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あの日僕らは未来を信じていた。
きっと大丈夫…きっと大丈夫って。
どんなことがあってもきっと大丈夫って。
今だってそうさ。
ずっと信じてるんだ。
僕らの未来を…
<KDDI-SH38 UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.3.330 (GUI) MMP/2.0@07072540090715_vf.ezweb.ne.jp>
『ふぁ〜あ。今日も仕事か』
3年前の春。
僕はこの日もいつものように目を覚まし、仕事の準備を始めた。
僕の名前はとし。
まぁ仮名ではあるが…
昼間はコンビニのアルバイトをして、夜は専門学校の夜間部に通っている、どこにでもいる20歳。
相方という存在は生まれて一度も作ったことのないウブなやつだ。
『おはようございます店長』
『おはよう、としちゃん。
あっ今日から新人のバイト生が入るから、よろしく頼むよ』
『新人っすか…どんな人なんですか?』
『男の人で、〇〇大学の学生で…確か歳は21だったかな』
『年上か…』
新人に仕事を教えるのって面倒くさいんだよな…
しかも年上って…気ぃ使うし…
そんなこと思っていると、
『はぁはぁっ…!!
ぉ…おはようございます!』
新人さんが出勤時間ぎりぎりに登場。
『おいおい、最初からそんなんで大丈夫か〜?谷君。』
『すみません店長!朝苦手なんです!』
『気をつけろよー。さっ始めるぞ』
……
この新人さん。
面倒くさそう…。
それが谷 大輔の第一印象だった。
<KDDI-SH38 UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.3.330 (GUI) MMP/2.0@07072540090715_vf.ezweb.ne.jp>
『お客さんが来たら、まず始めにこれで商品のバーコード通して、それで…』
僕は新人の谷さんに色々仕事を教え込んだ。
谷さんはメモをとりながら説明をきいているんだけど…
『谷さん、違うよそこはこのボタンを押して…』
さっぱり分かっていない(笑)
『えー…俺またミスった?』
とか言ってペロッと舌を出してごまかしてるけど…
『思いっ切りミスりました!ちゃんと聞いて下さいよー』
『ごめんごめん』
……
『店長お疲れ様でーす』
『お疲れー』
はぁ…
やっとバイト終わったし。
やっぱ新人と出るのは大変だなー…
あの人覚え悪いし…
『とし君ー!一緒に帰ろー』
はい?
谷さんが一緒に帰ろうとか言ってるんだけど…
『いいっすよ』
とりあえず返事することに。
<KDDI-SH38 UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.3.330 (GUI) MMP/2.0@07072540090715_vf.ezweb.ne.jp>
『…え!谷さん俺と同じアパートに住んでるんすか…!?』
『そっ!だから一緒に帰ろうって誘ったんじゃん
たまにとし君がアパートから出ていくの見たりしてたから!』
なるほど。それで今こうやって肩並べて歩いているわけだ。
…
家までの帰り道、谷さんのことを少し知った。
すごく気さくで、なかなかイイ人だ。
ってことを。
大学は夜間部に通っているんだ。
ってことを。
仕事の覚えは悪いけど、
本当は一生懸命でやる気はあるんだ。
ってことを。
貧乏だから、いつも髪は自分で丸坊主にしているんだ。
ってことを。
子供が好きで、将来は保育所か幼稚園で働きたいっていう夢があるんだ。
ってことを。
そして、
部屋が隣だ。
ってことを……。
<KDDI-SH38 UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.3.330 (GUI) MMP/2.0@07072540090715_vf.ezweb.ne.jp>
それからしばらくして…
僕と谷さんは随分と仲良くなった。
お互いお酒が大好きで、
よく谷さんの部屋で飲んでいた。
お互いのことを『とし』『大輔』って呼び合うようになった。
今じゃタメのような関係だ。
大輔と仲良くなっていくうちに、僕は大輔のことが少しずつ…少しずつ気になり始めていた。
……
『大輔、今日バイト終わったらちょっと俺に付き合って』
『いいぜ〜』
ある日曜日、俺は大輔を誘った。
『映画?』
『見たいのがあってさ』
僕はこの日、デートを計画していたのだ。
……
『面白かったー!やっぱホラーだよな!大輔!』
『お前趣味悪すぎ…金返せー』
僕はホラー映画が大好きなんだけど、大輔は苦手らしい。
ゲッソリとした大輔に
『じゃあお詫びのハグ♪』
なんていいながら抱き着いた。
『あほかー…』
大輔はあまり抵抗しない。
多分よっぽどホラー映画を観るのに疲れたんだろう。
…なんだか今日は気分がいい♪
『この後どうすんの?』
大輔が聞いてくる。
『じゃあ飯食いに行こう!映画付き合ってくれたから、飯おごる!』
『まじ?ラッキー♪』
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