『なんかわからんケド…お前が好きカモ』
好きかぁ-そうなんだぁ…って
え゛ぇ-?
『ハァ?意味わかんね笑』
『俺も自分で自分がわからん!笑』
『イヤイヤ!リアル?』
『わからん!また後から連絡する!』
プ-プ-プ-…なんだコイツ?
高校の友達からの突然の告白に俺は戸惑ってた。相手は直樹。
高1からクラスが一緒でよくつるんでて休みの日もよくお互いの家で遊んだり泊まったりしてた仲の奴。
直樹は彼女がいない時期がないしよく他校の女子からアドレスとか聞かれる程モテて俺はよく『なんでお前バッカ』ってすねてた。
そんな奴が告白-?
しかも男の俺にか-?
意味がわからん。なんかの遊びかな…
そう考えてるうちに俺は夢の中に堕ちた。
次の日…
いつもどおり学校に向かいいつものような時間が流れた。
1つだけ違ったのは直樹の挙動不審ブリ。
目が合った瞬間にそらすの繰り返し。
さすがにイライラした俺は一緒に帰ろうと誘い直樹に文句をぶつけた。
『なんなんお前!昨日の電話といい今日のキョドり方といい俺をバカにしとん?』