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中2の頃 和哉 12/11/23(金) 5:40
Re(1):中2の頃 ゆうくん 12/11/23(金) 8:41
中2の頃2 和哉 12/11/23(金) 15:26
中2の頃3 和哉 12/11/27(火) 5:47
中2の頃4 和哉 12/11/27(火) 15:21
Re(1):中2の頃4 ガンバレ 12/11/27(火) 19:04
中2の頃5 和哉 12/11/30(金) 14:26
Re(1):中2の頃5 ガンバレ 12/11/30(金) 16:28
Re(1):中2の頃5 ゆき 12/11/30(金) 23:53
中2の頃6 和哉 12/12/4(火) 15:30
Re(1):中2の頃6 ガンバレ 12/12/4(火) 15:44
中2の頃7 和哉 12/12/10(月) 12:31
Re(1):中2の頃7 通りすがり 12/12/10(月) 16:54
Re(1):中2の頃7 ガンバレ3 12/12/11(火) 18:27
中2の頃8 和哉 12/12/14(金) 15:11
Re(1):中2の頃8 たか 12/12/15(土) 4:30
Re(1):中2の頃8 ガンバレ4 12/12/15(土) 9:09

中2の頃
 和哉  - 12/11/23(金) 5:40 -
僕は中2の春に転校した。
みんな知らない人たち。
自己紹介をして、自分の席に着くまで緊張していた。
見慣れた中に1人だけ知らない人がいるって状況は、同じ面子で1年過ごした人達にとっては刺激になったのかも知れない。
皆が僕に話し掛けてくる。
都会から引っ越してきた僕は、田舎と都会の人間の違いを感じた。
皆が優しかった。
イジメの雰囲気なんて全く無かった。
「少し静かにしろ。委員長、放課後、中澤(僕の苗字)に学校を案内してやってくれるか?」
先生が呆れながら言った。
「わかりました」
後ろの席の、落ち着いた雰囲気の男子が返事をした。
「中澤君、クラス委員長の五十嵐健です。よろしく」
「よ、よろしく」
優しく微笑んでくれた五十嵐君。
僕の笑顔は多分引きつっていた。

最初の日はすぐに過ぎた。
まぁ、始業式とかだけで授業がなかったし。
放課後は五十嵐君に学校を案内してもらう約束だ。
「中澤君、もう行けるかな?」
五十嵐君のほうから話し掛けてきた。
「あ、俺も一緒に行く!」
そう言ったのは隣の席の山下君だった。
山下君は、活発でお調子者タイプな人。
「泰明(山下君の下の名前)が行っていいなら俺も行く」
山下君の後ろの席の谷津君だ。
谷津君も山下君みたいなムードメーカらしい。
「じゃあ4人で行こうか」
五十嵐君は『しょうがない』といった感じの笑顔を見せた。

一階から順に学校を案内してもらった。
東校舎の1〜3階は教室。
南校舎には職員室や図書室。
西校舎には理科室や音楽室があった。
体育館は始業式で行ったから割愛。
「だいたいこんなもんかな」
再び教室に戻りながら、五十嵐君が呟いた。
「案内してくれてありがとう」
「いや、気にしないで。これから友達になるんだから当然のことをしただけだよ」
五十嵐君が微笑んだ。
「じゃあ、僕は生徒会に行かなきゃだから。また明日」
「うん。また明日」
また明日…。
そうだ。
明日から楽しい生活が始まるんだ。
「中澤ン家ってどこ?」
不意に山下君から話しかけられた。
「駅の近くのコンビニの裏らへんだよ」
だいたいの位置を答える。
学校から歩いて20分くらいのとこ。
「お、俺ン家の近くじゃん!一緒帰ろ」
「う、うん」
中学生になって初めてだった。
誰かと一緒に帰るのは。

引用なし

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Re(1):中2の頃
 ゆうくん  - 12/11/23(金) 8:41 -
どんな風に進展するのか楽しみです。
続きお願いします。

引用なし

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中2の頃2
 和哉  - 12/11/23(金) 15:26 -
ありがとうございます(^_^)
続き書きます。


荷物を持って、3人で校門を出た。
「谷津君も近くなの?」
「俺ン家、コイツの隣だからさ」
じゃあ幼なじみってやつなのかな?
「中澤は何でこんなとこに引っ越してきたの?」
山下君が訊いてきた。
「えっと…」
理由はいろいろあった。
中学に入学してすぐ、父親がリストラされて、母親は家を出て行った。
父親と2人で貯金を崩して何とか生活していたが、やはり生活は苦しく、性格は荒んでいった。
遊ぶことも出来ず、次第に孤立し、いじめにもあった。
そして、最初は近場でバイトや派遣での仕事を転々としていた父親だったが、決まった仕事を探し、やっと決まったのがここにある工場だった。
工場と言っても鉄工関係だけど。
前の仕事も鉄工だったから、きっと続けてくれるはずだ。
でも、知り合って初日の人に詳しいことは話せないため「父親の仕事の都合でさ」と答えた。
「ふーん」
『普通だなぁ』と思っているのが分かってしまう返事だ。
「母ちゃんも働いてんの?」
「え?」
今度は谷津君が訊いてきた。
まさか母親の話を振られるとは思っていなかった。
「母さんは…その…」
離婚したって言うのが怖かった。
1年の時に打ち明けたら『母親が出て行った』とからかわれ、イジメられたからだ。
緊張して、学ランの裾を強く握った。
言ったって大丈夫。
良い人達だからイジメたりしない。
きっと軽く受け止めてくれる。
でも、もし嫌われたら?
せっかく仲良くなれそうなのに。
嫌われたら?
後から谷津君に聞いたが、この時の僕は、俯いて目が泳いでたらしい。
「あ、何か悪いこと訊いたかな?」
谷津君が気まずそうにしている。
笑い話くらいの勢いで言っちゃえばいいのに。
僕は馬鹿だ。
「バカ文!(谷津君の下の名前が隆文だから)」
山下君が谷津君の頭を軽く叩いた。
「イテッ。何すんだよ」
「中澤、母ちゃんいないんだろ?」
「ッ!」
山下君に言われドキリとした。
「引っ越してきた時に荷物入れてんの俺見てたんだよ。同い年くらいのやつがいたからさ。そしたら、母ちゃんらしい人は見当たらなかったから。今の中澤の様子で分かったってのもあるけど」
近付いてきて頭を撫でられた。
「離婚したの?」
山下君の問いに僕は無言で頷いた。
「そっか。いつも家には1人?」
「うん」
「じゃあ、俺ン家来いよ!1人でいたってつまんないっしょ」

引用なし

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中2の頃3
 和哉  - 12/11/27(火) 5:47 -
「いいの…?」
「ダメなら最初っから誘わねぇし。それに『友達連れてきた』って言えば母ちゃん何も言わねぇし」
豪快に笑う山下君。
「隆文も来るだろ?」
「もちろん!中澤、変なこと訊いてごめんな。母ちゃん欲しいなら俺ン家のやるからさ」
「お前は馬鹿か!」
山下君がまた谷津君を軽く叩いた。
その光景の中に自分が入っていることが幸せで。
「ありがと」
嬉し涙を堪えて一言絞り出した。
深呼吸して気持ちを抑える。
「いや…本当に母ちゃんやるわけじゃねぇし…」
谷津君が照れた様子で返してきた。
「何泣きそうな顔してんだよ」
山下君がアハハと笑った。
二度目の深呼吸で何とか落ち着いた。
「嬉しくてさ。なんか、久しぶりにこんな雰囲気の中に入れて」
正直に言った。
「都会の学校はやっぱり冷たいのか?」
谷津君がズレた発言をしてきた。
「あっちはグループに分かれてたりとか、仲間外れがいたよ」
「グループには分かれてるけど、仲間外れとかはないよな?」
「イジメとか、うちのクラスにはないな」
2人の言葉が聞けて安心した。
「あ、ただ、他のクラスのヤンキーには気を付けろよ。たぶん転校生には絡んでくるから」
「わかった」
ちょっと不安要素もできた。
そして、何だかんだ話しているうちにだいぶ家の近くまで来た。
「もうちょっと行った一戸建ての貸家が僕ン家だよ」
「あの同じ形の家が並んでるとこか」
山下君が言った。
「そうそう。あそこの真ん中のとこ」
「じゃあ今度遊びに行こうかな」
谷津君が笑う。
「うん!今度遊びに来てよ!」
友達を呼ぶなんて何年振りだろ。
片付けとかなきゃ。
「俺ン家はこっち」
僕の家に向かう方とは違う道を行き、少し歩くとすぐに着いた。
大きな門があり、豪邸とまではいかないけど古く大きな家。
庭もデカい。
その隣にある二階建ての家を指差し「こっちが俺ン家」と山下君が行った。
そのまた隣にある似たような家が谷津君の家だそうだ。
「隣の家、でっかいね」
「あぁ…ばあちゃん家だよ」
山下君の声から元気が少し無くなった気がした。
「入れよ。母ちゃんいるけど気にしなくていいから」
ドアを開けてもらった。
「お、お邪魔します」
緊張して入っていく。
「お邪魔しまーす」
谷津君は慣れた感じだ。
「ただいまー。母ちゃん、友達2人連れてきたー」

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中2の頃4
 和哉  - 12/11/27(火) 15:21 -
リビングらしき部屋から出てきたのは、いかにも「母ちゃん」って感じの恰幅の良い人だった。
「隆文君と…えっと…?」
「今日来た転校生」
「中澤和哉です」
ペコッと頭を下げた。
「あらあら、うちの馬鹿息子がこれからお世話になる子だったのね。仲良くしてあげてね」
「いえ、僕の方がお世話になったり、仲良くしてもらう立場だから…」
年上の人と話すのに緊張して、変に堅いことを言ってしまった気がした。
「謙虚な子だねぇ。うちの泰明も見習ってほしいわ」
「親に似たんだよ。てか、部屋行こ」
靴を脱ぐ山下君。
谷津君も同じだ。
僕は靴をちゃんと揃えて脱ぎ、何となく山下君と谷津君の靴もついでに揃え、山下君のお母さん(以下おばさん)に頭を軽く下げてから山下君の後を追って二階に上がった。
二階の一番手前が山下君の部屋。
中は普通な男子の部屋感じ。
漫画やゲームがある。
ベッドや机がある。
そんな感じだ。
「中澤は格ゲーとかやる?」
「僕、ゲームはあんまりやったことないからさ」
中学に入る前なら少しはやったけど、最近は全然だ。
ゲーム買う余裕なかったし。
「じゃあやってみよう。何でも慣れだからさ」
そう言ってゲームを起動した。
久しぶりのゲームは楽しかった。
最初は一方的にやられていたのが、負けても半分以上削れるようになってきた。
途中、おばさんが昼食を用意してくれたのでそれをいただき、再びゲームを再開した。
それから少しして、手加減をしてもらってだが谷津君に一勝できた。
「お、やっと勝てたか」
見ていた山下君が漫画から顔を上げて言った。
「じゃあ3時になったら罰ゲーム付きでやるか」
谷津君がニヤニヤしながら言う。
「それまで練習させてやるよ」
山下君がまた漫画を読み始める。
残り30分弱。
僕は罰ゲームが何かは分からなかったが勝てるよう練習した。
そして、時間は3時になった。
「じゃあ、始める前に罰ゲーム決めるか」
そういうと、山下君がメモ用紙を取り出し、それを一枚ずつ配った。
「とりあえず書けよ。何でもいいからさ」
そう言われ、何て書こうか迷った。
何でもっては言われたけど、何がいいかな…?
困った僕は、無難に腕立て10回って書いておいた。
「じゃあ、1と2が俺、3と4が隆文、5と6が中澤な」
山下君が紙を回収し、机からサイコロを取り出した。
罰ゲームはサイコロで決めるのか。

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Re(1):中2の頃4
 ガンバレ  - 12/11/27(火) 19:04 -
和哉君頑張って続き宜しく!!

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中2の頃5
 和哉  - 12/11/30(金) 14:26 -
ありがとうございます。
続きです。

ゲームを再開した。
まぁ…結果は目に見えていた。
僕が2敗。
山下君が1勝1敗。
谷津君が1勝1敗。
罰ゲームは僕だ。
「惜しかったな」
ニヤニヤ笑う山下君。
「じゃあサイコロ振るぞー」
サイコロを床に転がす谷津君。
出たのは2。
「俺のやつだな」
山下君が紙を広げる。
『チンコ見せる』
紙にはそう書いてあった。
「俺も1位だから振っちゃお」
「え!?」
山下君も振った。
次に出たのは3。
「俺のか」
谷津君がニヤニヤしながら紙を広げ、内容を見せてきた。
『一分間チンコ揉まれる』
「本当に…?」
この頃、産毛じゃない毛がいくらか生えてきたが、オナニーは知らなかった。
自分でも触ったことがないモノを他人に触られる。
「恥ずかしいし…。やめよ…?」
「男同士だろ?」
男同士…。
山下君のその言葉に何故かドキリとした。
「中澤ってさ、女の子みたいだよな」
谷津君が顔を見ながら言ってきた。
確かに二人みたいに男らしい顔立ちはしていないが。
女の子みたいはあんまりではないか…。
「とりあえず、先に引いた方からだな」
山下君にベルトを掴まれた。
「本当にするの?」
「俺らからしたらこんなの日常茶飯事だし」
「まぁ、一緒に風呂入ったり昔からしてるから見せ合いとか気にならないだけだけど」
二人が笑う。
「さ、触るのは?」
「ズボンの上からとかフツーだろ?」
「ふざけて触るとかよくあるし」
「脱がすのもたまにあるよ」
言われてみれば、前の学校でもしているやつはいた。
でも、それに自分が加わったことはなかった。
されたいとか、してみたいって思わなかったわけじゃない。
…そうだ。
場所が学校じゃないだけで、今から行うことは自分が望んでいたことじゃないか。
友達や仲間という輪の中に入れたんじゃないか。
でも…。
「やっぱり恥ずかしいよ…」
「んー。まぁ…転校初日でいきなりよく知らないやつらに見せろなんて言われても抵抗あるか」
ベルトから手を離す山下君。
「じゃあ…あれだ!見せ合えば恥ずかしくないだろ?」
谷津君が言った。
「馬鹿。男の裸見せられて自分も見せるやつがいるかよ」
山下君がそれを制止する。
「じゃあ…週末!みんなでAV鑑賞会だ!」
「み、みんな?」
さすがの山下君も驚いた様子だった。

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Re(1):中2の頃5
 ガンバレ  - 12/11/30(金) 16:28 -
良い展開だね!!楽しみでーーーす。

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Re(1):中2の頃5
 ゆき  - 12/11/30(金) 23:53 -
うーん。いいね〜
つづきよろしく!

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中2の頃6
 和哉  - 12/12/4(火) 15:30 -
ありがとうございます。


「週末、家に誰もいなくなるからさ。俺ン家でしようよ!みんなでシコれば怖くない的な?」
谷津君が笑う。
僕には『シコる』と言う単語の意味が分からなかった。
「さすがにそれは…」
山下君も渋る。
「泰明も恥ずかしいとかあるんだ」
「当たり前だろ!」
「デカチン見せつけたらいいじゃん」
「デカくねぇし」
顔を少し赤くする山下君。
「あ、あのさ…。シコるって、何?」
意を決して、さっき疑問に思ったことを訊いた。
「え?」
二人が僕の顔を見る。
「オナニーは?」
「わかんない」
エッチなことだとは何となく知っているが、それとシコるの関連性や方法は分からなかった。
今度は二人が顔を見合わせた。
そんなに変なことを言ったのだろうか。
「よーし!性教育の時間だ!」
谷津君が急に張り切りだした。
「泰明、お前がモデルになれ」
「はぁ!?」
「だから、お前がシコって中澤にオナニー教えてやれよ。俺が解説するから」
「自分でやれよ。お前は恥ずかしくないだろ?」
後から聞いた話だが、谷津君は山下君の家に泊まりに来たり、山下君が泊まりに行くたびに布団の中や、時には山下君に背を向けた状態でオナニーをしていたそうだ。
「えー。しゃーないなぁ…」
ベルトを外し、ズボンを脱ぐ谷津君。
「馬鹿!本当にするなって!」
山下君が止める。
僕の中では見たい欲望とダメだという理性がせめぎ合っていた。
「本当は見たいんだろ?」
「見たくねぇし!」
山下君が反論しているが、見たくもあるんだろうって感じが何となく伝わってきた。
「中澤も困るよな?」
「ぅ、ぅん」
一応山下君に合わせた。
「…そっか。わかった」
谷津君はテンションが一気に下がった様子でズボンを穿き直した。
「時間が遅いから帰るわ」
つまらなさそうに荷物を持って部屋を出て行く谷津君。
そのまま帰って行ったようだ。
「なんだあいつ…」
山下君が怒ったように呟く。
「わりぃな。隆文ってエロいことばっかり考えてるからさ」
「大丈夫だよ。僕もちょっとは興味あるし」
「男だもんな。てか、本当にシコったことないの?」
笑いながら訊いてきた。
「オナニーとシコるっては一緒なの?」
質問をさらに質問で返す。
「一緒だよ」
「したことないよ」
「朝起きたらパンツ汚れてたってことないか?」
今度は山下君の性教育の時間が始まった。


続く。

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Re(1):中2の頃6
 ガンバレ  - 12/12/4(火) 15:44 -
待ってました!!
続き宜しくお願いしますよーーーーーー

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中2の頃7
 和哉  - 12/12/10(月) 12:31 -
いつも早い返信ありがとうございます。
続きです。


「あるよ…?」
夢精はつい最近経験した。
家事は自分でやってたから父親にバレる心配はなかったけど
「ちょっと待ってな」
山下君が保健の教科書を開く。
「精液が出ることを精通って言ってな。寝てる間に出るのを夢精って言うんだ」
教科書を見せながら説明を始めた。
「で、自分で出すことをマスターベーションとかオナニーとか、シコるって言うんだよ」
後ろに山下君が回ってきた。
「教えてやろうか?」
僕よりも大きな体(僕が約145。山下君が約170。谷津君が168くらい)で抱きついてきた。
片腕で僕の上半身を拘束し、空いた手で体を撫でる。
「恥ずかしいよ…」
「男同士だろ?」
「でも…やめてよ…ッ」
股間を優しく握られた。
「やめないよ」
「男同士でこんなのって…」
「…俺、お前のこと好きになったかも」
いきなり言われ、一瞬思考が停止した。
「俺、男が好きなんだよ。たぶん、隆文も」
なんでそんなことを僕に言うんだよ。
「谷津君ともこんなこと…?」
「隆文にされたことはあるけど、隆文にしたことはないよ」
そんなことを言ってはいるが、今の山下君は明らかに僕にしようとしている。
「でも、なんかお前にはしたくなったんだ」
耳元まで顔が近付いてきた。
「嫌なら何もしなくていい。ただ、お前のことを気持ちよくしたい」
僕は迷った。
断ったら今後の関係に支障をきたすだろう。
そうなれば、なかなか馴染めなくなりそう。
それに、せっかくできた友達を失いたくない。
僕は何もしなくていいなら、いいんじゃないか…?
ムクムクと反応する股間。
ベルトを外そうとする山下君。
僕は抵抗しなかった。
嫌われるのが怖かったし。
興味もあった。
だから、断ることはしなかった。
「じゃあ、ベッドに寝て」
僕が承諾したと受け取ったのだろう。
山下君の手が離れた。
僕は言われた通り、ベッドに仰向けになった。
僕に跨り、覆い被さるように体を密着させてきた。
「キス、してもいい?」
そう言われた瞬間には唇が重なっていた。
初めてのキス。
何度も重ねられ、舌を絡められた。
初めての感触。
「んっ…」
気持ちいい。
すごい…変な感じ…。
離れようとするのが嫌で。
もっとしていたくて。
僕は山下君の背中に腕を回した。


続く

引用なし

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Re(1):中2の頃7
 通りすがり  - 12/12/10(月) 16:54 -
かなりの神作に、めちゃくちゃ楽しみにしながら、いつも読んでます。

ベッドに横になった時は、ベルト外した後ですか?
まだ、ズボン履いた状態ですか?

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Re(1):中2の頃7
 ガンバレ3  - 12/12/11(火) 18:27 -
ツリーが次頁になっていたので気がつくのが遅れた!!
段々エロクなって来ましたね!!
続き楽しみにして今ーーーす。

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中2の頃8
 和哉  - 12/12/14(金) 15:11 -
ありがとうございます。
ベルトは外されたけど、まだ穿いたままです。
続きです。


自分からも舌を絡める。
自然と息が荒くなっていく。
僕の股間は硬くなっていた。
そして、足に押し付けられている山下君の股間も…。
唇が離れ、しばし見つめ合う。
間近で見る山下君の肌は綺麗だった。
ニキビが気になる年頃だが、山下君はツルツルだ。
顔も少年の中に男らしさが出てきたような顔立ちだ。
「可愛いよ、和哉」
下の名前で呼ばれ、ドキリとした。
「山下くッ」
名前を呼ぼうとしたら唇を唇で塞がれた。
「名前で呼んで」
唇がほぼついたまま言われた。
「えと…泰明…くん」
恥ずかしい。
この状況でとか恥ずかしすぎる。
「やばい…俺、まじで和哉好きになったかも」
チュッとキスされた。
「初めてだ。こんな気持ち」
潤んだ瞳で幸せそうな笑顔を向けてきた。
「和哉のこと、全部見せて」
泰明君の言葉の意味を理解した僕は、手を頭の横に移動させ、脱がしやすいようにした。
泰明君が上体を起こし、学ランのボタンを外していく。
そして、次にYシャツのボタン。
全部外され、前を開かれ、中に着ていた青いTシャツも捲られた。
「きれいだね」
「恥ずかしい…」
僕は腕で顔を隠した。
だからか、乳首に感じるヌルリとした感覚や抓られたような感覚が敏感に神経を伝わった。
隙間から覗くと、泰明君が乳首に吸い付いていた。
赤ちゃんが吸うのとは違う。
舌の動きがうまかった。
「ッ!」
声が出てしまいそうな快感。
「いいよ。和哉の声、聞かせて?」
先ほどよりも吸い方が上手くなった。
「ん…あッ!」
一度声を出してしまったら止まらない。
感じるたびに喘いでしまった。
「下も脱がすよ」
僕が答える前に、泰明君は僕のズボンとトランクスを下ろした。
初めて人前で晒す恥部。
13センチくらいで、毛はうっすらと生えている状態。
それを見られている。
「可愛いね」
そっと触れられ、ピクリと反応してしまった。
「オナニーってのはこうすんだよ」
優しく握られ、皮を剥かれた。
「ちゃんと綺麗に洗ってるね。でも、なるべくならいつも剥けたほうがいいんだよ」
そう言うと、手に唾液を垂らし、亀頭部分を撫でてきた。
「そこ変な感じする!」
思わず腰を捩って手から逃れようとした。
「まだ敏感だからね。ゆっくり慣らしていこうか」
優しい手付きで、裏筋を撫でられた。


続く

引用なし

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Re(1):中2の頃8
 たか  - 12/12/15(土) 4:30 -
続きお願いします(^O^)

引用なし

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Re(1):中2の頃8
 ガンバレ4  - 12/12/15(土) 9:09 -
たまらないよーーーー続き宜しく!!

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