読みやすいものと言うのであれば、三浦しをんの「月魚」がおもしろいですよ。主人公二人の関係が恋愛なのか友情なのか不透明なままですが、そんな関係に名前の無くてもいいと思えるような二人の強いきづな、とても素敵でした。あと、長野まゆみが面白いというのなら、是非「少年アリス」と「魚たちの離宮」はおすすめですね。あと、そういう系統で行くなら稲垣足穂の作品全般は古い作品(大正・昭和)ですが、おもしろいかなあ。村山由佳の「BAD KIDS」もよみやすいですが、好き嫌いがありそう。
普通の小説なら、南木佳士「ダイアモンドダスト」、小川洋子「妊娠カレンダー」どちらも芥川賞受賞作品ですが、ふつうに面白かったかな。以上読みやすい作品です。あ、あとアゴタ・クリストフの「悪童日記」。
あと、ちょっと読みにくくなるけど、エドモント・ホワイトの作品がおもしろいかなあ。