▼タロ坊さん:
それは、あくまで例外的な理由によるものです。実際に統計を取った方がいるそうですが、やはり片親と、そうでない子供には思春期の行動に大きな差がでるそうです。そういう点から、もし離婚、ないし事故死・病死、などの本来想定していない事態が起きたときには、子供の了解があって、初めて片親になれるのだと思います。あくまでも、子供が第一です。
解決策は見出しているでしょう。でも、その解決策を見出すこと事態がかわいそうなことだというのです。そのこたちからすれば、私のような人間に、かわいそうといわれることすら嫌なことだと思います。現代の片親の子と、代理出産によって生まれてきた子供、の大きな違いは『親に、そもそも片方の性別の親心しか子供に与えることが出来ないということを、認識があったか否か』という部分です。
もちろん、片親の方が再婚するのだって、本来なら子供の許可が必要として、私はいいと思います。日本は、家督制度がまだ残っているのか、親のすることに子供は付随していくという間違えた考え方が残っているようですが。
自信がおありなのは結構。心苦しいのは、はっきり申し上げてすみませんが、当たり前のことです。これを心苦しいとも思わないのは、私は親になる権利すらないと思います。ご自分の子供が欲しいと仰いましたが、子供は片方の性別だけで作るべきではありません。本来相手がいるからこそ、出来る子供です。そして、であるからこそ、子供はその両方を望むのだと思います。
つまり、親が子供を幸せにすることなんて至極当たり前のことです。これを思っていない親は、自分勝手で強欲な人間だと私は思います。
であっても、それぞれの心のうちは微妙なところだと思います。だからこそ、孤児を引き取るのなら、構わないのではないか。と、妥協しているのです。私が別段妥協する云々という話ではなく、孤児の方々が、恐らく妥協してくれるのではないでしょうか。
家庭を持てない孤独と、片方の性別の親しか居ないことを比べれば、恐らく後者のほうが、まだマシでしょう。でも、所詮はマシ程度であることを知ってください。子供達にとって本当に必要なのは、父母両方からの愛情と、周りの大人たちからの愛情です。それを揃えることの出来ない大人を、果たして大人といってもいいのでしょうか。 JING