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紆余曲折のキャンパスライフ1. OB 13/12/18(水) 13:57
Re(1):紆余曲折のキャンパスライフ1. 智仁 13/12/19(木) 3:32
[投稿者削除]
Re(1):紆余曲折のキャンパスライフ2. コーキ 14/2/19(水) 23:00
紆余曲折のキャンパスライフ2. OB 14/2/21(金) 13:43
紆余曲折のキャンパスライフ3. OB 14/5/8(木) 12:13
Re(1):紆余曲折のキャンパスライフ3. 14/5/9(金) 1:44

紆余曲折のキャンパスライフ1.
 OB WEB  - 13/12/18(水) 13:57 -
俺は都内の大学に通っている。
身長は170センチくらいで体重は平均よりちょっと足りないくらい。
見た目は普通だけど、自分の性癖のせいもあってか他人には優しく接する。
差別とかされて虐げられる辛さはよく知ってるから。

でも正直なところ、自分を偽って他人と接するのは疲れる。
だから、サークルには面倒くさいから入ってない。
飲み会とかも極力断る。参加してよかったことなんてほとんどない。
恋愛話や遊びの話、やれダーツだカラオケだボーリングだ。
レポートが終わらなくて、流行のエナジードリンク飲んで朝まで頑張っちゃいました。
なんてどっちを向いても似たような自慢話。

(……くだらない。)

心の中ではそう思いながらも、いざその場面に遭遇したらテキトウに愛想よく相槌を打つ。
そう、その日は珍しく飲み会に参加した日だった。
俺とアイツが出会ったのは……。


「かんぱーい!」

居酒屋の団体席で、男女が楽しそうに手にしたグラスをぶつけ合った。
ある男はぐいっと一気飲みして酒に強い変な男らしさをアピールをし、
その姿を見て、飲みすぎちゃ駄目だよ?などと言っては母性をアピールする女。
そんなことはお構いなしに早速べらべら話を進める男女。
その席にはざっと20人くらいの男女が入り乱れて居た。

俺はなるべく目立たないように隅のほうの席を陣取った。
となりにはお調子者の友人、喜一が居るから幸いだ。
いや、そもそもこんな大学の合コンなどという席に連れてこられたきっかけを作ったのも喜一だから、
幸いというのもどうかと思ったが、とりあえず隣でテキトウに飲みながら相槌を打つ。

「おいー、楽しんでるぅ?」

もう酔いがまわってるのか、ふと喜一が俺に絡んできた。

「飲んでるよ」

俺は素っ気無く返すと、さっきまで喜一と話していた周りも俺に注目する。

「大人しいよね?えーっと……」

一人の女の子が俺に話しかけてきたが、名前が分からなかったのか言葉に詰っていると、

「けんたでーす!相田健太!」

喜一が代わって紹介してくれた。

「へぇー!よろしくね、健太君!」

何人かがテキトウに挨拶してきたが、正直どうでも良かったので同じくテキトウに返した。
だから、いつもこういう席で会った人の名前はよく覚えてない。
ただその日は違った。
一人だけ、俺に強烈な印象を残してきた男が居た。

飲み会が始まって、一時間くらい経ったころだろうか。
喜一がトイレに立って戻ってくると席替えだなんだと言ってどこかへ行ってしまい、
代わりに俺の隣には別の男が座ってきた。
背は座ってるからよくわからないが、喜一と同じ180センチくらいだろうか……。
何かスポーツをやっているのか、黒く短い髪の毛はワックスで爽やかにまとまり、
引き締まった健康的な体つきに、きりっとした男らしいその容姿は、
来るやいなや周囲の女達がざわめき、質問攻めが始まった。

名前は、金澤 蓮(かなざわ れん)と言うらしい。
芸名みたいだと思った。
こういうタイプは一匹狼みたいにぶっきらぼうに答えるかと思いきや、意外と愛想が良い。

(まぁ、こういうのが幸せな人生歩むんだろうな……)

と、心の中で毒づいた。
勿論、表情は穏やかに笑顔を作っているが、内心誰の話も耳には届いてなかった。

「なぁ、健太はどういう子がタイプなの?」

突然、その金澤に話を振られて俺は焦った。
こいつに自己紹介した覚えはない。

「へ?あの……」
「だから、タイプの子。聞いてなかったのか?」

ひっどーい!などというケラケラとした周囲のツッコミと共に、再び俺に注目が集まる。

「タイプって……。まぁ、優しい人かな」

いつもの調子で愛想笑いを浮かべながらテキトウに答えると、周りもへぇーっと愛想笑いで返す。
そう、いつものことだが結局のところ他人に興味なんてないのだ。
俺なんかには、と言ったほうが正しいか。

「普通だなぁ」

金澤が俺を見ながら言った。
俺の心の奥底を見透かしてくるかのような、不思議な目。
その視線に俺は思わず目をそらした。

「か、金澤君こそ、どういうのがタイプなんだよ?」

俺は話題をそっちにそらそうとして咄嗟に返すと、しばらくうーんと悩んで、

「健太みたいなやつ、かな」

と言ってきた。俺の頭は真っ白になった。
突然のイケメンの告白に、心の奥底に居る本当の自分が出てきてしまいそうになる。

「なーんてな、冗談だよ。あれ?ちょっと赤くなってる?」

なんて茶化してくるから、俺は色んな感情がいっぺんに噴出して思わず、
「最低だな。ごめん、トイレ」と残して席を立った。
ボケに対するツッコミにするつもりだったが、酷く冷たい言い方になってしまった。

「ちょーびっくりしたんだけど!」
「まじウケル!」「BLとかリアルにはマジ勘弁!」

と、下品な笑いと共に各々が盛り上がっていたのを背中で感じた。

引用なし

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Re(1):紆余曲折のキャンパスライフ1.
 智仁  - 13/12/19(木) 3:32 -
OBさんの書くやつ好きです!
続き楽しみにしてます!
暇な時でいいので、続きお願いします!

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   - -
この書き込みは投稿者によって削除されました。(14/2/21(金) 13:37)

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Re(1):紆余曲折のキャンパスライフ2.
 コーキ  - 14/2/19(水) 23:00 -
マジ直木賞をめざして書いて欲しいです!

素人との表現がまったく違います…

大ファンです!

続きよろしくお願いします!!

期待してまーす[右上:f8d9]

引用なし

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紆余曲折のキャンパスライフ2.
 OB WEB  - 14/2/21(金) 13:43 -
トイレに行くと、誰も居なかった。
これ幸いと一人で小便器に向かって用を足していると、後ろから聞きなれた声がした。

「あんれ?けんたぁー!元気かぁ?」

喜一だった。
面倒なのが来たと思いすぐに自分のモノを仕舞うと、ふらりと喜一が俺に近づいてくる。

「いや、近いから」
「なんでー?近づいたら駄目かぁ?」

と酔っ払った喜一が俺に抱きついてくる。
喜一も見た目はチャラいがそれなりのイケメン。
スタイルも良いし、何より俺と対照的でオープンな性格が好印象で慕う人は多い。
なぜかそんなモテ男に、俺は弄られ役として重宝されていた。

「重い!うざい!離れろ馬鹿!」

さっきのこともあってかちょっとイライラしてた俺は冷たく突き放すと、ちょっとムッとしたのか喜一が、俺の腕をぐいっと引っ張った。
突然のことによろめきながらトイレの奥側へと雪崩込む。

「冷たいなぁ。なに、ちょっと席離れたからって嫉妬?かわいいなぁ、健太君は」

と言って俺の頭を撫でてくる。
酔っ払うといつもこれだ。ベタベタして、俺をどこぞの女子扱い。

「気安く触るな、アホ」

俺が喜一の身体を押し退けてトイレを出ようとした時だった。
さっきよりもさらに強く個室へと引き寄せられ、一瞬何が起こったのかわからないままに、
ばたんと勢いよく扉を閉められた。
二人だけの密室。距離が近い。

「あの隣のやつと何話してたの?」
「は?」

いきなりすぎて意味が分からなかった。
喜一の視線がやけに冷たい。

「俺、マジ健太のこと好きなのになぁ。酷いなぁ」

そう言いながら、今度はぐすんと子供のような泣き真似をする。
酔っ払いのやることはようわからんと少し呆れながらも、

「はいはい、俺が悪かった。ごめんごめん」

とちょっと優しく返すと、パッと笑顔に変わってまた抱きついてきた。
今日はいつも以上に酔っ払っている。

「久々にお前と飲めて、俺は嬉しいよぉ」

とへらへら言いながら、俺にキスを迫ってくる。

「良い加減にしろっ!」

俺は喜一の頭をがしっと抑えて、隙をついて扉を開けて個室の外へと脱出した。
するとそこには男が一人、小便器で用を足していた。

「か、金澤……?」

ふと目が合えば、よりによってこの男。
後方ではお構いなしの喜一が、一人便器の蓋に座っていじけている。

「戻ってこないから心配してきてみたら、そういうことだったんだな」

こっちを見ずにちょっと冷たく言い放つ金澤の声に、俺の苛立ちは増した。

「そういうことってどういうことだよ。この酔っ払いはいつものこと」
「ふーん……」

まただ。こいつの目で見られると、変な感じになる。

「まぁ、俺はそういうの偏見ないけど」
「は?何が?お前、絶対勘違いしてるだろ」

俺がむきになって返すと、金澤は用が済んだのかさらりと交わして、そそくさと手を洗って出て行った。

「んー?どうしたー?」

眠そうな声で聞いてきた喜一にうるせぇ!とだけ返して、俺も追いかけるようにしてトイレを出た。

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コメントありがとうございます。
あまりサクサクとまとめられないうえに大してエロくなくてすみません…。
目的に合わせて読んで頂ければ幸いです。

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紆余曲折のキャンパスライフ3.
 OB WEB  - 14/5/8(木) 12:13 -
「ただいまー」

家に帰ると、同居人の松下がベッドに寝転んでいた。

「あ、おかえりー」

俺と松下は1年前から一緒に暮らしている。
広めのワンルームに二段ベッドを置いて、上手いことシェアしていた。
とはいえ別にそんな関係でもないし、俺はカミングアウトしてるわけでもない。

ただ、松下のほうはというと、ある日突然自分から同性愛者であることを俺に告げてきた。
そのときの衝撃は今でも忘れらない。
それでも松下とはなんとなく気が合ったし、ゲイだなんだといって距離を置こうとは思わなかった。
むしろ俺自身、同性愛者なのだから。
向こうも気づいてるのか否かは定かではないが、きっと何らかの予想を立ててのことだったんだと思う。

そのとき勢いで自分もそうだと告げようかとも思った。
でもそれはそれで怖かったから止めておいた。
何が怖いのかと聞かれればそれは一つだけではなかったし、一番は自分で自分の性癖を認めてしまうことだった。

今まで一度も誰かを好きになったことがない人生。
いや、好きになったのかもしれないけど、ことごとく無かったことにしてきた。
そして一言で言ってしまえば、人間不信。
本当は寂しがりやのくせに、誰も信用できない面倒くさい自分。

「はー、しんどい」

俺は二段ベッドの上に外着を無造作に引っ掛け、部屋着へと着替えた。

「どしたの?」

ベッドから起き上がって俺を見てくる。
身長も160cmくらししかない小柄できょとんとした顔立ちは、何かの小動物と似てて可愛らしい。
まぁ、自分の好みのタイプではなかったが……。

「あぁ……」

俺は別に隠すことでもないと思ったし、なんとなく吐き出したくて起こったことを話し出した。

「すごい展開じゃん!!」

一通り話し終えての第一声。
松下は目をキラキラさせていた。

「な、なんだよいきなり……」

「だって、二人のイケメンが健太を取り合ってるんでしょ!?いいなー!
 俺もそんな状況に置かれたいっ!」

枕をぎゅっと抱きしめて乙女顔負けに一人で盛り上がっている松下を尻目に、俺はため息を付いた。

「そんなんじゃないって。からかわれてるだけだよ」

なんとなく居心地の悪い俺は、狭いキッチンへ移動してお茶を淹れた。
あ、俺にも。なんて便乗しながら、ベッドでごろごろ転がっている。

「ねーねー、連絡先とか交換しなかったの?」
「するわけねーだろ、合コンで。男同士なんか、気持ち悪い」

ふーんと言いながら、俺の淹れたお茶をすすっている。

「あ。ごめん、そう意味じゃ……」

俺は言ったあとに失言だったことに気付いてしまった。

「うん?あぁ、別に分かってるよ」

松下の表情は変わらない。
たまに何を考えてるか分からないときがある。
ポーカーフェイス。
前に聞いたらそれは自分の性癖から来る癖だと、
そんなことを言っていた気がするが、今まさにそうだった。

しばしの無言。

「ま、この話はこれでおしまい」
「えー!」

不満全開で俺を見てくるが、そんなことお構いなしに話を中断した。
何か変な展開になりそうで怖かった。
ふと携帯を見ると、着歴が一件。

「げっ……」

思わず声が出た。
相手は幼馴染のアイツ。
いや、このタイミングならアイツしかいない。

「喜一君?」

松下が聞いてくる。
そして、ニヤリとして一言。

「ラブコールを無視するなんて酷いなぁ、すぐにでも掛け……」
「だまれ」

最後まで聞かずに遮る。
どいつもこいつも、俺の気も知らないで。

こんなとき、ふと頭をよぎる。
こいつみたいに認めたら、楽なんだろうか。
もやもやするこの何かが全部、晴れるんだろうか。
でも、怖い。そんなの怖すぎる。
いつもこの繰り返し。
俺は携帯を放って、二段ベッドへと横たわった。

「あれ?寝るの?」

松下の問いに、気のない返事をして目を瞑る。

……。

その夜、変な夢を見た。
二人の男から責められている夢。
一人からは後ろから抱きかかえられて、もう一人は前から俺のアソコを弄っている。
まるでいつか見たAVみたいだ。

「あっ……」

妙にリアルな感触だった。
自分で触ってるよりもっと気持ちいい。

「んっ……ダメ、やめっ……」

言葉が途切れる。夢だと分かっているのに。
目覚めたい気持ちと、そうでない気持ちが交錯する。

ぼんやりとした男の顔。
誰だかはわからないけど、結構カッコいい。
男の顔が俺の顔に迫ってくる。
そして口元で一言。

「こうされたかったんだろ……?」

――ッ!?

そこで一気に現実へと引き戻された。
時計は朝の5時。気分は最悪。

「……あっ」

下着、は大丈夫だった。
が、俺のアソコはもう暴発寸前だった。
この歳で夢精はさすがに恥ずかしい。
俺は急いでトイレに駆け込んだ。

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Re(1):紆余曲折のキャンパスライフ3.
   - 14/5/9(金) 1:44 -
まとめ方がすごく上手くて引き込まれます!
続き楽しみにしてます^^

引用なし

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