずかしくて、顔が見れない。
愛斗「伸之、これから暇?どっか遊び行かない?」
俺「いいけど」
愛斗「よしゃ。じゃあ準備して」
俺「う、うん」
結構、強引な所があるんだな。

俺「どこに行くの?」
愛斗「へへっ。着いてからのお楽しみ」
で、10分くらい歩くと、
俺「ここ?」
愛斗「ああ。来ることあるしょ?」
俺「ううん。中入るの初めて」
愛斗「マジか?初めてって笑まぁ見てればいいよ」
テレビとかでは見た事はあるけど、実際に入った事はなかった。
すごくウルサイ。
そして、チカチカしてる。
 愛斗の隣に座った。
愛斗「カードをここに挿すっしょ、すると玉が出てきて」
ふぅーん。これがパチンコね。
愛斗「で、ここに玉が入ると」
画面が動き出して、数字が揃えばいいんだ。
愛斗「二つ揃ったら、リーチになって」
3つ揃えば当たるんだね。 あっ、、
愛斗「外れた笑っ」
ん?なんか女の子出て来たよ?
愛斗「画面が発展するのはスーパーリーチって言って当たる確率が上がるんだ。こい、こい」
あたれ、あたれ。あぁ外れた。

愛斗「伸之もやってみな。ここ押すと玉が出るから」ほんとだ。
愛斗「で、ハンドル握って間に500円挿すんだよ」
俺「なんで?」
愛斗「ズレないから。ここの釘の2つ目に当たるようにして、、」
んーん?あっ穴に入った!回った。リーチになったよお魚さんがいっぱい。
うっ、、外れた。
愛斗「ははっ。大体スーパーリーチで、20%くらいだから。
って、ん?サンゴが泡吹いて、って当たったじゃん」
あっ、当たった。うわー当たったよ?どうするの?
愛斗「おめでとさん。普通に握っていていいよ」
あわわっ、なんかいっぱい出てきた。
愛斗「ああ。貯まったら、ここの穴から落とすか、手で下の箱に移して」
げっ、いっぱい出てきた。ジャラジャラしてる。
でも、なんか楽しい!!
愛斗「ビギナーズラックだな。ああこれで終りで、抽選になって、、ってまた確変かよ?すごいな」
えっ、あ当たってる。
やった!これっていいの?愛斗「すごいよ。やるな伸之」
なんだか分からないけど。すごい様な気がして。
それに、愛斗が喜んでくれるから、俺も嬉しい。


愛斗「伸之すごいじゃん。なんやかんやで6箱だぞ」
俺「それってすごいの?」
愛斗「ああ。これを窓口に出すだろ。すると、景品に変わる」
俺「何?その棒見たいなの」愛斗「ちょいここで待ってて」
、、
愛斗「じゃーん」
そう言うと、後ろに隠していた手を広げ、
愛斗「3万円になりました」俺「うそ!まじで?」
なんもしてないのに、あんな短時間で。
まぁパチンコに勝てばお金が入る事は知ってたけど、なんであの棒がお金になるのかは解らなかった。


愛斗「はい、伸之」
俺「えっ??いっいらないよ。俺なんもしてないし」愛斗「だって伸之当てたんだぞ?もらっとけって」
俺「いやいや。それに愛斗のお金で当たったんだから愛斗使いなよ?」
愛斗「じゃあさ、二人で遊ぶ時の軍資金にしようぜ。また伸之と遊びたいし」
俺「笑まぁご飯くらいご馳走になってもいいかもね。美味しいものでお願いね」愛斗「まかせろ」
と言って屈託のない、少年の様な笑顔で笑った。

引用なし

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(新)春風ジェットストリーム]
 東伸之  - 10/5/11(火) 4:51 -
 パチンコ屋を出ると、耳が詰まった。あまりにもうるさすぎた。
それに店内が、無茶苦茶暑くてのぼせそうになった
 でも、パチンコ自体はすごい楽しかった。
当たるとパチンコ台が光って、みんなちらちら見てくるし、店員が箱を変えてくれるのが、優越に浸れる。
 遅くなったので、愛斗が家まで送ってくれる事になった。遠慮したけど、危ないからって。
俺は小学生か?
俺「愛斗がパチンコやるなんて意外。競馬もするんだよね」
愛斗「ああ。20の時、タイキシャトルって馬がいて引退レースで3万すった事があったな」
俺「3万って笑なんかそんな事するように見えないのにね」
愛斗「じゃあ、俺はどんな感じなの?」
俺「んーいつもオシャレで回りに気を使って、大人びてて。いいとこの坊ちゃんって気がする」
愛斗「全然、そんな事ないのにな」
笑ってはいたが、そう言った愛斗は、なんだか妙に淋しそうな表情になった。
俺は話題を変え、
「競馬にパチンコに、酒にタバコって、、完全に親父じゃん笑っ」
愛斗「親父って、失礼な笑あっ、、でもタバコは止めたんだぜ?」
俺「あぁ、そうなんだ。なんで?」
愛斗「、、伸之がタバコ嫌いだって言ってたから」
俺「ん。確かに嫌いだけど俺そんな事いったっけ?」愛斗「三上んちで。俺がタバコ吸おうとした時」
あぁ、、?あっ、そんな事あったな。自分、冗談半分で言ったのに。
愛斗「俺、伸之に嫌われたくないから」
そう言って、目を逸らす愛斗。

、、、
ドクンドクン。
心臓が二つ鳴る。
 今まで、全然意識していなかったが、今確かに愛斗に惹かれてる自分に気がついた。
 俺が冗談で言った事を覚えていて、やってくれていた。それにそれを聞くまで言わない。

 俺は、こと恋愛に関しては、考えがあって。
好き好き、って毎日言われるよりも、ちょっとした態度や行動で示してくれる方にずっと愛情を感じてしまう。
 お前の為に、限定のプレゼントを買ってきた、よりも、不器用だけどぬいぐるみを作ったよ、と言って、絆創膏を貼ってるようなところに、キュンとしてしまう。

愛斗「、、朝言おうと思ってたんだけど」
俺「うん」
愛斗「てかずっとずっと言おうと思ってたんだけど」俺「うん」
愛斗「、、俺、伸之の事が好きなんだ」
俺「えっ?、、」
愛斗「ずっと前から伸之の事が好きだった。
好きで好きでどうしょうもない。
好きなんだ」
、、愛斗が俺を?。
愛斗「今日抱きしめられて俺は伸之が好きなんだってハッキリわかった 。
伸之。俺、伸之の事、大切にする。
大事にするから、
俺と付き合って欲しい。
頼む」

 愛斗の、ものすごく真っ直ぐな想いが痛いほど伝わってきて。
こんなにも、こんな俺なんかの事、好きなんて言ってくれて。
まじで、嬉しかった。
ありがたかった。
涙が出てしまう。
 だけど、俺は准も好きでどうすればいいのか全く解らなかった。
俺「愛斗。ありがとう。
まじでウレシイよ。
俺さぁ、愛斗が好きなんだずっとわかんなかったけど愛斗が好き」
愛斗「、、」
俺「だけど、俺さぁ、、」
愛斗「三上、、だろ?」
ハッとした。
俺「うん。准くんも愛斗と同じくらい好きなんだ」
愛斗「、、」
俺「正直、どうすればいいか分かんない。愛斗ゴメン俺、今、答を出す事はできない。だから、少し考えさせて」
愛斗「俺、待ってる」
、、?ん?
愛斗「待ってるから。
それに、伸之が三上と付き合ったりしても、俺の気持ちは変わらないから」
俺「、、愛斗」
愛斗「俺、伸之に告白出来て良かった。ずっと言えなかったからさ。それに好きな人から好きって言ってもらえたから。
俺、それだけでいいから」俺「、、」
愛斗「伸之、、サンキュー」
 俺は愛斗に抱きしめられた。やっぱり、抱かれ心地がいい、、だけど、愛斗は小刻みに体が震えていて。愛斗「じゃあ伸之。またメールするから」
俺「うん」
 愛斗の体から離れた時のなんとも言えない淋しさが強くて、愛斗の後ろ姿がすっごく愛おしく、もの哀しく感じた。

愛斗、、

引用なし

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Re(1):(新)春風ジェットストリーム]
 一馬  - 10/5/13(木) 10:11 -
愛斗・・・悲しいっすね(T-T)

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Re(1):(新)春風ジェットストリーム]
 とに  - 10/5/16(日) 8:33 -
続き読みたいです。

引用なし

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Re(1):(新)春風ジェットストリーム]
 東伸之  - 10/5/17(月) 5:46 -
一馬くん
いっつもコメントありがとう☆
愛斗切ないね。
だけど、これからもって切なくなるかも笑っ

とにさん
コメントありがとうです。続き書いてみました。

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Re(1):(新)春風ジェットストリーム]
 ヒロシ  - 10/5/18(火) 7:36 -
初コメントします。身近な場所が舞台だったんでびっくりしてます!
すごく楽しみです!
また書いて下さい。

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