俺には今,大切な人がいます。同じ会社のKさんで現在56歳,奥さんも子供もいます。身長が高くて筋肉質で見た目はちょっと怖い感じですが性格も男らしいし,とても頼もしい人です。ちなみに俺は23歳です。出会ってすぐの頃は全く話すことはなかったけど,ちょっとしたきっかけで仲良くなり,たまに飲みやご飯に連れて行ってくれます。Kさんと居ると毎日が楽しくて,でも好きだからこそ辛くて何とも言えない気持ちになります。本当は俺とだけ仲良くしてほしいけど,Kさんは誰とでも仲良く話すから,俺はいつもそんな姿を見て見ないふりをしています。俺は1年ぐらい前に,Kさんにカミングアウトをしました。聞いてもらいたいことがあるんですって言ったら,「明日家に来い」って言われて,次の日40分かけて車でKさんの家に向かいました。向かっている途中,俺は不安でいっぱいになり,きっと嫌われて口も聞いてくれなくなるんだろうなって思いました。家に着くと,Kさん「何だよ話って」俺「...あの」緊張しすぎて言葉がなかなか出てきませんでした。手足もガクガク震えてしまって,でも全部話そうと思って,怖かったけど自分が女性を好きになれないことを告白しました。それから過去の苦い思い出も話しました。どれぐらいの時間話していたか分かりませんがKさんは嫌な顔を1つもせず最後まで聞いてくれました。話し終わるとKさんは「だいたいそんな話だと思ったよ。お前今まで辛かったな」って言ってくれました。俺は涙がこぼれそうになったけど必死で我慢しました。
その後もしばらく話をして,気が付くともう日が暮れてました。俺が帰ろうとすると「焼き鳥でも食いに行くか」とKさんは言って近くの焼き鳥屋さんに奥さんも一緒に3人で行きました。あの時の焼き鳥の味は一生忘れません。本当に美味しかった。そしてKさんの家に戻り,お礼を言って自分の車に乗ろうとした時,Kさんが「こんな事でお前の事嫌いになったりしねぇよ,明日からもいつもどうりだぞ」って笑顔で言いました!俺はKさんに自分の事を話せて本当に良かったと思いました。それから今日までずっと,何も変わらずKさんは俺と仲良くしてくれています。さすがにKさんが好きな事は今だに告白できてないけど,それはそれでいいのかなと思ってます。明日もKさんと職場で会えるし,良い日になるといいなぁ。これからもずっとKさんのそばに居たいです。
「いつもありがとうございます。Kさん大好きです。」
長い文読んでくれた皆さん,ありがとうございましたm(__)m