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俺はとてつもなく消極的な人間だ。恋愛においては。
中学生のころ好きだった同級生に告白した。次の日、隣の席の女の子に、
「けんた君てホモなの?」と、不潔なモノを見る目で言われた。その後俺がホモだという噂は一気に広まり、友達もいなくなった。高校は県外にした。それでも恋愛を諦められなかった俺は、ゲイの出会い系で探したり、二丁目に行ってみたり、考えられることは全てやった気がする。
何度か、好きになった人はいたが、それは全て学校の同級生だったり、部活のつながりとかで、片思いが実ることは一度も無かった。
そして、恋愛経験もSexも経験の無いまま大学生になった。大学生にしてすでに疲れていた。
恋愛ができないだけではなく、誰と仲良くなっても必ず嘘をつかなきゃいけないし、本当の自分なんて誰も知らない。だからと言って、一人で生きられるほど強くもなかった。
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大学では、サークルに熱中した。フットサルのサークルで、高校でもサッカーをやっていたし、運動をしている時は、嫌なことを考えなくてすむ。
そこで友達になったゆうすけは、たまに合コンだとかオフ会だとかに誘ってくる。でも俺は、全く興味が無かったので、ずっと断っていた。ゆうすけはいつも、
「お前ってマジやる気ゼロだな〜」と言ってくる。そのたびに俺は笑ってはぐらかすのが決まりのようになっていた。たぶんこの頃の俺は、ノリが悪くて本音を明かさない暗い奴だと思われていたに違いない。
<DoCoMo/2.0 SH03B(c500;TB;W30H13;ser355601033879616;icc8981100000337438370f) @proxy30066.docomo.ne.jp>
文章力に惹かれました!
こういう小説ものって書くのすごく大変だと思います。応援しながら続き楽しみにしています。
大学生♪
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大学2年になった。サークルの勧誘が始まった。ゆうすけはマネージャーになってくれそうな女子ばかりに声を掛けている。
俺はサッカーとかフットサルに興味のありそうな奴を見付けては声を掛けていた。
「サークルの宣伝のチラシください」と、後ろから声を掛けられた。振り返ると、新入生ぽい子が立っていた。
「あー。いいよ。フットサル興味ある?」
そいつは背が高くて、と言っても、俺が164しかなくてそいつは177、8くらいで見上げないと喋られない。
「サッカーとかやったことないけど、楽しそうですね」
「うん。楽しいよ。経験とか無くても全然大丈夫だから見学来てよ。今日も夕方からやってるからさ。」
「わかりました。絶対見に行きます。」
やたら元気のいい奴で、名前は山本というらしい。山本は足早に去って行った。そこにゆうすけが戻って来た。女子を連れて。
講義が終わって疲れた俺は、サークルに行くかどうか迷っていた。バイトを探しに行きたかったし、ゆうすけが休み時間に俺の所までわざわざやって来てマネージャーになってくれそうな女の子がいっぱい来ると得意げになっていたのもあって帰ろうと思った。
しかし、山本のことを思い出した。あいつ絶対見学くるって言っていた。さすがに誘った本人がいないのも可哀相だと思い、渋々体育館に向かった。
体育館の入口に山本は立って中を覗いていた。中に入ればいいのに変な奴だなと思った。
「早速来たんだ?」
俺は笑顔で声を掛けた。
山本は振り返るとホッとした表情で、
「あっ、、いないのかと思いました。見学に来たんですけど…」
「いいよ。中入って。」
山本は笑顔でよろしくお願いしますと言って俺について体育館に入った。
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体育館の中ではすでに新入生が何人かと、女の子らでごった返していた。女の子はチーム一つ作れそうな人数で、ゆうすけは俺の顔を見ると得意げに、
「俺ってすごくね?」
と、
「お前の好みどれ?」
ときかれたので、
「全員可愛いよ。チーム作って監督やれば?」とそっけなく答えた。
それから、練習風景を新入生に見せて、おおかたどんなサークルなのかを説明した後、部長が、
「大体こんな感じかな。入部してもいいって奴は残ってください。」
そう部長が言うと、女子は仲の良さそうな2、3人を残して殆どが帰った。男子も結局入部すると決めたのは山本を含め5人だけだった。ゆうすけは残念そうにしていたが、俺はどうでもよかった。それは、女子が帰ったことだけではなく、男子も少ししか残らなかったこともだ。
高校生くらいまでの俺だったら、こういう出会いがあると嬉しかった。いい格好して、気に入られようとしただろう。
今はそんなことはしない。逆に、誰も俺のことを掻き乱さないでくれと思っている。
サークルが終わって、新入生を囲んで、新歓コンパをいつやるかを話あっていた。去年は、新歓に30人近く来たが、結局入部したのは俺とゆうすけの他に3人だけだった。新歓に相当金がかかったらしい。それで今年は興味の無い奴は早々に帰ってもらったのだ。
皆が盛り上がっていると、山本が話掛けてきた。
「先輩、フットサルうまいですよね。俺、運動苦手なんで不安ですよ。他の奴ら経験あるみたいだし。」
「高校まで何もしてなかったの?」
「俺高校までは書道部でした。」
そう言った山本は恥ずかしそうだった。俺は何か言わないといけない感じがして、
「そういえば、下の名前何ていうの?」
「ひでかずっていいます。」
「じゃあヒデだな。改めてよろしく。」俺がそう笑顔で言うと、山本はすごく嬉しそうな顔をして、
「はい!よろしくお願いします!」と握手をしてきた。
俺はとても危険なものを感じた。
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※コメントありがとうございます。
新歓コンパが終わって、新入生が練習に加わり新学期のどたばたが落ち着いてきた頃、ヒデ(山本)は相変わらずだった。他の新入生は全員経験があったので、早速チームに別れて紅白戦をしている。
ヒデは経験が無いのに加え、運動音痴だった。皆が呆れるくらい運動がダメで、最初ちやほやしていた女子も今では完全に興味が無くなったらしい。ゆうすけが、
「お前が勧誘したんだから責任もってね。」と、皆の前で言った。
それがきっかけでヒデの面倒を俺が付きっきりで見ることになってしまった。
コーヒーショップでバイトを始めてサークルに出る回数が減った。その頃、ずっと身長が低かった俺は、一年の後半頃から急に身長が伸び始め、169くらいまで伸びていた。すると、女子から告白されることがあった。今まで想像もしていなかったことに俺は驚いた。
ただ、それは俺にとってはどうしようも無いことで、断るしかなかった。
でも、その時から、俺は少し考え方が変わった。
今まで、人を好きになってもそれが実ることが無かったことを、ごく普通のことだと思うようにしていたし、傷つくのが嫌で恋愛を放棄していた。しかし、立場が逆になったことで、他人から好かれるのはすごく嬉しいと思った。
中学生のころのことを思い出すと恐いけれど、他人を思いやれる人となら結果が実らなくても恋愛はしたいと思うようになっていた。
考え方が少し前向きになってきて、学校のゼミやサークルなどでも多少積極的になっている気がした。
<DoCoMo/2.0 SH03B(c500;TB;W30H13;ser355601033879616;icc8981100000337438370f) @proxy30065.docomo.ne.jp>
大学生になってから初めて考えが少し前向きになって気になり始めた相手がゆうすけだった。
もちろんゆうすけはゲイではないし、むしろかなりの女好きなのは分かっていた。
夏休みに入って、ゆうすけと俺と何人かでキャンプをした。ゆうすけが話すことはサッカーのことと女のことが殆どだ。俺は前よりもゆうすけの興味のあることは何でも聞いた。ゆうすけは一見チャラそうに見えるが実は真面目なのだと思った。というよりも、今までちゃんと知ろうとしなかったのだ。自分がとても情けないと思った。自分の人生がうまく運ばないことを表に出して、大切な友達さえ遠ざけていたのだ。
キャンプが終わってからますます、ゆうすけのことが気になる一方で、サークルの時も殆どゆうすけのことしか目に入らなかった。
そんな時、ヒデが、
「けんたさんて、ゆうすけさんと仲いいですよね。てか、最近けんたさん変わりましたね。」
そんなことを唐突に言われた。そんなことないとはぐらかしたが、バレバレだったのかもしれない。
ヒデは相変わらず下手で、サークルの時は俺が教えるようになっていた。他の奴らがゲームをしている様子を隅で見ながらヒデに色んなことを説明した。凄く真剣にやっているのは伝わってきた。でも実際にやらせるとできなくて、可哀相なくらいだった。
俺は運動が苦手でもせっかく頑張っているし、辞めてほしくないと思って、ヒデと色々話すようになった。
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ゆうすけ、ヒデくんどちらとどんな進展があるのか、続きが楽しみです!
大学生活楽しめるのかな?
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良い感じで進んでますね\(^o^)/
続き楽しみにしてます!
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サークルの時にヒデと色々と話す内に、俺は恋愛のことも話すようになっていた。ストレートに自分はゲイだとは言わなかったが、悩みを打ち明けていたりもした。ヒデはいつも真剣に聞いてくれた。
そうやって自分の気持ちを話すたびに、ゆうすけのことが好きだという思いが大きくなっていった。
俺はゆうすけに告白をすると決めた。
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俺は一人になれる場所を探した。人がたくさんいる場所を避けて。ようやくたどり着いた公園で、声を出して泣いた。声を出さないようにしても無理だった。
公園に来る少し前、俺はゆうすけの部屋にいた。
ゆうすけの返事は分かっていた。
「けんたがいくら友達でも、恋愛感情持つのは無理だよ。」
俺は、出来るだけ明るく、何でもないように分かってるよと言った。
ゆうすけは最後にこう言った。
「けんたが最近変わってきたのは気付いてたよ。初めて自分の気持ち話してくれたような気がする。」と。
俺は、フラれて悲しいという気持ちとは違う涙が溢れる出そうだった。
でも、ゆうすけの前では泣けなかった。これ以上ゆうすけに負担をかけることはできなかった。
「じゃあ、また明日学校でな。」とそれだけ言って、ゆうすけの部屋から飛び出した。
こんなに泣いたのは初めてだった。ゆうすけは友達として最高の接し方をしてくれたと思う。ありがとうという言葉しか出てこない。
その時、後ろから
「けんたさん…」
誰かが俺を呼んだ。
終
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コメントありがとうございます。続きがあるので、また書きます。
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大学の門をくぐった時、俺は生まれ変わった気持ちになった。俺のことなんて誰も知らない。
地元からずっと離れたこの大学を選んだのは過去の自分と決別するためだ。
高校までの俺は、ずっと下ばかり見てた。卒業式の時、俺に話しかけてくる人はいなかった。そして俺も。きっと俺の顔を覚えてる人は誰もいないし、俺も同じクラスは疎か、同級生の殆どの顔を覚えていない。
そんな高校生活を望んでいたわけではない。でも、何となく、自分を守るための防御策は、あえて孤独を受け入れているふりをするしかないような気がして、そうなってしまったのだ。
小学生の時、俺は酷い虐めにあった。それは運動音痴だからだ。体育の時間だけではなく、周りにいる全員が俺を見て笑い、陰口を言い、俺に話しかけてくる人なんていなかった。
中学生になっても体育はあった。馬鹿にされるのが怖くて、自ら周りに壁を作った。それは高校でも一緒だった。最初はそれで笑いを取ろうともした。でも、無理だった。
俺は小学生から習字をやっていて、高校でも書道部に入った。同級生は誰もいなかった。部室の窓からは野球部とかサッカー部とかが練習をしている姿や、取り巻きの女の子達が外で騒いでいるのが見えた。俺は蚊帳の外だった。
こんな人生でいいのかな…
俺は自分らしく振る舞える所に行きたいと思った。
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入学式は大きい会場で、しかもすごい人数だった。大学ってすげえと思った。この大学を選んだのは、友達がいなかったから勉強だけはできたことと、恋愛もしたかったから、都会でそれなりの大きい大学ならどこでもいいと思ったからだ。
でも入学式では結局誰とも話せなかった。アパートに帰ってから、明日は絶対誰かと話すと決めた。今までの自分はもうさよならなんだと。
次の日、大学ではオリエンテーションがあって、すぐに何もすることが無くなり、外では先輩方が部活とか、サークルの勧誘をしていた。
色んな人が話しかけてきてサークルの宣伝のチラシをくれた。体育会系のサークルは無理かなと思いながら、ぶらぶらしていた。
その時、俺の視線はある一点に吸い寄せられた。
それは、高校の先輩でいつも目で追ってた人。
書道部の部室からいつも見ていたサッカー部の先輩だった。
その人はいつも一生懸命グランドを走っていて、いつも笑っていてたくさんの友達に囲まれていた。話しかけてみたい。一緒に出掛けてみたい。色んなこと話してみたい。そして、俺のこと好きになってほしいと思った。
結局目が合うことすらなかった先輩がそこにいた。
俺はどうしたらいいかわからなくて、傍にあったベンチに座り、ケータイをいじったり、チラシを見たりするふりをしながら先輩を見ていた。
このままじゃだめだ。部室の窓から見ていた時の俺と何も変わらない、何かしなくちゃ、そう思った。思い切って話しかけなくちゃ。
「サークルの宣伝のチラシください。」
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「あー。いいよ。フットサル興味ある?」
振り返った先輩は笑顔を俺に向けてチラシを差し出した。
「サッカーとかやったことないけど、楽しそうですね」
俺は何を話していいかわからなくて、変な人だと思われないようにできるだけ普通に話そうと思った。でも、自分でも不思議なくらい嬉しくて、かなり大きい声で喋っていたと思う。
「うん。楽しいよ。経験とか無くても全然大丈夫だから見学来てよ。今日も夕方からやってるからさ。」
「わかりました。絶対見に行きます。」
俺はもっと何か話したかったけど、嬉しさと恥ずかしさでその場から逃げるように帰った。
電車の中で気付いたのは、フットサルなんて絶対できない。といことだった。きっと、大学のサークルだから見学に行かなくてもいいのだろうし、幽霊部員みたいなことも平気であるのだろうと思ったが、こんな奇跡みたいなこと絶対ないと思ったし、今までの俺とは違う、諦められないと思った。
夕方になって体育館まで来たのはいいものの、先輩の姿が無く、どうしたらいいかわからなくて、入口でおどおどするしかなかった。中ではすでに同じ新入生らしき人達でがやがやしていた。しかもフットサルのはずなのに女子がたくさんいて、やっぱり諦めて帰ろうかと思った。
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※コメントありがとうございます。
「早速来たんだ?」と、後ろから声がして、振り返ると先輩が笑顔でそこにいた。俺はホッとした。 先輩について中に入った。先輩の名前はけんただと教えてくれた。初めて知った。
その後先輩方の練習風景を見学した。けんた先輩は高校の時と同じだった。フットサルをしている先輩を見てそう思った。凄く楽しそうで、俺とは正反対のような、そんな感じがした。でも、ここは書道部の部室ではない。けんた先輩と同じ空間にいる。このサークルに入ろう。
サークルが終わって先輩方が新入生を囲んで新歓の話をしていた。けんた先輩は少し離れたところで傍観している感じだった。俺は思い切って話しかけてみた。
「先輩、フットサルうまいですよね。俺、運動苦手なんで不安ですよ。他の奴ら経験あるみたいだし。」顔が真っ赤になっていないか不安になる。
「高校まで何もしてなかったの?」
けんた先輩は笑顔で聞き返してきた。
「俺高校までは書道部でした。」言うべきか迷った。万が一俺を知っていたらどうしようと思った。でもけんた先輩の表情は変わらなくて、俺の心配は無駄だった。
「そういえば、下の名前何ていうの?」
「ひでかずっていいます。」
「じゃあヒデだな。改めてよろしく。」
「はい!よろしくお願いします!」俺は、けんた先輩に名前を聞かれただけなのにどうしようもないくらい嬉しかった。自分を知らなかったことはどうでもよくなった。
思わず握手をしていまった。けんた先輩の手小さい。
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サークルが終わって、全員が帰る頃、新入生は皆でケータイのアドレスを交換した。誰にも言えないが正直、家族以外のアドレスは一つも入っていなかった。けんた先輩ともアドレスを交換した。
こんな些細なことが、今の俺には嬉しかった。
今まで、誰ともまともに喋ってこなかった俺は、どんな風に喋ればいいのだろうと思っていたが、案外、一度喋り出すと普通に話すことができるんだと思った。それでも、凄く前進している気がして嬉しかった。
アパートに帰ってからも、今日一日のことが頭から離れなかった。友達になれそうな何人かとも出会えたし、なによりけんた先輩と初めて話し、知り合えたことが一番大きな出来事で、今日のことは一生忘れないだろう。
何時間もベッドに横になってけんた先輩のことを考えてた。けんた先輩の手を握った。俺の方が図体がでかいからだが、凄く小さく感じた。高校の時は短かった髪は少し伸びて、さらさらしてそうで、触ったらどんな感じがするのだろう。傍で見たけんた先輩は童顔で、俺の方が年上に見えるだろう。考えている内に、下半身が熱くなってきた。けんた先輩を抱きしめてキスがしたい。服を脱がせてめちゃくちゃにしたい。自分の腕の中でけんた先輩が興奮している姿や、俺を求めてくる姿を想像した。すぐにいってしまった。
高校の時、けんた先輩を好きになってから、何度も想像してオナニーした。それでも今日は一番興奮した。
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新歓が終わって練習が開始した。案の定俺はまともにボールを蹴ることすらできない。女子達も最初は彼女はいるのかとか、一人暮らしはどうだとか、もしかすると俺ってモテるのかと勘違いしそうな扱いは、あっという間に雑になった。同級生達も、
「ヒデってジャージ着てボール持ってたら、いかにもやってそうな感じなのにな。動かないで突っ立ってたほうがよくね?」などと言ってげらげら笑っている。
そんな時、ゆうすけ先輩が、けんた先輩にお前が責任持って指導しろとを全員の前で言った。
こんなことがあると、また高校までの自分を思い出してしまいそうだったが、けんた先輩が笑顔でいいよと言ってくれた。ふさぎ込むどころか、嬉しくてたまらなかった。
それから毎回練習は、体育館の隅でけんた先輩と二人で練習するようになった。欠席も遅刻もせず、必ず練習に出た。
一番楽しかったのは、他の皆が練習している横で、けんた先輩がサッカーのことを教えてくれたり、学校のこと、単位のことなどいろんなことを話してくれる時だった。
体育館の隅で二人で座って話している時に改めて好きだと感じた。汗で濡れている髪も、高校生か中学生みたいに綺麗な肌も全部好きだと思った。抱きしめてみたいと、何度も衝動に駆られた。
ある日、けんた先輩はバイトを始めると言い出した。中々練習に来られなくなると。俺の不安を察して、
「大丈夫だって。だいぶ上手くなったよ。」と笑顔で言ってくれたが、おれの落ち込みは半端ではなかった。
この時辺りからけんた先輩は少し変わった。
けんた先輩が来ない時は、全体の練習に混ざって練習した。他の同級生達は、
「ヒデの大好きなけんた先輩いなくて淋しいんじゃね?」とか、
「あのど下手くそをここまで育てた先輩すげぇ。」と言って馬鹿にしてくる。確かにけんた先輩がいないと淋しかったが、一方でこんなふうに普通に話せる友達ができたことは嬉しかった。
けんた先輩が練習に来ると相変わらず、二人で練習した。ただ、前とは少し違っていた。先輩は何となく少し身長が伸びてきた感じがした。そして、今まで話している時、良い意味でクールというか、俺だけではなく誰にも対しても壁がある、そんな雰囲気だった先輩は、前よりも壁が無くなった気がする。人懐っこくなった。
それは良いことだ。でも、俺がけんた先輩のことが好きだからこそ気付いたと思うが、いつもゆうすけ先輩を目で追っているような、気にしているような気がした。 俺は凄く不安になった。
不安は的中したと思った。それまでは会話に無かった、恋愛話をするようになった。でも、誰かと付き合ったことなど無い俺は、どうしたらいいかなんて解らなくて、ただひたすらその話を聞くしかなかった。
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夏休みに入る頃、けんた先輩は同級生でキャンプに行くと言った。夏休みに入ると、サークルはあるようでなかった。皆、バイトや実家に帰ったり、遠出して遊んだりと、練習に来る人は疎らだった。
俺は実家に帰ったところで、特に会う友達もいないし、帰る金が勿体なかったので帰らなかった。残っている、授業で同じクラスで知り合った友達やサークルの友達と遊んだり、用事の無い日はサークルに出ていた。
しかし、何をしていてもけんた先輩のことが頭から離れない。なぜなら、けんた先輩が行くキャンプにはゆうすけ先輩も行くからだ。
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それから少し時間が経って、練習は相変わらずけんた先輩と二人でやっていたが、けんた先輩がゆうすけ先輩のことばかり見ている気がして辛かった。俺は意地悪のつもりで、
「けんた先輩ってゆうすけ先輩と仲いいですよね。てか、けんた先輩最近変わりましたね。」そう言った。けんた先輩はそんなことないとはぐらかした。けんた先輩が誰を好きか直接聞いた訳ではない。けんた先輩の頭の中が誰のことで一杯なのか知らなかったが、俺でないことは確かだった。
ある日、サークルの同級生と焼肉に行った。話題は学校のことなど色々。ふと、けんた先輩の話題になった。ある一人が、
「けんた先輩て、最近変わったよね。なんつーか、ちょっかい出したくなるよね。でも最初は恐かったー。見た目可愛いのに近づけないオーラめっちゃ出てたし。」と言った。皆頷いている。
皆同じようなことを感じていたんだと思った。
その帰り、駅で全員と別れ一人でコンビニに向かって歩いていた。するとけんた先輩が反対方向から歩いて来た。
けんた先輩は急ぎ足で歩いて行く。俺には気づかず、一瞬見えた顔は泣いているように見えた。俺は声を掛けようと思ったが、すぐに行ってしまった。どうしても気になった俺は先輩の後を追い掛けた。
先輩は誰もいない暗い公園に入って行った。少しだだっ広い公園で、遊具の陰に消えた。俺は静かに近づくと、けんた先輩は声を押し殺すようにして泣いていた。
俺は正直、パニックになった。なんで泣いているんだろう。けんた先輩が泣く理由ってもしかしてゆうすけ先輩か。俺は遊具の反対側で声を掛けるべきかどうか迷った。
暗がりの中で見えるけんた先輩の背中は凄く小さくて、俺にできることなんて何も無いかもしれないと思った。でも、こんな先輩を見たのは初めてだった。
俺は思い切って先輩を呼んだ。
「けんた先輩」
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俺に気付いたけんた先輩が振り返った。けんた先輩はすぐに顔を背けて涙を拭いている。
「先輩。どうしたんすか?」
けんた先輩は何も言わず黙っている。俺はどうすることもできなくて、先輩の横に並んでしゃがんだ。
「先輩、俺でよかったらなんでも話してください。」そう言うとけんた先輩は、
「ふられた…」
俺は、ふられて泣いちゃうなんて可愛いと思ってしまった。でも、ゆうすけ先輩の顔が過ぎった。
「もしかして、相手ってゆうすけ先輩ですか?」
けんた先輩はびっくりした顔で俺を見て、すぐに顔を逸らした。なんて言っていいかわからないという顔をしている。
俺は唐突過ぎたとすぐに後悔した。でも、このまま黙っている訳にもいかないと思った。
「先輩、俺のアパートすぐ近くだし、寒いからとりあえず来ませんか?」
「…うん…」
けんた先輩は下をむいてしゃがんだまま動こうとしない。俺は、少し強引に先輩の手を引っ張って立たせた。
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公園から出て、アパートに向かう間も手は握ったままだった。心臓が破裂しそうなくらいバクバクしている。顔が熱くて真っ赤になっているだろうけど、夜でよかった。
アパートに着いて、部屋に入った。
「汚ね」
けんた先輩がボソッと言って少し笑った。先輩の顔は目が真っ赤だった。
「何でゆうすけって知ってるの?」
いきなりそう聞かれ、どう返答していいかわからなかった。でも、それを説明するには包み隠さず言うしか無いと思った。俺は高校から今までのことを必死になって話した。先輩はずっと黙って聞いていた。そしてけんた先輩もこれまでのことを話してくれた。そして最後にこう言った。
「正直、ヒデかっこいいし、そんなこと言われたらクラッと来ちゃうよ。でも、まだゆうすけのこと好きだし、こんな時に甘えるのずるいし帰るよ。」
けんた先輩はそう言って、帰ろうとした。でも、俺はどうしても帰したくなかった。俺のわがままだけど傍にいさせてほしいと思った。
「お願いします。帰らないでください!俺のこと利用してもいいです。だから帰らないでください…」
俺はけんた先輩を抱きしめて放そうとしなかった。けんた先輩が離れようとしても放さなかった。先輩は俺の腕の中で黙ったままで、
「お願いします先輩…」俺がそう言うと、
「わかった…」
けんた先輩がそう言ってくれた。
その後、けんた先輩は俺のブカブカのジャージを着て、俺のベッドで、俺の腕の中で寝てる。当然俺は寝れる訳もなくて、先輩を思い切り抱きしめていた。先輩の頭の中はゆうすけ先輩のことで一杯なんだろうけど、それでもこのままずっと抱きしめていたいと思った。ただ、こんな時でも下半身はかたくなって痛いくらいだった。けんた先輩に当たらないようにと考えれば考えるほどおさまらなかった。
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凄く感動しました!お疲れ様でした。 新作、楽しみにしています。
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二人ともある意味凄い勇気ある
二人が幸せになれますように
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