Hな体験談、作り話の投稿の場です。
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気持ちの整理がついたのと、ここの体験談でサポの話もよく出てて思い出したので、思い出話を投稿します。
今から3年ほど前。コロナがまん延して緊急事態宣言が出るちょっと前。その頃から僕は東京で一人暮らしを始めた。一人暮らしには広すぎる掘り出し物の中古マンションを買って、ゲイの自分はここで一人で生きていくんだという気持ちで東京に出てきた。
当時は35歳になったばかりで、ついに自分もアラフォーか…と少し落ち込んだりもした。仕事は順調で暮らしに不満は無かったけど、なんか寂しい気持ちが常に付きまとっていた。
恋人を作りたいって気持ちもあったけど、なんかやり取りをするのが面倒で掲示板やアプリを見てはメッセージを送ろうかなーいや、こんな人にメッセージしても無視されて終わりだから止めとこうってなってた。
アプリでたまにイイネやメッセージを貰っても、メッセージのやり取りが数回続いて終わる事が多く…そういうのにもうんざりしていたからだ。
そんな僕にも性欲はあった。ただ、激しいSEXは望んでない。誰かと抜き合いか抜いてもらうだけで十分だった。そして、手っ取り早くそれを解決できるのがサポ掲示板。
当たり外れはあるけど…金を払ったら口で抜いてくれるから、タイプじゃなかったら目を瞑って快感だけに身を任せればいい。タイプだったら、こんな子が自分のをフェラしてくれてるんだって思いながら、その光景をオカズにして…それはそれで楽しかった。
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その日も、仕事が終わって暇な僕は、いつものように掲示板を見ていた。掲示板もよく見てるせいか常連だなとか、このプロフは見た事ないぞ!とかなるようになってきた。
そんな書き込みの中に気になるプロフの子がいた。(168.50.19で0.3でフェラします)という内容だった。見た事ないプロフだ。19歳で168cmで50kgはずいぶんと華奢なんだなと思った。それに、0.3なら最悪タイプじゃなくてもいいかなと。
場所も家から近いとこで募集してるし…ちょっと行ってみようかな程度でメールを送った。
すぐに返信があり、会う約束になった。なんか話が早いから心配だった。サポ掲示板というのは話がなかなか進まないのだ。直前での値段の交渉、時間の変更、フェラできるって書いたけどできないとか…とにかく会うまでに無駄なやり取りが多い。
この子はそんな事はなく、メールのやり取りはスムーズで近くの駅ビルのトでという話になった。こういう場合はイタズラの可能性もあるから、なんか心配だった。
少し疑いの気持ちもあったが、時間通りに駅ビルの人が少ないエリアのトイレ付近で待っていると、よれよれのパーカーにジーンズの少年が近づいてきた。「メールの人ですか?」と少し怯えた感じで聞かれた。
見た感じはちょっと清潔感は無いけど…あどけない顔立ちで幼い感じだった。『そうです、ケイタくん?』僕が確認するとケイタは無言で頷いてトイレを指さした。
運よくトイレは誰もいない。すぐ二人で個室に入ると、ケイタは僕のズボンとパンツを下げて、まだ勃起もしてないチンコを舐め始めた。
よくよく見てみると髪はショートで少し寝ぐせはあるけど、キリッとした目鼻立ち、だけどどこか幼さが残る。田舎の空き地で友達と野球をやって遊んでるような、垢ぬけなさがある。
しかし、フェラはとても手慣れてるのか…とても上手かった。丁寧に舐めてくれるという感じで、サポでよくいる雑なフェラではなく、ちゃんと舌を使ったり吸ったりいろいろしてくれる。
かなりのテクで僕は5分程でイッてしまった。『ヤバイ…もうイキそうだよ』と伝えると、口でとジェスチャーしてきたので…初めてだったのにケイタくんの口にいっぱい出してしまった。
イッた後は恥ずかしさがこみ上げる。僕はすぐに上着に入れてた3千円を手渡した。ケイタくんはそれを「ありがとうございます」と礼儀正しく受け取った。こんな真面目な感じの子が…フェラが好きなのかな?と僕は呑気に考えて先にトイレを出た。
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それから、1週間後だった。前回と同じような時間にケイタくんからメールが来た。また会えないか?という内容だった。さらに…今度は長めにフェラするから0.5ではダメですか?とも追加で来た。
また会いたいと思ってたし、さすがに毎回0.3では申し訳ない気持ちがあったので、0.5でも大丈夫だよと返した。ケイタくんからはすぐに返事があり、また同じトイレで会う事になった。
その日のケイタ君はどこか疲れた感じだったが前回と同様にフェラのテクはすごかった。それと、僕はフェラしてるケイタ君のパーカーに手を入れて乳首を触ってみた。ビクッとして「あっ」とそこそこ大きい声を漏らした。僕は予想外の反応に戸惑ったのを覚えてる。
こんなにフェラも手慣れた感じの子が乳首触られただけだと無反応だと思ってたからだ。その日は数回ケイタくんの乳首に触れた。手慣れたフェラも乳首を触られる度に止まる。そして前回同様にケイタくんの口に出して終わり。5千円払ってすぐにトイレを出た。
それから、一週間毎にメールが来るようになった。内容は同じでフェラで0.5だった。僕もそれで満足だった。毎回フェラしてもらって、ケイタくんの乳首を触って反応を楽しんで口に出すというのが1週間毎に繰り返された。
それが5回くらい続いたある日。いつもと同じように夜に駅ビルでという約束をした。しかし、その日は緊急事態宣言が出てすぐのため駅ビル自体の営業が無かった。入口で閉店のお知らせを見ながら、僕はケイタ君にメールを送った。今日はビル入れないねと送ってすぐくらい。後ろからトントンと肩を叩かれた。
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ケイタくんが「こんばんは」とあいさつしてきた。なんか外でこうやって普通にケイタくんの声を聞くの初めてだった。いつも挨拶無く目だけで合図してトイレ入って、会話もなくフェラが始まるだけ。終わったらお金を手渡して小声で「ありがとうございます」だけの会話にもなってない会話。
僕は一瞬ビビッてしまったが『こんばんは』と返した。今日はどこも閉店してて入れないですねとか、どっか場所ないかなとかケイタ君は特に物怖じする事なく会話してくれた。見た目通り?なのか声もどこか幼い感じがする。
『ケイタくんって本当に19歳?』僕は前から気になってる事を聞いた。「よく言われます!中三とかに間違われることありますよ!」と笑ってくれた。確かに見ようによっては中学生にも見える顔つきだ。
『今日は無理そうだし…また店開いたらにする?』と僕が言うとケイタ君の顔が曇った。「今日じゃないとキツいんです…正直今お金無くて…」となかなかハードな懐事情を明かしてくれた。
金が無いのは何となくわかっていた。毎回会う時は同じ服だし、髪も無造作ヘアとかではなく坊主が少し雑に伸びたような感じ。その感じから生活に余裕がある感じではなかったのを僕は察していた。
ケイタくんの悲しい顔を見て僕は胸が苦しくなった。フェラしかされてない関係だけど…なんかこんなに頻繁に会ってると、なんかいろんな感情がこみ上げてきた。『ケイタくんってどこに住んでるの?』思わず聞いてしまった。「友達の家とか、ネカフェとか…いろいろです」つまり住所不定。
どうしよう…いろいろ考えたけど、やっぱりケイタくんの困った顔を見てるのが辛くて、僕は思わず『良かったら、家でする?』と聞いてしまった。
サポで知り合った、名前も知らない赤の他人を家に招くなんて危なすぎるだろ!と自分の中で葛藤があったが、ケイタくんが「いいんですか?」とパッと明るい笑顔を向けてくれた事で吹っ切れた。
それから、しばらく二人で家まで歩いた。途中でケイタくんが気を遣ってなのか「徒歩圏内なんですか?」とか「一人暮らしなんですか?」とか話題をふってくれた。普通にしてれば普通に明るい可愛い少年だ。
歩いて10分程度で家に到着した。ケイタくんは「スゲー」とマンションを見て驚いてくれた。オートロックが自動で開いた事にとても驚いて「今のどうなってるんですか?」と聞くケイタくんがとても可愛いかった。
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部屋までついて、玄関を入ると「ここでいいですよ」とケイタくんが言ってきた。僕はちょっと意味が分からなかったから『ん?』と返す。
するとケイタくんが僕のスボンに手を掛けて、ベルトをカチャカチャ…そして一気にズボンとパンツを下すと、いつものトイレでするみたいにフェラを始めた。玄関でするつもりはなかったけど、ケイタくん的には家に入らないようにした気遣いだったのか…部屋に入る事が怖かったのか。
相変わらず丁寧なフェラで、さらにいつもより激しく動かしてくれた。ジュポジュポで音がするくらいに。僕も普段は声を我慢してるけど、その時は気持ちいいとか、可愛いよとか声を出していた。さらに、いつもはできないケイタくんの乳首をつまんだり、自分の唾液をつけて指でグリグリしてみたり…その度にケイタ君からは「あー」とか「気持ちいい」とか可愛い声が聞けた。
そんなケイタくんが可愛くて、つい頭を撫でた。それは…なんかケイタくんが子犬のように見えたからなのか、自分のちんこを一生懸命頬張ってくれて、僕を気持ちよくしようと頑張ってる姿にドキドキしたのか…とにかく無性にケイタくんが可愛いく思えたからだ。
頭を撫でてやると、ケイタくんはこちらを見上げてニコッと笑ってくれた。それがあまりに可愛いくて僕はケイタくんの口で盛大にイッてしまった。今までで一番気持ちいいフェラだったかもしれない。『あぁぁぁー』と僕はみっともなく喘ぎながらケイタの口に出したのだった。
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僕はケイタくんに約束の5000円を手渡した。ケイタ君はいつものように「ありがとうございます、助かりました!また良かったら」と言って受け取った。「じゃあ、これで…今日はありがとうございました」と言ってドアに手を掛けようとするケイタくん。
『今日どこに泊るの?』僕は思わず聞いてしまった。ここでケイタ君を帰してはいけないような気がしたから。ケイタ君は「ネカフェ探します」と明るく答えた。『それなら…嫌じゃなかったら…ここに泊っていけば?』僕はかなりキョドりながら言葉を振り絞った。
こんな事を言うなんて下心があるように聞こえたかなとか、断られたら嫌だなとかいろんな事を一瞬で考えた。
「えっ、いいんですか?」
あっけなかった。ケイタくんは嬉しそうに答えてくれた。
それから、ケイタ君はコインロッカーに預けてる荷物を取りに行き、30分程で戻ってきた。
その30分の間に僕は使ってない部屋にお客さん用の布団を持っていき、何も敷いてないフローリングに新品のラグを敷いた。ここに引っ越してきて、すぐに買ったラグだけど使わない部屋に何かするのは面倒でずっと放置していた。まさかこんな形で役に立つとは思わなかった。
ケイタくんが家に戻ってくると、僕に「これ」と午後ティーを手渡してくれた。彼なりのお礼なんだと思ったから素直に喉乾いてたから助かるよ!と言って受け取った。ケイタくんの荷物を部屋に置いて、リビングに移動。
ただ、うちのリビングはキッチン前にあるテーブルとイスだけの質素なもの。とりあえず、テーブルに座って『ご飯はもう食べたの?』と聞くと「いえ、まだ…ちょっとお腹空いてて…」と申し訳なさそうに答えた。昨日自分で作っていたカレーがあったから『手作りなんだけどカレー食べる?』と聞いたら「はい!!いいんですか?」と嬉しそうに答えてくれた。
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お話、とても良い感じですね!
引き続きよろしくお願いします!
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楽しく読ませてもらってます。ぜひ、続きをお願いします。
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気持ちの整理がついたってことなので、何かありそうな感じですが、とても読みやすくて続きが楽しみです。
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素直で可愛い少年ですね!続きが気になります。
よかったらまた書いてくださいね!
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コメントをくれた皆さんありがとうございます。
こんな駄文を楽しく読んで貰えて嬉しいです。
誰かに話したいけど、こんなことを誰かに話したりなんてできないので、ここで書いて、気持ち分かるよって言ってもらえるだけで書いた甲斐があります。
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ケイタ君は僕の手作りカレーを美味しそうに3杯もおかわりしてくれた。そんなにお腹空いてたのかと、ケイタくんを見てると自分もお腹空いたので一緒にカレーを食べた。まさか、この家で誰かと一緒に食卓を囲む日が来るなんて思わなかった。
いつも一人で食べてる食事。自炊が好きだからいろいろ作ってはいるけど…一人で食べて、独り言の感想を言って終わりの毎日だった。
「おいしいです!」とか「お肉が大きいですね!」とか言ってくれる人がいるだけで、こんなに雰囲気が明るくなるのか…と僕は思っていた。
カレーを食べてお腹いっぱいになったのか、ケイタ君は少し眠そうだった。『寝る前にお風呂入っておいで』と僕が促すと、はいと小さく頷いた。お風呂に湯を張って、いつもは入れない入浴剤を入れてケイタ君をお風呂に案内した。
風呂に入っている間にケイタ君の服を洗濯しようと手に取ったら、ジャージもパンツもだいぶ疲れているようだった。少し切ない気持ちになった。
「久しぶりに湯につかりました!」と元気にリビングに戻ってきたケイタくん。そして「あれ?」と僕を探している。僕はリビングの隣の和室にいた。『こっちだよ』と声をかけてあげると「こっちにも部屋あったんですね」とケイタくんが顔を出した。
風呂上りで少し上気した顔。血色もだいぶ良い。少しベタベタしていた髪の毛もサラサラしてるようでショートヘアが良く似合っていた。
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「ここで寝てるんですか?」と僕の部屋を見てケイタくんが言う。
僕は田舎暮らしだったせいもあり、和室じゃないとどうにも落ち着かない。このマンションを購入したのも和室が広いからだ。
和室にコタツを置いて、寝る時はその横に布団を敷いている。「ここの部屋はいろいろあるんですね」と無邪気なケイタくん。マンションは広いけど、実際他の部屋は使ってないから荷物もほぼ無い。
リビングもテーブルとイスとラックだけだから何もない。対してこの和室はテレビにゲームにPCに本棚にと…大学生の一人暮らしのような有様だ。
『ここでしか生活してないんだ』と僕は笑って答えた。
だから、、、もう言っちゃおう。
『だから、ケイタくん…もし行くとこが無いなら、しばらくあの部屋を使ってもいいよ』
ケイタくんが風呂に入っている間に考えていた。彼は明日ここから出てどこに行くんだろう?って。
そして、金を稼ぐためにサポを繰り返して…他の人のもしゃぶって、いや他の人とはSEXまでしてるんじゃないだろうか?そうやって生活していくんだろうか…。
僕はケイタくんにそんな事をして欲しくなかった。僕自身がケイタくんを買ってるくせに、こんな事を考えるなんて笑っちゃうけど。
でも、ケイタくんにはそんな事をして欲しくなかった。だから、生活が落ち着くまででいいから、ここに住まわせて自立できるようにしてあげたかった。
ケイタ君は少し考えてから「僕、お金ないんで…家賃も払えないし…」と俯いた。これは嫌だから遠回しに断ってるのか?僕は『さすがに知らない人の家じゃ怖い?』と聞いた。「そんな事ないです!居させてもらったら嬉しいけど…僕は何も無いので…」
『お金なんていらないし、何も必要ないよ。ケイタくんが一人で暮らせるようになるまで、ここで一度リセットしてくれたらいいから』
僕の思いが伝わったのか、ケイタ君は「本当にありがとうございます」と深々と頭を下げた。
次の日の朝。僕は今まで使った事がなかったホットサンドメーカーでホットサンドを作った。ケイタ君はとっても美味しいと言って食べてくれた。
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それから、一緒に暮らし始めてから1ヵ月が過ぎた。ケイタ君はこの家に住民票を移して、保険証とマイナンバーカードを手に入れた。そして、ケイタくんの名義の銀行口座も作った。
今までどうやって生活してきたのか?というくらいにケイタくんは知らない事が多すぎた。
バイトも今まで落ちまくってきたらしいけど…そりゃ申し込んでも身分証が無い、銀行口座も持ってないだと雇ってくれるとこは皆無だろう。
バイトも落とされる理由を誰も教えてあげないから、ケイタくん自身は自分がダメなんだと思い込んでいた。
身なりもしっかりとして欲しくて、ユニクロで服を買い込んだ。スーツも二着作ってあげた。1つはどこにでもあるスーツメーカーの吊るしのスーツ。もう一つはハンツマンの少し高いスーツだ。
鞄も靴も少し良い物を使ってもらって、持っていたバキバキのスマホもiPhoneに変えた。どっからどう見てもまともな大学生になった。
ここまでちゃんとしていれば、礼儀正しいケイタ君はすぐにバイトに合格した。バイトの面接に2つ応募して、2つともその日のうちに合格の連絡が来た。バイトの初出勤の日は家ですき焼きを作って食べた。
ケイタ君はとても嬉しそうだった。サポで会ってた時のケイタ君はもういなかった。体重も57kgまで増えて、健康的でショートが似合うイケメン大学生のようだった。
体づくりのためと、毎日皇居までランニングして皇居ランをして帰ってくるケイタくんはキラキラしていた。よく食べて、よく笑ってくれるケイタくん。僕はケイタくんを見てるだけで幸せだった。
この1ヵ月の間に僕はケイタくんに一切手を出さなかった。
ムラムラした時はあったけど、ぐっと堪えた。僕自身が思ったことだから、ケイタくんに自分の体を売って生活して欲しくないと僕自身が強く思って彼をここに住まわせたのに…僕がケイタくんに手を出したら、それはケイタくんがサポで生活してるのと一緒だから。
だから、ケイタくんとは今後も絶対に何もしないでおこうと心の中で誓っていた。
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久しぶりの良作の予感。
途中で終わらず是非書き切ってほしいです!
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 17_0_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/17.0.1 Mobil... @sp49-96-23-65.mse.spmode.ne.jp>
出会ってから二ヶ月が経過したくらいだった。ケイタくんのバイトも順調で初めての給料で僕にカレーを作ってくれた。
豚肉が入ったカレーがちょっと新鮮だった。僕は関西出身だからカレーの肉は牛肉が当たり前だと思ってたから、これはケイタくんに教えてもらったことかな。
その日はカレーも美味しくて、僕は久しぶりにお酒も飲んですごくいい気分だった。風呂も入って幸せな気分で布団を敷いてた時だった。
襖を開けてケイタ君が入ってきた。『どうしたの?』と僕が聞くと「今日、一緒に寝てもいいですか?」とケイタくんが聞いてきた。
僕はドキドキしたけど…やっぱりいけないと思い『布団一つしかないから、自分の部屋で寝た方がいいよ』と返した。「一緒に…寝たいんですけど…ダメですか?」とそれでも引き下がらない。
「いつも一人で寝てるけど、今日は一緒にいて欲しいんです…あっちは静かすぎて…一人みたいで嫌なんです」とケイタくんが矢継ぎ早に言った。
僕の家は横長の間取りで、ケイタくんが使ってる部屋は一番端の部屋。間の部屋は特に何も使ってない部屋が2つ。
確かに僕がいるリビングまではだいぶ遠いから人の気配がしないのは分かる。だから二ヶ月も一緒に暮らしてもお互いにストレスにならなくていいんだと思ってけど…ケイタくんは寂しかったのか。
それにしても、いつもと雰囲気が違うケイタくんに僕は戸惑った。
ケイタくんは襖をそのまま閉めて、僕の布団に潜り込んできた。やっぱり何か様子がおかしい。きっと彼にとって何か嫌なことがあったのかな。僕は何も言わないで一緒に布団に入った。
僕はケイタくんの事をほぼ何も知らない。本名と以前の住所だけしか知らない。なんで東京にいるのか、家族とは何があったのか、なんでこんな暮らしをしているのか…何も聞かなかった。
聞いても僕には彼の人生に何の責任も負えないから。だから、僕はケイタくんの身の上を何も聞かなかった。ケイタくんも特に何も話さなかった。
その日はケイタくんと初めて一緒に寝た。ボティソープのいい匂いがする。同じものを使ってるけど、こんないい匂いがするものなんだなと思ったのを覚えてる。香りがとってもいい!という口コミを見て買った高級価格帯のボディソープ。
買って帰った日に使ってみて、なんだ…こんなもんか。何がそんなに良い匂いがするんだろう?と僕は疑問だった。
そうか…これは自分が使って良い匂いがするって思う物ではなく、誰かが使って良い匂いがする!と感じるものなんだ。
そんな事、一人で生きていてもきっと気づかなかっただろうな。
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川端康成の伊豆の踊子を読んだ事がありますか?
大学生の青年が旅に出て、その旅先で旅一座と出会う。その一座にいた踊り子の女性はとても魅力的だった。
青年は彼女に対して恋愛のような感情を持ち始めていた。踊り子が他の男客に汚されてしまうのではないかと心配と嫉妬の感情を持っていた。
そんな時に青年が温泉に入っていると、遠くから彼を見つけた踊り子が真っ裸で嬉しそうに手を振っていた。
その女性は女性ではなく、少女だった。少女が青年を見つけて、嬉しさのあまり一糸纏わぬ格好で手を振っているのだった。青年は、なんだ子供だったのかと安堵した。
その時に青年は踊り子に対しての感情は恋愛ではなく、川端先生の言葉を借りるなら"無垢なる者へのいとおしみに浄化した"のだった。
僕がケイタくんに抱く感情も、彼を汚したくないし、誰かに汚されて欲しくなかった。そういった無垢なる子供に抱くような、そんな複雑な感情だった。
彼を守ってあげたい。そう僕は思っていた。その誓いもすぐに破る事になるのだが。
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次の日の夜もケイタくんは僕のところに来た。次の日も、その次の日も僕の布団で一緒に寝た。でも、特に何をするでもなかった。ただ、たまにケイタくんを撫でたりする程度だった。
そんなある日、いつものように一緒に寝ていると、唐突にケイタくんが僕のちんこを触ってきた。『コラっ、悪ふざけしてないで寝ろよー』と僕は茶化した。けど、ケイタくんはやめなかった。パジャマに手を突っ込んで直に触り始めた。
「久しぶりに抜きますよ…」ケイタくんが僕を見つめる。
『いいよ…そんな事しなくて』僕はどうしていいか分からず強がった。ちんこはビンビンだったけど。
「なんで?」
『…』
「もう嫌ですか?」
『ケイタくんにはこんな事して欲しくないから…』
僕はケイタくんに思ってる事を話した。自分がなんでケイタくんに手を出さないか話した。これからもどんなに困ってもケイタくんが体を売って生活するような事はしないで欲しいという事も伝えた。
「でも…僕何かしたいんです、こんなにいろいろしてもらったのに、僕何も返す事ができないから…せめてこれくらいさせてください、じゃないと僕ここにいるの辛いです!!」
僕は自分のことばかり考えてけど、ケイタくんはケイタくんなりに考えてたんだ。いくら子供っぽいとはいえ、施しを受けるだけの生活に彼なりに何か思うことがあったのか。
だけど、そのお返しがフェラしてもらうことだと…ケイタくんが結局は体を売って生活してることと同じではないのか?僕がそんなことをグルグルと考えていると、ケイタくんがキスをしてきた。
<Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Safari/537.36 @p3899088-ipxg00b01osakachuo.osaka.ocn.ne.jp>
いい展開になってきましたね!
続き楽しみに待ってます!
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 17_2_1 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/17.2 Mobile/... @104.28.99.210>
俺なら間違いなく、早々に手を出していると思うけど、偉いですね
エロい展開や日常のことでも良いので続きお願いします!
<Mozilla/5.0 (Linux; Android 10; K) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Mobile Safari/537.36 @softbank126006041222.bbtec.net>
初めてだった。今までフェラしかしてもらったことがなかったのに咄嗟の事でビクッとしてしまった。
「僕、多分じんさんのこと好きになったかもしれないです」ケイタくんがそう言ってまたキスしてくれた。僕はケイタくんの事が大好きになっていた。
順番はおかしいけど…ケイタくんといっぱいキスをした。キスより激しいことをしてもらってたのに、とても新鮮な気分だった。好きな人とキスをするってこんなに興奮する事だったんだ…と思った。
キスしながらケイタくんの体を触った。触れるとケイタくんは体をビクビクさせながら感じてくれた。
特に乳首を触ってあげると声をあげて感じていた。服を脱がせて、初めて至近距離でケイタくんの体を見て、ケイタくんの体温を肌で感じた。
僕は乳首に吸い付いた。ケイタくんはあっっと声をあげてよがった。ちんこに触れるともうビンビンだった。パンツの前は少しシミができてるようだ。
お風呂に入る時に何回か見た事はあったけど、勃起してると17cmくらいはありそうなデカマラで、形もとっても綺麗だった。亀頭の先はピンクで先走りが多い。
全部の反応がとてもやらしくて、僕はケイタくんの体の隅々まで舐めた。乳首に腋にちんこも玉も全部舐めた。今まで本当はこんな事がしたかったのかもしれない。ケイタくんにしたいと思ってる欲望を全部ぶつけてる気分だ。
ケイタくんのちんこを吸い上げてると「あんまりするとイッちゃうから…代わって」と言い、次はケイタくんが僕の体を舐めてくれた。相変わらずすごいテクニックだったのと、今までの興奮ですぐイキそうになる。
『ケイタ、フェラうまいね…初めて会った日からすごくて…』と思わず言ってしまった。
「フェラだけはいっぱいしたから…」ちょっと悲しそうに呟いた。「だけど、フェラだけだから…本当に」と言うケイタくんが無性に愛おしかった。
僕はケイタくんをギュッと抱きしめた。「お願い、じんさんの入れて欲しい…」『えっ?』思わず僕はケイタを見た。
「僕初めてだから、これでお礼がしたいから…僕の処女もらってください」
ケイタくんは恥ずかしそうに言った。僕は思わず吹き出した。ケイタくんも吹き出した。もー我慢してたのにー!!と怒った。でも、今のは本当だよとケイタくんが言う。
『俺が初めてでいいの?』と聞くと、うんと頷いた。かわいい。
僕はローションとコンドームを取り出した。使う事なんてないと思ってたけど、まさかゴムを使う時がくるなんて…一応、消費期限も確認しておく。ローションは普段オナニーの時に使ってるからバッチリだ。
<Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Safari/537.36 @p3899088-ipxg00b01osakachuo.osaka.ocn.ne.jp>
ケイタくんの処女発言は本当っぽかった。指1本でもキツキツで少し痛そうだった。
ローションでだいぶ時間をかけて慣らしたら、なんとか指が3本入るようになってきた。ただ、本人は「変な感じがします」と痛いでも気持ちいいわけでも無さそうな感じだった。
『ケイタが気持ちいいわけじゃないなら止めない?』と僕が言うと「いや、もう大丈夫です!僕が気持ちいいとかじゃないんで!」と言いながら飛び起きて、僕を仰向けにした。
そのままケイタくんの得意なフェラで一気にイク手前までフル勃起させられた。「入れますね」と言うとケイタくんが騎乗位で跨ってきた。
『ケイタ、ゴムを…』そう言うとケイタくんは「僕は嫌じゃないです…」と答えて少し沈黙が続いてから、腰を落とし始めた。
ケイタくんの中はかなりキツくて温かくて最高だった。苦しそうにしながらも、ゆっくりと少しずつケイタくんの中に入っていく僕のちんこ。この光景だけでもイキそうだったけど一生懸命我慢した。10分程でケイタくんの息も絶え絶えに何とか全部入れる事ができた。
『大丈夫?』
「大丈夫…だけどまだ動かさないで…」
だいぶ辛そうだったから少し心配だったけど、この状況で僕のちんこはすぐにでも爆発しそうだった。動かさないでと言われても、動かしたらこっちがイキそうだった。
すると、しばらくしてからケイタくんが自分で腰をゆっくり上下させ始めた。出し入れされる度に「あっあっ」と小さく喘ぐ姿がとても可愛いかった。
「気持ちいいですか?」と聞かれて『かなり…もうヤバそう…一旦抜いて手でイカせて』と僕が頼むとケイタくんはそのまま腰を激しく動かし始めた。
ケイタくん自身も辛いのか「あー、あっ」と痛いのか気持ちいいのか分からない声をあげていた。『ケイタ出そうだから抜いて』と言って足を掴んだけどケイタくんも僕の手を掴み返してきて「このまま出して!」と言った。
全部終わって、横で寝てるケイタくんを見た。可愛い寝顔だった。僕は何してるんだろう。結局は金でケイタくんの処女を買って、中出しまでしてしまったんじゃないだろうか。
ケイタくんは純粋な子だから、何かできる事をしたいという気持ちで、ここまでさせてしまったんじゃないだろうか。だったら、僕が大人として頑として断るべきだったんじゃないだろうか…いろいろ考えてるうちに眠ってしまった。
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次の日の朝はケイタくんの方が早く起きていた。パンを焼いて、目玉焼きを作って僕の大好きな紅茶を淹れてくれた。
甲斐甲斐しく世話してくれる姿に昨日の出来事を重ねて、あんな事をしてしまったのか…と年甲斐もなく恥ずかしかった。
その日の夜もケイタくんは僕の布団で寝た。寝る前に口で抜いてくれた。次の日も、その次の日も寝る前に口で抜いてくれるのが習慣みたいになった。ケイタくんのバイトが次の日休みの夜はSEXをするのが定番になっていた。
最初はダメだと思っていても慣れると罪悪感が無くなるものなのか、僕はケイタくんをいろんな体位で犯して、毎回中出しするのがデフォになっていた。
そんな生活が1ヶ月ほど続いた。僕はケイタくんの事が大好きになっていた。ケイタくんも僕の事を好きだと言ってくれていた。付き合うとか付き合わないとかを口に出した事はないけど、恋人気分で過ごしていた。
休みの日は二人でデート的な事も楽しんだ。制限があったから、家でご飯を作って食べたり、家で映画を見たり、二人で深夜散歩をしたり楽しかった。
楽しかったけど、少し気になる事も増えた。それは、ケイタくんの金銭感覚だ。僕のマンションがある土地柄なのか、高級と言われるスーパーが多い。
自然と買い物は近くのスーパーでとなると食材の買い出しだけで1万円くらい使う事も多々あった。
僕と一緒に買い出しに行く時はそれでもいいが、ケイタくんは一人の時でも自分のお金で高い弁当を買ってきたり、出前を頼んだり、コンビニでも当たり前のように2千円くらいの買い物を頻繁にしていた。
バイト代も貯金をしなさいと言っていたが、欲しいものがあれば後先を考えずに買い物するようになってしまい、貯金は10万も貯まっていなかった。
ある時、こんなんじゃ一人で暮らしていけないよ?と僕が言ったら「じんさんがいるから大丈夫!!」とあっけらかんと答えた。
僕はその日から考えた。僕はケイタくんの人生を背負って生きていくことができるんだろうかと。
出会った時のケイタくんは少しの買い物でもありがとうございます!と言っていた。1パック600円の牛乳を買った時はもっと安いのないんですか?と本気で心配そうだった。
そんな純粋だったケイタくんを壊してしまったのは僕自身だ。
なんて事をしてしまったんだろうと僕は後悔した。
そんな事を思うと、ほぼ毎日抜いてもらっていたのも断るようになった。ケイタくんは「なんで?今日はいいの?」と不思議そうだった。
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僕の心境の変化が起こってから、ケイタくんの奉仕を拒むようになった8月のある日の夜。僕はケイタくんに話を切り出した。
『ケイタくん、そろそろ一人暮らしをしてみない?』
ケイタくんは「なんでそんな事言うんですか?」と怒った。何に対して怒っているのかは分からなかった。あまり考えたくなかったのかもしれない。
『ここでの生活はケイタくんに良い影響を与えないよ…だから、そろそろ一人暮らしをして、自分にできる生活をした方がいい』
「僕はじんさんと一緒にいたい!じんさんも僕の事好きで大事にしてくれてると思ってた!もう飽きたの?」
『ケイタくんの事は大好きだけど…今のままじゃケイタくんがダメになるから…お願いだから、一人で暮らす事を考えて…』
こんな話し合いを1時間くらいした。
不毛だった。こんな雰囲気になるなんて。
次の日の朝、ケイタくんが僕に言った。
「僕ここを出ていくけど、ウリ専で働きます。じんさんが体を売るなって言うからバイト頑張ってたけど…じんさんがそうやって僕を追い出すなら、僕は自分の体で稼ぎます!!」
パンっ!
頬を打つ乾いた音が部屋に響いた。
僕は思わずケイタくんを叩いてしまった。僕の頬を涙が伝う。
「じんさんが!じんさんが悪いのに!!!」とケイタくんは泣きながら僕に抱きついて、そのままわんわん泣いた。僕はケイタくんの頭を撫でながら泣いていた。
どっちの涙か分からないくらい僕のシャツはびしょびしょだった。
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9月の初旬。ケイタくんの一人暮らしする場所が決まった。初期費用安めで保証人不要の物件が見つかった。探せばあるものなんだ。
引っ越しはもう来週だ。あの時から僕たちはほとんど会話をしていなかった。一緒に住んでるのに、わざと顔を合わせないように生活していた。
引っ越しの話もケイタくんは僕にLINEで送ってきた。同じ家に住んでるのに、もう会話をする事もできない。
ケイタくんが出ていく前日、宅配業者が荷物を取りに来ていた。ケイタくんの荷物はそんなに多くないから引っ越し業者を頼むまでもない。
僕はケイタくんの部屋に吊るしてあったハンツマンのスーツの内ポケットに50万円と手紙が入った封筒をそっと入れておいた。
その夜、僕はケイタくんに一緒にご飯食べようと誘った。
「はい」とケイタくんが僕を見ないで答えた。
その日の晩御飯は僕の手作りカレーを出した。ケイタくんは美味しいと言っておかわりをしてくれた。
僕はケイタくんに最後に言っておきたい事を伝えた。
ここを出て行って困ったことがあっても安易に体を売って稼ぐ事はしないで欲しい。バイトも頑張りつつ就職活動をちゃんとして、なんでもいいから正社員で定職について欲しい。スーツを着る仕事をして欲しい。高いスーツは仕事に慣れて1ヵ月くらいしてから着て行く事。それまでは面接も仕事も安いスーツで過ごすこと。
仕事をしてない空白期間は親戚の叔父さんの会社で仕事を手伝っていたと言う事。高いスーツはその親戚の叔父さんが就職祝いに買ってくれたと説明する事。
保険料や税金は払う事。どうしても払えないなら払えないと役所に相談に行く事。できる限り三食ちゃんと食べる事。
ケイタくんは「分かった…」と僕の目を見て答えてくれた。
その日、僕は明日からまた一人になるんだなと思いながら布団を敷いていた。襖がそっと開いた、ケイタくんが立っていた。
「今日は…ここで寝ていい?」と聞いてきた。僕は黙って布団をめくった。
ケイタくんの体温はとても温かかった。エアコンで少し冷えた体に心地よい温かさをもたらしてくれる。
ボディソープのいい匂いがする。最近またボディソープの香りを変えた。爽やかな柑橘系のいい匂い、こんなに良い匂いだったんだ。でも、このボディソープの匂いを感じるのは今日で最後なんだろうと思った。
ケイタのサラサラの髪を撫でながら、その日はケイタを抱きしめて眠った。
次の日の朝、僕はホットサンドを作った。ケイタくんは美味しいと言って食べてくれた。
「今までお世話になりました…」
ケイタくんが玄関で頭を下げた。僕は『お粗末様でした』と答えた。
「じんさんは結局なんで僕を助けてくれたの?」
『分からない』
「なんで付き合ってくれなかったの?もうこれで終わりなの?」
『こんなおじさんの事は忘れて、ケイタは同い年くらいの子と楽しい恋愛をした方がいいよ』
「じゃあ、もう忘れる…じんさんの事全部忘れる」
『…』
「じんさんも僕の体を買っただけで、遊んでただけで、本気じゃなかったんでしょ」
『ケイタ、辛い事があったり、どうにもできない、本当に困った時は最後の最後に僕に連絡してきて。僕はケイタの事ずっと大事に想ってるから』
ケイタくんは頭を下げてから無言で出て行った。
長いようで短い二人の生活が終わった。
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2023年のクリスマスの日。
僕は東京駅にいた。用事で遠出してからの帰りだった。夕方で通勤の人や外国人や観光客でごった返していた。
こういう遠出で疲れた時は、少し贅沢して丸の内口の方からタクシーに乗って帰るのが定番だった。
だけど、なんとなく、本当になんとなく今日は八重洲口の方から帰ろうと思った。
なんでこんなに疲れてるのに、わざわざ連絡通路を通って八重洲口に向かってるのか自分でもよく分からない。
もしかしたら、クリスマスの街の雰囲気を味わいたかったのかもしれない。誰も待ってない家に帰るのが寂しかったのかもしれない。
八重洲中央口から外に出ようとした時だった。寒い外気が顔を直撃する。
その時、トントンと肩を叩かれた。
振り向いたら、髪をしっかり固めて真面目そうな雰囲気のビシッとした雰囲気のリーマンが立っていた。キリっとした顔立ちで誰がどう見てもイケメンだ。
ハンツマンのスーツがよく似合ってる。
「じんさん!あの時は…本当にゴメンなさい」
『よく似合ってるよ』
「親戚の叔父さんからのプレゼントってちゃんと言いましたよ!それと…お金まだ使わず残してます」
『それなら、あれで二着目のスーツ買ったらいいよ』
ケイタくんはニコニコしながら僕の耳元で呟いた。
「じゃあ、50万円分抜きましょうか?」
以上で終わりです。
ありがとうございました。
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一気に読みました。
とても良かったです!
ケイタ君がその後どんな生活をしていて、今も関係は続いているのか教えて欲しいです。
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ハッピーエンド?で終わってて良かった!
読みやすくて一気読みしました。タイトルにもちゃんと意味があって、ちょっとした短編小説を読んでるみたいな感覚でした。
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すごく良い話!
あまり良くない終わり方なのかと思いましたが、ハッピーエンド(?)で良かったです(笑)
少し成長したケイタ君とは、その後何も無いんですか?
独り立ちさせるためにあえて突き放したんですよね。
自活できるようになったのであれば、あとは2人の気持ち次第かなと思ってしまいました。
お二人が幸せであると良いなと思います。
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コメントをいただきありがとうございます。
数年ぶりに年末に再会してしまい、この記憶を文字にして残しておきたいなと思い書きましたが…思いのほか共感していただけてよかったです。
あまり多くは本人のためにも書けないですが、ケイタくんとは再会しただけです。
その場で食事にでも行こうと誘ったけど、クリスマスは年上の彼氏が家で待ってくれているからと断られました。
少し残念だったけど、元気そうな顔と声が聞けただけでよかったです。
僕もクリスマスに家で待ってくれる恋人を作ろうという気持ちにもなりました。
この再会で僕の心配も晴れて、僕ももういい歳ですが新たな道に進めそうな気がしました。
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久々の良作!
テンポ良し、登場人物の描写良し、ストーリー良し。
なにより、ちゃんと一気に完結させてくれてる!
いいもん読ませてもらいました。ありがとう。
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うーん。なんかモヤる結果ですね。
そんなに好き合ってたら付き合ったらいいのにと思いました。
じんさんに追い出された後に弱ってるケイタさんに近づいた人がモノにしちゃったって感じなのかなーなんかこの結末は悲し過ぎです。
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心を揺さぶられる話でした。
恋人ではないけど大切な人、ある一時に濃密な時間を過ごした人、そういう関係も、時に家族や恋人と同等以上に価値あることなんだなと感じました。
書いてくれてありがとうございます!
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気持ちの整理がついたという書き出しの理由がよくわかりました…相手のために突き放す辛さと愛の深さを感じました。その分切ないです…
ケイタくんが、もしこのお話を見ることがあれば、当時の状況やじんさんへの想いなど書いてもらえると読者としては嬉しいです。
じんさんの幸せをお祈りしています
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ショウゴ
- 24/1/21(日) 22:57 -
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 16_5 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/16.5 Mobile/15... @KD106129182024.au-net.ne.jp>
素敵な、そしてちょっと切ないストーリーで一気読みしてしまいました。
じんさんのような行動を起こせる人はそうそういません。思いやりの心に包まれて、その子もきっと幸せだったことでしょう。
その子の将来と、じんさんの今後がお互い幸せなものでありますように。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 17_2_1 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/17.2 Mobile/... @fp8393d268.ibra610.ap.nuro.jp>
偶然見つけて拝見させて頂きました。
読んでいてジンさんのケイタくんへの大切にしたい愛おしい守りたいという感情やまだ10代故の幼さがジンさんへの好意や感謝を素直にぶつけてしまう事で2人の気持ちのすれ違いからの別れそして再会。
ケイタくんが道を誤らず立派な社会人として再出発出来て良かったですね。
ジンさんの思いが彼に伝わっていて本当に良かったと思いました。
思わず泣いてしまいました。
素敵な物語をありがとうございました。
<Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 17_4 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/17.4 Mobile/15... @133.106.189.206>
じんさん:今朝一気読みしました。とくに10と11は、40代としてはわが身を省みるきっかけともなりました。ありがとうございます。実話であればいつかじんさんとあってみたいですね。合掌
<Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Safari/537.36 Edg/12... @p7931238-ipngn38401marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp>
このいい話が埋もれてくのは寂しいです!
じんさんのその後も知りたいです
ケイタくんのその後はわからないかもしれませんが…
<Mozilla/5.0 (Linux; Android 10; K) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/125.0.0.0 Mobile Safari/537.36 @14-133-18-30.dz.commufa.jp>