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昔からある場所 海都 08/1/24(木) 22:50
T 海都 08/1/24(木) 23:09
U 海都 08/1/24(木) 23:25
V 海都 08/1/24(木) 23:39
Re(1):昔からある場所 じゅんぺい 08/1/25(金) 22:56
Y 海都 08/1/25(金) 23:36
X 海都 08/1/26(土) 0:16
Re(1):X 08/1/26(土) 1:18
Re(1):X こうた 08/1/26(土) 3:31
Y 海都 08/1/31(木) 2:08

昔からある場所
 海都  - 08/1/24(木) 22:50 -
少し前にあったことを書いていきます。そんなにエロくは無いので、ご了承ください。

引用なし

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T
 海都  - 08/1/24(木) 23:09 -
俺の名前は海都
177cm 70kgで、普通体型。
部活は軽音楽部
 
俺は男女共学の普通の高校に通っています。
特別目立つわけでもないけど、イジメなどもなかった。
少々荒れていた中学出身の俺からすれば、なんとも物足りない生活をしていた。
 
入学してからは毎日が退屈で、部活も行く気がおきず、ただダラダラと1日を過ごしていた。
 
気がつけば2年生になってしまっていた。
そんなある日、部活に後輩を入れるために演奏するということで、部長に呼び出された。
 
―――演奏を終え、楽器の整備を行なっていると、一人の1年生が話しかけてきた。
 
 
「先輩、歌もギターも上手いですね!!尊敬しますよ!!」
 
「…そうかな?ありがとう。君も軽音に入るの?」
 
「んー…まだ迷ってるんですよね;」
 
「まぁ、ゆっくり考えや。」
 
 
そう言って会話を終わらせ、俺はすぐに帰宅した。
 
―――数日後、部活に行くとその後輩がいた。
 
 
「先輩!!やっぱり入っちゃいましたよ!!」
 
「あぁ…そう。担当希望の楽器は?」
 
「ギターです!!」
 
「なるほど…ギターは俺が担当やから、わからんことあったら俺に聞いてや」
 
「わかりました!!」
 
 
相変わらず元気な奴だな…と思いながら、ギターを教えはじめた。

引用なし

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U
 海都  - 08/1/24(木) 23:25 -
―――あれから1週間。
あいつは毎日部活に顔を出している。
 
その日、久しぶりに俺は最後まで部活に残っていた(俺はいつも早めに帰宅している)
 
しばらくするとあいつが近寄って来て、
 
 
「海都先輩がこんな時間まで残ってるのって初めて見ました!!」
 
「そう?あぁ…確かに最近は早く帰ってたなあ…」
 
「先輩って電車通学ですか?」
 
「せやけど…お前は?」
 
「俺も電車ッス!!」
 
「じゃあ…一緒に帰る?」
 
「はい!!」
 
 
うちの部活の2年のメンバーは、ほとんどが地元の中学出身で、電車で来てるのは俺を含め2人だけだった。
 
以前は2人で帰っていたのだが、1人がバスで来るようになったため、俺は1人で帰っていた。
 
こんな時間に誰かと帰るなんて久しぶりだったので、なんだか変な感じだった。
 
 
「お前の名前って何やったっけ?」
 
「先輩ヒドッ!!植田孝紀ですよ;」
 
「悪い悪い;ありがと」
 
「そういや先輩ってどこ住みなんですか?」
 
「〇〇市やで」
 
「ホンマッスか!?俺も同じ市内ッスよ!!最寄り駅は?」
 
「〇〇〇駅」
 
「駅も一緒じゃないですか!!じゃあこれから毎日一緒に帰りましょうね!!」
 
「いや…それはちょっと…」
 
 
そんな感じの話をしつつ、2人で駅へとむかった。

引用なし

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V
 海都  - 08/1/24(木) 23:39 -
改札口を抜けると、孝紀が走って行く。
 
どうやら地元の友達と待ち合わせをしていたらしい。
 
 
「じゃあ孝紀、俺帰るわ」
 
 
そう言って帰ろうとすると、
話していた相手を止め、
俺のところへ来た
 
 
「先輩、ちょっと待ってくださいよ;あっ、ちなみにあいつは俺の友達で、悠介っていいます。」
 
 
その悠介という奴はパッと見た感じ「野球部」感が出ていて、生真面目そうな顔をしていた。
 
 
「俺、先輩のことあいつにたくさん話してるんですよ!!」
 
 
「何を勝手に人のことをベラベラとしゃべっとんねん!!まぁ…良いけどさ」
 
 
「すいません;
ハゲ、こっち来いよ」
 
 
悠介は孝紀に呼ばれるがまま、こちらへ来た。どうやらMっぽい。
 
身長は…165cmくらいだろうか…それよりちょっと低いかも知れない。
顔は普通だろうか…まぁ、誰が見ても野球部という顔だ。
髪の毛は短く、まだ春だというのに肌は焼けていた。
 
 
「は…はじめまして。
悠介っていいます…。」
 
 
「どうも。孝紀から聞いてるとは思うけど、海都です。」
 
 
ぎこちない挨拶を交わし、少々会話をした後、俺たちは解散した。


悠介との出逢いは運命だったのかも知れない…と後ほど思った。

引用なし

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Re(1):昔からある場所
 じゅんぺい  - 08/1/25(金) 22:56 -
続きおねがいします。

引用なし

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Y
 海都  - 08/1/25(金) 23:36 -
―――5月に入った
 
俺は孝紀が来てから、週に3回は部活に顔を出すようにしていた。
そんなある日―
 
 
「そろそろ先輩のアドレス聞いても良いですか?」
 
「俺のアドレス?
 まぁ…良いけどさ…つかそろそろって何やねん(笑)」
 
「気にしたら負けですよ」
 
「はいはい;」
 
 
こんな感じでメールをし始めることになった。
 
その帰り、孝紀と駅で別れたあと、近くの本屋に行った。
 
雑誌を立ち読みしていると、不意に後ろから肩を叩かれた。
 
ビクッとして振り返ると、そこには悠介が居た。
 
 
「お久しぶりです。あ…俺のこと覚えてますか?」
 
 
一瞬、何が起きたのかわからず、ボケッとしてしまった。
 
そして、しばらくしてから今の状況を理解し、緊張感というか何というかわからないが、ドキドキが止まらなかった。
 
 
「あ…あぁ、覚えてるよ
悠介…君…だろう?」
 
「はい!まさか先輩と会うなんてビックリですよ」
 
「ホンマやな(笑)」
 
「先輩は…すぐに帰るんですか?」
 
「せやなあ…欲しいの買ったし、もう帰るかな〜」
 
「じゃあ途中まで一緒に帰りましょうよ」
 
「良いけど…時間大丈夫?」
 
「大丈夫ですよ」
 
「じゃあ帰ろっか」
 
 
こうして話をしながら歩いていると、いろいろわかってきた。
悠介は小学校から野球をしていて、高校でも続けていること。
高校は県内の有名校に通っていて、自転車通学だということ。
孝紀とは小学校からの友達で、家もすぐ近くだということ。
彼女はいないこと。
…など、たくさん話をした(ほぼこちらが一方的に話かけていただけだが;)
 
 
「先輩の家ってどの辺りなんですか?」
 
「意外と近いよ?
ほら、あそこにマンション見えるやろ?あこに住んでるねん」
 
「本当に近いですね(笑)
あっ、先輩…アドレス聞いても良いですか?」
 
「えっ…あ…良いよ。
あとで孝紀から聞いといてくれる?」
 
「わかりました。
じゃあ今日はここで失礼しますね。」
 
 
そう言うと、悠介は帰って行った。
家に帰ってからもあのドキドキが収まらなかった。

引用なし

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X
 海都  - 08/1/26(土) 0:16 -
上のYはWの間違いです;
すいません;
 
 
ご飯を食べていると、孝紀から
「先輩、ハゲとなんかあったんですか?」
とメールが来た。
 
俺は
「いや、特になにかあったわけちゃうけど、偶然会っただけやで」
と返し、テレビを見ていると、知らないアドレスからメールが来た。
 
「悠介です
タカに教えてもらいました
登録お願いします鵝ラ
との内容だった。
 
俺はすぐに
「りょ-かい董ラ
と返信し、風呂に入った。
 
風呂から上がると、また悠介からメールが来ていた。
 
「今度先輩の家に行っても良いですか?」
 
このメールが来たとき、胸がスゴく高鳴ったのを覚えている。
今までいろんな友達を家には連れて来ていたが、悠介が来るというだけでなぜこんなにドキドキするんだろう…と思いながらも、
 
「えぇよ〜いつでも来い」
と返信を返して寝た。
 
 
―――次の日
今日は金曜日ということもあって、とてもダルい1日を過ごしていた。
すると昼過ぎに悠介から
 
「先輩、ちゃんと授業受けてるんですか?(笑)」
とメールが来た。
 
俺は
「受けてるわ!お前はどうなんよ?(笑)」
と返信をする。
こんな風につまらないメールを交わしていると、
 
「明日、夕方くらいから行っても大丈夫ですか?」
とメールがきた。
 
特に用事もなかったので、
 
「大丈夫やで〜」
と返信すると、
 
「じゃあ明日の8時前頃に駅の西口で待ち合わせましょうね。今から部活なんでまたメールします鵝ラ
とメールをぶちられてしまった;
 
なんやねんこいつは…と内心思いながら、孝紀にはそのことを言わずに部活に行った。
 
俺は敬語を使われるのがどうも苦手だったので、その日来ていた後輩に
「俺に敬語使わんこと!」
と言ってみた。
するとすぐに孝紀が
「やったー!!俺も先輩に敬語使うのなんか苦手やってん」
と暴言を吐いたので、少ししかっておいた(笑)
 
帰宅して、念入りに部屋を掃除し、綺麗にしてから眠りについた。

引用なし

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Re(1):X
   - 08/1/26(土) 1:18 -
続き楽しみに待ってます!

引用なし

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Re(1):X
 こうた  - 08/1/26(土) 3:31 -
マイラバ好きなんですか?
続き待ってます

引用なし

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Y
 海都  - 08/1/31(木) 2:08 -
遅くなってすいません;
そして書き込みありがとうございました!
マイラバ好きですよ^^


―――――朝…というか昼になった。
かなり長い時間寝てしまった俺は、起きるのがダルく、ベッドから出ずに携帯を見た。
すると悠介から
「行ってきます!」
とメールが来ていた。
なんで俺に言うんだろうと思いながら、動きだした。
 
そして約束の時間。
俺は普段から10分前には待ち合わせ場所には着くようにしていたので、この日も早めの到着だ。
悠介はまだ来てないみたいだったので、近くの石段に腰かけて待っていたところ
 
「今から行きます」
 
とのこと。
絵文字も何も無いってことは、よっぽど急いでるんだろうと思いつつ、待っていた。

――約10分後、悠介が来た。


「遅い!めっちゃ待ったし」

「ホンマごめんなさい!
思ったより用事が長引いてしもて…」

「まぁ…いいけど…?」

「………」

「そんな気にしなって!実は俺もさっき来たばっかりやよ」

「…ホンマですか?」

「ホンマやって!」

「わかりました」


良く見ると額からは汗が流れていて、疲れてるようだったので


「疲れてるやろ?早くうちいかん?どうせ誰もおらんし」

「そうですね(笑)」


そう言うと、悠介の自転車の後ろに乗せてもらい、コンビニで買い物をした後、家に向かった。

二人乗りしてる最中は背中にピタッとくっついて乗っていたので、微かな汗の匂いがしてなんだか心地よかった。

引用なし

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