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五月の風 ケン太 09/1/29(木) 3:02
Re(1):五月の風 ユウタ 09/1/29(木) 6:33
五月の風2 ケン太 09/1/29(木) 10:20
Re(1):五月の風2 ニセ 09/1/29(木) 10:23
五月の風3 ケン太 09/1/29(木) 13:44
Re(1):五月の風3 ニセ 09/1/29(木) 15:23
五月の風4 ケン太 09/1/29(木) 20:49
Re(1):五月の風4 ニセ 09/1/29(木) 21:41
五月の風5 ケン太 09/1/29(木) 22:09
感想訂正(作者) ケン太 09/1/29(木) 22:20
Re(1):感想訂正(作者) ニセ 09/1/29(木) 23:31
五月の風6 ケン太 09/1/30(金) 9:25
Re(1):五月の風6 09/1/30(金) 9:50
Re(1):五月の風6 09/1/30(金) 13:12
Re(1):五月の風6 シロー 09/1/30(金) 14:42
五月の風7 ケン太 09/1/30(金) 17:08
Re(1):五月の風7 09/1/30(金) 17:25
五月の風8 ケン太 09/1/30(金) 18:38
Re(1):五月の風8 龍太 09/1/30(金) 20:39
五月の風9 ケン太 09/1/30(金) 21:15
コメントに感謝 ケン太 09/1/30(金) 21:28
Re(1):コメントに感謝 ユウ 09/1/31(土) 0:03
Re(1):五月の風9 きんや 09/1/31(土) 0:32
Re(1):五月の風 たか 09/1/31(土) 18:00

五月の風
 ケン太  - 09/1/29(木) 3:02 -
初投稿です。
読みにくければご指摘ください。


僕と優史(まさし)が初めて会ったのは、高1の5月。最初の体育で1組の一番後ろに居た。僕は2組の真ん中より少し後ろ。

この日はバスケで、番号をかけていった結果、優史が同じチームだった。

何本かゲームをしているうちに、他のチームがゲームをしてたら優史に声をかけられた。
優『なぁ宮野。水のみに行かん?』
さわやか100%の笑顔で見られ、緊張で僕は、
健「冷水器の水とかちょっ苦手やし、やめとくわ。」
とか不思議な返答で返してしまった。


ゲームが始まると、優史は背が高いのを活かしシュートを入れまくる。チームの中でも、動けない方の俺にボールがまわると、意地で敵が取りに来る。
ラスト1分もない。互角のゲームにゴール下でボールを受けた…俺。敵ともつれ、ボールを優史にバウンドパス。と同時にコケさせられた俺。鼻血が出てる俺。
最初の体育で鼻血とかカッコ悪い……。
優史の受けたボールは、パスを回されながら再び優史に戻り、華麗に3Pシュート。ゲームセットに終わりのチャイム。
優史はすごくかっこよかった。

そして名の通り優しかった。
体育教員が授業終わりを告げると、優史は俺の方まで寄って来て、
優『一応保健室いくやろ?ついてったる。』
て言ってきた。
健「ちょっとの鼻血やから。ティッシュとんに行くだけやぞー?」優『ええねん。いこーぜー。』

って言って一緒に保健室まで行くことにした。
その間に、サッカー部に入ってることと、身長が177あることだけ聞いた。鼻血くんは喋んなって言われたけど、おんなじくらい優史もしゃべんなかった。
(まだこの時は、ゼッケンにかいてあった苗字の『丹羽』しか知らない。)

ちょっとした沈黙のなか、保健室にたどり着いた。

引用なし

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Re(1):五月の風
 ユウタ  - 09/1/29(木) 6:33 -
続きお願いします

引用なし

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五月の風2
 ケン太  - 09/1/29(木) 10:20 -
保健室には、(読者の予想に反して)保健室の先生と同じクラスの女子二人がおり、片方はヒザに絆創膏を貼ってもらってるところだった。
宮野あたしらに欲情?と笑われ、優史もクスッと笑った。またその笑顔がさわやかだった。


体育で当たり障りのない会話を毎回交わすなかで、僕は優史の笑顔に惚れていた。
しかし、同じクラスでも、部活でもない以上、それ以上はなにもなかった。


高校2年の春。
あんな爽やかボーイが理系のはずがない…。そう思いながらも、夢のために理系のクラスに。
僕の学校には理系は1学年に1つ。2年間一緒。

いた!優史や。
舞い上がりながら、ちょっと喋りかけに行った。
でも同じ他愛のない会話だったし、優史はいつもあんまり喋らないし僕ばかり喋る。
でも、これだけ覚えてる。
優『これからもっとなかよなれるな。』&さわやか笑顔。

クラスの係りも同じ図書委員を話し合って選んだ。他の友達たちが僕に同じ「掲示係」を勧めたが、しっかり断った。
授業は全部同じ。1年の時にはなかった喜びだった。

優史は、クラスでは目立たず座って周りの誰かと話すだけ。でも、やっぱり優しさは光っていた。
みんなが立候補しないものは、優史が立候補するし、クラスで起きたイジメも、優史が助けて幕が閉じた。


夏休み前のテスト初日。急に、
優『テスト終わったら遊びにこぉへん?』

もちろんオッケーした。
そして、意外な提案。
優『テスト良かった方が、一個ゆぅこと聞くってどう?』

引用なし

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Re(1):五月の風2
 ニセ  - 09/1/29(木) 10:23 -
続きお願いします!

引用なし

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五月の風3
 ケン太  - 09/1/29(木) 13:44 -
「ええよ〜。例えばどんなんよ?」率直に優史の考えが気になった。
『メルアド教えて、とか。昨日携帯買ってん。』と携帯をポケットから出してニッコリ。当時、クラスで持ってなかったのは、優史だけだった。
「そんぐらい今教えたるわ、アホ。」
クラスで、最初に聞いたのが僕らしく、またそれも嬉しかった。


テスト9教科が終わり、テスト返却日になった。学校全体はざわめいてたが、理系クラスは静かだった。
数学は、クラスで一番やった。幸先がいい。
物理も、平均より遥か上で、今回調子がいい、そう思った。
でも、あとの結果は平均程度で、地理は欠点だった。

『俺んちで結果出すか。』
ちょっと焦ってる優史を見て、地理は数学が埋めてくれることを信じた。
「せやな。覚悟決めるか。」
『俺んちなんもないから。』
なんとなく想像はついた。
「わかったわかった。あさったるから。」

高校から徒歩5分の優史の家。
外面塗装はかわいらしいのに、部屋のなかはモノクロな壁紙絨毯。殺風景な、ほんとうにあとは黒いシーツのベッドと、ガラス天板のテーブル、本棚だけ。
「マジであさるとこすらねぇのなぁ。」
俺の、部屋に入っての第一声だった。

テーブルに向い合わせで座り、出されたグレープジュースにお互い口をつける。
『じゃぁテストやな。』
「王さまの言うことは、絶対やな。」
『王さまゲームやん。』
1つずつ出てくるお互いのテストを見ながら、携帯の計算機で足していく。足していくなかで、優史の古典が40点だったことに安心した。
俺は、549点。
互いの携帯を閉じ、交換する。
ドキドキしながら、そっと携帯を開いた。


557

負けた。8点の大きな差は、やっぱ地理の32点みたいだった。
『ぅおっしゃー。なににしよっかなぁ。』&ニッコリ
「なんやねん。はよせぇやぁ。」
『じゃぁ今から一個質問するから、正直に答えてな。』
「なんや、そんなんでええんかよぉ。なんかしろとかやないんや。」

『一番、、誰が好き?誰と付き合いたい?』
正直青ざめた。

引用なし

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Re(1):五月の風3
 ニセ  - 09/1/29(木) 15:23 -
続きめちゃめちゃ気になります!!

引用なし

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五月の風4
 ケン太  - 09/1/29(木) 20:49 -
嘘偽りは約束を破るし、告白をここでしろってこと。言わなければ、それ以前に俺は優史と偽りの関係を続けていく。でも、もし男も好きなんて知れたら仲良くすらしてくれんかもしれんし、……

いろいろ考えた。
『やっぱ度胸いる?男ならバンとやで。誰にもいわへんから。』
俺は、…優史の今までの優しさにかけることにした。

「優史。」
『どしたん?』
「優史。」
『聞いてるから。』
「俺の、付き合いたい好きな子は優史や。」
『……どした?え、えと…』

「こんなときに、大事な優史に、嘘はいわへん。」


しばらく沈黙が続いて、優史が口を開いた。
『ありがとう。俺は健太のこと好きやけど、そういう意味やない。すまん。』
「うん。」
ちょっと泣きかけ俺。
『ほんまに度胸いることしたな。言いふらされたらとか、思わんかったん?』
「思た。けどいわへんって言うたから、信じた。」
『そうか、大丈夫や。いわへん。』
「うん。」
『俺からしゃべるん、苦手やねんな。』
「うん、知ってる。」
この時ばかりは優史は必死に会話をつづけようとしてた。

『毎日恋愛対象としてみてたん?』
「それだけやない。」
『毎日トイレでちらっととかは…』
「ない。」
『体育の着替えガン見…』
「してることもある。」
……………
『キスしたいとか思ってる?』
「うん。」
『おかずって…』
「当たり。」
『エッチしたいとか…』
「うん。」

『そっか。俺鈍感ですまん。でも、そうやってちゃんと言えるのってすごいと思うし、健太頑張ったんがすごいわかる。ありがとうな。』


いきなり抱き締められて、
くちびるどうしがくっついた。

引用なし

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Re(1):五月の風4
 ニセ  - 09/1/29(木) 21:41 -
続きお願いします

引用なし

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五月の風5
 ケン太  - 09/1/29(木) 22:09 -
「えと…」
『ごめん。俺、したことなくて。』
「おお俺もないけど、なんで」
『健太の度胸と、好きになってくれたお礼かな。』&ニッコリ
「ありがとう。嫌やなことさせてごめん。」
『嫌やないよ。ってかさぁ、健ちゃんこれはないわ。』
と指されたのは股間。
『そのさきも、なんかないからな。』
期待したことは、あっけなく打ち砕かれた。
二人の初キッスは、甘酸っぱいでなく、グレープの味だった。


夏休みも、部活の合間を縫い何日か遊び、秋が過ぎ冬が来た。
体育祭と文化祭も手伝って、優史とは親友と呼べるくらい仲が良かった。
僕は週に一度は部活が終わるまで待ち、優史の家へ帰った。この日は丁度金曜だった。
『今日泊まっていきや。』
「明日は?部活ちゃうん。」
『昼からやし、ちょっとさ。』
「訳ありか。しゃないな。」

初めておじちゃんの顔を見て、おじちゃん似なんやなって思った。さわやか加減が凄く似てる。

風呂はもちろん別々に入って、ジャージだけ借りて、家からしばらく出てるって言う兄貴さんの部屋でゲームしてた。
一段落してゲームを変えようとゲームを漁る僕。

『なぁ、キス勃起。』
(たまにからかうときに呼ばれるようになった)
「どした?」
手を止めて振り向く僕。
『ちょっと俺の部屋いい?』
二人で優史の部屋に戻る。寝るにはちょっと早い11時。

「静かやな。」
『とぉさんら出掛けたからな。』
らしい。部屋に戻ったら、やっぱり何にもない空間。優史はいつも通りあんまり喋らないし、僕は優史がどうしたいのか分からなかった。
「ちょっと時間くれ。」
なにするんか分かんなかったけど、とにかく時間がほしいと言うからには、待つしかなく、黒いシーツのベッドに腰かけた。
しばらくしたら、隣にこしかけてきた。
そして、


何の前触れもなく、
再び
おたがいのくちびるがふれた。

引用なし

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感想訂正(作者)
 ケン太  - 09/1/29(木) 22:20 -
コメントありがとうございます。
さいごまで頑張って書きます。

最後のセリフが「」で書かれてますが、『』です。すみません。

引用なし

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Re(1):感想訂正(作者)
 ニセ  - 09/1/29(木) 23:31 -
全然気にしなくていいと思います(^O^)
続き楽しみに待ってますV

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五月の風6
 ケン太  - 09/1/30(金) 9:25 -
僕はキョトンとした。今のはナニ?今までの行動を考えても、不思議以外のなにものでもない。単純にナニ?ナンデ今?
僕も鈍感だった。

『健太が、告ったあのときからだんだん好きになった。そりゃもちろん、大事な親友としてもやし、……恋愛としても。』
僕にはその時、あまりしっかり理解ができずに固まっていた。お互い困った顔をみているだろう。
『健太が、まだ俺のこと想ってくれてるんやったら、付き合いたい。言う前に想ってるんか、聞こう思ったけど、そりゃずるいからさ。』
いやいやいやいや、自信たっぷりじゃなきゃ、キスから入らないやろって思う自分と、それだけ我慢できなかったのかって思う自分。「もちろん想ってる。でも、俺は手がかかるで。」
『もう親友まできたら一緒や、それに…、』
また、くちびるがかさなる。
『俺の方が、手がかかるから。』&ニッコリ

正直なところ嬉しかった。想いが届いて、尽くした分が信頼になって返ってくる。片想いで終わるはずの初恋が、こうして実るなんて…。
「俺、優史大好き。」
今度は、僕からくちびるをあわせる。そして、勢いあまり僕が優史を押し倒す形になった。
お互いどうしていいか分からず、吹き出して笑った。この状態に覚えがあって、恥ずかしかった。なんといっても、妄想が現実味の帯びたものになっているのだから。鈍感だったので、悟られなかっただろうが…

「いいにくいんやけどさ、」
『じゃぁ言うな。俺らしかおらんから。』
今までにない、照れた顔がかわいらしかった。
シタことないから、わからない。AVは、あてにならないし、思い出せない。やりたいととやりたいこと。
とにかく、優史のジャージのジッパーをおろしてみた。
黒のタンクトップの上からでも、厚い胸板がわかる。タンクトップの上から体をさわってみる。さわってると、優史が僕のジャージのジッパーを下ろす。
『腹筋ちょっと割れてきたな。』「頑張ってるからな。」
優史も下からさわってくる。
優史が自分でタンクトップも脱ぐ


お互い、上半身裸になった。

引用なし

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Re(1):五月の風6
   - 09/1/30(金) 9:50 -
続きお願いします

引用なし

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Re(1):五月の風6
   - 09/1/30(金) 13:12 -
是非続きよろしくお願いします!

引用なし

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Re(1):五月の風6
 シロー  - 09/1/30(金) 14:42 -
五月の風、すごく大好きです☆嫌味なく素直に純粋になれます(^-^)ケンタさん、続き楽しみにしてます☆頑張ってね♪

引用なし

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五月の風7
 ケン太  - 09/1/30(金) 17:08 -
『せめてこれくらいがんばらんな。』…と。
どうしてこうも間の抜けた、ちょっと笑える空間に僕たちがしているのかわからなかった。エロい雰囲気を体験してみたい好奇心と、それに耐えられない羞恥心ということが、恐らく…でくらいしか。
んー…せやなぁとか言いながらキレイに割れた腹筋をさわる。
「優史はあったかいな。」『いや、寒い!冬やぞ、冬。』
「じゃぁ…。」
僕は、抱きついた。体勢的に、全体重を預けたことになる。
優史はもちろんという感じで、包み込んでくれた。どこまでもあったかかった。
1回だけキスをして、また抱き締めた。
しばらくして、石油ストーブが音をたてて付いた。
次は、と思うと頭が真っ白になる。余裕のない顔を隠すにはこの体勢がちょうど良かった。
あと、2枚しか着てない。


『やっぱ背中が寒いやろ?布団中入ろうぜ。』
ちょっとくっついて横に並ぶ。顔が見えるようになって、余計にどうしたら良いのか分からなくなった。妄想のように、簡単には進まない。
「触って…いい?」
どこをとは言えなかった。言わずとも分かっていた。
『じゃぁ俺もさわるで。』
お互い向かい合って、相手のものに触れた。なんか変な感じがした。ついでに、ゴワゴワした。
『俺のより小さいかな。』
優史には言わなかったが、僕も優史のが自分より小さいと思った。お互い縮んでいるみたいだった。「うるせぇ。体格的に、優史のが有利やもん。」

どんどん大きくなってきた。
優史の方が大きく思えた。
直接触れてみたくなった。

まずは、ジャージをすり抜け腹筋を触る。ヘソからゆっくり親指でジャージのふちをなぞり、親指だけジャージの中にいれる。爪が捕らえたのは、柔らかいボクサーの生地。ゆっくり他の指も入れていき、指先が根本を捕らえた。
なにも言わずに、全体を包み込む。あったかい。ちょっとしっけてる。
同じ要領で、パンツの中に手をいれる。毛がある。棒があって、先が濡れてる。やっぱでかい。
心臓がバクバクして、張り裂けそうな状態。
『あっ、直接やん。じゃぁ俺も。』って言ってズバッとパンツごと脱がし、触られる。
『なんかすごいエロいわぁ。』

内心すごい雰囲気ぶち壊された。というか先に行動するのがすごい緊張する。

僕もすかさず、全部脱がした。
二人を隠すものは、布団だけ。

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Re(1):五月の風7
   - 09/1/30(金) 17:25 -
面白いです!続きよろしくお願いします

引用なし

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五月の風8
 ケン太  - 09/1/30(金) 18:38 -
全部脱いで、雰囲気のないこの男のおかげで、ちょっと頭が冴えてきた。そして、迷った。
…最後は、役割があるぞ。
変態だ、と自分で思った。
…どっちかが、むっちゃいたいことなるんじゃないか。それくらいの知識と、いれる場所が1つしかないことに気が付いて。

『そんな風に焦らすなよ。』
無意識に手に力が入ったり抜けたりしてたようで、ニギニギしてたみたいになった。
結局冷静に戻れた僕は、布団の中に潜ることにした。妄想通り、くわえてみた。なんかしょっぱい。
『あー。健太どこでならったんやすごいなぁ。』

僕は、見よう見まねでしてみた。必死に上下させたり、吸い付いたり、いろいろしてみた。
優史は、いろいろと声を出しながら、時々布団を開き、覗いていた。
だんだん口の中のしょっぱさがましてくる。優史もよく声が出る。かすれ声で、
『健ちゃん。もうヤバいから、出てき。』
もちろん聞かず、僕は最後まで離さない気でいた。
優史は、布団を剥ぎ取り、
『健太、でる。でる……から、…』
途中で我慢ができなかったみたいで、ちょっと叫びながら口の中に出した。
口からティッシュに出して、
「黒のシーツに飛んで、白いシミになったら大変やろ。」
って言ったら、ムクッと起き上がり、抱き締められた。
『頑張ってる健太が、また俺好きになった。』
くちびるがあわさった。
そう言った顔は、こんな真冬なのに、暖かく、さわやかだった。

「優史、顔だけ5月やぞ。」
僕は、その時思ったことを、意味など考えなく述べた。
『5月顔ってなんやねん。』
「そんなけ、…好きってことや。」
頭の回転数が落ちた僕は、また変な言葉でやり過ごし、
初めて、キスをしてから舌が触れあった。ちょっとからんだだけだったが、幸せを感じる。
くちびるが離れ、優史が、僕のものを上下に動かす。
『俺も、頑張らんならなぁ。』
「義務ならしていらん。」
『俺も、シーツに1滴もこぼさせへん。』
パクッとくわえ込み、見よう見まねでしてた僕の見よう見まねでする。
なんか初めてくわえられて、恥ずかしいのと、ちょっとくすぐったかった。

引用なし

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Re(1):五月の風8
 龍太  - 09/1/30(金) 20:39 -
すっごいドキドキします↑続き楽しみにしています!

引用なし

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五月の風9
 ケン太  - 09/1/30(金) 21:15 -
優史は上手ではなかった。テレビもこの部屋にないところを考えれば、ビデオなんかないよな。
見よう見まねの見よう見まねはなんかぎこちない。

ちょっとずつ良くなってきた。いろんなとこを舐めてきて、手はたまを触ってた。

いきなりスゴく吸い付いてきて、それくらいから気持ちよさがいっぱいになってきて、イきそうだ。
もうちょっとだけ、この必死な優史の顔を見ていたい。いつものさわやかさではなくて、目がギラギラした優史も見ていたい。
でも限界、優史は上手や。
「優史、はなしてもいいから。」
そういうと、太ももを1回叩き、続ける。
「優史、イクで。イクで。」
と言って、僕は果て、優史はティッシュを素早く先に僕のモノにあて、違うティッシュを自分の口に運んで、出した。
その、先に僕のことと考えてくれたティッシュ1枚に優しさを覚えた。この優しさが、僕の恋人。
「優史は、やっぱ名前と同じで優しいなぁ。」
くちびるをあわせて、舌を絡ませた。ちょっと苦かった。

抱き合いながらお互いの体を触る。もう、恥ずかしくはなかったからいろいろ触ってみた。二の腕はまだゆるいほうだとか、すごくちっちゃい乳首だとか。もっと前に分かることだと思ってた。


11月の体育祭で、僕がリレーのアンカーでトップでゴールして、優史に抱きついた時に、好きだと思ったとか、それからおかずが僕になったことだとか、いつも通り僕ばかり話した。

『もう寝よか。ちょっと疲れたし』&ニッコリ
「じゃぁおやすみのKISSを。」とほっぺを指差す。
すごく押し付けてキスされた。


時間は1時を指していた。
最初のエッチは、雰囲気0点でも、気持ちだけは百点満点だった。


7時に目が覚めた。初めて優史の寝顔をみた。いつもと違う笑顔。口だけ笑った可愛らしい笑顔。
改めて、初恋が実ったのを喜んだ僕。
「これからもお世話かけます。」

寝顔にキスして、もう一度寝た。
            Fin.

引用なし

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コメントに感謝
 ケン太  - 09/1/30(金) 21:28 -
コメントをくれたみなさんありがとうございます。後半はコメントのおかげで書き終えることにたどり着きました。

この「5月の風」が、みなさんに何か、有意義な形なきモノを与えることが出来ればと思います。

俺自身は、みなさんにやりとげることを教えていただけました。ありがとうございました。


ちなみに「5月の風」は、優史自身のさわやかな笑顔の比喩を表しているだけです。
韓流ドラマ「四月の雪」に似てるなと今思い、付け加えます。

引用なし

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Re(1):コメントに感謝
 ユウ  - 09/1/31(土) 0:03 -
一気にアップ大変でしたね!

とても温かいキモチを分けてもらえました。

楽しませてくれて有難う。(^o^)

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<KDDI-SN3C UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.1.5.1.116 (GUI) MMP/2.0@05001011506399_af.ezweb.ne.jp>
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Re(1):五月の風9
 きんや  - 09/1/31(土) 0:32 -
いいですね(^O^)

この話しにすっごい癒されました!ありがとうございます!

ちなみにいつの話しなんですか?二人は今もラブラブなんですか?

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<DoCoMo/2.0 SH903i(c100;TB;W24H16;ser352890015622531;icc8981100000372167645f)@proxy3149.docomo.ne.jp>
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Re(1):五月の風
 たか  - 09/1/31(土) 18:00 -
久し振りに
忘れてたものを
思い出した気がします

本当に素晴らしい
話でした

読んで心が
温かくなりました

その後の2人の
温かい話が
ぜひ聞きたいです

引用なし

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