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さよならの向こう側には【涙の受験編、前編】9〜12
 長編編集部φ(..)  - 07/6/24(日) 1:31 -
ヒカルは俺の腹から首、顎にまで大量に出した。俺の体の上で四つん這いになり、頭をもたげて呼吸を荒げている。
光「はぁ…はぁ…」
俺も呼吸を整えながらヒカルを下から見た。
目が合ってヒカルがキスをしてくる。優しくソフトな感じだ。
俺「どうだった?」
光「すごっ!って感じだったな。今までにない不思議な感じ。今まで我慢して失敗した」
俺「そっか!よかった」
そう言いながら首に手をまわしもう一度キスを返した。
お互いに汚れた身体を拭き取った後、2人でベッドに横たわるとヒカルに抱擁された。喜びに浸る一時だ。
ヒカルの顔を見た。無表情さは変わらないが、目を瞑って安らかな呼吸をしている。
抱かれた腕から伝わる温もり。今日の放課後までの不安な気持ちをすべて忘れさせてくれる。
閉じた目にそっとキスをしてみた。目を開けてニコっと笑うと起き上がり左肘をついて斜め上から俺を覗いてくる。右手で俺の髪をかき揚げたり前髪を左右に分けたりしている。
光「…好きだよ…」
大人じみた態度をみせるヒカル。見た目が年齢よりも上に見えるって事はないが、無表情さからなのか落ち着いた雰囲気からなのか、とにかく安心して身を任せられる。そんなヒカルにしばらく見取れてしまう。
光「男同士でやる時はこれだけで終わりってわけじゃないだろ?」
しばらくして俺を見ながらふいに話しかけてきた。
俺「…まぁする事は先にあるよね」
光「してみてぇな」
俺「…マジ?今度ってのは?」
ちょっと不安になってくる。
光「俺達には時間がないだろ(笑)」
この笑いがヤバい。言い出したら聞かないからだ。
俺「…初めてだし、痛いって聞いてるし…」
光「優しくするよ」
俺「あまり清潔なもんじゃないだろし、怖いよ」
光「構わないから俺に任せな」
そう言って荷物から何かを取り出す。出てきた物はローションにゴム、タオルなんかだ。
光「今日はこのくらいの道具でいいだろ」
俺「てかそれ以上の物があるわけ?」
光「玩具。俺がSだって事は知ってるだろ?」
よく知ってはいるが…。
俺「いきなりそんな…」
光「また無駄口かよ」
いきなり鼻を抓まれる。苦しくなり開けた口に、いきなりタオルを噛ませる様に突っ込んできた。
光「タオルを出したらお仕置きだからな」
急にキツい口調で言った。さっきの目とは違う鋭い目。俺は声にならずに首を横に振る。
光「優しくするからな」
ヒカルは俺の頭を両手で押さえこみ、内容とは裏腹の冷めた言葉を吐いた。
俺の横から口で乳首を吸い始める。強く激しい。さっきまでたっぷり吸われていたから軽い痛みを感じるが、そんな俺の事は構わず舐め続けていた。
声が出ない、というより出しても聞こえないわけだが、身体だけは乳首攻めに反応し悶えてしまう。そんな俺の様子を、ヒカルの冷たい目が窺っている。
早くも俺のモノは反応し出した。先走りが湧くように出てくる感覚が伝ってきていた。
ヒカルもそれに気づき、モノを握り先走りを指で亀頭に広げていった。さっきまでとは違う快感に、俺の身体がさらにピクッピクッと反応しだす。
ヒカルが頭を上げ、俺の反応を見て冷ややかな笑いを浮かべる。
光「身体は正直だよな。怯えた目をしてるじゃん。その目が堪らないよ」
俺のモノを握りながら、足の間に入り俺の膝を立たせると、オイルを手に取り割れ目に沿いゆっくりと塗りたくってきた。ヒヤっとした最初の感覚に一瞬驚いてしまう。
再度ローションを指にたっぷりと塗り、今度は穴の入り口を特に重点的に触れながら、探る様に俺の様子を窺った。
光「怖いのかよ」
俺は声を出せずに、軽く頷いてみせる。
光「しょーがねぇな」
そう言って左手を延ばし俺の右手を握ってくれた。いつもの優しい握り方だ。
俺『安心させようとしてるのかな…』
そう思っていた矢先にいきなり指が進入してきて、激痛が走った!思わず身体に力が入り身構えてしまう。
光「大丈夫さ。ほら、力を抜けよ。ゆっくり深呼吸して」
光の指は少しずつゆっくりゆっくり奥に向かって進んで行く。反対側の手は優しく撫でる様に俺の手を握ってくれていた。
途中で一旦手を止めた。
光「どうだ?」
少し痛みが減り、俺は眉間に皺を寄せながらもゆっくり頷いた。
それを確認すると、また中に向かって進み出す。
光「一応全部入ったみたいだぜ。大丈夫だろ?段々と慣れてくるさ」
最初はかなりの激痛だったが、穴の入り口を越えた辺りからは少し楽になってきている。
五分くらい無駄話をして、俺の気持ちを紛らわせながら慣らしてくれていた。
俺『ヒカルも初めてなんだ、探りながらって雰囲気は伝わる』
光「どう?落ち着いたか?面倒だったから最初から2本入れてみた」
その言葉に思わずため息をつく。
俺『…ヒカルらしいよ…』
一度ゆっくりと引き抜いたが、すぐに再度入れてきた。明らかに指が増えたのがわかる。
今度も慎重に奥まで入れたが、さっきとは違い少しずつ抜き差しを始める。
痛みはなくなっているようだが、中で指を回した時にはかなり苦しく、思わず顔をしかめた。
ヒカルもそれに気づき、手を止めまたしばらく様子を見ている。
そのヒカルと目が合う。しばらく見ていると良からぬ事が浮かんだのか薄く笑った。
指を引き抜きもせずに、俺の頭の近くに自分の股間を持っていく。
光「ゴムをつけさせろよ」
俺の目の前にゴムを投げてよこした。それを拾い、ヒカルのイキリ勃ったデカいモノにつけていく。
俺『それにしてもデカい…』
見ているだけで怖さを感じる。
光「ローションもつけろ」
わざと胸の上に投げつけてくる。ビクっとするが、身体を動かすたびにケツの中の指が動いてしまうので耐えた。できるだけ身体を動かさない様にしてたっぷりとローションを塗ってやる。
ヒカルはもう一度足の間に正座するように座り、少しだけ俺のケツをたぐり寄せて、少し指を抜き差しして試した後に引き抜いた。
チラっと俺の顔を見る。ヒカルから見ればきっと不安感いっぱいの顔だろう。
それを見透かした様に笑い、穴の入り口に自分のモノの先を当てた。そしてゆっくりと腰を全身させてきた。
俺『!』
俺は思わず痛さに首を振ったが、見かねてヒカルは再度両手を握って安心させてくれ様としていた。
光「ゆっくり呼吸しろよ。力を抜け!」
なおも少しずつ前進して、どうやら中まで入ってしまったようだ。少し前屈みになって俺の顔を上から覗いてきた。
光「できたな。すごい締め付けだよ。それに暖かい」
じっと動かずに俺を観察してる。しばらくの間このままでいてくれた。
光「動くぜ」
少し経ってからゆっくりと前後させてきた。中まで、奥まで、ゆっくりと動く。
奥まで行き着くとやはり痛みが走った。
俺『くっ…ぐ』
声にならない声を出す。痛みに意識が跳びそうになる。
それでもしばらくすると痛みが少しずつ和らいできた。
それを察知した様にヒカルもペースを早めて動きだす。
光「すごいよ、こんな締め付け初めてだよ」
ヒカルも徐々に感じ始めているのか、俺から顔を逸らし虚ろな目になる。
いきなり俺の両足を肩に乗せ、さらに奥まで突いてきた。
俺『うぅ…ぅ』
これにはさすがに我慢できず、ヒカルの膝を握り首を振って暴れた。
光「いいリアクションだな」
俺の辛さに構わずさらに激しく突く。
俺『感じてるんじゃないのに…』
そう思いながらもヒカルの攻めに耐えるしかない。ひとしきり腰を振った後、足を降ろし一旦動きを止めた。
入れたまま俺に重なる様に倒れてきて俺の乳首を舐める。
乳首攻めに俺の身体が仰け反り反応しだす。
光「うぁ、締め付けて来るぜ。全く淫乱な奴だ」
それを楽しむ様にさらに舐め続ける。
しばらく弄ばれた後で、俺のモノを見て言った。
光「先走りが糸を引いてやがる」
いきなり俺のモノにローションをつけて激しくシゴかれると、さらに意識が遠のいて行く様だった。
光「もう我慢できないぜ」
ヒカルも一気に激しく腰を動かした。すご過ぎる動きの激しさに、同じくらいのシゴきが加わる。
光「シュウ、ずっと俺のものでいろよ」
その言葉とともに激しさが一層増した。
ヒカルも俺もすでに周りが見えなくなっていた。俺の腰の脇に両手を着き、ヒカルは激しく腰を振っている。
光「あぁ…チョー気持ちいい…」
すでにヒカルの視点は定まっていない。
光「ゃ、やべぇよ…イクっ」
腰の動きが頂点に達したかと思うと、ガクガクっと崩れ落ちるように腰を密着させてきた。どうやらイッた様だ。穴の中でしたたかに放っていくのが分かる。ドクっという感触が何回か感じられる。
光「ぐ…はぁ…はぁ」
呼吸も整わずモノを抜かないまま、間髪いれずに俺のモノをシゴきあげてくる。俺もヒカルの大きな手の中ですぐに限界を迎えた。
俺『うっ…ううっ』
声も出せないまま一気に放出した。白い液が止めどなく湧き出てくる。何発放っただろう、2回目とは思えないほど大量だった。
出し終え正に放心状態だった。痛みから始まった感覚も、ヒカルを受け入れ快感へと変わっていった。何となく腰に力が入らない感じだ。
ヒカルを下から見上げると、ヒカルも俺を見下ろしていた。
口からタオルを抜いてもらうと、再び目を合わせお互い笑顔になる。カラっとした笑い。快感と恥ずかしさの中で、ロマンチックというより歓喜という感じだったかもしれない。
光「すごかったな。間違いなく病みつきになるな…痛くなかったか?」
俺「なんとかね。ヒカルすごいから起きあがれないくらい。フラフラだよ」
光は笑顔を見せた。
光「さて、ゆっくり抜くのと一気に抜くのとどっちがいい?」
俺「じゃゆっくりで」
ヒカルは最初ゆっくりと抜くそぶりを見せたが、途中から一気に引き抜いた。
俺「ああぁぁぁ」
びっくりして、最後の雄叫びの様に声を上げてしまった。今まで出なかった声をまとめて出した感じだ。あわててヒカルが口を押さえる。
光「バカ!淫乱な声を出すなよ。もう終わってるんだぜ?」
俺「ヒカルが意地悪するからだよ」
お互い苦笑してしまう。
身体をきれいにしてからしばらく抱き合って横になった。
光「シュウ、俺達ずっと離れないで一緒にいような。なんかあったら俺が身体を張って守るから」
俺「うん、ありがと。俺もヒカルしか見えないから」
光「これからいっぱい楽しもうな。だって俺達には……わかるだろ?」
俺「?何?」
光「時間がない!」
思わず笑ってヒカルに抱きつきキスをした。
俺「あ〜もう1時だよ!早く風呂入ろ?」
時計を見て慌てて一緒に入る事にした。髪を洗い、身体も洗い流す。ちょっと滲みる部分もあったが…。
湯船に浸かる。俺の家の風呂もヒカルの家の風呂ほどではないにしても、2人で入っても丁度良いくらいだ。
ヒカルに手招きされて後ろ向きに抱きしめてもらった。
『いつまでも続きますように』
心地良さにそんなことを考えていた。
風呂から上がり、部屋に戻って同じベッドで眠る事にした。


引用なし

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