▼サロメさん:
テレビに出ている人たちの一番の問題点は、同性愛者と性同一性障害者を混同させたり、またそれで笑いをとることだと思います。もちろん、同性愛者と性同一性障害者の中間くらいのグラデーションの性的指向の人もいるのですが、それならそうと説明すればいいのです。それができないのならば、テレビに出るべきではないでしょう。
また、言葉遣いや身振りに関しては、「矯正」という表現を用いるのはおかしいと思いますし、それは他人が「強制」するものではないと思います。
最後に、テレビに出ている人たちが、性同一性障害の人の一般的な姿だとは思わないでほしいです。一口に性同一性障害と言っても、一人ひとり違う人間だということを忘れないでほしいと思います。例えば、同性愛者だって、レイザーラモンHGのような異性愛者と混同されたら嫌でしょう。僕は、レイザーラモンHG(住谷正樹)のやったこと、やっていることは完全に同性愛者差別だと思います。そんな奴のせいで同性愛者に対する偏見が悪化することは許せません。性同一性障害の人の中にも、僕と同じような考えを持つ人がいるでしょう。