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片想いの話 番外編2
 ハトまめ  - 11/10/11(火) 18:25 -
変な話、
好きだったけど同時に嫉妬してた

ぼくと全く逆の人間だったんだ

運動できるし、かわいいし。
ぼく自身にもコンプレックスが多いが、
彼はその全てを埋めた人だった

ぼくからしたら弱点なしの出来た子
ぼくには無いもの、足りないものを全て持ってる

何だか憎たらしい時もあった
彼が憎かったのか、自分が憎かったのかはわからない

最初は単なる憧れだったかも
憧れから好きになって、彼を知れば知るほど憎かった

話せた5ヶ月半も、
話せない6ヶ月半も、
ずっとそんな感じでグルグルしてた

彼の人生に少しでも関わるのが申し訳なく思うこともあった


こうして書いてみると、ホントにエロ無いし、ロクなことも無いや

それでも嫌いにはなれないし今でも好いている
とても損な生き物だぼくは

異性愛が得とは言わない
異性愛だって片想いも失恋もする

けど何か不平等だよね


結局、もう彼とは連絡を取ってはいなく
高校が終わってから半年ぐらいしてから人伝に、
大学生の彼が携帯に「女の子専用」アドレス帳を作った
とかそんな噂を聞いた

ま、切ないし虚しいし馬鹿馬鹿しいが
彼が幸せならそれで。

と思うしかないよね。
ぼくの意思は関係ないのだ。

終わり

引用なし

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<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126154062221.92.tik.panda-world.ne.jp>
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片想いの話 番外編
 ハトまめ  - 11/10/11(火) 14:30 -
ここはほんの少し変態な話


冬の体育の時間、男子は体育館でのバスケだった
だけどぼくは体育が苦手
それに19人で3チームだから、進んで得点係りだった

寒いからセーターや制服ズボンの上からジャージを着てた
その間、バスケする彼をずっと見ていた訳だが、、、

動けるってカッコいいなぁ〜


かわいい顔して背も低いクセに大体のスポーツをこなせる、
体育の時間は毎回彼に萌えていた
そしてどんどん好きになる

ちなみにぼくは体育の時間にバスケットボールに触らなかったw


んで、その後の着替えの時間
ぼくはジャージを脱げば制服になる
彼は暑いのか冬なのにTシャツを脱いでYシャツを着る

彼の裸はいつどんな時見ても良い・・・
白いし、部活やってる訳でもないのにキレイに軽く割れてる腹筋

抱きしめたくなる!!!

まぁ、ジロジロ見ないようには気をつけたつもりだけど、
毎回見てたから怪しいよねw


んで彼は、ラッキーな事に体操服やジャージは金曜日に家に持って帰る人なんだ
だから金曜以外はロッカーに着た体操服が入ってる

放課後、誰もいなくなった時に、彼のロッカーを開けたらやっぱり体操服が入ってる
とりあえず顔をうずめといた!!

彼をぼくで穢したくなかったから抜くことはなかったし、
それに片想いのせいかジャージは良い匂いだったけど何か切ない匂いもしたなー
悲しくなった

引用なし

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片想いの話7
 ハトまめ  - 11/10/11(火) 14:28 -
卒業式はそれだけしか話せなかったけど、
4月になるまでに何度か遊んだ

ぼくの地元で遊んだ時は、駅まで迎えに行ったがすごい緊張した


マックで3時間ぐらい話せたのは幸せだった
後日はサイゼリヤも行ったし、

朝から遊んだりと楽しかった


そうそう、その時聞いて知ったのが最初5月半ばに話せなくなった原因は

ぼくが彼を好いてる、ってのがバレたからだったらしい
誰かから吹き込まれて話すのやめたらしい

気持ち悪がられるのはわかるけど、事情マジで拒否られたんだよね
ちょっとショックだった


そんで、遊んだ回数は5日ぐらい


お互いに進路が別なので、ぼくは4月になったら彼とは会えない気がしていた

むしろ、彼のために会わないほうがいいんじゃないかと思っていた

3月の最後の日の夜、
人のいないところで、ぼくは彼に抱きついてた
10分ぐらい

その時だけは、嫌がらなかったな
困ってただけかもしんなかったけど


「じゃぁね」
と互いに言って、

もうそれから会うどころか連絡していない
向こうからも来ないしね


でもぼくが初めて好きになった人だし、
未だに好きなんだけどね

片想い継続中(笑

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126168024245.72.tss.panda-world.ne.jp>
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Re(1):片想いの話6
 ゆう  - 11/10/9(日) 22:17 -
続き、ありますか?時間あるとき 続き読みたいな。

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 N02C(c500;TB;W30H20;ser352978042062423;icc8981100020650404346F)@proxy10036.docomo.ne.jp>
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片想いの話6
 ハトまめ  - 11/10/7(金) 2:48 -
もう3年前だし、
なぜ話せなくなったのか、原因は全く覚えていない

でもとにかく話せなくなった
その辺りの記憶が無い


11月半ばから次に話せたのは卒業式の次の日
3月の頭

だから3ヶ月半も話してなかった


ぼくももういつからか絡むのを諦めて、彼のアドレスを消していた


でも卒業式の前日、
2年時のクラスで集まっていた時、
ぼくのケータイにメールが着た

名前は表示されていないけど、ハチャメチャ見覚えがある

メールの内容は、
「明日卒業式だし、一回ちゃんと話そう」
と言うものだった


てっきり、もう絡まないものかと思っていたので、
ぼくは大号泣w

まぁ周りの連中も事情をしっているから、
いきなり泣き出したぼくにも落ち着いてた


そして卒業式当日、
緊張し過ぎて全く話しかけられなかった

彼が卒アル持ってきて
「書いて(^-^)」
って言ってきてくれたぐらい

泣きながら
「一生好きだ!」
とか書いた気がするw


その日はそれだけだった
彼が帰った後、また泣いた

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126191095198.91.tss.panda-world.ne.jp>
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片想いの話5
 ハトまめ  - 11/10/7(金) 0:33 -
8月半ばからまた話せるようになり、それから文化祭も終わった


それ以降、ぼくと彼を含む仲良しグループで、グループ内の人のウチで泊まったこともあった

普段ぼくはそんなことしないから、楽しいのと未知なのと彼がいるのでwktk


みんなでゲームやってたけど、
彼は参加していなかった

見てるだけ。
見る方が好きらしい

でも気付いたら床で寝てる・・・


上着で寝顔を隠してるのは不覚にも萌えた
みんなでそのまま雑魚寝したりする


ちなみに、
彼以外の面子は、ぼくが彼を好いてることを知っている
カム済み

みんなが彼が寝てると思って「こいつのこと好きなんだろ〜」と、からかってくる
ぼくも調子に乗って「大好きです!」と言って、
どうせ聞こえてないよ、とか言ったら

彼が顔を隠したまま「聞いてるよ」って言った時はマジでビビった


夜が明けてぼくだけ寒さで目を覚ましたことがある
みんなまだ寝てる

彼も横になってるし顔も隠れたまま
だがTシャツが少し捲れてた!!!


腰パンしてるから柄パンのゴムの部分とヘソが見える!!
白くてキレイな肌・・・
腹筋も少しだけ見える

その後指先で一瞬触って、
写メ撮ってドキドキしながら寝た!


そんなこんなで3ヶ月経った11月半ば。
また話せなくなった

引用なし

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<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126226054162.32.tss.panda-world.ne.jp>
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大好きやねんで
  E-MAIL  - 11/10/6(木) 19:32 -
僕は友達の事好きになってしまいました。本間に大好きなんやけど。本間の事言えやんし。みんなに(俺、男もいけんねん)って言いたいねんけど勇気がない。親にも言えやんねん。言うたらどんゆー顔するやろ?友達はF君です。F君とは毎日のようにいました。恋愛話とかもしました。やけどF君が違う人の事好きって言うたびに辛いし泣きたくる。F君は俺の気持ち知らんししゃーないよな。F君は悪くないのにな。ごめんな。お前を好きならんかったらよかったのに。なんで俺はお前を好きになったやろ。

引用なし

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<SoftBank/1.0/832SH/SHJ002/SN359423021431383 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1@w12.jp-k.ne.jp>
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片想いの話4
 ハトまめ  - 11/10/5(水) 13:06 -
5月半ばから話せなくなってからしばらくして夏休みに入った

メールもしないまま8月半ば

文化祭の舞台の準備の為、みんな学校に行っていた


モヤモヤしたまま暑い中文化祭準備
彼を見ると、上はYシャツ一枚姿

汗で髪が濡れている
汗でシャツも透けてる・・・

萌え死ぬかと思った!
かわい過ぎだ!!


だから猛烈に話したくなった!

拒否された理由わからなかったが、
拒否される覚悟でメールして謝った

そしたらまた話そうって事になった!
めちゃめちゃ嬉しかった


文化祭当日、
彼は衣装(動物の簡単な寝巻きみたいなの)を着ていた
めっちゃかわえぇ、似合いすぎ

ぼくはずっと抱きついてたりしてた


それからも夏の風物詩の、
体育の授業の着替えとか欠かさず彼を見ていた
体が見えたりするから良いよね、アレ

帰宅部のクセに運動好きな子だから、良い体していた
スリ筋?かな、そして色白

その頃からぼくと彼を含めた5人の仲良しグループが出来て、
昼飯も帰宅時もずっと一緒だった

引用なし

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<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126231091246.17.tss.panda-world.ne.jp>
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片想いの話3
 ハトまめ  - 11/10/5(水) 3:07 -
それから毎日が180度変わった
全く話せない

とにかく拒絶されるのが怖かった
話しかけても無視されたりしたら・・・とかね


まぁ、授業中ぼくが前を向けば彼が見えるのが嫌だった

彼は隣の男友達と話している
その男友達とはぼくも友達
なのにぼくと彼は話せない

彼は休み時間に、
教室の後ろのドアから他のクラスに遊びに行くため出て行く

後ろのドアに行く度に大体彼はぼくの横を通って行く

おれ!今!話しかけるチャンス!
とか

もしかしたらおれんとこに来るかも!
とか毎回思ってた


彼と話せる夢も見てしまった

起きてからめっちゃ凹んだ

夢かよ・・・・・・


悪夢だなありゃ

引用なし

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<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126233143120.19.tss.panda-world.ne.jp>
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片想いの話2
 ハトまめ  - 11/10/5(水) 2:53 -
教室の掃除時間とかでも彼と遊んでた
他の人もいたけどね


地味に嬉しいのが、
彼の男友達とのじゃれあい方が
こっちのお腹に抱き付いて離れない、
と言うものだったんだ

ミノタウロスになる感じ。
抱き付いてきたから、抱き付き返したりしてた

今思えば浮かれてるこの頃から死亡フラグがビンビンに立っていたかも


そんなこんなで5月半ば

いつもの様にぼくが彼に絡みに行ったら、
誰が見てもわかるような、とてもわかりやすい拒否をしたんだ

手首を曲げて、両方の掌をこっちに向ける


ぼくはビックリし過ぎた
それからまた拒絶されるのが怖くなり話せなくなった

当時は拒絶された理由が全くわからなかった

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126233143120.19.tss.panda-world.ne.jp>
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片想いの話
 ハトまめ  - 11/10/5(水) 2:52 -
ちなみにエロシーン無しのバッドエンドです
ご了承下さいな


ぼくが高3の時の話。
4月

クラス替えでぼくは彼に初めて会った
彼はぼくより背が低くて170弱ぐらいの色白
何より最強なのは童顔!

別に他の男子からもモテるって訳でも無いが、
もともと童顔好きの色白好きのぼくにはドツボだった


彼はぼくの3つ前の席だった
間に女子がいて邪魔だったが、彼と話さないだけマシだが。

まぁ、授業中ぼくが前を向けば彼が見えるので嫌ではなかった


掃除の時間は男女別れるので、
トイレ掃除でも教室掃除でも階段掃除でもずっと彼と一緒にいた
「パーンチ」とか言いながらボディタッチ狙ってるのはおれだけじゃないはず

いつからかアドレス聞いて、2人で音楽好きだったからたくさんメールした

好きな人と話す、って楽しいね

引用なし

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<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126233143120.19.tss.panda-world.ne.jp>
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淋しいと思う時6
 耕一  - 11/10/4(火) 5:06 -
「まず秋山さんは確か飲食経験者でしたよね?」

一通りの場所と配置、ルールを教えられた後パントリー(料理の出てくるスタッフリームのこと)で急に聞かれた。

「はい、高校時代はずっと居酒屋で働いてました。」

「じゃあ大丈夫。頑張って、はいこれ卓番表。」

手渡された手のひらサイズの紙にはテーブルナンバーが書かれていた。

「はい。頑張ります。」

・・・

秋山さんはニコニコしている。ただ、ニコニコしている。

「えっ?」

「運んでください。」

相変わらずニコニコしてる。ただそれだけ・・・


「えっ?運ぶんですか?」

「運ぶんです。」


・・・


「あっ、はい。」

運ぶんですって・・・それだけ!?

確かに経験者だけど、いいのかそんな急にやらせて。
もっと詳しく教えてもいいような。

早速ドリンクを運ぶことにした。

トレンチ(トレー)にドリンクを乗せているとハンディを手渡された。

「はい、注文されたらこれで。」

えー!早速!?何も教わってないし、メニューも何も覚えてないのに!?


「一平、放置プレー・・・」
ドリンクを作っていた祐司が耐えかねたのか口を挟んでくれた。

「え?教育?何それ、勝手に覚えるだろ、みんな。」


あれ?秋山さん、そういう人?

「耕一、大丈夫か?まぁやってみるのはいいことだよ。一平はそういうやつだし。」

「大丈夫だと思うんですが・・・」
横目で秋山さんをみるも、俺の視線なんて全く関係ないかのように笑っている。
こえーよ・・・


運んだ卓ではファーストドリンクだったので早速注文を頼まれた。
お客さんにとって、制服着ていれば皆店員。そこには新人もベテランもありはしない。

次々に注文される料理にあたふたしながらも何故か「はい。」と言ってしまう。
その料理のキーが何処にあるのか全然わからないのに。

なんとか聞き終えて、少し離れてハンディのキーを必死に探した。

そこに秋山さんが来て「それはそこ、それは同じような料理があるから気をつけて、あのお客様が頼んだのはこっち。接客態度は問題ない。あとは慣れですね。」


あぁ、とりあえずやらせてそのあとフォローする方針なのね。
それなら嫌いじゃないが、なにせ唐突すぎる。

その時、耳につけているインカム(無線)から祐司の声が聞こえた。

『57卓様、57卓様お呼びです。』

「はい、了解いたしました。」
素早く秋山さんが返事をする。

秋山さんが57卓に行く間にハンディに少しでも慣れておかなければ・・・

「はい、行って下さい、57卓に。」

「あっ、僕が行くんですね・・・」
そうきたかと半笑いをしてしまった。

「はい、お願いします。」
お決まりの笑顔に少しげんなりしながら、57卓に向かった。卓番表を頼りに。


「えっとぉこの串揚げって一人前何本ですか?」

『二人前、二人前です。』

「二人前でお出ししております。」

「じゃあ4人前で、あと今日の刺身の盛り合わせは何入ってますか?」

『カンパチ、マグロ、タイ。』

「カンパチとマグロとタイでお出ししております。」

「ふーん、じゃあその盛り合わせ二つで。」

「あとは梅酒とビール5つで。」

『梅酒は飲み方言われなかったらロックで、なのでわざわざ聞かなくていいです。』

「はい、梅酒とビール5つですね、かしこまりました。」

っと、お客さんからの質問にインカムで秋山さんが答えてくれて、それをそのまま伝えるとなんとかさまになっている。

っていうか秋山さんどこで聞いてるんだか・・・


「接客中でもちゃんとインカム聞けて凄いじゃないですか。なかなか出来ないスタッフもいるんですよ。」

「ありがとうございます、フォロー助かります。」

うん、なんとかやっていけそうだ。
秋山さん、面倒見がいいんじゃないだろうか。


っというのは回転間もない時の話で、19時を過ぎたピークの時間には俺はこのバイトの大変さを知る。

「これ運んでー!んでそのままお伺い!」

「52卓様帰った!次の予約あるからバッシング(食器類を下げること)即行して!」

「フロントフォローして!高尾さん電話出てる!」

「そろそろ11卓の宴会ドリラスの時間だ!誰かとってきてくれ!」

そんな忙しい中、俺はとにかく運びに徹していたたまに注文を受けながらも、そのときにはしっかり秋山さんがフォローをいれてくれる。

例えば俺が卓番を間違ってオーダーを送信したときもいち早く間違いに気づいて注文した宅に提供して、間違いを訂正してくれる。
お客さんにも調理場でも実害なしにしてくれる。

あれ、秋山さん、やっぱり優しいな。


「秋山さん、ご案内に行って下さい。ご案内したら新規で立ち上げてお通しを打ってください。お通し自体は担当が持っていくので気にしないでください。」

はい、やっぱり急に新しいことやらせたりすんだよねぇ。

「はい、かしこまりました。」


この店、思っていたよりずっと忙しい。でも楽しい。
もう一人の秋山も厳しいところもあるが、最終的には優しくフォローしてくれるし。

この店で働くの、面白そうだ。

そう思った。

引用なし

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淋しいと思う時5
 耕一  - 11/10/4(火) 4:14 -
「小さいです、これ。」

「・・・うん、小さいね。」


LLのシャツをきつそうに着る俺はとんだ笑いものだった。
とんだ体格アピールだ。
高尾さんも目が笑っている。

「どうしようか、XLは今度発注するとして、今日だよな今日。せっかくのデビュー戦がこんなユニフォームじゅあ格好つかないな。・・・一平ぇ!ちょっといいかー!」

「はい、XLありますよ。堀口あたりの。」
高尾さんの大きな声に呼ばれたもう一人の秋山は会話を聞いていたようだ。
相変わらずニコニコしているが若干本当に笑っているようだった。

「高尾さん、私は無理だって言ったじゃないですか。秋山さん身体大きいんですから。」

「うん、じゃあよろしく。」
高尾さんも秋山の真似してニコニコして言ってみせた。なんとも乱暴な笑顔だ。

「はい、わかりました。秋山さん、ちょっと更衣室行きますよ。XLに着替えましょう。」
俺は秋山さんの後ろを付いて行った。


ところでだ。この秋山さん。高尾さんから「このビルのリーダー」と紹介されていたので一瞬バイトなのかと思いきや、俺の渡された制服と違う。
俺のは白いワイシャツに大きな前掛け(サロン)。しかし秋山さんは高尾さんと同じ、それに加えてネクタイとベストを着ている。

ということは社員なのか?だとしたらこのビルのリーダーってのはあくまで高尾さんを抜いての話なのか?
ってかいくつなんだ?

謎、秋山一平さん・・・

「お、あった。はい、これXLです。着てください。」

堀口と名前の書かれたロッカーから取り出した白いシャツを手渡された。
いいもんなのかどうか。

「あぁ、ありがとうございます。・・・堀口さんも。」
そこにいやしない堀口さんにお礼も言って着替えることにした。

「これならたぶん大丈夫でしょう。第一ボタンははずしてもいいですよ。先行って待ってますんで。」

「はい、ありがとうございました。」

「あっ、それと。私が秋山さんの教育係になったんでよろしくおねがします。秋山さん。」
またいつものニコニコした顔を見せた。この人の考えてることがよくわからない。
まぁ、それもいずれわかる・・・かな?

「こちらこそよろしくお願いします・・・秋山さん(笑)」

思わず笑ってしまった。同じ苗字で呼び合うなんてなんだか可笑しい。

「はは、なんだか変ですね。じゃあ先行ってます。」

そういうと秋山さんは去ってしまった。

(そこは「下の名前でいいですよ。」じゃないんだ・・・)

少し残念に思いながらもシャツを着替えた。
その間、他のバイトの人たちも出勤してきていろんな人と挨拶をした。


「今日からの秋山です。よろしくお願いします。」
を何度も言った。

その中の一人に祐司がいた。

「おー、おはよう。バイトにお前いるの新鮮だわ。緊張してっか?」

「おはよう。緊張はそんなにしてない。なぁ、秋山さんってどんな人だ?」

俺の質問に祐司はわけのわからないという顔をした。

「いやさ、秋山さんが俺の教育係になったらしいんだけど、どんな人だろうと思って。」

「あー、一平か!なんだよ、秋山さんとかお前のことかと思って、何言ってんだこいつと思ったわ!」

呼び捨て・・・祐司はいつからこんな礼儀知らずになったんだ。
だがそこまでつっこむ必要もないか・・・

「一平はなぁ・・・うん、まぁ・・・おもし・・・ろいぞ?」

「なんで疑問文・・・」

「あー、いいやつだぞ。うん。」

なんともしっくりこない答えに肩を落としてしまった。
面白い?そうは見えなかったけどなぁ。なんというか真面目そうで。
いい人っちゃあいい人そうだが、笑顔で壁作ってるような・・・

「うん、わかった。直接知ることにするわ。」

「おう、まぁわかるさ、そのうち。」


意味深なことを言われながらホールに戻ることにした。

これから始まる初めての職場のことよりも、もう一人の秋山のことで頭がいっぱいだった。

引用なし

パスワード


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淋しいと思う時4
 耕一  - 11/10/4(火) 3:30 -
「わり、今度の火曜からバイトすることになった。」

帰ってきてからまず澄乃(すみの)に電話をした。
もともとこの日には予定が入っていた。とはいっても単に「話がしたいから」との澄乃からの誘いだったのでバイトを優先させてしまった俺がいる。

「やってくれたねぇ。大事な話だったらどうすんのさ。」
少しふてくされる澄乃の声に安心した。これくらいなら咎めはなさそうだ。

「すんません、祐司からの誘いが急すぎて、頷いとけと思ってしまいました。大事な話だったか?」

「6月の終わりにでもみんなでディズニー行こうって話があったじゃん。あれ耕一が話進めるってなってたけど、どう考えてもそういうのすっぽかしそうだからその話しようと思って。」

「あー、あれな・・・うん、すっぽかしそう(笑)」

「ちょっとは責任感もってよ。みんな楽しみにしてるんだから。」

「はい、頭の片隅に入れておきます。すみません。」

「あ、あと・・・」
電話を切ろうとする俺を遮るかのような話し方だった。
俺としては早くレポートに手をつけなければいけないのだが・・・

「最近、会ってない・・・」

少しだけ、ほんの一瞬だが、沈黙があった。
次の言葉は俺が発するはずなのに何を言えばいいのか迷ってしまった。
澄乃は澄乃で続く言葉がありそうに噤(つむ)んだから。

「あぁ、悪い。忙しいんだ・・・」

これは一種の慣用句みたいなもんだ。
「忙しい」と言うのは「会いたくない」にかなり近い意味を持っている。
嘘ではない。嘘ではないのだが、限りなく嘘に近い本当だ。

「じゃあ俺、レポートあるから。」

言葉のキャッチボール。連投はルール違反で失格だ。

「うん、じゃあまた時間あるときにでも。」
そういう澄乃は淋しそうだった。

「あぁ、また。」

電話を切るとレポートを机に置き去りにして寝転んだ。

わかっていた罪悪感。どんなに覚悟しても予想よりも大きな重みがくる。


「あー、疲れた。」


澄乃と付き合って半年になる。

サークルで出会ってから一ヶ月もしないで告白されて、告白されたことことが嬉しくて二つ返事をしてしまった。
サークルは小学校に放課後の時間に行って、児童と遊んだり勉強教えたり。
そのサークルで行っていた学校もお互い変わってしまって、週に一度必ず会うことも無くなった。
大学は違うから会おうとしないと会えやしない。

澄乃のことは好きだ。
可愛いし、優しい。おまけにこんな俺のこと好きになってくれる寛大な人間だ。

だけど愛してるのだろうか。

セックスは出来る。ただ、欲情はしない。
一緒にいて楽しいと思う。ただそんなに頻繁でなくていい。

初めて出来た彼女ってやつに初めはうかれていたが、それも時間が経つにつれ薄れて冷静になる。

澄乃にも、自分にも、嘘をつくのは辛い。

(早く終わらせろ、早く終わらせろ。)

そう思うたび名残惜しくなってしまう。
今まだある、「普通」ってやつが。


「あー、キャッチボールしてぇ。」

上体を起こした俺はゆっくり立ち上がり机に向かった。
早くレポートを終わらせようと。

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/535.1 (KHTML, like Gecko) Chrome/14.0.835.187 Safari/535.1@KD111108044075.ppp-bb.dion.ne.jp>
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Re(2):気になる人
 けい  - 11/9/29(木) 2:03 -
書き込みありがとうございます。


仕事を辞めるのは、
もともと前から決めていたので


その人が直接の原因ではないです。

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 F01C(c500;TB;W24H16;ser352146044783913;icc8981100010542189189f)@proxyag076.docomo.ne.jp>
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Re(1):気になる人
 k  - 11/9/29(木) 1:36 -
正社員で働かれてるのであれば、
いい先輩もいる様ですし、
もう少し続けて、自分にとって辞めた方が
いいのかどうか、明確な答え出した方がいい
と思いますよ。
さらに、辞めるなら転職先決めてからがいい
と思います。

なかなか正社員の仕事もなかったり
しますから。

自暴自棄にならないでね☆

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_2_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/533.17.9 (KHTML, like Gecko) Version/5.0...@pw126162087080.62.tik.panda-world.ne.jp>
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気になる人
 けい  - 11/9/29(木) 0:48 -
職場の1つ上の先輩。


ノンケなんだけど、


自分のコト気にかけてくれる。


好きとか、映画行こうよとか言われる。


目が合うと、
笑顔で返してくれる。


最初は、何とも思ってなかったけど


気になる存在になってきた。


でも、もうそろそろ
その職場もやめるつもり。


顔合わせるのもつらくなってきてたし、


ちょうどいい機会だったかも。

引用なし

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<DoCoMo/2.0 F01C(c500;TB;W24H16;ser352146044783913;icc8981100010542189189f)@proxyag118.docomo.ne.jp>
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Re(1):トラベルパニック35
 シン  - 11/9/28(水) 11:10 -
続きが気になる~!
待ってます☆

引用なし

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<Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.2.1; ja-jp; IS06 Build/FRG83) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobil...@KD182249087193.au-net.ne.jp>
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Re(1):トラベルパニック35
 なおた  - 11/9/28(水) 5:45 -
毎回楽しみにしています^^

更新が遅いのも週刊を読んでるみたいで俺的にはおもしろいですw

がんばってくださいね^^

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<Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)@p4020-ipbf1603funabasi.chiba.ocn.ne.jp>
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Re(1):トラベルパニック35
 ^^  - 11/9/27(火) 20:59 -
更新ありがとうございます!
続き楽しみです!!

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<KDDI-TS3R UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.4.306 (GUI) MMP/2.0@05004033782556_hb.ezweb.ne.jp>
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