新しい意見になればよいのですが。私の持論を申し上げさせていただきます。
生命は神聖なモノで何人たりとも犯してはいけない領域と考えるまでは、私は薬屋さんと同じ考えです。ただ、私は何人たりとも犯してはいけないを拡大して解釈しております。
つまり、犯してはいけない何人の中には、死のうと考えるその人も含まれると考えております。その人がどう考えようと、借金だの、疲れただの、信じられる人がいないだの、死んでみたいだの、そういう身勝手が理由で死ぬことこそ、生命への冒涜ではないでしょうか。
ここまでだと理由を説明していませんね。自己の尊厳というものが死までは含まれない考え方に至る理由ですが、私は命はもらったモノでは無いと考えます。義務と引き替えに権利として与えられたものだと考えます。一つの精子と一つの卵子が巡り会い、しかも生まれた命を親が育てる確率。そしてどなたかがおっしゃっていましたが、事故・事件・病気に遭わない確率。そういった事柄を考えたとき、私達は生かされていると考えました。つまり、私達はすれ違う一人一人・一つ一つと双務有償の契約を更新しながら生きているのではないでしょうか。殺さないから殺されないという。