タンクと競パン、こんなカッコで街中を歩いてるだけで俺はまじ変態だ。しかし熱帯夜のなかでこのカッコは少し快適だとも感じていた。ねっとりとした夜気が一歩踏み出すごとに太ももを撫でていく。人と出くわさないかびくびくしながら急ぎ足でコンビニへ向かう。あとはこの交差点を渡れば目の前がコンビニだ。こんな時間に営業してるのはもちろんコンビニくらいで、店内の照明がまぶしいくらいに存在感を放っていた。このコンビニは大学近くにあるということもあって昼間は学生たちでごったがえすが、逆に近くに住宅が極端に少ないため夜間はほとんど客が来ない。俺は大学の寮住みだからたまに深夜来ることがあるがいつも客がいなかった。交差点を渡り、外からそっと店内を偵察する。やはり客はいないみたいだ。レジでは暇そうな学生2人がだべっていた。体育会系のさわやかくんとサーファー系の茶髪くんがだべっているのは取り合わせが何かおかしかった。俺は意を決して店内に入った。雑誌コーナーに直行する。いらっしゃいませ、のあと2人の会話は一瞬止まった。俺のカッコがバッチリ目に入ったにがいない。急にひそひそ話に変わったが、会話の内容までは雑誌コーナーまで届かなかった。またここからは2人の姿も見れない。コンビニに入ったことをメールすると、間もなく電話がかかってきた。非通知でしかも今度はテレ電だった。俺はすぐに出た。「まず今のお前のカッコをテレビに写せ。それからチンポをビンビンに勃起させろ」 ある程度は予期していた指示が電話から流れる。男のくせに男のチンポや裸を見て興奮する奴なのだ。それでも俺は携帯を商品棚に置いて、全身が写る位置に移動にする。「めちゃいいじゃん!あの時みたくタンクトップ脱いじゃえよ」俺はDVDの映像をまた思い出して赤面した。それと気になったのは電話の声とは別に「おお!」とか「すげえ!」とか言ってるのがはっきり聞こえるってこと。相手は1人じゃなかったのだ。複数の奴らに仕組まれたのだ。そんなことを一瞬考えつつ、命令されるままに俺はタンクトップを脱ぎ捨てた。コンビニの店内で競パンいっちょの俺。めちゃくちゃ変態チックで恥ずかしかった。「すげえ筋肉だな!色黒でまじエロい!乳首いじってみろよ」 右手は右乳首、左手は左乳首をつまんだり、引っ張ったりした。最初は命令されるままにやっていた。だが徐々に不本意ながら俺自身感じてきてしまった。その証拠に競パンのなかの