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Re(2):けやき物語8
 you  - 16/9/21(水) 0:21 -
ひろとさん、ドキドキしてくれてありがとうございます!笑

そして、暖かいコメントも。

読んでくれる人が一人でもいるなら、頑張れます。
これからも、お見守りください!

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Re(1):けやき物語8
 ひろと  - 16/9/20(火) 7:54 -
ドキドキする展開ですね。
どんな二人が描かれていくのか楽しみです。

他の方も言っていますが、中傷があっても気にしないで下さい。
俺は、この話がすごく好きです。

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けやき物語8
 you  - 16/9/18(日) 15:26 -
急にため口になった悠吏(ゆうり)が言った
「俺ら、同い年だよ」
という意味が理解できず、悠吏にどういうことか聞こうと彼の方を見たら、
悠吏の瞳にくぎ付けになってしまい、なぜか声がでずにいた。


クーラーから出る風の音しか聞こえない室内。


悠吏の瞳がだんだん俺に近づいてくる。綺麗な黒目が徐々に大きくなってくる。
「なんかついてる、俺の顔。」

その言葉で我に返った俺は、悠吏との顔の距離10センチほどまで近づいていることに驚き、後づざった。

「いや、何もついてないよ。」

俺は、悠吏のから視線をそらし、目の前にあるテレビを見つめたまま聞くのが精一杯だった。
「さっきの、タメって話どういうこと?」

「確認したいことがあるんだけど、拓斗って今、何歳?」

「今年で24になるよ。」

「やっぱり」
悠吏は、一人で納得したかのように、うんうんと頷いていた。

「一人でわかってないで、俺にも教えてよ」

「あ、ごめんごめん。実は俺も24なんだよ!」

「え!ほんとに!?」
俺は、同時に悠吏が大学に通っていると言っていたことを思い出した。

「だって、農大に行ってるんだよね?」
「うん、通っているよ。院生として」

「まじか、、、勘違いしてたよ。

でも、なんで同い年ってわかったの。」

「拓斗、受験票落としたって話したよね?それ、拾って教室まで届けたの、俺なんだよ」

「え!!本当に!?」

「うん、間違いない。
京都で大雪降ってた日、そして、記憶にうっすらある受験票の顔と拓斗の顔が一致した!

すごいよ!運命みたいな話だよ!」

まるで少年のようにワクワクしながら目を輝かして話す悠吏が、なんだかとても面白くて笑ってしまった。

「拓斗も驚いたっしょ?って、なんで笑ってるんだよ」

「ごめん、驚いたけど、なんか悠吏の顔が面白くてさ。」

「失礼な!」
そういうと、拓斗も笑った。


その後、せっかくだし飲もうとういう話しになり、
ワイン片手にお互いの大学時代に流行ったことなどを語りあった。

お互い、同じ時代を生きてきたので話はかなり盛り上がり、気づけばもう23時を過ぎていた。

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Re(1):俺の好きな先輩10
 大樹  - 16/9/13(火) 11:41 -
更新しろやー

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Re(1):俺の好きな先輩5
 大樹  - 16/9/13(火) 11:33 -
なにこれめっちゃやばい展開wwww

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Re(1):ただの体験談3
 大樹  - 16/9/13(火) 11:25 -
残念な初体験だね、、、まぁおれも人のとこ言えないけど

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Re(1):けやき物語7
 ひろと  - 16/9/12(月) 9:17 -
続きありがとうございます。
これからの展開が楽しみで、どうなっていくのか気になります。

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けやき物語7
 you  - 16/9/11(日) 21:03 -
そうこうしているうちに、Tシャツ・スウェット姿の悠吏(ゆうり)がリビングにやってきた。

「お風呂、ありがとうございました。」
深々と頭を下げるのを見ると、育ちの良い子なんだなと共感を持てる。


「ソファーに座って。今、紅茶用意するから」
「え、すみません。僕も手伝います!!」
と、ダイニングの俺の隣までやってきた。


隣にくると、彼の身長の高さが直に感じられる。
俺は170そこそこしかないので、やはり180近くある悠吏が隣にくると威圧感、、、というか、すごく緊張してしまう。


「そんな大したもの出さないから、手伝わなくたって大丈夫だよ。」
「いや、なんか手伝わせてください」
と俺のそばからどきそうにもないので、

「じゃあ、そこのバームクーヘンと小皿をあっちまでもっていってくれるかな。」
「お安い御用です」
と、ニコニコしながらリビングへもっていった。


「堀川さん、京都ではどんな大学生活送ってたんですか。お寺とかたくさん周りましたか。」

バームクーヘンを頬張りながら、テーブルを挟んで正面に座っている俺に話かけてくる。

「うーん、京都が好きだから京都の大学にいったけど、お寺はあんまり行かなかったな〜。
遊んでばっかで。

ただ、大学の近くに金閣寺があったから雪が降った時は、友達と授業サボって行って、写真撮ったり雪合戦したりしてたよ。

今思うと、かなり罰当たりだったけど、楽しかったなぁ。」


「いーなー、俺も京都の大学行きたくて、わざわざ受けに行ったんですど、落ちちゃって。。。あの、大雪のせいだな」


「そうだったんだ!いや、俺が受けた時もすごい雪で、滑って転んだところで受験票落としちゃって、、、、

だめもとで試験教室に入って試験監に申告したら、
『届いてますよ』って拾ってくれた人が教室まで届けに来てくれてたみたいで、

なんとか助かったんだよな〜。」


あれがなかったら、試験を受けられたとしてもテンパって、あの大学には合格できなかっただろう。


ふと、悠吏を見ると、さっきまでの表情とは違い、フォークをくわえながら何かを考えているようだった。

「ごめん、つまんない話した。」

「、、、、いや、そんなことないですよ!

でも、なんでそんなに思い出がたくさんある京都で就職しなかったんですか。」


唐突にあまり聞きたくなかったことを聞かれた。

「思い出が、、、ありすぎるんだよ。」

ほとんど声になっていなかった。

「え、なんですか」
悠吏は聞き取れなかったらしく、テーブルから身を乗り出して聞いてきた。


「いや、行きたい業種が東京のほうが多かったから。京都の企業受けなかったんだ。」


半分本当で、半分は嘘である。


京都に骨を埋めるつもりで京都の大学を受けた。

もちろん、当初はそのつもりであった。

しかし、4年間、京都で生活し、いろいろな場所でたくさんのことを経験した。


真夏の嵐山の竹林、雨の中の祇園祭、紅葉で赤く染まった南禅寺、清水寺のライトアップ、そして、桜の散る鴨川。


楽しかったことも、悲しかったことも、全部京都につまっている。


そこにいく度に思い出してしまう、自分が嫌いだった。


だから、京都から逃げるように東京の企業しか受けなかった。


卒業して以来、俺は京都には行ってない。


まだ、いけない。
過去に勝てる自信がない。。。


「拓斗、大丈夫?」
ふと、気づくと隣に悠吏がいて、俺の肩を軽くゆすっていた。


「あ、ごめん。なんかいろいろ思い出しちゃって。」


「心配した〜、急に、ぼーっとするんだもん、拓斗。」


「ごめんごめん、つい。後輩に心配されるとか情けないわ。」


俺は紅茶を口につけると、深呼吸をした。


ふと、我に返った。

「ん、、、、あれ、さっき俺のこと下の名前で呼んだ?」


「うん、拓斗って言った。


だって、俺ら同い年だもん。」


「そっか、、、、。ん!?どういうこと?!」


「そのまま。俺らタメだよ。多分、いや、絶対。」


目を丸くして聞いた俺に、彼は、実に淡々と返した。


初めてまじまじと見つめた彼の瞳は、黒目が大きく、透き通っていた。

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Re(1):けやき物語6
 you  - 16/9/11(日) 19:26 -
待っていた方、お待たせしました。

今夜は、もう一話、頑張って書いてみようと思います。

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けやき物語6
 you  - 16/9/11(日) 19:23 -
「ちょっと、待ってて。バスタオル持ってくるから」
「ありがとうございます。」
脱衣所でびしょ濡れのジャケットを脱ぐと、取り急ぎ、バスタオルだけをつかみ、玄関まで戻った。


「はい、拭いたら上がってきなね。」
彼は、先ほどと同じトーンでありがとうございますとだけ言い、
ワシャワシャと頭を拭き始めた。
それを見届けると、また脱衣所に戻り、着替え始めた。

びしょ濡れのズボンを脱ぐと、グレーのローライズまで雨が浸透しており、色が変わっていた。
仕方なく、下着も含めて全て着替えることにした。

替えの下着を履く際、
「(このパンツ、ずっと前に買ったやつだよな〜)」
と、少しでも何かを期待してる自分に嫌気がさし、スーツごと濡れたものを洗濯機に放り込んだ。

Tシャツ短パンという何ともラフなスタイルで、悠吏のいる玄関に戻ると、玄関にはもう彼の姿はなかった。

ふと、床をみると濡れた足跡がリビングまで続いていた。

俺がリビングに入ってきたことに気づくと、中央で立って周りを眺めてい悠吏がこちらを向き

「堀川さんのマンション広すぎ、、、。堀川さんて、なんの仕事してるんですか?」

「秘密。そんなところで、突っ立てないでソファーにかけな。」

「いえ、座るとソファー濡らしちゃいますよ。」

スーツを着ていた俺でさえ下着までびしょびしょだったので、
黒のポロシャツと淡いデニムしか履いていない悠吏は、間違いなく下着含めて濡れているはずだった。

「ごめん、気づかなかった!着替え用意するから、シャワー浴びてきな。」

「いや、でも悪いですよ。押しかけてきたのに、シャワーまで借りるの。。。僕、このままでも大丈夫っす。ずっと立ってますから!」

「なに言ってるんだよ。風邪ひかれても困るから。ほら」
半ば、強制的に脱衣所まで促し、
「後で、着替え持ってくるからごゆっくり。」
そういうと、脱衣所のドアを閉めた。


リビングに戻ると、お湯を沸かし、紅茶の茶葉を用意し始めた。
冷蔵庫を開けると、大したものは入っておらず、先日結婚式の引き出物でもらったバームクーヘンを切り始めた。

「こういうのって、いっつも一人じゃ食べきれないんだよな。無駄にならなくてよかった」
と、誰にいうわけでもなく、自然と独り言を言っていた。


この一年、親しかった友人や兄弟の結婚式に呼ばれることが一気に増えた気がする。


どれも同じような構成だけれども、やはり毎回新郎新婦からは感動をもらう。


しかし、それと同時に虚しさも感じてしまう。


自分は幸せになれるのか。
10年後、いったいどんな生活をおくっているのか。。。。


そんなことをまた考えていると、ヤカンから高々と湯が沸いたことを知らせる音が聞こえた。


我に返り、そろそろ悠吏もシャワーから出るかもしれないと、寝室から大き目のTシャツとスウェット。
そして、あまり使っていないシンプルなパンツを用意し、脱衣所に向かった。


脱衣所のドアをノックしても、返事がないため、ドアに耳を近づけるとシャワーと音が聞こえた。

まだ入っているか。。。
こっそり着替えだけ置いておこうと脱衣所に入ると、同じタイミングで風呂場のドアも開き、濡れた体で悠吏も出てきた。

「シャワー、ありがとうございました。お風呂場もホントに広いっすね〜」
と、何も隠すことなく近くにあったバスタオルで体を拭き始めた。


「き、着替え。置いとくね。」
と、目のやり場に困りながら、そばに置こうとすると、悠吏が一歩近くにより戸棚に置こうとする俺から、着替えを奪い取った。

俺と彼の距離は、30センチもなかった。


「何から何まですみません。しかも、パンツまで」
と、裸のまま着替えを抱え俺に言う。

俺はすぐにドアに振り返ると、悠吏を見ないまま
「一応、一回も履いてない新品だから。」
と嘘をついた。


それを聞くと、悠吏は間髪入れず
「えー、俺堀川さんの普段履いてるやつで良かったのに。」
と、にやけながらからかってきたので、

「それは、俺が勘弁!」
と、精一杯の返しをして脱衣所から出た。


リビングに戻ると、エアコンの風量を「強」にし、火照った体を冷ました。


「困ったな。。。」


窓の外を見ると、バルコニーにおいてある鉄製の椅子が強風にあおられ、
ガタガタと揺れており、何か自分の心を表しているように見えた。

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Re(4):けやき物語5
 you  - 16/9/7(水) 9:23 -
ひろとさん。

ありがとうございます。
本当は先週の土日に書くつもりでしたが、すすんでなくて。

まだ続きますので!

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Re(3):けやき物語5
 ひろと  - 16/9/6(火) 14:43 -
▼youさん:
>はじめさん、ありがとうございます!
>明日の夜くらいにはアップしたいと思います!(^_^)


すごく読みやすくて面白いです!
てっきり書ききってるのかと思ったのですが、
続きを待つのも良いかも。

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Re(2):けやき物語5
 you  - 16/9/2(金) 9:30 -
はじめさん、ありがとうございます!
明日の夜くらいにはアップしたいと思います!(^_^)

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Re(2):けやき物語5
 you  - 16/9/1(木) 1:19 -
しんさん、コメントありがとうございます!
ちょっと今週残業続きなので、土曜日あたりにアップします!

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Re(1):けやき物語5
 しん  - 16/8/31(水) 21:43 -
次の投稿楽しみにしてます。

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Re(3):けやき物語4
 you  - 16/8/29(月) 23:27 -
まさしさん、コメントありがとうございます。
書き続ける励みになります。

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けやき物語5
 you  - 16/8/29(月) 23:25 -
「雨ひどくなる前に俺、帰るね」
「堀川さん、すでに、外だいぶひどいですよ」
にやけながら言う悠吏を横目に、窓から外を見ると、雨と強風で外に置いてあるベンチが前に倒れていた。


間違いなく外に出た瞬間に、パンツまでびしょ濡れになる勢いだった。
「困ったな〜」


途方に暮れていると、奥からエプロンを外した悠吏が出てきた。
「何やってるんですか、堀川さん。帰りますよ!」
「え!外、ものすごい降ってるけど、出るの?てか、もう閉める準備できたの?」
「はい。こんなお店、5分もあれば閉めできますよ。」
「すごいな、悠吏くんは、、、。仕方ない。覚悟決めて帰るか。」

そう言って、席からたつとレジで待ち構えている悠吏に代金を支払った。

僕も一緒に出ますと、悠吏は急いでレジのお金を金庫にしまい、リュックをしょってドアまでかけつけてきた。


そういえば、さっき、ここの近所に俺の家があると話をしたとき、悠吏は家が近くてうらやましいと言っていた。


「悠吏くん、ここから自転車でしょ?遠いいのに、大変だね。危ないから歩いて帰りなね。」
「もちろん、歩きですよ。今から堀川さんちにいくんですから。」

「あー、そうだよね。俺んちだったら、チャリじゃなくて歩きだよね、、、、

ん?!

ごめん、今なんて?」

「え。だから歩いてくって。」

「いや、そこじゃなくて。。。どこまで?」

「堀川さんち。
なに言ってるんですか。」
きょとんとした顔で俺をみつめる。

「いやいやいや、なんで俺んちなの?」

「だって、こんな模様じゃ、うちまで帰れないですよ。家近くなんですよね、堀川さんち。」

「いやいやいやいや。だったら、ここにいればいいじゃん」

「無理ですよ、明日の朝までこれですよ。こんなとこで、朝まですごしたくないですよ」
と、窓の外を指しながら、必死にいってくる。

そして、たたみかけるよに
「それに、さっきいつでも遊びに来てねっていってくれたじゃないですか」


確かに、そうはいったけど半分社交辞令も入っている。
俺が外を見ながらどう返事をしようか考えているすきに、悠吏は店内のBGMと照明を消し、俺の隣まできた。

「お待たせしました!さ、行きましょ!!」

初めてこんなにも積極的で天真爛漫な子に会ったので、対応に困惑してしまった。
しかし、考えても仕方ないと言い聞かせ、彼の要望をのむことにした。

「わかった!悠吏くんの、押しには負けたよ。うちで好きなだけ雨宿りしてきな」

そういうと、満面の笑みで「やったー」と喜び、二人して外に出た。


ドアを開けると、
横殴りの雨が降っていて、外には庇がついているが、何も役にはたっていなかった。

悠吏は、店のカギを閉めると、俺に向かって
「いきましょう!!」
と声をかけた。

俺は
「家まで走ってくよ!頑張ってついてきてね!」
というと、つかさず、悠吏も
「僕、陸上部だったんで、足には自信があります!!」
と、暴風にも負けないような大声で、俺に伝えた。

「たのもしい!よし、行こう!」
「はい!!」


俺らは覚悟を決めて、嵐のなかに飛び出した。

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