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続・俺の彼氏は元ノンケ・最終回4
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/16(金) 23:25 -
風呂から上がり、ボクサーとシャツを着た俺とゆうは、改めて2人で今の部屋の現状を目の当たりにした。

俺「・・・掃除しなきゃだな・・・^。^;」
悠「でももう遅いし・・・明日も仕事だろ・・・?^〜^;」
俺「じゃあとりあえずゴミだけでも片づけよ?」
悠「そうだね^ー^ じゃゴミ袋出す。」

部屋にはホコリが舞い、そこら中にゴミやら服やらが散らかって、散々な状態になっていた。
けど、2人で一気にゴミを片づけたおかげで、すぐに目立つ散らかりは片付けられたから良かった。

悠「ふぅ^ー^; 明日早めに帰って来て掃除機かけるね。」
俺「あ、あ。俺が掃除担当だろ?^〜^」
悠「あ〜、そっか^ー^ じゃあ明日早めに帰って来いよ?^皿^」
俺「分かってるって^〜^ あ、ゆうも早めに帰って来てくれるだろ?」
悠「え?もちろん^ー^ 飯作らないとな♪」
俺「は・・・^0^ うん!^ー^」
悠「明日はカレーにすっかな^皿^」
俺「もしかして!」
悠「ナスとひき肉のな^ー^」
俺「アッハハ〜!いやったぁ\^0^/」
悠「ハハハ^o^ あ、そうだ。掲示板の事なんだけどさ・・・。」
俺「ん?」
悠「『続きお願いします。』ってコメント沢山もらっちゃっててさ・・・^〜^;」
俺「じゃあ最後まで書ききらなきゃな♪」
悠「え・・・良いの?」
俺「俺もお前も、中途半端は嫌いだろ?^ー^」
悠「うん^w^ じゃあ続けて良いの?」
俺「もちろん♪ 俺も制作スタッフに加えてくれるならね^皿^」
悠「うん!きいちゃんも一緒に書こう^0^」
俺「ンフ^w^ OK♪」
悠「^ー^ あ、じゃあ今日の分UPしちゃうね。もうメモ帳に書いてあるからすぐ終わる。」
俺「はいは〜い^^ じゃ先に部屋行ってるから^ー^」
悠「分かった〜♪」

コーヒーテーブルの上のPCを開いて、カタカタ操作して、その日の投稿を終えたゆうは、さきに寝室に入った俺のとこに笑顔でトコトコとやってきて、手を優しく握ってきた。

すごく可愛い・・・。

気づいた時には、俺は既に、さっきみたいに優しく唇を重ね合わせていた。

=====

俺「ゆう。」
悠「なあに?きいちゃん。」
俺「また一緒に寝られんだな^ー^」
悠「だな^〜^」
俺「嬉しい?」
悠「メッチャ嬉しいよ♪きいちゃんは?」
俺「超幸せ^0^」
悠「ンフフ^ー^ ふぁ〜あ〜・・・何だか泣き疲れちった。」
俺「つかずっと寝れなかったんだろ?それもあるって。ふぁ〜あ〜・・・俺もずっと寝つけなかったしさ。」
悠「明日寝坊しそ^〜^;」
俺「ダイジョブ^ー^ 俺の携帯と、ゆうの携帯と、目覚まし時計を全部床に置いたろ?止めに行くには起きなきゃだから^〜^」
悠「じゃ起きられるな^w^ もし先に起きたら起こしてね。」
俺「うん^^ゆうが先に起きたら俺のこと起こしてよ?」
悠「はぁい^^」
俺「ンフフ^〜^ その『はぁい』ってマジで可愛いな*^ー^*」
悠「きいちゃんの前でしか言わないんだぞ*^〜^*」
俺「ンッハハハ♪^o^」

目の前で無邪気にニコニコしてるゆうを見てると、「やっぱり俺にはゆうしかいない」って、改めて思う。
この笑顔を守っていきたいって、前にも思ったけど、今一度、神様に誓うよ。


俺は、一生ゆうを愛して、この笑顔を守って、心の底から大事にします。


ゆう、これからも、俺と一緒に人生歩んでくれよ^ー^

「おやすみ。」
「おやすみ。」

CHU♪

〜FIN〜 

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ・最終回3
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/16(金) 23:22 -
PCから目を離した俺は、ちょこっと離れて座ってるゆうを思いっきり抱き寄せた。

俺「ゆう・・・!今までゴメンな・・・!!ずっと言いたかったのに言えなかった・・・!!」
悠「え・・・?」
俺「俺マジでお前にひどい事言ったよな・・・!ウザいなんて思ってないのに・・・!」

俺は心の底から申し訳ない気持ちが溢れて来て、同時に涙がドンドン溢れ出して来た。

俺「あの時俺・・・変に意地張って・・・お前が慰めようってしてくれてんのに・・・!」
悠「・・・。」
俺「ホントにゴメン・・・!ホントに・・・!」

俺はボロボロの涙声で、ゆうに抱きついたままとにかく謝った。
謝るしか出来なかったから。

悠「ううぅ・・・っ・・・うわぁ〜〜ん!!!」

ゆうは俺の腕の中で、堰を切った様に泣き始めてしまった。
ゆうの泣き声は、今まで聞いた中で一番大きくて、一番つらそうな泣き声だった。

悠「うわっは〜〜ん!!きいちゃんのバカぁ〜〜!!!バカぁ〜〜!!」

泣きわめきながら、俺の背中をボスボス叩いてくる。でも・・・すんごく弱弱しかった。

悠「俺っもうっ嫌われたってっ思っててっうわっわぁ〜ん!!!」
俺「ホントゴメン・・・!!うぐっ・・・!俺も・・・!ずっとゆうに・・・!嫌われたって・・・!!」
悠「ずっとっお前の事っ考えてたっんだよっお〜!」
俺「ゴメン・・・!!ううっ・・・!!ゆう・・・!ゴメンな・・・!!ぐずん・・・!ううっ・・・!!」
悠「きいっちゃんっはぁっ俺のっことっきらいっじゃないっ?」
俺「嫌いじゃないよ・・・っ!大好きだよっ・・・!ううっ・・・!愛してるよ・・・!!うううっ・・・!!」
悠「俺もっずっとっ大好きっだよぉ〜!!うわぁ〜〜〜あ〜〜ん!!」

洪水の様に溢れ出る涙を、俺もゆうも止める術が分からないまま、ずっとハグをし合ったまま、お互いの肩を濡らし続けていた。
ゆうも俺も、ず〜っと臆病だったけど、やっと・・・もとに戻れたのか・・・?

戻れたんだよな・・・。

良かった・・・!


俺「ゆう・・・。」
悠「なっに・・・?」

俺はゆうの顔をじっと見た。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっちゃってる。
俺も自分で分かるくらいぐちゃぐちゃ。

でもこのままじゃ2人とも泣き止めないって思った俺は、ゆうのビチョビチョの唇に、俺のビチョビチョの唇を優しく重ねた。

涙と鼻水の味しかしない。

しょっぱいな・・・。


ゆうはまだヒクヒクしてたけど、しばらくキスをしてるうちに、少しずつ落ち着いてきたみたいだ。
かなり長い間、とにかくずーっと唇を重ね合わせた。

そしてゆっくりと離して、じーっと見つめ合う。

ゆうの顔は、安らかな笑顔に少しだけ近づいていた。

俺「俺達・・・やりなおせるよな・・・?」
悠「うん・・・!やりなおしたい・・・!^ー\」
俺「・・・嬉しいよ・・・!」

ゆうの返事を聞き届けて、もう一回ハグをした。
さっきよりもギューッと。
もう絶対離さないって感じで。

=====

ちゃんとヨリを戻せた後、俺達は、久しぶりに2人で風呂に入った。
またいつもみたいに、俺が後ろからゆうをハグする格好で。

これが・・・もとに戻れた何よりの証拠だ・・・。

悠「きいちゃん・・・。」
俺「なあに・・・?」
悠「ずっとどこ行ってたの・・・?」
俺「ん〜・・・マックで時間つぶしたり・・・サブウェイで時間つぶしたり・・・サイゼで時間つぶしたり・・・。」
悠「そっか・・・。」
俺「俺ずっとお前から逃げてたんだよ・・・。嫌われたって思ってたから・・・。」
悠「俺は・・・逆にさ・・・きいちゃんが俺の顔見たくないからって思ってたんだよ・・・?」
俺「そっか・・・じゃあ・・・俺が勝手に決め付けてたんだな・・・。」
悠「俺も・・・。その・・・ゴメン・・・。」
俺「何で謝んだよっ・・・。ゆうはこれに関しちゃぜーったい悪くないんだよ。」
悠「でもさ・・・俺があの時しつこくしたからだろ・・・?」
俺「俺が素直じゃなかったのがいけないんだよ。」
悠「・・・そう・・・なの・・・?」
俺「ゆうは俺の事心配してくれたんだろ?」
悠「うん。」
俺「なのに俺がクソ野郎になったせいでこんな事になったんだよ。だから、ゆうは悪くないからな。絶対謝んなよ?」
悠「ん・・・うん・・・分かった。」
俺「俺、これからはもっと素直になるよ。もっともっとゆうの事も想って、大事にする。」
悠「・・・うん^ー^ あ、俺ももっと素直になるね。」
俺「じゃあ・・・お互いもーっと素直になって行こうか^ー^」
悠「そうする^〜^」

=====

素直な気持ち。
これこそが、幸せになるスパイスの中でも重要なやつだと思う。
自分に素直にならないと、相手の事を心から想う事なんて出来っこない。
隠し事、嘘、ひねくれた気持ち。
こんなのがあって、ずーっと2人で幸せに暮らせるかっていったら、出来っこないだろう。

素直な気持ち。優しい気持ち。愛する気持ち。
この3つが揃って初めて、真の幸せが待ってるんじゃないか。

今回の事は、素直な気持ちが欠けていたせいで、優しい気持ちまで失ってしまった。
でも心のどこかで、愛する気持ちが1かけらでも残ってくれていたおかげで、残りのかけらの存在も消えること無く、元に戻って、優しい気持ちも、素直な気持ちも、同時に取り戻す事が出来たんだ。

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ・最終回2
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/16(金) 23:20 -
どんどん読み進めていく。

そこには色んな事が書かれていた。

ゆうの辛い片想いの時期。
俺がフラれた時。
そして、あの引っ越しの日の突然のキスと告白。

如実に書きつづられていた。

それと共に、そこにはゆうの俺に対する気持ちや想いがたくさん綴られていた。

俺の事をいっつも考えてしまう事。
俺と元カノの不仲の責任を強く感じていたこと。
想いが溢れるのを止められなくて、勢いで告白した事。
俺の返事を待つ間の失墜の気持ち。
そして・・・俺のOKにびっくりした事。

初めてのセックスの事も全部、喘ぎ声までちゃんと書かれてる・・・。

そして・・・最後のまとめみたいな所・・・。

「今でも週2のペースで愛し合っています。」

ゆう・・・ウソまでついて・・・。

悠「続きある・・・。」

気づくとゆうは少し離れてソファに座っていた。

俺の目の前からPCを動かして、カタカタいじって、また目の前に戻した。

恋愛話掲示板。
「続・俺の彼氏は元ノンケ」

俺はすぐさまクリックして、続きを読んだ。
ちょうど温泉旅行に誘った時の話だ。

初めて2人きり行った、白浜の温泉旅行。
バスタブで提案して、ゆうはかなりはしゃいでたよな・・・。

でも俺が数日前に風邪引いちゃって・・・。
ゆうは献身的に介護してくれたんだよな・・・。

そのおかげで旅行初日には99%回復して・・・2人で白浜の浜辺で・・・夕日を見ながらキス・・・。

読めば読むほど、今までのゆうとの思い出がフラッシュバックする。

温泉旅行、俺の浮気未遂、お台場デート、ゆうが変質者に追いかけ回されて、俺に泣きながら電話してきた事、教習所の卒業日にサプライズで迎えに行って、2人で初めてラブホに足を踏み入れたこと、ゆうの提案で宇都宮で1泊した事・・・。

そして・・・いつもぴったりくっ付いてバスタブでゆっくりとくつろいで、ベッドで手を握って、おやすみのキスをして、世界で一番大切な存在のすぐ隣で、癒されながら眠りについて・・・。

ゆうと付き合い始めてから、本当に色んな事があったけど、全てを通して共通している事は、「嬉しさ」と「幸福」だった。

俺がゲイのゆうを受け入れて、肉体的にも精神的にも1つになって、とにかく毎日楽しかった・・・。

浮気未遂の時も、ずっと自分を責めたけど、篠塚に何も無かったって聞いた時には、重荷がかなり降りた気になったんだよな・・・。

あの時篠塚を連れて来て、ちゃんと話したから、ゆうと元通りに戻れて、その後より強くゆうの事を想える様になったんだよな・・・。

同棲始めて、大学卒業して、就職して、それでもゆうはいっつも笑顔でいて・・・。

その笑顔にいっつも癒されてたんだよな・・・俺・・・。


それを思い出せば思い出すほど、俺の心に、久しぶりにある感情が戻ってきた。


俺は・・・ゆうの事・・・愛してる・・・!


なのに・・・俺・・・それを捨てて・・・出て行こうなんて思ってたの・・・??

ホントにそれで良いの・・・??俺は・・・!!

そんな事許されると思ってんのか・・・?!

俺ゆうに何て言った・・・??

「一生お前の味方だから」って言ったんじゃ無いのか・・・?!

「100歳まで一緒に生きよう」って言ったんじゃ無いのか・・・?!

それは全部、こんな簡単に撤回出来るほど、軽い気持ちで言ったのか・・・?!


答えは明確だった。


俺は・・・やっぱり・・・ゆうの事が大好きなんだよ・・・!!!

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ・最終回1
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/16(金) 23:18 -
今までありがとうございました。
今日でひとまず完結致します。
今までたくさんの方にお読み頂きまして、ありがとうございました!
皆様のコメント、毎回読ませていただきまして、とても嬉しかったです。

最終回は長めになりましたので、4部投稿致します。

<続き>

6月28日。
6月最後の日曜日。

もう約4週間、悠太も霧斗もお互いを勘違いしたまま、心の中は冷たすぎる風が吹き荒れていた。
悠太は相変わらず、霧斗がもう自身を鬱陶しく思っていると信じ込み、話しかける事も出来ず、霧斗は霧斗で、悠太はもう許してはくれないと信じ込み、関係修復の余地がないと諦めていた。

*****
*****

はぁ〜ぁ・・・もう帰ろうかな・・・。
毎日夜遅くまでほつき歩くのももう限界だ・・・。


来週末にでもホントに服とパソコン持って出てくか・・・。


俺はもう決心がついた・・・。ここ数日そればっかり考えたけど、どうしてもゆうとの関係修復を諦めきれなかった・・・。
でももうけじめつけよう・・・。
早く住むとこ探そう・・・。

午後7時半過ぎくらい。
駅近くのサイゼで食ってた残りのパスタをねじ込んで、俺は家へと足を向けた。

=====

家について、静かにドアを開ける。
ゆうの姿は無いが、トイレから物音がする。

ダイニングテーブルの上には、ゆうのPCがあった。

見るつもりはなかったが、ちらっと画面に目をやると、「恋愛話掲示板」っていう文字がはっきりと目に入ってきた。

恋愛話・・・掲示板・・・?
恋愛話・・・もしかしてゆう・・・何か書き込みしてんのか・・・?

その掲示板を読みたいという衝動にかられてきた。
ゆっくりとPCに近づいて画面を覗き込むと、「続・俺の彼氏は元ノンケ」というタイトルがいくつかあって、その隣に「悠太」という名前がある事に気づく。

悠太・・・ゆう・・・?
「俺の彼氏は元ノンケ」って・・・ノンケって確かストレート・・・え・・・もしかして・・・俺の事書いてんの・・・?!


その時、トイレのドアが音を立てて開き、ゆうが出て来る。俺は思わず振り返り、ぱったり目が合った。

悠「ぁ・・・」

俺がいつもより早めに帰って来てる事にびっくりしたのか、目を軽く見開いていた。
だが俺もゆうも、ちょっと見つめ合った後すぐに目を逸らす。

するとゆうは、開きっ放しのPCに気づき、俺がPCのすぐ近くに立ってるのを見て、大きめの目がまた開いた。

悠「見・・・た・・・?」
俺「へ・・・?」

久しぶりに聞くゆうの声は、とても弱弱しくて震えていた。かろうじて聞こえるくらい。
だがそれより、こんな状況とは言え、ゆうが俺に声を聞かせてくれたということに、かなりびっくりして、俺も変に裏返った声が出てしまった。

悠「見たの・・・?」
俺「・・・タイトル・・・だけ・・・。」

俺もゆうもぎこちない。

俺「ゆうが・・・書いたの・・・?」

俺の問いかけに、ゆうはコクリと頷いた。

俺「俺の・・・事・・・書いたの・・・?」

またゆうはコクリと頷く。

俺「何で・・・書いたの・・・?」
悠「・・・ずっと眠れなくて・・・気がまぎれるから・・・っ」

ゆうの声はすごく震えてる。涙声にも近い。

するとゆうは、PCをカタカタいじって、別の画面を見せてきた。

「Hな話掲示板」

んえ・・・?!Hな話・・・って・・・!

Hな話掲示板という大きめな文字の下を見ると、そこにもあのタイトルがあった。

「俺の彼氏は元ノンケ」

Hな話掲示板に・・・俺の話・・・?どういう・・・?!

悠「こっち・・・先に書いた・・・。」
俺「Hな話・・・って・・・」
悠「・・・。」

ゆうの目は虚ろだったけど、わざわざ見せてきたのは、読めって事・・・なのかな・・・?

俺は黙ってPCを持ち上げて、ソファに座って、コーヒーテーブルの上に置いて読む事にした。

引用なし

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ73
   - 09/10/16(金) 19:05 -
う〜ん・・・
やっぱ意地と言うか素直に謝れない自分っていますよね・・・
お互い気を使い過ぎたというか完全にすれ違ちゃっますね

俺も家族とそんな感じだし
ただ俺は既に2年目に突入しちゃってるからもうね・・・(>_<)

引用なし

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ73
 しん  - 09/10/16(金) 1:00 -
ひさしぶりにコメします。第2氷河期の話しが心に響いたので

オレも仕事がうまくいかなくて、極端に凹んでいたときがありました。そんなときは、自分の好きなことにすらやる気が起きず、ただ布団で横になり無意味に時間が過ぎていました

だから、霧斗さんがほっといてほしいっていうのはわかる気がします。でも、そんときは弱ってたからで、もちろん本心からでないのもわかります

改めて思ったのは、やはり言葉にしないとわからないことが多いんだなということです。ピンチなときにこそ。でも、オレだったら、やっぱり同じように話さなくなっちゃうかも

どっちがわるいとかじゃなくて、タイミングっていうか…それでそのまま別れる人もいれば、おふたりみたいに戻ることもありますからね

掲示板の初めのころ書いてたときはそんな状況だったんですね。なんか、1話からずっと読んでるから、いろいろ考えてしまいました

オレにも、そんなに好きになれる人ができるといいな。おふたりは、とてもステキだと思います

引用なし

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ73
 カズ  - 09/10/16(金) 0:12 -
もどかしいですね…
俺達も2ヶ月位ほとんど会話なしってことがありました。
あとで聞いたら早く怒ってほしかったって。
やっぱり長年一緒にいてわかってるつもりでも
言葉にして伝えなきゃいけないと感じた瞬間でした。

引用なし

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僕らが出会う歌3
 ゆう  - 09/10/15(木) 23:55 -
僕は積極的に会おうってメールを送った

その人も会う気があるらしいけど
なかなか決まらなかった


結局
会う事になって
30分ぐらいかけて友達の運転で駅に迎えに行った


道に迷ったけど
やっとついた


「あの人やね?」
とか
「緊張してきたー」

とか友達と話しながら待ってた


やっときて
車を出した


友達が運転して
僕が助手席
メル友が後ろっていう感じで乗ってた


話してる内に
僕のバカさとかバレた…

住んでるとことか言ってたら
元同じ市内に住んでて
僕の同級生を知ってた

空(メル友)は1才年下の18って知った


話してる時に
後ろから頭を触られてた

そういうのに慣れてなくて
照れながら話してた


マクドナルドで夜ご飯を食べる事にして

マクドナルドに寄った

引用なし

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ73
 YOU E-MAIL  - 09/10/15(木) 23:12 -
やばい(>_<)こっちまで泣きそう…


二人が真剣に想い会っていたからこそ起きてしまった事件というか、すれ違いな気がします⊃⊃


でもだからこそ二人にわ最後にまた笑い会える日がくるんですね!!

それにしても「もどりたい」っていうフレーズ…心にグサグサきます***

オレも二年間ですが付き合った元カレとあることがあって最終的に別れてしまって、同棲も解消したんですが、あのころわいつも「もどりたい」っておもって、ありもしないタイムマシーンのこととか考えてましたf^_^;


オレたちわもどることわできなかったけど二人わちゃんともどることができるんですよね!!

もううらやましいとかそんな気持ちじゃなくて、単純にとっても嬉しいです!!


二人にとっても思い出したくない話かもしれませんが、また二人の幸せが伺える現在の話まで頑張って書いてください↑↑

これからも応援してます(*^^*)

引用なし

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ68
 YOU E-MAIL  - 09/10/15(木) 22:35 -
なんだか二人わオレにとってスーパースターというか***「あ★あの芸能人もオレのお気に入りの店いくんだ!!」みたいな気分です(笑)

古着屋本舗なんて誰でも行くに決まってますがww


次回から…ですか〜⊃⊃怖いけど知りたいです(>_<)⊃⊃

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ73
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/15(木) 20:28 -
Hな話掲示板で投稿を始めて2週間。
エピローグを書ききって最後、俺は「今でも愛し合ってる」とか、心の中で一番望む事を書いた。
腐女子呼ばわりする奴まで出て来てイライラしたけど、とにかく書いてないと落ち着かなくなっていた。
それももう最終回を書き終わり・・・。
続き知りたいとか言ってくれる人もいて、俺は少し悩んでいた。

もうここの掲示板に投稿するのが生きがいになっていた。というか、良い睡眠薬になっていたんだ。

はぁ〜・・・。

きいちゃんと生きる事が楽しくてしょうがなかったのに、それを掲示板への書込みで埋め合わせるって虚しすぎるよ・・・。

=====

週末。
もうきいちゃんが出かけるのにも慣れっこになってしまっていた俺。
そんな事望んで無いのに・・・きいちゃん・・・。

引きとめる事が出来た筈なのに、どうしても声が出ない・・・。
止めようとしても聞いてくれないかも知れないって思うだけで胸が締め付けられる。

布団を被って顔を隠し、玄関の閉まる音だけが聞こえる。

もう辛すぎて訳分かんないよ・・・。

俺が干渉しすぎたからウザがられたのかな・・・。

心配だったから話だけでも聞かせて欲しかったのに・・・それがダメだったのかな・・・?


戻りたい・・・。

*****
*****

はぁ・・・。また逃げてる・・・。

ゆうは止めようとはしてくれないのか・・・。
もう・・・俺と話したくなんかないんだよな・・・。
ウザいなんてひど過ぎる事言った代償・・・か・・・。

あの優しい声で「きいちゃん」って呼んでもらえる事が当たり前に思ってた。
だから今・・・あの優しい声で「きいちゃん」って聞こえないのが辛い・・・。

俺がいけないのに・・・俺が全部悪いのに・・・わがままだよな・・・。

出てった方が良いのかな・・・。
俺はあの家に・・・いや・・・ゆうの近くにいちゃいけない存在になっちまったのかな・・・。
もう・・・ダメだな・・・。
手遅れ・・・だよな・・・。

俺の足は自然と不動産屋の前で止まった。
店頭に貼られた賃貸情報をぼーっと眺める・・・。

・・・クソ・・・!
次不動産屋の前で立ち止まるのは・・・ゆうと一緒に住む一軒家買う時だって思ってたのに・・・!!


戻りたい・・・。

<続きます・・・。>

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ72
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/15(木) 20:26 -
俺達の間に大きすぎる溝が出来てから2日目。
この日も俺は全然寝付けずに、暇つぶしにcool boysの掲示板を覗いていた。
何を書く事もなく、何を読み漁る事もなく、ただただ水色の画面をぼーっと眺めるだけだったけど。

ちゃんと眠くなるはず・・・。目が疲れればそのまま寝られるはず・・・。

そんな事を思いながら、「Hな話掲示板」のあっちこっちをクリックする。

そのうち、俺の中で「何か書こうかな・・・。」って気持ちが出てきた。

Hな話か・・・そういやきいちゃんのオナニー事件かなりエロかったよな・・・。
こっそりキスした事もあるし・・・。初エッチもちゃんと覚えてるし・・・。

書いてみるか・・・。

=====

この日から「俺の彼氏は元ノンケ」を書き始める事になった俺。
最初は暇つぶしで、気持ちを紛らわすために書いていた。

=====

きいちゃんのイク時の声って・・・どう書けばいいんだろう・・・。
その前に俺の喘ぎ声どんなんだろ・・・。
何か考えると恥ずかしいな・・・。

そんな事思いつつも、少しずつ指を走らせて、メモ帳に書き綴っていく。

それが何だか楽しくもなってきたが、すぐにその楽しい気持ちも薄れて、とにかく睡眠薬代わりに書き進めて、きいちゃんへの気持ちを紛らわす一心でいた。

きいちゃん・・・!
俺達・・・どうすれば良いんだよ・・・!

=====

初投稿から2日が経った週末の土曜日。

きいちゃんは午前中に逃げる様に出かけてしまった。

週末まで俺を避けるの・・・??
きいちゃん・・・!

ソファに寝たふりをしてた俺は、胸が苦しくなる。
その苦しさを解くために、俺はまたメモ帳を開いて、話の続きを書きまくった。

親友として楽しかったこととか、辛かったこととか、色んな事を思い出して、とにかく今の寂しい気持ちを紛らわすのに必死になっていた。

そして投稿が増えるにつれて、「続き楽しみにしています」とか「頑張って下さい」っていうコメントが寄せられる様になって、それがせめてもの救いになっていた。
でもそれと同じくして、きいちゃんがそばにいてくれたらもっと別の意味で頑張れるのに・・・って思っちゃう。
嬉しいはずの応援コメントが、時にはナイフみたいに俺の心を切りつけてきたんだ・・・。

*****
*****

はぁ・・・また逃げちまった・・・。
俺ってここまで臆病だったんだな・・・。情けねぇ・・・!

9時頃財布と携帯と鍵だけをジーパンにねじ込んで家を出た俺は、駅前の繁華街を1人さまよっていた。
ダイソーで意味もなく品物を見て、ツタヤであてもなく棚を眺めて、マックで一人ぼーっとしながらコーヒーだけを啜って、無駄に時間を過ごす。

こんな事して何になるんだろう・・・。
もっと早くゆうに謝ってたら、今頃2人でソファに座って、テレビを見ながらキスとかしてたんだろうな・・・。
でも・・・もう手遅れなのかもな・・・。ここまであいつを避けちゃってる俺に、ゆうはもう愛想が尽きてんだろうな・・・。
料理もぱったりとしなくなって、ごみ箱には弁当の空き箱が捨ててあったし・・・。
あいつの服もリビングの隅に置かれてるし、スーツもずっと出しっ放しだし・・・寝室に極力入りたく無いんだな・・・。

ゆう・・・。
俺達・・・どうなっちまうんだ・・・?

*****
*****

そのまま無駄に何日も過ぎ、2人の心は荒んでいった。
気づけば既に6月中旬。もう約2週間、一言も口を利かない2人。
あれほど料理が得意だった悠太も、唯一する家事は洗濯だけになっていた。
黙って霧斗の服も洗濯していたのは、きっと悠太の中にまだ霧斗への優しさが残っていたからなのかも知れない。
洗濯された服を見た霧斗も、ありがとうの一言がどうしても口から出ず、少しずつ、少しずつ、2人の関係が崖っぷちに近づいていくのを、唇をかみしめてただただ見ているだけだった。

<続きます・・・。>

あとがき
本当に2人とも情けなくて、いまさらですが腹が立ちますね。
読んでくださってる皆様にも、その様に思われても仕方の無い時期です。
こんな情けない僕たちの行く末を、最後までお読み頂けたら、本当にありがたい事です。
最終回まで残りわずかですが、最後までヨロシクお願いします。

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ71
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/15(木) 20:23 -
続きをUPします。
暗い内容で、ブルーにしてしまって申し訳ありませんが・・・。


<続き>

次の日になっても、状況は一切変わる気配を見せなかった。
俺はきいちゃんを避け、きいちゃんは俺を避ける。
「ただいま」も、「おかえり」も、「おはよう」も、「おやすみ」も、一切聞こえなくなった部屋の中。

きいちゃんは朝早く出かけ、夜は遅く帰ってくる。
俺はきいちゃんが逃げる様に出かけた後に出て、夜はきいちゃんが帰ってくる前にソファで寝込む。

まるでシフト化されたかの様に。


俺は全然寝付けなかった。
深い眠りに全然つけずに、夜中に何度も起きてしまう。

誰かに話を聞いてもらいたい・・・。
相談したいよ・・・。

俺は夜中にも拘わらず、コーヒーテーブルの上に置いてある自分のノートPCを立ち上げた。

きいちゃんと付き合う前・・・何度か覗いていたサイトがあるのを思い出した・・・。
ノンケに恋した自分の話を誰かに聞いて欲しくて・・・それでも結局何も出来ずにただ眺めてたサイト・・・。

サイトの名前はちゃんと覚えてた。

cool boysだったよな・・・。


サイトを立ち上げると、水色基調のトップが出る。
出会い掲示板・・・顔写真・・・体写真・・・。
昔はこの掲示板に足運んでは誰かにメールしようか悩んでばっかで何もしなかったんだよな・・・。

どうしよ・・・。
誰かにメールする・・・?

=====

結局昔みたいに勇気が出なくて掲示板から出てしまった俺・・・。
更にカーソルを下げると、「Hな話掲示板」とか「恋愛話掲示板」とかが目に入った。

そういやここで色んな話読んだりして、興奮したこともあったっけな・・・。

俺は「Hな話掲示板」をクリックして、色んな人の投稿を読んでみた。


・・・でも、読んでても全然何も感じない・・・。
感情が完全に死に絶えたかの様に、興奮も何もない。

・・・ダメだ・・・もう・・・俺・・・。

その日は自分が嫌になって、PC閉じて布団に潜り込んだ。

きいちゃんしか愛せなくなった男からきいちゃんを奪ったら、何も残らないのは当然・・・なんだろうけど・・・。
奪ってほしく無かったのに・・・。
奪われる心配しなくて良いんだよなってずっと思って来たのに・・・。
いざとなったらこんなに心が空っぽだよ・・・。

この時もまた泣いてしまった俺は、また枕を濡らして、いつの間にか眠りに落ちてしまったみたいだった。

*****
*****

朝5時。
マックで1人、コーヒーを啜ってる。

もう直接ゆうの顔見れないのかな・・・。

携帯のフォルダには、前に撮ったゆうの写真がある。
ゆうがキッチンで夕飯作ってる姿を撮ったやつだ。
お玉片手に、可愛い笑顔を浮かべてる・・・。

昨日からずっとこの写真ばっか見てるよな・・・俺・・・。

見てると辛くなるだけなのに、辛くなればすぐに携帯閉じるのに、またすぐ開く俺。

何やってんだよ・・・!

今すぐゆうを抱きしめたいよ・・・でも・・・どの面提げてそんな事出来るんだ・・・?!
今の俺は最低だ・・・。

*****
*****

素直になれない2人。心の中では今すぐにでも謝りたいのに、いざとなると尻ごみする。
幸せが少しずつだが確実に剥落していく。このまま家庭内別居が続くのか、それとも最悪、同棲解消にまで進んでしまうのか・・・。
そんなネガティブな考えだけが、悠太と霧斗の頭の中を何度もよぎるのだった。

<続きます・・・。>

<あとがき>
霧斗より
僕たちは実際かなりのチキンでした。
厳密に言うと、僕が悠太から逃げていました。
今思うと本当に情けないです。僕がもっと男らしく向き合って謝っていれば、こんな状態にはならなかったはずなのに。

悠太より
僕も心のどこかで、霧斗が自分から避けてくることに、安心というか、解放の気持ちを持っていたと思います。
僕も霧斗にどう顔向けすれば良いのかずっと分からなかったから。
口も利かずにソファで寝てる時点で、僕も霧斗から逃げ惑っていたんだと思います。

引用なし

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僕らが出会う歌2
 ゆう  - 09/10/15(木) 14:09 -
初めてここの真面目系出会いのところに

友達を募集したり
彼氏を募集したりした


けど
あんまり続かなくて
すぐにメールが終わってた…


何ヶ月かして
また募集して

それを繰り返してた


初めてカキコミした時に
メールしてくれてた人が

募集する度に僕とは知らずにメールしてきてた


写メを交換して
お互い気付く感じで
それが2回続いた


この間募集した時に
またその人からメールがきて
僕は薄々気付いてて
写メを交換した

やっぱりその人だった


16日に友達と遊ぶ約束してた
でも泊まるところがなく
その人にメールで俺ん家来いよって言われた


写メを見て正直
ごめんなさい
って思ってた…


友達と遊んでる時に
その事を話したら

会ってみたら?

って言われた


ためらっていたけど
僕は会ってみる事にした

引用なし

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僕らが出会う歌
 ゆう  - 09/10/15(木) 13:58 -
えっと…

コスモスの花が咲き始め
キレィな色で僕らを包んでた頃

運命かのように
僕らを待っていた


「僕らが出会う歌」


僕は今まで普通の恋愛をした事がなかった

彼女もいた
でもデートもした事なかった

彼氏も結構できた
でも
身内、知り合いにバレるのを恐れて遠距離ばかりだった


19年生きてきて
普通の恋愛をした事がなかった


長くて三ヶ月の恋愛
いつも傷ついて
泣いてばっかりだった

引用なし

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NEVER EVER (1)
   - 09/10/15(木) 8:50 -
もしもたったひとつだけ願いが叶うなら
もしもたったひとつだけ願いが叶うなら
君は何を祈る


文才ぜん×2ないんでそんなのでも良いって人は読んで下さい♪


葵『別れよう…』
イケメンだけど自己チューな彼氏に別れを告げた
元彼『なんでだよ…』
とありきたりな返しが返ってくる
そしてなるべく相手が傷つかない様に本音をつげて一つの恋が終わった
葵『これで別れたの8人目か…↓
ま〜別れたし仕方ないか↓↓
もう一時恋しなくていいや↓↓』
そう思って眠りに着いた

君と電話をするまでは…

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ70
 ひろ  - 09/10/14(水) 22:46 -
そうだったんですね…

お互い勘違い(?)してしまってすれ違ってしまったんですね…

何か自分もちょっとブルーになっちゃいました(泣)

引用なし

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Re(1):続・俺の彼氏は元ノンケ70
 カズ  - 09/10/14(水) 22:02 -
ほんの些細なことで一歩、二歩とどんどんお互いの距離が離れてしまう…
そのすれ違い始めた時に早めに話し合いできれば修正可能なんだろうけど
臆病になってしまうとどうしても素直になれなくなっちゃったりしますね。

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ70
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/14(水) 20:39 -
きいちゃんとあんな喧嘩してから飛び出したのは良いけど・・・。
もう10時過ぎてるし・・・明日も仕事だし・・・。

何であの時怒っちゃったんだろう・・・!
俺が怒る必要なんてなかったのに・・・!

今さら後悔した。
もしタイムマシンか何かあれば、戻ってやりなおせるのに・・・そんな事出来やしない・・・。
ドラえもんじゃないんだから・・・。

俺ホントバカだよな・・・。
小さなミスであんなに落ち込むほどきいちゃんは悲観的じゃないって知ってるのに・・・。
相当なミスを犯したからこそあれだけ打ちひしがれてたはずなのに・・・。
なのに俺・・・ミスぐらいで落ち込んでどうすんだよって言っちゃった・・・。

でもホントに俺きいちゃんのあんな姿見てられなかったんだよ・・・。

=====

マンションの近くをあてもなくプラプラして、コンビニでFine Boysの最新号を立ち読みして、結局11時過ぎに帰る事にした。
いや、帰らざるを得なかった。
きいちゃんと顔を合わせたくなかったけど、明日仕事だから仕方ない・・・。

重い足取りのまま俺はマンションに戻って、ドアに鍵を差し込んだ。
鍵開けっ放しで飛び出したけど、ちゃんと締まってる・・・。

え・・・?きいちゃん締めたの・・・?
俺が出てった後、あいつ鍵締めたの・・・?

俺は訳の分からない寂しさと虚しさを感じずにいられなかった。

玄関を開けて中を覗くと、電気が消えて暗かった・・・。

あいつ・・・先に寝たの・・・?
俺が飛び出したの心配じゃ無いの・・・?

さっきから感じていた寂しさが更に増した。
俺、心のどこかで、きいちゃんが心配して、起きて待っててくれるとか期待してたから・・・。

期待した俺がバカだった。

きいちゃんはもう俺の事どうでも良くなったんだろうな・・・。

なら俺もそれで良いよ・・・。


勝手に期待して、勝手に勘違いして、勝手に心を閉ざした俺。

寝室のベッドの上には、爆睡してるきいちゃんがいた。

もう何が何だか訳分からなくなって、俺の枕と掛け布団をベッドからもぎ取って、リビングのソファに倒れ込んだ。


その時すでに俺の目は涙でいっぱいになってた。


きいちゃん・・・!
どうして・・・?
俺もうきいちゃんが分からなくなって来てるよ・・・?
もう俺の事嫌いになったのかな・・・。

きいちゃんと知り合ってからの5年間の思い出が頭をよぎる度に、俺の目からは涙があふれて止まらなくなっていった。

*****
*****

4時頃目が覚めて、ふととなりを見ると、いつもいる筈のゆうがいない事に気づいた・・・。

あれ・・・!?枕も掛け布団もない・・・。

ガバッと起きて、そっと寝室のドアを開けてリビングの様子を覗くと、ソファの上に横たわる体が見えた。


ゆう・・・?!何でそんなとこで寝てるんだ・・・?!

・・・そっか・・・。もう俺と一緒に寝たくなくなったのか・・・。

死ぬまでほっとくって、もう訂正の余地はなくなっちまったのか・・・。

クソッ・・・!!何でウザいなんてひどい事言ったんだよ俺・・・!!

思っても無い事口走ってゆうを無意味に傷つけて何になるんだよ・・・!!!


ふがいない自分に腹が立った。
ゆうは俺の事を想って心配してくれたのに、そのゆうに向ってあんな態度取るなんて・・・何て俺はおろか者なんだよ・・・!!

朝起きてゆうと目が合ったら何て言えば良いんだよ・・・。
むしろ合わせる顔もないのにどうすれば良いんだよ・・・。

・・・もう・・・出よう。
駅前のマックで時間潰そう。

そっとリビングを抜け、歯を磨いて顔を洗って、スーツに着替えた俺は、4時半という早すぎる時間に家を出た。

*****
*****

きいちゃんがそーっと出てくのを、俺はちゃんと気づいてた。
泣き疲れてるはずなのに浅い眠りで、起きては寝て、起きては寝てを繰り返し、ちょうど目が覚めた時に玄関の閉まる音がしたんだ。

何で・・・こんな早くに出たんだ・・・?
まだ4時半だし・・・。

・・・もしかして・・・俺の事避ける為に・・・?
ウソだろ・・・?そうなの・・・?
そうだとしたら・・・どうしてだよ・・・。

泣きそうになったけど、もう涙も枯れて出てこない。
もう虚しすぎて虚しいって感情も麻痺してしまってる。

もうダメなのかな・・・。
別れるしか無いのかな・・・。
嫌だよ・・・きいちゃん・・・100歳まで一緒に生きるんだろ・・・?
一軒家を建てて庭に露天風呂作って一緒に入るんだろ・・・?
定年退職したらいろんなとこに旅行に行くんだろ・・・?
最期まで・・・最期まで一緒にいてくれるんだろ・・・?

枯れてたはずの涙が戻って来て、俺は朝から枕を濡らして悲しみに暮れてしまっていた。

*****
*****

この一件から、悠太と霧斗の2人は、お互いを避け、向き合う事を恐れるチキンになってしまったのだった。
互いの誤解と、素直になれない心が招いた最大の危機は、あんなに想い合っていたはずの2人を引き裂いてしまいそうな状態へと陥れてしまう。

<続きます・・・。>

あとがき
この回を2人で書いてて思った事は、2人とも勝手に勘違いして臆病者になってしまったのが一番の原因だったんだろうなって事です。
ハッピーエンドだと自分たちで良く分かっていても、この時期を思い出してこうやって書きつづると、本当に胸が締め付けられます。

引用なし

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続・俺の彼氏は元ノンケ69
 悠太&霧斗 WEB  - 09/10/14(水) 20:38 -
今日から、第二氷河期の話に入ります。
辛い内容ですが、最終回までお付き合い頂けるとありがたいです。

カズさん>
おっしゃる通り、あんまりファストフードを食べすぎると不健康ですよね^〜^;
実際ファストフードは月1回行くか行かないかのペースで、この日はたまたまロッテリアが頭に浮かんだんですが、これからは一層気を付けないといけないですよね。もう20代後半手前の僕たちですからね^〜^;

<続き>

霧「ただいま・・・。」
俺「お、おかえり。・・・どしたの?」

社会人2年目。今年の6月に入った直後。
きいちゃんがメチャクチャブルーな状態で帰ってきた。それにかなり遅い時間に。
思わずびっくりして、それでもこっちまで様子が変になっても意味無いから落ち着いて話を聞いてみる事にした。

霧「仕事でメチャミスった・・・。」
俺「そ・・・っか・・・。だからこんな遅かったんだね。」
霧「あんなミスしたの初めてだったから・・・メッチャ怒られたよ・・・。」

きいちゃんは終始ブルー入りまくりで、俺はとにかく背中さすって慰めるしか出来なかった。

俺「ダイジョーブ。今度から気をつければ良いんだよ。ね。」
霧「うん・・・。」
俺「きいちゃんなら取り返せる。ね。いっつも頑張ってんだから、その調子で気をつけながらさ^ー^」
霧「うん・・・。」
俺「腹減ったろ?俺もう食べちゃったけど、ちゃんとお前の分あるから、今あっためてくんね。」
霧「食欲無い・・・。」
俺「ん〜・・・でも少しは食べなきゃ。明日も仕事なんだし、体力つけないとだぞ^〜^」

ソファで軽く打ちひしがれてるきいちゃんをそのままにして、俺はキッチンでカレーを火にかけて、ナスを切った。
偶然にもこの日の夕飯は、きいちゃんの好きな「ナスとひき肉の辛口カレー」。

食欲無いって言ってるけど、これならちゃんと食べてくれそう^ー^

=====

俺「きいちゃん。出来たよ^ー^」
霧「あ〜・・・うん・・・。」

ソファで微動だにしてなかったきいちゃんに目線を合わせて、ダイニングテーブルに手を引いた。
テーブルの上のカレーを見て、きいちゃんは俺を見つめる。

霧「これ・・・ナスとひき肉・・・?」
俺「え、そうだよ^ー^」
霧「マジか・・・嬉しいな・・・^n^」

やっと少しだけ笑顔を見せてくれた^0^
少しホッとした俺。

霧「うん・・・ウマい・・・。」
俺「良かった^ー^」
霧「ありがとな・・・。」
俺「どういたしまして♪お代わりもあっから^〜^」
霧「うん^m^」

食べ進めるうちに、やっときいちゃんの顔がこわばりを緩めた。
お代わりはしなかったけど、少し大盛りにしといたカレーをちゃんと完食してくれたから、内心とても嬉しかったんだ。

霧「ごちそうさま。美味しかったよ^^」
俺「ありがと。あ、今日は片付けは良いよ。」
霧「え・・・良いよ。出来るから。」
俺「だーめ。遅くまで仕事でヘトヘトなんだから、今日は俺に全部任せて。」

俺はきいちゃんの返事を待たずに、きいちゃんが持ってきたお皿を受け取って、水にとりあえず浸ける。

そしたら突然きいちゃんがガバッと覆いかぶさる様に抱きついてきた。

霧「そんなに優しくしないでくれよ・・・!」
俺「え・・・??」
霧「マジでダメ・・・。」
俺「でも・・・。」
霧「マジ嬉しいけど・・・逆に辛い・・・。」
俺「え・・・どういう・・・」

俺は耳を疑った。
優しくされるのが辛い・・・??

俺「優しくしちゃダメなの・・・?」
霧「そう・・・じゃないけど・・・とにかく今はダメ・・・。」

内心理解に苦しんだけど、何となくわかる様な気もした。

俺「分かった・・・分かったから一旦離して。」

俺に促されるまま、締め付けていた腕をフッと緩めて、俺の顔を見る。

俺「じゃあ・・・片づけするの?」

黙ってうなずくきいちゃん。

俺「分かった。じゃあお願い。俺風呂貯めてくるからさ。」
霧「うん・・・何かゴメン・・・意味不明で。」
俺「え・・・まあ今はきいちゃん平常心じゃないからしょうがないよ。」
霧「うん・・・。」

この時俺は、心の中でスンゴク不快なものを感じていた。
きいちゃんの様子があまりにもおかしすぎる。
楽天家のきいちゃんがあんなに落ち込んで・・・。
俺の慰めをいつもは受け取ってくれるのに、今日は拒絶・・・。


これが俺達の、第二の冬の始まりだなんて、その時は思ってもみなかったんだ。

*****
*****

はぁ〜・・・俺のクソバカ・・・。

皿を洗いながら、心の中で自分を殴りまくった。
全く付いてない一日だった。

=====

「池上君・・・君あれがどれだけ大事か分かってる??」
「・・・すみませんでした・・・!」

俺は部長の席の前で、ひやひやしながら頭を下げていた。

部長「どうするつもりだ?」
俺「・・・えっと・・・すぐに作成し直します・・・。」
部長「1000件だぞ?」
俺「承知してます・・・。」
部長「本当に出来るのか?」
俺「・・・は・・・い。」
部長「はぁ〜・・・君には期待してたんだが・・・こんなミスを犯すとなると困ったもんだよ。」
俺「申し訳ありません・・・!」
部長「私に謝られてもねぇ・・・とにかく、これ以上迷惑が出る前になんとかしろ。」
俺「はい・・・!!失礼します・・・!!」

俺は部長に深々と頭を下げ、自分のデスクへと駆け戻った。
俺の犯した重大なミスとは、昼休みの直後、各種申請書類を元にしたデータ1000件を初期化してしまった事だった。
幸い、申請書類は回答後3ヶ月は厳重管理の元保管されているため、顧客データは紙上は無事だ。ローンなどの与信の結果も紙上記載があるため、ローンの可否について再審査とかいう手間がないのが何よりもの救いだ。個人情報漏えい等にもつながらない為、企業スキャンダルにもならない分、最悪の事態=クビにはならずにすむとは思う。
だが1000件ものデータを初期化してしまった事は、どうあがこうとも、管理業務上重大なミスであり、再度打ち直しをしなければならない。
気の遠くなる作業だ。

しかしこれは俺がしでかしたミスなのだから、自分で一から再入力をする他に解決策はない。
バックアップもまだ取っていなかったデータ達。
それが済んでいたら何回かクリックするだけで解決していたのに、不幸が重なってしまった。

=====

部長「池上君。」
俺「あ、はい!」

定時を過ぎ、俺の事を気遣ってくれながらも、パラパラと同僚が退社する中、まだ俺はモニターと格闘中。
そこまでタイピングも早くない俺は、7時半になってもまだ400件にも満たない状態だった。
その状態の俺に、部長が話しかけてきた。

部長「どれくらい進んでるんだ?」
俺「あ、え、っと350件ちょっとです。」
部長「そうか。続きは明日終わらせなさい。」
俺「え・・・?」
部長「勘違いするな。今日は総点検で8時にはシステムが落ちるからだ。」
俺「あ・・・そうでしたか・・・。」
部長「とにかく、明日残りの650件強のデータ復旧を終わらせる事。それ以上は待てない。他にも仕事はあるんだ。」
俺「わ、分かりました・・・!」
部長「池上君、君はまだ2年目だから100%分かってないかも知れないが、今日君がこの作業で出来ない分の仕事は他の社員が代わりにやってたんだ。それがどういう意味か分かるだろう?」
俺「は、はい・・・。」

部長の言葉がグサグサ突き刺さる。
俺の下らないミスのせいで、他の人たちに迷惑かけまくったんだ・・・。
分かってたはずなのに・・・改めて忠告されるとすごく胸が痛い。

部長「とにかく、今日はもう退社しなさい。これでも残業代は出るんだ。出さなきゃ労基局がうるさいからな。」
俺「申し訳ありません・・・。」

後から考えるとキツイ嫌味だったが、この時の俺はとにかく罪悪感でいっぱいだった。

=====

ゆうの顔を見ても気分が晴れず、優しくしてくれたのに嬉しく感じられず・・・。
わずかに鬱陶しいとまで思ってしまった。

ゆうは俺に気遣ってくれてるのに、マジで俺クソ野郎じゃん・・・。
ゴメン・・・ゆう・・・俺今どうかなっちゃってる・・・。

鬱陶しいなんて思いたくないのに、そう思ってしまったんだ。
一瞬だけだけど、否定はできない・・・。

クソッ・・・!!マジ自分にイライラする・・・!!!

悠「きい・・・ちゃん?」
俺「・・・んあ・・・?」
悠「ダイジョブ・・・?水出しっ放しでボーっとしてたから・・・。」
俺「・・・ダイジョブだよ・・・。」
悠「そ、・・・っか・・・。」

心配してるゆうをわき目に、俺は蛇口を閉めて、そのままフラーっとキッチンを出てソファにボスンと座り込んだ。

*****
*****

きいちゃん・・・。

こっち向いてよ・・・。

どうして俺を頼ってくれないの・・・?

話聞く事しか出来ないけど・・・

俺そんなに落ち込んでるきいちゃん見たくないよ・・・。


優しくするなと言われたけど、俺は居ても立っても居られなくなった。

俺「きいちゃん・・・。」

力なく座るきいちゃんの隣にそっと座って、ダランと垂れた手の上に俺の手を置いた。

それでもきいちゃんは無反応だ。

俺「きいちゃん・・・頼むから話そう・・・?」
霧「・・・。」
俺「なあ・・・。」
霧「やめろ・・・。」
俺「え・・・」
霧「頼むからやめてくれよ・・・。」
俺「でも俺こんなきいちゃ」
霧「ほっといてくれ・・・!!!」

きいちゃんは俺の手を振り払いおもむろに立ち上がった。
完全拒絶もかなり応えたけど、それ以上に俺は心が締め付けられた。
と同時に、俺は不必要なはずの怒りまで覚えてしまった。
これが全ての始まりだった・・・。

「いい加減にしろって!」

*****
*****

え・・・!?何で怒ってるんだ・・・?
「何がだよ・・・?」

*****

何がって・・・!
「仕事でミスしたくらいでそんな落ち込んでどーすんだよ!」

*****

ミス・・・したくらいで・・・?!
「小さなミスじゃねえんだぞ?!」

*****

あ・・・?!そんなにひどいミス・・・?
「だからって・・・!!俺心配してんのにそんな態度ないだろうよ!」

*****

ゆう・・・!!
「それがウザいんだよ!!!」

あ・・・!!!!

*****

え・・・!!!???
ウザ・・・い・・・?!
「ウザい・・・って・・・!!ウザいって何だよ!!!!!お前がそんなに落ち込んでんのに心配すんのがウザいのかよ!!!」

*****

そんなつもりじゃ・・・!
「あ、ああ!そうだよ!!重いんだよ!!ほっとけっつったらほっといてくれよ!!!」

*****

きいちゃん・・・!!ヒドいよ・・・!!
「分かったよ!!ほっとけば良いんだな!!じゃあこれからずーっと死ぬまでほっといてやるよ!!」

嫌だよ・・・きいちゃん・・・!

*****
*****

気づいた時には、お互いが心にもない事を言い合って、無意味に傷つけあって、取り返しのつかない状態になっていた。

悠太は堪えられなくなり、鍵と財布だけを持って玄関へと走った。

霧斗はそれを直接目で見る事無く、玄関が寂しい音を立てて閉まるのを背中で聞きながら立ち尽くしていた。

<続きます・・・。>

あとがき
『最終章』へと入るにあたり、悠太の目線でも霧斗の目線でもなく、客観的に見たらどんな状態なのかを思い浮かべる部分を文末に追加します。
これを入れる事で、皆さんにより鮮明に状況を理解してもらえると思いました。
かなり辛い時期の話に入りまして、幸せな話を求める方にはご不満かと思いますが、僕らの関係上重要なターニングポイントの時期な為、ご了承下さい。
悠太&霧斗

引用なし

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