AIDS、エボラ出血熱などは神の人口抑制手段だとか、各種の天変地異が同様である、って考えはわかります。僕もそう考えてたし。
でも、冷静に考えて、その意見はあまりに非現実的ではないですか?
加えて病気や災害を擬人化しすぎている。
あれらは起こるべきして起こった事であり、起こる事です。
ライオンの口に頭を突っ込んで咬まれた、てのと同じで、神の入る余地はありません。(神がいたとして、ライオンにそう働きかけるだろうか!)
擬人化して考えると、確かに地球への神の救いの手のように感じますが、これから駆逐されるだろうウィルス達にとってはた迷惑な事でしょう。ぼそぼそと存在してきたのに!神によって人間を駆逐するためだけに捨てゴマに使われた!
人間以外にも不治の病は存在します。
それらがその種を全滅させても、あなたは「神の怒りに触れたせいだ…」と恐れおののきますか?
人間に甚大な害を与えるからこそ、現実的に、非現実的だが、神の存在を作りだす。
地球環境の問題も同じ。
あたかも地球は地球上の多種多様な生命を存続させたい、育みたい、と思っているような謳い文句で溢れていますが、まさかあなたは地球が生命をお持ちになってると思いますか?
地球環境の保全は、あくまで人間に住みやすい世界を創造する事で、原始の惑星環境にしようという考えでは断じてありえません。
災害は人間の把握出来る能力を超えているもので、それらは神のような性格が与えられ易い。
しかし、それはどこまで行っても責任転嫁に他なりません。
もし、事実神が存在し、人間に被害を被らせるならば、それは神が悪になります。
ならば、神を仮想すれば、それは便利な逃げの口上になりますね。
最後に、ライオンの口に頭を突っ込んだ、人間がやはり悪いのです。