応援ありがとございます☆頑張って書いてみました笑では続きを!長いよ笑
俺はテーブルに突っ伏し声をあげ、泣いた。
崩れている間中、俺の手をみちると谷がずっと握りしめてくれていた。
愛斗は俺の肩に手を回し背中をなぜてくれている。涙が次から次へと溢れ出てくる。
谷「辛かったね。気の済むまで、泣いていいから」
その一言にぐっとくる。うぅぅー
恥ずかしかった。
みんなの前で泣くなんて。しかも、女性の前でなんて泣いた事がない。
でも、優しくしてもらえる事に俺は、、
ずっと心に引っかかっていた、わだかまりが消えてなくなっていく気がした。氷みたいに冷たくなった心が、じんわりと暖かくなるような。
胸が熱くなる。
ずっと忘れよう、忘れようと思ってて、忘れる事ができなかったのに。
なんだかもう、大丈夫な気がした。
俺「鼻水。ちりかみ取って」俺は顔を伏せたまま、右手で要求した。
俺「あーすっきりした。鼻水なまら(すごい)出たわ」
恥ずかしさをごまかす為わざと明るく振る舞った。俺「みち、谷、愛斗、あと准くん、、ごめん。
あのさ、勝手なのは分かってるんだけど、やり直せないかな?
俺、このまま終わるのはやなんだよ」
みち「じゅん!だって。
どうすんの?」
何の返事もない。
みち「じゅん聞いてんの?」というか、布団を被っている。
みちがベッドまで寄る。
布団を剥がす。
みち「寝てんの?准。てかあんた、、泣いてんの?」准紀「だって、、のぶが可哀相なんだもん、ぅう」
そう言って、また布団を被る。
みち「だからって、アンタが泣くことないっしょ?」准紀「のぶは犯されたんだよ。マジありえないから。超ムカつく。殴ってやりたいよ。ぅぅ」
、、、
俺「犯されたって言っても一応、好きな人だし、知らない人にやられた訳じゃないから、大丈夫だよ」
准「うぅぅ」
准くん。
俺の事なのに泣いてくれてんの?
俺はその姿を見てさらに涙してしまう。
准くん。
マジありがとうね。
俺は准紀の側に寄って、一緒に泣いた。
抱きしめた。
俺は、、嬉し泣きだった。
愛斗「伸之が泣き止んだと思ったら今度は三上かよ」谷「落ち着くまで待とうか」
、、、
准紀「あぁ、俺まで泣くとは思わなかったや。疲れた」俺「ごめんね。准くん」
准紀「ホントだよ」
俺は軽く小突かれた。
准紀「俺達、友達なんだからさ、何かあったら言ってよ。
じゃないと、俺さぁ、友達と思われてないと思っちゃって、めちゃ辛くなるからさぁ」
そう言った准の目には涙が溜められていて、、
俺「分かった、ごめん」
准紀「俺、伸之の友達になれてるよね」
俺「うん」
俺はこの一言にまた涙してしまう。
どれだけ泣いただろう。分かんない。
だけど、涙が止まらない時ってあると思う。
俺は多分、この日、人生の中でも相当泣いたと思う。 でも、辛く悲しい涙じゃなく、優しい温もりに満ちあふれた涙で、しょっぱくて、でも暖かい涙だったと記憶している。
みち「今度同じ事したら、次はホントに絶交だからね」俺「分かった」
谷「でも、よかった。のぶが、病気とか事故ったりしたのかと思ってたから」
そんな風な心配をかけてるとは、一切想像していなかった。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
みち「掲示板で会った子とは会ってるの?」
俺「あれ以来、会ってない」みち「その子から連絡来た?」
俺「来たけど、、」
みち「返信してないんだ?」俺「、、」
谷「その子はのぶの事好きなんでしょ?」
俺「好きというか、好かれていたというか」
みち「やるだけやってオシマイなの?何とも思わないの?」
みちは女とは思えないサバサバ感がある。
この台詞は、普通の女の子には出てこないだろう。
男と男のセックスや恋愛にしても、拒絶感はないし、どこから、この落ち着きが出るのか不思議だった。
俺「悪いとは思ってる」
みち「じゃあせめて、メールでいいから、謝んなよ。のぶも犯されたかも知れないけど、それじゃあやってる事、一緒だよ?
別にしなくてもいいけど。私だったら、そういうのやだな」
みちは自分の思った事をズバッという。
そこには打算も虚偽もない俺のみちの好きな部分だ。
准「やばっ、もう2時だよ」みち「えっ?ホントだ。明日アタシ、バイトなんだけど」
谷「もう地下鉄ないね。ここからだったら、(タクシー)5千円はかかるんじゃない?」
俺「良かったら、うちに泊まっていきなよ。布団も一式あるし」
みち「どうする?」
准「泊まりでいいんじゃない?」
谷「みち、明日何時?」
みち「午後からだけど」
谷「じゃあ少し寝ていけるね。私と准も夕方だから」みち「まぁ、のぶのせいだからいいよね」
笑いが起こる。
そして、うちに泊まる事になった。