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- 13/1/6(日) 22:57 -
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風呂に入る前には確かに起きていたシンタロウが風 呂から出たらソファでくかーっと寝ていた。
え、まさかもう書き終わったのか?ビールが空になっている所からすると、無事終わったのだろう。
が、今はそれどころじゃない。なんで寝てるんだ。俺一人じゃん。
風呂から出たら話相手がいると思ってたのに、俺一人じゃん。
若干パニックに陥る。誰かが寝てしまった二人きりの空間は、一人の時とは別の恐怖感があったりする。
起こそうと肩に手を伸ばしかけて、とどまる。
この30分で眠りにつくほどシンタロウ疲れてたのか・・・。
そう考えると俺の恐怖の緩和剤として起こすのはためらわれる気がした。
しかし、ここで寝かすと風邪を引く。迷った挙句、今夜は俺のベッドで一緒に寝ることにす る。
俺は実はダブルベッドを使っている。
(引越しをしぶったのも、一つにダブルベッドがしっくりくる物件を探すのがめんどくさいという理由があった。)
そのため、二人は余裕で寝れる。今夜は申し訳ないが隣で寝てもらおう。勝手に部屋に入るのも悪いしな・・・と都合の良い言い訳を考えてみる。
ソファで寝てしまったシンタロウのメガネを外し、お姫様抱っこで俺の部屋に運び、奥の方へ寝かす。全然起きない。
俺は歯を磨き、照明を落として布団に入る。
隣でシンタロウの寝息が聞こえる。やっぱり隣に誰かが寝てるだけで全然安心感が違う。
が、やはり恐怖感は完全には拭えなかった。もう忘れて寝よう。てか、明日のシンタロウへの説明を考えない と。
そんなことを考えながら徐々に眠りに落ちていった。
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その夜久しぶりに怖い夢を見た。
映画の影響か知らないが、やけに音量が大きい夢だった。
耳に音がこびりついて離れない。現実ではありえない世界も、俺にとってはありえる世界。
そんな夢を見た。
後で話を聞いたが、うなされてはいなかったらしい。
その代わり
朝起きると俺はシンタロウを抱きしめていた。
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- 13/1/6(日) 22:54 -
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帰り道。
駅から近いのが助けだった。夜道を歩くことになっていたら、確実に タクシーを使っていたと思う。
半端なく怖かった。周りの連中はとにかく面白がって見ていたが、幼少期のトラウマがある俺は笑いごとではなく
みんなに忠告してやりたい気分だった。
最後の方は俺だけテンション下がってて、体調悪いと適当に言って先に帰ったのだった。
てか、今日シンタロウいなかったらどうすんの俺。泊まれば良かったが、あのDVDがある部屋にはいたくなかった。
帰りに明日の朝飯を買って、家に着く。玄関を空けるとリビングの明かりがついてた。良かった。シンタロウ帰ってきてる。
「あ、早かったっすね。おかえりなさい。」
リビングのソファでパソコンをいじっていた。メガネをかけている。初めて見た。
「ただいま。 うん、ちょっとね。ってか、ビール飲んでんの?」
テーブルの上には缶ビールが置いてある。エントリーシートの草案、酒飲みながら作ってんのか。
「いや、これは書き終わったら飲むぞっ!っていう目標です笑 これ見て頑張ってます笑 明日は遊ぶ予定なんで!」
そゆこと。なんとなく、日常に戻ってこれたようで安心する。
今は夜の12時5分前。
「そか。そのまま寝て風邪ひかないようになー。」
「はーい。もうすぐ書き終わるんで♪」
俺はなんとなく安堵し、ご機嫌な感じで部屋に戻る。
今日は多分大丈夫。シンタロウがリビングで作業している内に風呂入ってこよう。
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- 13/1/6(日) 22:53 -
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クリスマス直前、俺は学生時代の友人と宅飲みをする為に、友人の家へ向かう。
まぁこの時期だから忘年会の代わりみたいなものだろう。仕事の方は忘年するほど必死な1年でもなかったけど、失恋を完璧に忘れるって意味では忘年だ。
以前はうちでやることも多かったが、今はシンタロウがいるため 俺が断った。
なんとなく、シンタロウの就活の邪魔になっちゃうんじゃないかなという、なんか余計な親心からだった。(トシの時は気にしなかった)
で、18時スタートの飲み。今年どんな年だったかとか年末歌番組の出演歌手を見て知ってる知らないとかそんな年末の会話が続いていたはずの21時。
突然友人の一人がDVDを取り出す。
「なーなー。久しぶりにホラー見ようぜw 俺持ってきたんだけどw」
げ!
「あーいーね!なんか最近ノー天気な映画多かったし、久しぶりに見よーぜ!」
そんなわけで、まさかのホラー映画の鑑賞会となった。。
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- 13/1/6(日) 22:50 -
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結局ホラー映画の企画はのらりくらりとかわし、SFとかアクションに(俺が)もっていきつつ、恒例の映画鑑賞会は事なきを得ていた。
大体ホラー映画は結構見たのだ。俺も時間が経てば恐怖は和らぐし、恐怖感が更新されなくて良かった。
季節は12月。もうだいぶ年末が迫ってきている。親からも帰省するのか、というメールが来ており、まぁ俺は帰省することとする。
実家には10個下の妹がいる。俺が大学で上京した時は8歳だったけど、今は16歳。
久しぶりの帰省だからお年玉とか上げた方が良いのかな。なんて考えながら家に帰ると、シンタロウが珍しく家に居る。洗濯をしているところのようだ。
「あ、おかえりなさい。」
「ただいま〜。」
なんとなく、久しぶりのやり取りにほっこりする。やっぱ人がいるって良いな。
俺は一応シンタロウの年末の予定を聞いておく。
「年末、どうする?実家に帰んの?」
「あー俺帰んないっす。こっちに残ります。」
「そっか。じゃあ戸締りとか気をつけてな。」
そんなやりとりをしつつ俺は一旦部屋に戻る。
戻ってマフラーを外しながら、一応実家の住所知らせておこうと思い直す。
住所を紙に書いてリビングに戻る。冷蔵庫に貼り ながら
「これ、俺の実家の住所と電話番号ね。なんもないと思うし携帯もあるけど、なんかあったらここ連絡して。」
「はーい。カズさんて北関東出身なんですね。」
と言いながらシンタロウが俺の横に並ぶ。やっぱり小さい。
「そだよ。シンは?」
「俺山梨です。」
「あー山梨なんだ。親の顔見なくていいの?」
と俺が聞くと、ちょっと変なテンポがあってから
「ん・・・だいじょぶっす」
と小さめな声での返答。なんかあんのかな。まぁいいけど。
「そっか。まぁそんなわけで、俺30日から1日までここ空けるからよろしくな。」
「わかりましたー。」
シンタロウがそう返事した直後に洗濯機終了の音が鳴る。シン タロウは洗面所へ向かう。
なんだか、俺ら、もともとそんな気が合わない方ではないような気がしてきた。
兄弟とかいたらこんな感じなのかな。特に気まずかったり、気遣う感じじゃない。
会話もなんも考えなくてもスルスル出てくるし、沈黙になっても別に良い。
話しかけられてもうざいとか思わない。なんだか初めての人間関係に触れた気がした。
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- 13/1/6(日) 22:48 -
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11月中旬になると俺も気持ちも仕事も落ち着いて、学生時代の友人と遊んだりするようになる。
トシはもう東京いないし、まぁ俺の失恋も一先ず懸念することは皆無となった。
今な らトシとも爽やかに会える。と思う。
が、懸念点がひとつだけある。
学生時代の友人の間での遊びとして、みんなで酒を飲みながら映画を観る、というのがあったのだが、
どうもホラー映画の人気が高く、結構な頻度でホラー映画を観ることになっていた。
俺はホラー映画が大の苦手だった。
器の大きさにイマイチ自信がないのもこれが原因で、トシがいた頃はまぁ見ても家に帰って一緒にトシを抱えて寝れるから、問題はなかった。
が、トシがいなくなった今、一人で耐えられるだろうか。
一応人と住んでるが、相手は家に居ないことも多いし、何より一緒に寝て抱かせて欲しいという申出なんて
最初の「お互いタイプじゃないこと」という条件を家 主が破ることになりかねない。てか、ほぼ破ってる。
俺としては何か抱ければ、この際女性でも良いから抱きかかえていたいのだけど、向こうは当然そうは感じないだろう。
そもそも、こんなホラーが苦手なのは、俺が幼少の頃、霊感が強かったことが原因である。
親戚公認の強さの霊感は時として、寝ている時にも目をつぶっていても映像としてあらわれ、
見かねた親がどこかの寺か神社(この辺よくわからないが)へ除霊をしにつれていってくれた。
その除霊以来きれいさっぱり霊感はなくなったが、逆にそれがリアルで、いまだに俺は霊を信じている。
そんな事情もあり、俺はひとりでホラー映画(の余韻)に耐えられるかどうか、それが最近唯一の悩みとなっ ていた。
それ以外は仕事もまぁまぁ、食欲の秋で、恋も徐々に前向きな感じな日々が続いていた。
シンタローの方は顔を合わせることはなかったが、家賃は払われていたため俺も気にしていなかった。
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- 13/1/6(日) 22:47 -
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いつものように考え事をしながら飯を食い終わってキッチンで洗い物をしていた。
来年の5月までだからまぁゆっくり相手を探す時間はあるよなーなんてぼんやり考えていると、突然
「あの、中瀬さん」
と話しかけられる。
俺は気配に気づかなかった為、ちょっと驚きながらも
「んっ、何??」
と振り返る。が、振り向いた先に相手の顔がない。そうだった。今まで付き合ってきたやつの癖で、ついそこに顔を探してしまう。
俺はちょっと視線を下 げる。シンタロウもやや顔を上げている。
「あの、俺パソコン壊しちゃって、ちょっと直し方わからないから修理に出すか、買おうか迷ってるんですけど。」
そこで一旦区切る。続けて言いにくそうに
「リビングにパソコンあるじゃないっすか。あれって、使えないですか?」
そういって、リビングのパソコンを指す。
俺は指した方に視線を向けながら、随分使っていないパソコンの存在を久しぶりに思い出す。
確かトシと住んでいた頃に共有していたが、その内お互い一つずつ持つ様になり、プリンター接続専用としていたやつだった。
プリンターもお互いそんな使わないことから、布を被せたまま長らく放置してあった。
「あぁ、良いよ。OS確かXP だったかな。多分使えると思う。」
「ほんとですか!助かります!」
「うん、シンタロウ君の好きな時に使って良いし、なんなら部屋に持ってって良いよ。」
俺がそういうとさすがにそれは断り、
「ついでなんすけど・・・、下のプリンターも使っていいですか?就活でエントリーシートを印刷したい時あるんです。」
「あぁ良いよ。インクもうだめになってるだろうから交換しないと使えないと思うけど、全然良いよ。」
そういうと彼はぱっと笑顔になり、
「まじですかー!ほんと、ありがとうございます!」
と礼を述べる。
初めて顔を間近で見たが、一重の割に目が大きかった。黒目も大きい。
いつだったか、黒目が大 きい人は幼い印象を与えると聞いたが、そのせいで童顔な印象を与えるのかもしれない。
俺が見てた時間が思っていたより長かったのか、相手は???という顔をし始めたため
俺は慌てて話題を戻す。
「一応起動させてみてな。だめだったら最悪直るまで俺の貸すし。」
「や、それはさすがに大丈夫です。それより、」
と言ってから
「シンタロウ君て長くないすか?シンとかシンタローとか呼び捨てでいいですよ。」
「おーまじで笑 いいの?じゃシンタローも中瀬さんとかじゃなくて名前で呼んで良いよ。」
「はーい。じゃぁカズさんで!」
そういうとパソコンのスイッチを入れにパタパタ向かう。しばらくPCがシューーーココココという音 を立てていたが、うまく起動したようだ。
「これからリビングで作業してることが増えると思うんですけど、よろしくお願いします。」
「ほいほい。まぁ俺も部屋にいること多いし、気にすんな。就活頑張ってな。」
「ざっす。」
そんな感じで久しぶりに会話をした。
が、また数週間話さない期間が続いたりする。シンも思ったよりリビングで作業することはなかった。
後で知ったが、気を使ってできるだけ学校や友達んちで作業をしていたようだ。
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小説の中に引き込まれてしまった。続きが楽しみです。
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- 13/1/6(日) 3:55 -
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俺は別にこういうタイプが嫌いというわけではなかった。
ただ、学生時代にしても今の職場やこっちの世界にしても、関わる機会がなかった。
どうしてもつるむ仲間が同身長、同体重の奴らになってしまう。
別に選んでいるわけではないのだが、縁というやつだろうか。
たまたま最初の席が前後左右してたり、たまたま忙 しくない時期にメッセが来て続いてリアルにつながったり
無意識の内に選り好みをしている可能性も否定できないけど、特に意識しているわけでもない。
だからシンタロウみたいなタイプは何を考えているのかがよくわからない。年の差があれば尚更だった。
仕事だったら、適当に話を合わせて適度な距離感に落ち着けるけど、一緒に住むなら、短期間といえどそんな無理はしたくなかった。
だから、最初にシンタロウが越してきた時に話をした時以降、1ヶ月ほどまともな会話はしなかったと思う。
というより、俺が次の恋に進むために心の整理をつけていたこともあって、ルームシェアをしていることすら忘れつつあった。
俺は社会人だから朝から晩までいない が、相手もなかなか忙しいらしく、朝たまにリビングで会うくらいだった。
その時もお互い朝はテンション低いから
「・・・はよっす。」
みたいな挨拶のみ。
この辺の距離感というかテンションが合ったのは助かった。逆に
「どこ行くんですかー!」みたいなテンションだったらちょっとうんざりしたかもしれない。
夕飯は相手はまかないが出る所でバイトをしているらしく、ほぼ外食。
毎日バイトをしているわけではなさそうだが、バイトでない日もうまいこと節制して外食をしているようだった。
おかげで俺はたまに料理したり、相手に気遣うことなく夕飯を食べ、食べながら心の整理をつけることができ
次第にシェアをしていることすら 忘れていった訳である。
で、まぁ俺も1ヶ月ほどすれば大体の整理がつくわけで、そろそろ十分かなと思っていた11月の夜だった。
突然シンタロウに話かけられる。
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- 13/1/6(日) 3:52 -
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シュウと飲んだ次の日ににその子からメールが届き、その夜に引越しの日取り、荷物の量を教えてもらった。
物件を見に来なかった理由の一つに荷物の少なさもあるのだろう。
俺の部屋にある物の総量の3分の1にも満たない量だった。
手続きやら何やらを済ませて 家にやってきたのが、飲みから2週間後。
インターフォンが鳴ったのでドアを開けると、画像で見た子が立っていた。
やっぱり男としてはぴんとこない。思ったより肩幅はあったけど、童顔で少年って感じだった。
「あ、初めまして。西野シンタロウです。」
そういうと、頭をペコッと下げる。お互い電話でもう名乗り合っていたが、会うのは初めてなので一応自己紹介をする。
「どうも、中瀬カズマです。よろしく。」
「よろしくお願いします。」といって握手を交わす。俺の方が手も大きく、なんだか親戚の子が長期休暇に泊まりに来た感覚だった。
部屋にあげると、窓からの眺めとか自分が住むことになる部屋(今は何も荷物がない空き部屋)をせわし なく見て回っている。
引越しってわくわくする気持ちはわかる。
一通り見て回って、トイレに行ったりしたあとに
「なんかすげー良い物件見つけちゃった。」
と言って俺に笑いかけた。さわやかな笑顔だったし、多分落ちる人はこれだけで落ちるんだろうな。
ソファの背もたれに腰掛けながらそんなことを思った。
俺もなんとなく、一緒に過ごすのには全然問題無さそうなことを感じ安堵する。性的な魅力を感じないことにも安堵する。
そうこうしている内に引越しの荷物が届く。業者の人が玄関まで入れてくれ、それを彼が自分の部屋に運んでいく。
俺も少し手伝おうかと思ったが、必要ないくらい量が少なかった。
ちなみにうちは、共有リビン グ、個人部屋2つ、トイレ、キッチン、風呂という間取りになっている。個人部屋をそれぞれ俺と相手が使う。
家賃は折半。向こうが払わせて欲しいとのことで今月から払ってもらうことにした。
水道光熱費等は、元恋人と住んでた時ののルールを適用し、相手が学生、俺が社会人ということもあり、俺の方が若干多めに出すということで落ち着く。
まぁ、部屋の広さと立地の割には良すぎる物件だったし、話はあっさりまとまった。
水道光熱費の話のまとまりと同じくらいに引越しや荷物の整理もあっさり終わり、あっさりと彼はこの空間に溶け込んでいった。
引越しの夜は本当は引越し祝いかなんかで夕飯でもおごってあげようかと思ったが、俺に外せない用事があること を伝えると
相手も用があったらしく、まぁ二人での食事は延期。
相手も俺もお互いタイプじゃない、ということからして延期と言いつつ、二人での外食は実現されないままルームシェアの期限が来てもおかしくないことを感じていた。
それくらいお互い、別世界の人間 という感覚を肌で感じていたと思う。
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- 13/1/6(日) 3:51 -
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説明が遅くなったが、俺は今ルームシェアの相手を探している。
今年の6月、2年間ルームシェア をしていた相手が、突然の転勤となり、俺は一人残された。
そいつと俺は付き合っていた。同い年、体も俺と同じくらい、短髪、ヒゲ、切れ長の一重と
俺の好みをもろに具現化したような男で、体の相性も良かった。
どちらかというと、俺の方に熱があって、尽くしていた。
「会社の命令だから。」
とトシ(そいつの名前)は言っていたが、多分二つ返事で転勤の話を承諾したと思う。
そんな奴の転勤話とともに、遠距離が無理な俺らの2年の恋は終わり、今まで二人なら払えていた家賃を俺一人で払うこととなった。
正直、その支出は厳しく、かと言ってこの物件を手放すのは惜しかった。
景色もよく、地の利も良かった。駅から近いし、もし恋 人ができた時は同じ様にここで暮らしていきたい。
そんな願望があった。昔の男と住んでた所でまた新恋人と過ごすのもどうかと思ったが、手放すのはもう少し考えようと思ったのだ。
そんな俺が出した解決策が、期間限定のルームシェア相手を探すというものだった。
その条件として
●こっち(ゲイ)の人間であること。
●期限(一年以内)を決めてシェアできること。
●生活力がある普通のやつ
そして一番重要だったのが
●お互いがタイプではないこと。
であった。
というのも、向こうが俺に惚れてしまった場合、期限が来た時にいろいろめんどくさくなりそうだったため
相手が俺に惚れないというのは絶対条件だった。
そして、俺が 相手をタイプではない、という条件は、俺自身が今はひとりで心を整理する時間がほしいため
シェア相手にそういう要素はできるだけ持ち合わせていてほしくなかった。
つまりまぁまとめると
「ゲイで清潔に家を使って、俺の心の整理がついて恋人ができるまで家賃を払ってくれる人。」
という、なんとも都合の良い条件なわけだ。
我ながら、あまりの都合の良さに自己嫌悪を感じたが、まぁ言うだけならタダと思い、シュウに飲みの席で話したのである。
シュウは意外にもその話を覚えており、俺すら持ちかけを忘れていた頃に
「シュウが言ってた条件に当てはまる子、いたよ。」
と火曜日、仕事中にメールを送ってきた。
俺は一瞬呆けた後 に、記憶を取り戻し、トイレに行って
「一刻も早く紹介してくれ。」
とメールを送る。
「おっけーw じゃあ今週金曜の夜な。今夜と水木はちょっと都合悪い。」
というわけで、先ほどの展開になった次第だ。
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ちなみに金曜の夜はシュウは俺の部屋に来たが、何もやらずにお互い爆睡し、やつは朝方帰っていった。
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- 13/1/6(日) 3:48 -
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「うん、確かにタイプじゃない。タイプじゃない。話したことないからわかんないけど。」
画面に写っていたのは、身長170センチ前後、体重はわからないが肩幅はそんなにない。
運動してそうな爽やかさはあるが、いわゆる「ショタ系」に分類される童顔の男の子がいた。
「だろ?カズは絶対こういうの関わりすらしないもんな。」
シュウは少し得意げに言う。相手の好みを当てた得意感だろうか。
そんなシュウの顔を見てから俺は
「でもよ、ほんとに 俺の言ってた条件全部クリアしてるのか?そこが一番重要なんだが。」
「してるしてる。」
そう言ってシュウはビールに口を付ける。
今は9月中旬。そろそろ夏のビールのうまさも陰りを見せてくる頃である。
「まず相手のプロフな。身長167センチ体重55キロ21歳 大学3年生。
ルームシェア希望理由は、就活による交通費の削減、と家庭の事情、により
今よりも都心に引っ越したいとのこと。家庭の事情は詳しくは話せないが、
迷惑がかかる事情ではないそうだ。シェア期限は就活で内定が貰えるまで。
大学院に進む予定はないから、まぁ内定が出るのを5、6月だとして今から9ヶ月とかそんなもんだな。」
シュウが一気にそこまで 言ったところで、頼んでいたつまみが来る。なんこつ、手羽先、田楽。
「で、だ。一番重要な所だが、向こうにもカズの写真を見せたが、向こうも全くタイプじゃないようだ。
これは、まぁ何人か共通の知人に聞いた話だが、今まで片想いしてた相手とか好みだと公言してる男からしても
カズのようなタイプは一人もいなかったらしい。」
「むん。なるほど。確かに、俺の望む相手そのまんまだな。」
「で、お前はどうなの?ほんとにタイプじゃない?」
「あぁ、全くと言っていいほどだな。一緒のベッドに寝ても間違いは起きないわw」
「まぁそうだろうな笑 じゃぁ俺からまた話つけとくよ。一回面会してみる?」
「どうすっかなー。シュウはその子のこ とどう思う?」
「いたって普通の子だよ。ノンケの世界いてもゲイって気づかないくらい。素直だし、むしろサークルとかの後輩にいたら可愛がったね。
内定ももしかしたら4月とかに決まるんじゃない?」
「じゃあ、この子にするわ!もう選んでらんないしな!」
「おし!決まり!・・・じゃあ今日は同棲・・・じゃねぇな笑」
「おいw」
「ルームシェアの相手が決まったことに祝杯だな!」
「おーう!紹介料として、今夜はおれのおごりなー。好きなだけのめのめ!」
そんな訳で、来月からの俺のルームシェアの相手が決まった。
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- 13/1/6(日) 3:44 -
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19時。新宿の居酒屋で待ち合わせる。
この居酒屋はガラス張りのカウンターで景色も良く、週末でも時間制限がないため落ち着いて話すことができる。
たまたま金曜に予定が合ったが、別に平日でも良かった。
それぐらい、今俺はそいつに会いたい。
店に着くと向こうはまだ来ていないようで、俺だけ先にカウンター席へ座る。
俺はおしぼりで手を拭き、メニューを眺めていると店員がツレを案内する声が聞こえてきた。
「おーお疲れ!待った?」
「 いや、待ってない俺も今来たとこだ。」
そんな挨拶もそこそこに、生中を2つ頼む。
お通しとビールが出され乾杯する。いつも通り、金曜の夜が徐々に熱を帯びていく。
この金曜の夜の熱は独特だと思う。連休の初夜というのか、世の中全体がぼやぁっと解放されていく。
もちろん平日休みの方もいるだろうが。
そんなことを思いながら俺はジョッキを3分の1ほど飲み干す。
相手のジョッキを見ると同じペースで減っている。
相手は179*70*26と、やはり俺と同じような、俺の好みの体型。
同じスーツの社会人である。
俺が学生の時、就活が終わった頃からの付き合いだから、もう長い付き合いになる。6年くらいだろうか。
こいつとは何 回か、そういう関係になったことがある。
正直体の相性はそんなに良くなかった。お互いタチだったのがいけないのかもしれない。
最初数回やったが、その内やってても友達のじゃれ合いみたいになっていき、
しまいには飲みの後にどちらかの家に泊まってもやらずに爆睡。
次の朝起きてシャワー浴びて自分の家に帰っていく、という付き合ってもいないのにセックスレス状態になっていた。
「でさ、シュウ。俺が言ってたような子が見つかったってほんとかよ?」
俺は待ちきれず、相手を促す。シュウは隣にいるやつの名前。
ちなみに俺はカズマで、カズと呼ばれることが多い。
「あぁ笑 いたいた。俺もカズが言い出した時はそんな都合の良い子いると 思ってなかったんだけど。」
と言いながら、携帯の写真のフォルダを探す。
「いた、これ。この子」
シュウは俺に携帯画面を見せる。全くタイプではない。
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- 13/1/6(日) 3:42 -
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体がでかくて
器がでかくて
見た目が雄っぽい
これが俺のタイプだった。
今まで付き合ってきた、というよりエッチをしてきた男はこの3つが当てはまっていたし
何より、俺自身の見た目がそうである。(とある事情により、器の方は自信がないが・・・)
いわゆる「ジャニ系」だとか「中性的」「ショタ系」というタイプは好きでも嫌いでもなかったが
話す機会がなかったし、見た目的にも親戚の甥っ子感というか、つまり欲情しない。
そんな訳で、今まで全くと言って良いほど、そういう系とは関わりがなかった。
ちなみに俺のプロフは180*73*26。ようやく社会に慣れ始めた社会人4年目。性欲の方もまだまだやりたい盛り の男である。
今日は金曜日。仕事が終わったら職場の飲みを断り、一刻も早く会いたい奴と飲む予定である。
本当に、ある意味、今一番会いたいやつかもしれない。
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本当に気持ちわかる。
メール返ってこないと、
他の人とメールして
紛らわせてます。
本当に気持ちわかります。
<Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 4.0.4; ja-jp; T-02D Build/V19R50B) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 M...@s737235.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp>
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lol
- 13/1/5(土) 18:00 -
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ちょっと今日、浮気する人の気持ちがわかった気がする。
今、好きな人がいて、その人も嬉しいことに好きって言ってくれてる。
でも、遠距離だから全然会えてない。
なのに、自分、セフレを作ろうとしていた。
自分で言うのも、変だけど、高校で水泳してるんで、募集すれば、やりたいって言ってくれる人は結構いる。
でも、最終結果会う人はいない。
だって、好きな人いるし。。。
でも、何人からも、メールや反応が返ってくるのは嬉しい。
そう。必要とされてる気がするから、募集しちゃうんだよ。
いま、恋人がいる人、恥ずかしいかもしれないけど、その人が本当に好きで、浮気されたくないなら、ただ一言、ただ一言でいいから、その人に言ってあげて
僕には君が必要だ。って
その一言で、その人はきっと喜ぶ。
人間ってやっぱり誰かに必要って言ってもらいんたいんだよ。
きっと。
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国後
- 13/1/2(水) 23:49 -
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去年初めて男の人とつきあって、
あうたびエッチしてるんですけど、
相手の方が俺が凄いエロいのか、ツボにはまってるのか、よくわかりませんが。
泊まると3回以上はエッチしてきます。
これって普通なのかな?
相手は20代後半。
好きなのか、性欲のはけ口なのかわからなくなってきた(´д`)
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つよし
- 12/12/28(金) 1:12 -
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恋愛できないし 所詮男同士結婚はできないしから家庭はもてないし 普通に恋愛はできない よくゲイから死ねとかしつこいとかメールが来るし ぜんぜんゲイのサイトは駄目ですね なんになるのさ 二丁目も同じです スタッフはノーマルばかりです みんなゲイ辞めてね 彼女とか幸せな結婚していくのよ 男同士お付き合いする気ないし 風俗でなんか仕事は28で終わりですね 若いうちが花 女はいいのよ ゲイなんか 二丁目のマスターがさ 男同士は気持悪いってさ
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ゆう
- 12/12/24(月) 13:01 -
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