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ふたり 和也 08/1/26(土) 17:02
ふたり2. 和也 08/1/26(土) 17:11
ふたり3. 和也 08/1/26(土) 17:20
ふたり4. 和也 08/1/26(土) 17:29
Re(1):ふたり4. ひぐらし 08/1/26(土) 20:59
ふたり5 和也 08/1/27(日) 12:07
ふたり6 和也 08/1/27(日) 12:23
Re(1):ふたり6 ユウ 08/1/27(日) 14:37
ふたり7 和也 08/1/27(日) 16:41

ふたり
 和也  - 08/1/26(土) 17:02 -
僕は今25歳のリーマン。毎日出張ばかりの毎日で、正直仕事も辞めようと思うこともある。ただ、僕が仕事をやめられない理由。

それは、ふたつ年下の仲のよい後輩の存在。

彼は、去年入社したばかりの新入社員。
彼との出会いは、去年の4月。
3月になったばかりの頃、「4月からお世話になる後藤洋平です」
彼は、職場に挨拶に来た。それが、僕と洋平との出会い。

僕は、正直その時「かわいい」と思った。
あどけない感じの残る、声のトーンが高い純粋そうな子だった。

4月に入ると、一緒に働きだした。
僕は仕事を教えてあげる。
「先輩の教え方が、一番わかりやすいです!!笑」
洋平は心の底から笑って、僕にそう言っているように見えた。

僕らは、仲良くなった。
休みの日も、出勤して2人で仕事の勉強をした。

そんなある日、洋平に神妙そうな顔をしてやってきた。
「和也先輩(僕)、相談があるので、今日仕事終わったら付き合ってくれませんか?」
いつも明るい洋平が、そうしたんだろうと不思議に思った。

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ふたり2.
 和也  - 08/1/26(土) 17:11 -
仕事を終えると、職場を出る。
時間は夜11時を過ぎていたから、職場に残っていたのはふたりだけ。

僕「とりあえず、飯でも食いながら話そうか?」

そう言った瞬間、洋平は何も言わずに顔を僕の胸に押し付けてきた。

僕「何!?どうしたの!?」
洋平は泣いていた。何もしゃべらない。
僕は動揺してとりあえず自分のアパートに連れて帰った。
アパートに着くと、ソファーに座らせてコーヒーを入れてあげた。
洋平もだんだんと落ち着いてきた。
僕「ゆっくりでいいから、話してくれないかな?」

洋平は言葉に詰まりながらも話し始めた。


洋平「僕、結婚し、てるんです・・。子供、、もいます・・。」

僕は、背中が急にぞくっとするような感じがした。

引用なし

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ふたり3.
 和也  - 08/1/26(土) 17:20 -
洋平「僕は、学生の・・・時に、彼女が妊娠・・してしま・・って、結婚したんです。両親からはすごく・・・怒られて、親戚・・からは冷たい目で見られて。」
僕は、洋平がノンケであることを思い知り、頭の中が真っ白だったが平常を装い答えた。
僕「でもいいじゃん。今は仕事をしている身だし、何もそんな悩むことないよ。職場のみんなにも結婚してるって言ったって、はずかしいことじゃないよ。」
急に洋平の口調が早くなってきた。
洋平「僕もそう思ってました!!でも、でも、和也先輩は何もわかってない!!」

洋平は僕のアパートを飛び出していった。
僕は、追いかけたが、洋平が僕の手を振り払った。手を振り払われたとき、僕の体は止まってしまった。

引用なし

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ふたり4.
 和也  - 08/1/26(土) 17:29 -
土日をはさんで、職場に行くと、洋平が上長と話をしていた。
僕は耳を傾ける。

洋平「僕、自分の力を試してみたいんです。今の部署ではなく、別の部署に行かせてください」

僕は、愕然とした。自分から、僕の元から離れていくなんて。僕は、自分の顔から血の気が引いていくのを感じた。

しばらく洋平とは、口を聞かなかった。というより洋平が話してくれなかった。
一週間後、洋平の異動日が決まり、送別会をすることになった。

送別会の時も、洋平は話してくれなかった。
急に寂しくなってきた僕は、いっぱいお酒を飲んだ。

別れ際の時も、洋平は話しかけてくれなかった。

引用なし

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Re(1):ふたり4.
 ひぐらし  - 08/1/26(土) 20:59 -
続きお願いします!

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ふたり5
 和也  - 08/1/27(日) 12:07 -
洋平は、別の部署へ移っていった。
僕は、しばらく仕事に集中できず多くのミスをした。

「洋平、ごめん。」
何度も心の中で繰り返す毎日。
洋平の部署は、まったく別のフロアで、会うこともほとんどない。
会ったとしても、社員食堂で遠くに座る洋平。他の人と楽しそうに昼食を食べる洋平。

部屋に帰ると、あの日洋平が使ったマグカップと目が合う。
僕は、そのマグカップを使い、コーヒーを飲んだ。
「僕は何度も謝ってる。僕と洋平との時間は止まったまんまだ。」

うとうとしかけた瞬間に携帯がなった。
なんと、洋平からだった。

「最近、僕は和也先輩に謝らないといけないということに気づきました。もうだいぶ前になるけど、和也先輩んちで怒ったこと。申し訳ないんですけど、会って話してください」

たまに食堂で見かける楽しそうな洋平の心の中にまだ僕は存在してた。

「急だけど、すぐ話したいので明日の夜でいい?」
「いいよ」

僕は、安らかな気持ちで眠りに就いた。

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ふたり6
 和也  - 08/1/27(日) 12:23 -
仕事を終えると、僕はすぐに待ち合わせのファミレスに行った。
洋平はすでに席についていた。
僕「はやいね」
洋平「はい。取引先と会って直帰するって言って出てきた」
僕「上手だね」
洋平「へへへ」
僕と洋平はまだ、今の状況に慣れておらず、お互いに目が合わせられない。
それくらい、僕らの時間は止まっていたのだ。

僕「なんで、あの時怒ったの?俺が何もわかってないって言ってたけど」
洋平「えっと・・・。とにかくごめんなさい。ねっ、先輩、ビール飲みません?のどかわいちゃった」
僕「賛成。」
洋平の歯切れの悪さが気になったが、とりあえず流すことにした。

結局、ぼくらはビールをひとり5杯も飲んでしまった。
洋平は酒にあまり強くなく、だいぶ酔っ払ってた。
洋平「和也先輩!!今日うちに泊まってくれなきゃいやだ!!」
僕「はっ!?お前何言ってんの?わがまま言わずにひとりで帰れ、ばか。」

ほんとは、うれしくてたまらなかった。
洋平「いいから!!今日だけはお願い!!」

洋平は結婚はしていたが、奥さんはまだ学生だったので、事実上単身赴任状態だった。
洋平の説得もあり、泊まることにした。
途中のコンビニで僕は着替えを買おうとした。そうすると、洋平が取り上げて売り場に返した。
洋平「僕のを着ればいいじゃないすか!」
何とも大胆な発言に驚いた。ほんとに酔っ払っていたんだろう。

そうして、洋平の部屋についた。

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Re(1):ふたり6
 ユウ  - 08/1/27(日) 14:37 -
続き待ってます☆

引用なし

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ふたり7
 和也  - 08/1/27(日) 16:41 -
洋平の部屋に入ると

「きたなっ!」

僕は言ってしまった。
「そうじ苦手なんすよ。」漫画本とか服が散らばってた。だけど僕は洋平がかわいく思えた。やっぱ洋平は男の子なんだ。だらしない、でも純粋に男の子なんだ。

僕たちは、部屋に着くとすぐ着替えた。洋平は酔っ払ってたから、下着がすぐに探せないみたいだった。僕は「座っとけ」って言ってから、下着を出した。
「和也先輩の分も!!パンツも使っていいし!」
洋平に下着を渡そうとしたら、フラフラしててなかなか服が脱げないみたいだった。
「かずやぁ、服脱がしてぇ。」
呼び捨て!?と思いながらも、酔っ払ってるので流した。
僕は洋平の服を全部脱がしてあげた。そして着せてあげた。洋平の身体はきれいだった。詳しくは覚えてない。とにかくきれいだった。
自分もさっさと着替えてしまおうと上半身裸になった時だ。
洋平が抱きついてきた。「はやくねよぉ」

僕は先に洋平をベッドに寝かせて、自分も着替えを済ました。

「じゃあ寝ようか」

僕らは部屋の電気を切った。

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