もう別れてどれくらい経つだろうか
季節が変わって寒くなった
君は優しかった
君は楽しかった
君は自分を愛していた
きっと
そのくらいしかお互いに知らないくらい短い期間だった
別れたのは自分のせい
もう今になって
戻ろうとねだるなんて出来ないし
今は新しい誰かに期待している
でもふと淋しいときに
誰でもない君を思い出す
何年後かにまた出会えたらとか
結婚できたらなんて思えてしまうくらい
眠れない君の横
眠らせないなにかから守れたら
苦しめるすべてから
助け出せたら
せめてそばにいるくらい出来たら
いつも助けてもらってばかりだから
いつもワガママ聞いてもらってばかり
最後に会った日はたしか
自分が勝手に帰った日だったっけ
無性に寂しかった
その日まで自分しか見てないような君だったから
当たり前なことだけど
勉強や人生が優先順位に置かれたとき
そんなときなんだかすごくひとりぼっちだった
名前を呼ぶのも
面とむかって好きだとか言うのが何故か苦手な自分だったから
好きって言ったときなにも帰ってこなかったとき
寂しかった
たぶん声が小さすぎて聞こえなかったんだと思うけど
だから朝早く先に起きて帰った
それが精一杯の発言の代わりで
気づいてほしかったのかな
映画の悲しいヒロイン気分で
会いたい 好き
そんなの今更だね