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自分の話。【1】 くーら 13/11/26(火) 14:15
自分の話。【2】 くーら 13/11/26(火) 14:35
自分の話。【3】 くーら 13/11/26(火) 14:53
自分の話。【4】 くーら 13/11/26(火) 15:13
自分の話。【5】 くーら 13/11/26(火) 15:25
Re(1):自分の話。【5】 暇人 13/11/26(火) 20:51
自分の話。【6】 くーら 13/11/28(木) 20:57
自分の話。【7】 くーら 13/11/28(木) 21:57
Re(1):自分の話。【7】 Y 14/5/18(日) 16:35

自分の話。【1】
 くーら  - 13/11/26(火) 14:15 -
なんとなく、自分の恋愛沙汰(とは言わないかもしれないけど)を書いてみる。
実話だし、ドラマチックなわけでもないし、いい話でもない。
ただ、ちょっと気が向いたので、整理がてら文章にしてみようと思った。

―――――――――――――――――――――――

■現在のスペック

俺:185*76*21
相手(仮名・コータ):176*85*20

―――――――――――――――――――――――

知り合った時、俺は16で相手は14だった。

今はSkypeと統合されてしまったMSNメッセンジャーがまだ現役だった時。
共通の趣味を持っている同士、ということで、共通の友達によって俺たちは初めてネット上の出会いを果たした。

その趣味については、あまり書かないでおく。
シェア的にとても小さな分野で、好き嫌いの分かれるところだからだ。

ともあれ、そうした共通の趣味を持つ俺とコータは、趣味の話は勿論のこと、仲良くなっていくうちにお互いのプライベートを話すようになった。

学校のこと、好きなゲームのこと、リアルでの友達のこと。
色々話していくうちに、コータが東海に住んでいることがわかった。
俺は東北に住んでいるので、もちろんオフで会うことなどは考えることができなかった。

ただ、コータとインターネット上で交わす会話は、とても楽しかった。
リアルが充実していなかったわけじゃない。
部活も忙しかったし、俺は習い事を3つ、コータと出会って少しの間までは4つ抱えている状態だった。
でも、やっぱり会話が楽しかったんだと思う。

俺とコータが持つ共通の趣味は、ある部分から互いに同性愛嗜好があることがにじみ出ることがあるものだった。
そうした方面の会話も出来るというのもあって、その会話は俺にとって少しずつ特別なものになっていった。

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自分の話。【2】
 くーら  - 13/11/26(火) 14:35 -
その思いは、自分が17になったころ、コータと知り合って1年と少し経った頃にはっきりと自覚できる程度になっていた。


当時は、バカバカしいと思っていた。
リアルでの付き合いがあるわけじゃないし、まして顔も声も知らない相手。
そんな相手に恋愛感情を抱くのは危険だし、正しくないと考えていた。

その当時、高1の頃から付き合っていた彼女と別れて暫く経っていたのもあり、それで自分が寂しがっているだけだ、という考えも持っていた。
でも、そういう理性的な部分では、なかなかコータへの感情を抑制することが出来ずにいた。


それからも、お互いに話すことはそう変わらなかった。
お互いの日常話が主で、たまに新作で買ったゲームの話や、学園祭での苦労話なんかもしたりした。

向こうが俺に特別な何かを感じている、という素振りはなかった。
だけど、俺は自分がコータに抱く思いが少しずつ大きくなっているのを感じていた。


俺はコータの「優しさ」が好きだった。
あいつはこっちが少し落ち込んだようなことを話すとすぐに励ましたり共感してくれたりした。
それについて俺が感謝したりしても、「僕はくーらさんが喜んでくれたらそれでいいから」と、こちらへの気遣いをしてくれた。

その物言いであっちが俺を好きなんじゃないかと勘違いした時期もあったけど、違った。
あいつは皆に等しくそういう振る舞いをしていて、ニュートラルで優しいのだ。

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自分の話。【3】
 くーら  - 13/11/26(火) 14:53 -
しかし、一般的に知られているように、MSNメッセンジャーはどんどん衰退の一途をたどっていた。
その代わりにSkypeが通話・チャット系のメインになったり、Twitterが人気になったりしていたのだけど、コータも俺もSkypeは当時使おうという気持ちになっていなかった。

Twitterはお互いに始めて、フォローしあう間柄になっていたが、この頃から俺は大学受験、向こうは高校生活真っただ中とリアルで忙しくなる事情が重なっていたのもあり、あまりコミュニケーションをとらなくなっていった。
ある意味、倦怠期のようなものに入っていたのかもしれない。


大学受験が終わったらSkypeを始めて、コータにも始めてもらってまた会話でもしよう。
そう思っていたのだけど、俺は本命の大学に前期・後期共に落ちた。

そうして東京の予備校に通うために上京し、1年間予備校に通う生活が始まった。
その間は勉強漬けの日々で、携帯こそ持っていたものの寮へPCを持ち込むことは禁止されており、コータと連絡を取ることもなかなか出来ない日々が続いた。

また、そうして頑張って連絡を取ること自体、ためらいを覚えるようになった。
俺とコータは互いに親しいつもりでいたが、あくまで「ネット上の友達」だ。
恋人として付き合っているわけじゃない。


そうこうしているうちに、コータと会話する機会は更に少なくなっていった。

思えば、この時にためらいをもたず話しかけていれば、そして、強気に告白をしてしまえば良かったんだろう。

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自分の話。【4】
 くーら  - 13/11/26(火) 15:13 -
1年間の予備校生活を経た後、俺はまた本命の大学の前期試験を受けた。
しかし、8点ほど足りずに落第。

後期をどうするかはかなり迷ったけども、これ以上我を張ることはできないと決意。
それでも関東に残りたかった俺は、後期で神奈川の大学を受験。

試験的には本命よりも簡単なところだったので、余裕で合格。
こうして、俺の神奈川生活が新しく始まった。


一人暮らしが始まってからすぐにPCとネット環境を整え、新しい大学生活に慣れつつコータとのコミュニケーションを増やしていった。

俺が大学に受かったころ、あっちは既にSkypeを始めていたので、俺も始めてそちらでチャットや通話をするようになっていた。


向こうは高校を卒業してから、すぐに就職していた。
詳しくは聞いていないけれど、工業系の会社で、現場とデスクワークを両方こなすような仕事であるらしい。

就業時間が結構長くて、シフトが不規則だから休日が安定しない、と言っていたのを覚えている。


二人でまた前のようなコミュニケーションを取る。
そこまでは順調だった。

コータと俺は昔のような会話を昔のようなノリで出来ていたし、とても楽しかった。
もう少ししたら自分の気持ちを告白しよう、と俺が決意するほどに。


しかし、Twitterでのやり取りをするうち、俺は気づいた。

コータが、気軽に行く場所にない「大阪」へ、ちょくちょく足を運んでいるということに。

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自分の話。【5】
 くーら  - 13/11/26(火) 15:25 -
最初は観光にでも行ってるのかと思っていたけど、コータは月1〜2のペースで大阪へ行っていた。

さすがに、その頻度でただの「旅行」だとは考えにくい。
ちょっとした不安を覚えながら、俺はそのことについてコータにSkypeで尋ねることにした。


「コータって最近大阪によく行ってるけど、誰かに会いに行ってるの?」
と訊いてみると、
「うん。三上(仮名)さんと遊んでる」
と返事をしてきた。

三上というのは俺も知っている人で、俺やコータと共通の趣味を持っている人だった。
ただし、俺は三上とそこまで話をしたことがあるわけではなく、その当時には既にほぼ他人のような関係にあった。


特別親しい友達として会っている、ということも考えられた。
東海と大阪には近鉄という線が通っているので、アクセスがしやすいというのもあったのだろう。

でも、俺はその行動について、強い不安を感じた。


そこで、その不安について直接尋ねることにした。

「もしかして、三上さんと付き合ってたり…とか?」

若干の間隔があった後、コ−タから返事が来た。

「うん、実は付き合ってる。半年くらい前から」


眩暈がした。
自分の考えていたことが的中したのだ。

自分に可能性は、もうないのだと感じた。


――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえず今日はここまで。
後日、また続きを書こうと思います。

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Re(1):自分の話。【5】
 暇人  - 13/11/26(火) 20:51 -
続き待ってます。

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自分の話。【6】
 くーら  - 13/11/28(木) 20:57 -
その場は取り繕って、

「あ、そうだったんだ。なんだよー言ってくれればいいのに」

と、軽いノリで済ませた。
特に俺に言うべきことでもないわけだし、俺が知らなかったのはある種当然のことだったのだけど。
Twitterのタイムラインでも、「友人」とぼかしていたくらいだったし。


けれど、ショックはかなり大きかった。

自分が忙しくて連絡を取っていなかった間に、向こうの関係は進展していたのだ。
多分、俺と同じように結構な期間のコミュニケーションを経た後、お互いに好きあって付き合うこととなったのだろう。


ストーカーめいたことだと自覚はしていたが、その会話の翌日、件の三上とコータのTwitter上でのやり取りを、少し眺めた。

二人は表面上、通常と同じ友人同士であるかのようなやり取りをしている。
しかし、コータと親しい(と自分は思っていた)俺にはなんとなくわかった。

コータは三上のことが確実に好きだし、逆も然りであることを。


俺は想いを伝えることがないまま、相手に恋人が出来るという形で玉砕したのだ。

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自分の話。【7】
 くーら  - 13/11/28(木) 21:57 -
明らかに自分が横槍を入れる隙は無かった。
そもそも、既に完成している関係に対して何かをする、という気概は俺には存在しなかった。

だから、コータのことについては諦めるしかない、と思っていた。


その件から、自分の中で諦めはついたつもりだった。
相手には好きな人がいて、付き合いがある。だったら、俺はそれを応援する立場でいる必要があるはずだ。
そう思い、以降の生活をしてきた。

でも、どうしようもなかった。
その思考は、あくまで理性的なものだ。
自分が本当に諦めているのかどうかは、自分が一番知っていた。

全く、諦められていなかった。


三上とコータが付き合っていることを知ったのが、8月。
その半年後、翌年の2月に、俺はコータのところへ遊びに行くことになった。

俺自身コータの住んでいるところには行ったことがなかったし、観光に行くため、という目的もあった。

しかし、俺はやっぱり、単純にコータに会いたかったのだ。


そして、俺はその話を持ちかけた1月に、もう一つの話をコータにすることにした。


――――――――――――――――――――――――――――――

今回は短いけどこのくらいで。
続きはまた後日で。

反応をいただけたのは嬉しいです。ありがとうございますー。

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Re(1):自分の話。【7】
 Y E-MAIL  - 14/5/18(日) 16:35 -
最近 俺とTの話 を投稿したものです。
俺と少し境遇が似ててすごく共感したんで思わず書き込んでしまいました。
もう半年以上前の記事だし更新も忘れてるとおもいますが、もしこのレスをみたら
新しくツリーを立てて続きを書いて欲しいです。

引用なし

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