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今年に入って直ぐ、付き合っていた彼にふられてしまった。
よくわからないけど、とても悲しかった。
やっぱり、
そんな事があった後というのは、落ち込むもので
イマイチテンションが上がらずにいた。
それでも
時間は、刻々と刻まれていき
気付けば、桜舞う季節になった。
思えば、彼と
桜を見に行ったことがなかった。
もし、一緒に花見をしていたら
桜の季節が辛いものになっていたかもしれない。
そう思うと、
嬉しいような
悲しいような気持ちになった。
彼は、時折、
なんの突拍子もなく、姿を現す。
不意をつかれた僕は、時折、突然に
落ち込むのである。
彼がくれた参考書さえも、
僕にとっては、辛い過去なのだ。
<KDDI-TS3I UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.1.5.1.116 (GUI) MMP/2.0@05004017471618_ev.ezweb.ne.jp>
桜が舞う季節は、
大きな一歩を意味する。
今までの人に別れを告げ、
新たな人に出逢うのだ。
仲の良いてつと、
教室ではなしていた。
俺「せっかくの春休み、終わっちゃったな!!」
てつ「だなー。でも一年生はいってくんじゃん!!カワイイ子来るかなー?」
てつは、そういう所に抜かりがない。
俺「てつはいつも、そればっかだな(笑」
とか言いつつ、
俺も、
格好良いやつ来ないかなー、なんて思ってた。
放送「えー、今から入学式を始めるのでクラス毎に並んで、体育館に移動してください。」
てつ「さあ、行こうぜ!!」
俺「いやいや、クラスで並んで行くんだし〜」
いつもどおり、
てつと、そんなやりとりをしていた。
体育館は何十本もの木々に囲まれている。
木々の間から差す清々しい光が、
体育館の窓を通り抜け
体育館全体を、
そして新入生を
照らし出す。
それとは裏腹に、
体育館は新入生でごったがえしていた。
どんな人がいるか
詳しく分からなかったが、
格好良いなと思う男子は居た(笑
てつ「これじゃあなんもわかるねえなー。」
てつは退屈そうだった。
そんなこんなで入学式はおわった。
<KDDI-TS3I UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.1.5.1.116 (GUI) MMP/2.0@05004017471618_ev.ezweb.ne.jp>
入学式の数日後、
一年生も少しずつ慣れてきたのか
学校全体が活気に溢れてきていた。
それと同時に、
始まった一年生の部活見学。
俺も部活に属しているので、
一年生の勧誘を必死にした。
俺「一年生、いっぱい入ってくんないかなー」
ひろと「誘えば入ってくれるんじゃなーい」
ひろとくんは、一個上の先輩だ。
結構、いや、かなりクールで
仲良くなるのは結構大変だった。
俺「ひろとくんも、もっと勧誘して下さいよー!!」
ひろと「めんどくさーい」
こんな人(笑)
でも実は、めっちゃ良い人なんだよね。
ちょっとして、勧誘は辞めて部室に戻った。
俺「あー、疲れた;;」
ひろと「おつかれ〜。あ、来た!!今年入る一年だよ!!」
ひろとくんが見てる先にいたのは
俺と同じくらいの身長の男子だった。
初めて見た感想は、
ああー、普通だなー、
だった(笑)
特に何も思いませんでした(笑)
それから、彼と
まあまあ話して彼は帰って行った。
これが彼との、
初めてだった。
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