僕が19歳の頃、西新宿のバーで働いていた頃の話。
当時からモデルの仕事をしていたが、まだまだ駆け出しだったのでバーも掛け持ちしていた。
バーに入りたての頃、ものすごく仲良くなった子がいた。名前はアキ。
当時22歳で3ヶ月ばかり先輩。顔はとても童顔で、下手したら高校生ぐらいにしか見えない。昔の嵐の櫻井君にものすごく似ている。
後から聞いたら、8時だJの頃にJr.に本当にいたという。一緒にDVD見ながら「これ俺だよ!!」なんて言っててさらにびっくり。
当時からかわいかったんだなと思った。
一方の僕は高校生の頃からモデル事務所に所属して仕事はしていたものの、とてもモデルだけで食っていけるような稼ぎはなかった。
芸能人で言うと昔の松潤とか平岡祐太と当時は言われていた。
店が終わってはやれキャバクラだスロットだとよくつるんでいた。
ヒロは僕にやたらとちょっかいを出していた。その時は何も思わなかったけど、今考えればフラグだったんだと思う。
僕も気になってはいたが、確信を持てずにいた。
女の子は好きだし、当時そんな関係にある子もいた。
でも、本気で好きではなかった。だけど、もしかしたら今回は本気になってしまったのかもしれない。
そんなある日…