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さよならの向こう側には8〜12
 長編編集部φ(..)  - 07/6/22(金) 19:36 -
じっと見つめるヒカル。ゆっくりと顔が近づいてきた。
俺「願い事って何?」
そんな事どうでもいいのにドキドキしながらも問いかけてしまう。
光「なら動くな!少しの間だけでいいから」
そう言いながら、さらに顔が近づいてきた。
光「おまえいい匂いがするな…甘い匂い。女みたいだな。かわいい…」
いきなりお互いの顔が90度の角度になる形でキスをしてきた。ソフトに唇が触れる。何度も離れては触れてくる。
俺『初キスか…』
されてみると意外に冷静に頭の中で考えられたが、舌が入ってきたところで再び狼狽えた。俺の舌にヒカルの舌が絡む。
俺「ぐっ…」
ちょっと苦しくなり軽く声が出たところでヒカルが離れた。
光「ごめんな。でもおまえかわいいし、つい…」
俺「女が好きなんでしょ?モテるし。俺男だから…」
肩が痛いのも忘れて聞いていた。
光「俺もよくわかんねぇよ。ただ苛めてやろうとして手を掴んだら、なんとなくかわいくて…したくなった…」
ヒカルはちょっと赤くなってそう答えた。その言葉が俺にとってはすげぇ嬉しく思えた。
俺「肩が痛いから離してよ!」
少しだけ冷静になってそう言ってみたが、ヒカルはただ考えている様子だったので、意味もなく少し間が空く事になった。
光「…俺は今考えてたけど…今だけの勢いだけじゃなくて…なんかずっと…おまえとしたかったっていうか…おまえイヤだろ?だから無理矢理でもしたいから離したくない…」
俺「…俺は優しくして欲しいよ、ヒカルに…。ってか俺こういう事するの初めてだから…」
光「男と?」
俺「…女も…」
なんか急にヒカルの目が輝いた様だった。
光「そっかそっか!」
笑顔になり、ようやく手を離してくれたので、一息ついた。
俺『あ〜肩も背中も痛かったぁ…』
そう思うのも束の間、今度は俺の太股の上に、跨ぐようにして向かいあって座ってきた。
俺「今度は足が痛いよ、もう!」
光「このくらい近くで見ていたいんだよ。いいだろ?…俺さぁ、おまえの事好きになっちまったかも。今は女なんていらないよ。…おまえは?」
俺「…俺もヒカルの事が好きだよ…」
ハズいけどそう言ってしまう。
光「そっか。よかった!」
そう言って両頬を引っ張る。
俺「全く!俺をモテ遊ばな…」
言葉が終らないうちにいきなりキスをしてきた。再度舌が絡む。さっきよりもさらに本気でしてる事がわかる激しさがあり思わず声が出てきてしまう。
俺「あぁ…」。
それがスイッチだったように、ヒカルの手が学ランのボタンをゆっくり外しだす。キスされたまま身動きできず、下までボタンを外され、Yシャツの上から両乳首を指の先で触られる。
ピクっと俺の身体が反応した。
俺「うっ…あぁ」
また声が出てしまう。間違いなく俺の身体中で血液がスピードを増して駆け抜けて行くのが感じられる。
光「その声、最高だな。もっと声が出るには…」
そう言いYシャツのボタンに手をかけて来た。
俺は、今までの人生の中で、感じた事のない快楽の世界に落ちようとしていた。

ヒカルの長い指が器用にYシャツのボタンを外しにかかる。その間もずっとキスをし続けていた。舌を入れてきたり、優しく唇を吸ったり、蕩けるようなキスに思わず背筋がゾクゾクっとする。
右手でボタンを外しながら、左手がシャツの中に入ってきた。
胸板を這う生き物の様な手は、餌を探すように動き回っている。獲物を見つけたのか一点に集中してきた!五本の指の先で、乳首を四方八方から攻める。
俺「あぁぁ!」
一段と反応し声を出してしまった。
光「ここが感じるんだな」
ニヤっと不敵に笑っている。
ボタンを外し終わり、いきなり俺の両腕を掴むと、腕を背もたれの後ろに回され固定された。自ずと学ランとシャツの前が広く肌ける。ヒカルはちょい距離を離して、露わになった上半身をじっくり見つめていた。
光「かわいいのは顔だけじゃないな。綺麗な身体してる…今まで誰にも触れてないなんて勿体ないよ」
腕も足も固定されてるので、俺は頭だけを動かして自分の身体を見た。全部脱がされてるよりも確かにイヤらしい。しかも俺だけ脱がされてる屈辱感に顔が熱くなる。
ヒカルは大きな手のひらで胸の左右から挟み込む様にして、親指だけで乳首を弄り出す。
俺「ぐっ…はぅっ…あぁ」
出すなって頭で考えてても、気持ち良さに自然に声が出てきてしまう。それをヒカルがニヤニヤしながらじっと観察している。
俺『コイツ間違いなくSだよ』
痛ぶられる様な視線が、さらに快感となって気分を高揚させる。俺は目を瞑るしかなかった。
再びキスをしてくる。そこから徐々に首筋へと舌が這っていく。イヤらしく攻めながらも、手は優しく身体を両脇から包み込む感じで心地いい。ヒカルの手は、ただ大きいってだけではなく、それ自体が安らぎを与える道具になっているみたいだ。
ヒカルは俺の上から足の間に膝間付いて、段々下に向かって舌を進めていき、ついに乳首に到達した。
舌先で突いたり、円を描くように舐め始める。
俺「ヒカル…気持ちよすぎ…はぁっ」
ヒカルが軽く歯先で乳首を噛み、その度に俺の身体に電流が走る。
今度はベルトを外しにかかってきた。
この時俺は気づいた。ボクサーパンツの中でビンビンに勃ち、はち切れそうな自分のモノを。しかも我慢汁が出ている感覚がある。
俺「お願い…俺だけ…ハズいから辞めて…」
ヒカルがそんな言葉で辞めるわけがない。逆に拍車をかけるだけだ。
遂にベルトを外されファスナーが下ろされて、上半身と同じように微妙に肌けた姿で広げられた。
俺は恥ずかしさの中で狂いそうな気分でいた。
光「見てみろよ、これ」
俺もヒカルもびっくりだ。ボクサーの前の部分がかなりのシミになっている。後でわかったが、俺の先走りの量ってハンパじゃないみたい(汗)。
俺「ごめん…」
恥ずかしさに、つい俺はそう言っていた。
光「いっぱい感じてるからだろ?謝んなよ。感じてるおまえが一番かわいいぜ」
冷やかされてるのかどうか分らない言い方だ。
俺「俺ばっかりこんなに恥ずかしい格好させないでよ。ヒカルのも見たい」
するとヒカルは学ランのボタンを自分ではずし、再び俺の上に座った。後ろに回された腕を解放されて、俺はヒカルのシャツのボタンを外し出した。
露わになった上半身は、うっすらと盛り上がった胸筋に割れた腹筋。男らしさと微妙な少年ぽさを兼ね備えたきれいな身体だ。
俺はゆっくり指でなぞって、跳ね返る肌のハリに酔いしれていた。ヒカルは上からその指の動きをじっと見てる。
さらに胸に顔を埋めてみる。ヒカルも両腕で俺の頭を包み込んできた。ヒカルの体温を感じる。その温もりの中で目の前にある乳首を舐めてみた。
光「うっ…そうだよ、舌を使って…うん、気持ちいいぜ」
俺は段々と舌先に力を入れて突起を突く。
光「うわっ…あぁ…いいぜ、うまいよ」
俺はそのままヒカルの股間に手を当てた。
すごい!ギンギンになったモノは明らかにデカい。
光「そっちも、おまえを虐めたがってるみたいだな」
ヒカルの顔を見ると、ニタっと笑っている。その笑顔を見ていると、今からどんな風に虐められるかを想像し、少し怖くもあり、ゾクっとしてしまう。
ヒカルはいきなり座ってる俺の前に立ち、自分でベルトを外してきた。堪えきれなくてファスナーに手をかけ下ろす俺。ズボンもボクサーも一緒に下ろしてしまう。ゴムに引っかかったモノは、解放されて上に弾き飛んだ。デカすぎだ!
光「バカ!気をつけろよ。舐めてみな」
俺は躊躇したものの、ヒカルを感じさせてやりたいと思い、勇気を出して頭の部分を咥えてみた。なんかヌルヌルしている。もう少し奥までさらに咥える。
光「むぅ…温かくて気持ちいいな。もう少し力を入れて!…あっ、そ、そうだょ…」
感じている様だ。俺の頭を掴んで腰を振り始める。デカさに苦しみながらも、俺もヒカルのリズムに合わせる様に舌を動かす。
光「あぁ…すげぇいい」
しばらくして口から抜くと、座ってる俺のボクサーを一気に脱がし、俺の足の間にヒカルも座ってきた。
なにも言わず、ヒカルの大きな手で俺のモノと自分のモノを握り、上下に動かし始める。
俺は、ヒカルより一回り小さい自分のモノに恥ずかしさを覚えて俯いた。
そんな俺に気づいたのか、顎を持ち顔を上げてキスをしてきた。蕩けるような甘いキスだ。優しさが感じられる。そのキスだけでも身体に力が入らなくなってくる。
さらに2本をシゴく手の動きのイヤらしさが加わり、別の快感に喘ぎ声が出てしまう。
ヒカルもいつもの無口さからは想像できないくらいの言葉を吐く。
光「くぅ…あぁ…シュウのモノが裏スジを擦って…こんなの味わった事ない…」段々と握る手に力が加わった。
あまりの気持ち良さに耐えられなくなったのか、手を離し今まで下にいた俺を持ち上げ、逆にヒカルが椅子に座る。椅子に跨がる様に俺を立たせると、ヒカルの顔の前にちょうど俺の股間が突き出る。
ヒカルは、右手でギンギンになった俺のモノを掴み、観察するように言う。
光「我慢汁がすごいな」
そう言って舌で舐め上げてきて、思わずおれも声を上げてしまう。
俺「あぁぁぁ」
光「毛が薄いな。シュウらしい」
左手で俺の陰毛を触れてくる。
光「ここもかわいいな」
俺の玉を軽く揉み、一舐めした。
俺「んぐ…」
際どい快感に奥歯を噛みしめた。
光「ほら出てきたぜ」
さらに溢れ出てきた我慢汁にヒカルが笑い、掴んでる右手の親指で亀頭に塗りたくる。
俺「だめっ…あぁ」
敏感な部分を指でなぞられ、思わず腰が砕けそうになる。ヒカルの左腕が俺の腰にまわり身体を支える。
突然俺のモノを咥えてきた。確かに温かい。いきなり根本まで一気に咥え、ゆっくりと頭を引いていく。また一気に咥えゆっくり引く。今度は裏スジを舌でなぞられる。足に力が入らなくなるが、ヒカルの左腕ががっちりケツの後ろにまわり俺の身体を支えてくれる。2度3度と同じ様な動きで攻められ、俺は両手でヒカルの肩に掴まりながらも頭を仰け反らせてしまう。
俺「ヒカル、すごぃ…俺だめ…だめだって…あ…っ」
掴んだ肩に力が入り、一瞬ヒカルが痛そうな顔をしたが、構わずペースを早めていく。
俺「あぅ…んぁあ…いぃ…」
意識が跳びそうな感覚。耐えているがそれを上回る快感に理性もなくなる。ヒカルの攻めに耐える事に限界を感じ始めていた。初めての感覚に、なにもかもヒカルに預けてもいいかなと思う。
俺「もうダメ…我慢できないょ…イキそ…」
さらにペースが上がり、このまま絶頂に昇りつめてイキそうになったその時、いきなり大きな音で授業の終わりを告げるチャイムが鳴って、二人で飛び上がった。
光「なんだよ、いい時に〜!」
俺「急いで制服着なきゃマズいよ」
ヒカルも仕方ないって感じでボクサーとズボンを履き出す。
光「このままじゃイヤだろ?どうする?家へ行って続きしようぜ」
そう言うヒカルのキツい目に嫌らしさが混じっていた。
俺も急いで身支度を済ませた。
俺「俺、担任の授業だから休めないよ」
光「そっか。アイツうるさいだろうしな。じゃそれが終わったらどうだ?」
俺「…うん!」
光「しばらく親旅行で俺ン家1人なんだ」
そう言ってから、誰にもバレないか、お互いの服装のチェックをして図書館を出た。
廊下を歩きながら、なんか恥ずかしくなり無口になってしまう。
ようやくヒカルの教室の前まできた時に、なにか少しの間なのに離れるのが寂しい様な気分になった。
光「じゃ帰りに玄関で待ってるぜ。授業中思い出していっぱい濡らすなよ」
そう耳元で囁いた。ムッとした顔をした俺に、ヒカルは笑顔で軽く手を振る。
俺「ヒカルだって一年分くらい喋ったり喘いだりしたから、喉が痛くなったんじゃない?」
俺の言葉に反応し、ヒカルはいきなり片方の上履きを脱いで投げつけてきた。間一髪飛んできた上履きを避けて、笑って手を振りながら教室に戻った。


引用なし

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