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生涯の片思い こうすけ 10/6/13(日) 3:50
生涯の片思い2 こうすけ 10/6/13(日) 4:01
生涯の片思い3 こうすけ 10/6/13(日) 13:23
生涯の片思い4 こうすけ 10/6/13(日) 14:44
Re(1):生涯の片思い4 気になる 10/6/14(月) 1:41
Re(1):生涯の片思い4 キョン 10/6/14(月) 6:19
生涯の片思い5 こうすけ 10/6/14(月) 23:03

生涯の片思い
 こうすけ  - 10/6/13(日) 3:50 -
こんなに人を好きになるって信じられなかった
どうしようもないダメダメな俺の2年間を書きます

イメージしやすいように登場人物のプロフだけ最初に書いときます
オレ(こうすけ)・・・170 62 23(当時) 見た目 ノンケっぽい短髪系
ゆう・・・170 64 22(当時) 見た目 ジャニっぽいかわいい系


プロローグ

「んっ、あぁ〜!あぁん」
乳首を舐めるながら、相手の顔見る。
・・・感じてんだな。
「乳首気持ちいいん?」
「あっ、あん」
・・・よく喘ぐヤツ。まあ、その方が燃えるけど
右手を下半身に伸ばしてみるとやはり完全に勃起している。
黒色で赤のラインの入ったボクサーパンツの一部が大きく盛り上がっている。
「すごい感じてんやね?もうガチガチやん。」
「あぁん」
言葉を投げかける度に下半身が一段とビクつく。
・・・言葉責めに弱いタイプ。恥ずかしくさせてやるか。
右手を勃起したペニスの下に潜らせる。
・・・ここだな。
「なぁ、ここ感じる?」
やわらかい感触の谷間の穴。アナルに指を滑らせた。
「あぁ〜ん。ダメ。感じちゃう。」
乳首を舐めながら、指を穴になぞらせる。
「ホンマはもっとされたいんやろ?」
「あぁ、はあ、はぁん。気持ちいい。」
「乳首とアナル責められてチンポ勃起させて、Hやな〜。」
「あぁん。」
「もうチンポ生で触られたい?」
「触ってほしいです」
股の間に入り込み、カウパーで染みができたボクサーを脱がす。
パチンと勢いよく、飛び出してきた。
・・・15cmくらいか。悪くないな。
「なぁ、こういうのされるの好きだろ?」
「えっ?」
チングリ返し。両足をM字に開かせ、腰を浮かせる。オレの大好きなポーズだ。
「ほら、やらしいアナルとビンビンのモノが丸見えやで」
「ダメ、恥ずかしいよ。」
相手は顔を隠す。こういう格好で上から見られるのは恥ずかしいに決まっている。
・・・でもそれが好きなくせに。
「恥ずかしいってわりには、チンポはビンビンにおっ勃ってるやん。もっと恥ずかしく気持ちよくさせてやるよ」
Mネコのコが一番感じる責め方。チングリ返しでアナル舐め。オレは舌を相手の一番卑猥な穴に這わせた。
「あっ、あぁ、あっはぁん。あっ、あっ、あっ〜んっ!」
「感じるだろ?ほら、何が気持ちいいか、言ってみろよ」
「だめ、恥ずかしい」
「じゃあ、やめるよ」
よほどやめてほしくないんだろう。顔が恥ずかしさともっとやってほしいという複雑な顔をしている。この顔がたまんないんだね。
「いいの?ほら言えば、気持ちよくなれるで」    
「アナル、アナルが気持ちいいよ!」
言った瞬間舌を更にケツ穴に突っ込んだ。
「あぁん、気持ちいい。すごい」
・・・そろそろこっちも触ってやるか。
左手で相手の足を押さえたまま、右手をガチガチのペニスに伸ばす。
「めっちゃ濡れてるやん、ほら、しごかれたかった?」
相手の顔を見下ろしながら、ペニスを上下に動かす。
「はぁん。ヤバイ。すぐにイッちゃいそうだよ。」
「出したい?精子出したいん?ケツ舐められてザーメン出したいんか?」
ケツ舐めと手コキのスピードを強める。
「あっ、もうダメ。出そう。あっ!!」
と、急に全ての行為をやめて上から見つめる。

「一人だけ気持ちよくなったらアカンやろ!イクのはオレのも気持ちよくしてからだろ?」
相手は不満そうな顔をしつつも、しぶしぶ起き上がった。
「うっ、うん」
相手の右手を握り、オレのモノを握らせる。さっきからのエロすぎる格好と声を聞いて、オレのもヤバイくらいギンギンに勃起している。
「こう?気持ちいい」
「おぅ。気持ちいい。感じるで。ほら、立って。オレの乳首も舐めろや。」
お互いに立って、少し相手をかがませて、乳首を舐めさせながら、ペニスをしごかせる。
あんまり乳首は感じる方ではないが、舐めさせる行為は興奮する。
「じゃあ、次はほら、咥えて」
相手をしゃがませ、顔の前にペニスを出す。
「ほら、裏筋からゆっくり舐めてしゃぶってみなよ」
オレはフェラが好きだ。特にかわいい顔したヤツが上目使いでしゃぶってると射精感が一気にこみあげてくる。ジュプ、ジュパ、ジュパ。
「奥まで咥えろよ。そのままこっちを、上を向いて。」
目が合う。やらしい目つきと唇。
「やばい、オレもイキそうやわ。ちょいストップ」
ちゅるんと、唇をペニスから離す。

引用なし

パスワード


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生涯の片思い2
 こうすけ  - 10/6/13(日) 4:01 -
「最後はケツやっていいかな?」
「最初はゆっくりしてくれるならいいよ。こうすけさんタイプだし」
十分にローションでヤツのアナルをトロトロにほぐした後いよいよ挿入。
基本生でしかやらない。ゴムは気持ちが悪くて萎える。あんまり生を嫌がる気配も見えないし、タイプなら生でもいい派なんだろう。

・・・最後にいじわるしてやろ。
オレはヤツをM字で腰を上げさせ、穴にチンポを這わせた。
だが、すぐには入れない。ケツの入り口にこすりつける。
「あ、はぁん。」
ケツの入口が感じるコは意外に多い。ローションの気持ちよさと合わさって気持ちいいんだろう。
「ほら、穴気持ちいいか。チンポもしごいてやるよ。」
「あぁん。もうだめ。入れて〜。突っ込んで!」
「何をどこに?
また恥ずかしそうにするが、もう我慢の限界何だろう。すぐに本音を吐いた。
「ケツに。オレのスケベなアナルにチンポつっこんでくだっ、、!」
欲望の言葉を言い終わる前に、欲しいものを奥に突っ込む。
ホントはオレのが入れたくてたまらなかった。

「はぁん」
「ほら、もう全部入ったで。ぱっくり咥え込んでるよ。最高にしまる。
動かすよ。」
パン、パン。パン、パン。
「あん、あん、あん、気持ちいい。あぁん、あぁん。」
「くっ、やば、めっちゃオレもめっちゃ気持ちいい。色々な体位試したかったけど、このままイきそう。一緒にイかせたるよ」
右手でヤツにチンポを握る。ビンビンなままで我慢汁がダラダラだ。
「ああん。もういつでもイケそう」
オレは腰を打ちつけながら、チンポをしごく。
「ほら、いつでも出してええで!ケツ掘られながらイケよ!」
「ああ、もうホントだめ。イッちゃう。」
「イケよ。ケツでイけ!」
パンパンパンパン。部屋に喘ぎ声が最高に声が響く。
「あぁ、イく、イく、いっく〜!」
ドビュ!ドビュ!腹の上にヤツが精子を吐き出した。
パンパンパンパン!
「オレも出るよ。ああ、イク、出る〜!」
すぽんとケツからチンポを出し、ヤツの腹の上で軽く扱いた瞬間
ドビューーー!ドビュ!大量にザーメンが飛び出る。
「あぁ、はぁ、はぁ」


大阪での最後のセックス。相手は掲示板で知り合ったコ。
「こうすけさん、すっごいエロいし、カッコイイいいです。付き合ったりはしないんですか?」
シャワーを浴びて、お互い服を着ながら相手が言う。
「好きになれば付き合うけど、本気で好きになることがもうないから、、」
「そうですか。オレはけっこうすぐ好きになって、付き合っちゃいますけどね」
・・・好きになるか。なかなか無理だろうな。この先また好きになる人現れるだろうか。
大阪もあと少し。東京に行けばまた何かあるだろうか。セックスなんかホンマはどうでもいい。
ホンマに好きな人がそばにいれば。

慣れ親しんだ大阪を離れ、東京に行く。仕事で東京転勤。
何か期待している俺。
新幹線の中で思う。まだまだ、可能性あるよな、俺。仕事も恋も。


(プロローグから長くなってしまいました。あんまりエロくする気なかったんやけど、書いてたら興奮してきて、ついつい(汗))
ゆうは次回から出てきます。

引用なし

パスワード


<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.648; .NET CLR 3.5.21022; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)@p3172-ipbf5101marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp>
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生涯の片思い3
 こうすけ  - 10/6/13(日) 13:23 -
1、出会い


初めて会った瞬間に恋に落ちてた・・・


・・・ついに東京か。

東京に来るのは3度目だ。
1度目は、学生の頃遊びで。2度目は会社の入社式で。
そして今回3度目は、今までと違い一時的な滞在ではない。
これから当面は東京に住むことになるだろう。

新しい土地、新しい職場ってのは、不安と期待が一杯だ。
今までも、経験してきた。
高校に入る時、大学に入る時、そして会社に入るとき。
人によっては苦手な人もいると思うが、俺はこの変わる瞬間が好きだ。
元来の飽きっぽい性格、好奇心の強い性格のせいだと思うが、また一方で俺自身も新しく変われる瞬間だからかもしれない。
ただ、この性格は正直恋愛には最低な性格で、今までもこの後も問題を引き起こすことになる。


・・・ふー、一週間あっという間だったなぁ。
東京の本社で、新しい業務と新しい職場の仲間と接した一週間がすぎた。
結構悪くない、職場の皆は俺より10コくらい年上だけど、いい人たちばかり、得に俺についてくれた先輩兼上司は丁寧に教えてくれ、すごい勉強になった。

・・・東京という道を選択して良かった。
素直にそう思った。ただ一方で、寂しさもあった。
この土地には友達があまりいない。過去の人脈をたどれば全く知り合いがいないわけではないが、仲の良い友達、親友と呼べるヤツはいない。また、当然恋人もいない。
知らない土地で仕事以外の付き合いがないってのは結構しんどい。
もちろん、会社の人とは飲みにいったりもしたが、同世代で色々話せたり、遊べたりできるヤツがいなかった。


そんな週末、さて何しようか、と考えたとき俺はゲイの街「新宿二丁目」に向かった。
元々大阪にいたときも、「堂山町」というゲイタウンにはよく行っていた。酒を飲んだり、喋ったりするのが好きな俺は、そういう街が好きだった。
また、「二丁目」には大阪の時の友達もいたので、行かない理由がなかった。


そして出会ってしまった
今思うと、出会わなければよかったかもしれない。
こんなにつらい思いを抱えるなら。

引用なし

パスワード


<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.648; .NET CLR 3.5.21022; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)@p1230-ipbf909marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp>
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生涯の片思い4
 こうすけ  - 10/6/13(日) 14:44 -
ちなみに、しばらくエロシーンないかも。
また、これから出てくる店の名前や人名は偽名ですので。

<今日飯でも食べない?> (これからメールの内容は<>で表示します)
俺は大阪時代の友達で、今は「二丁目」のゲイバーでも働いている「カズヤ」にメールした。
<いいよ、30分後ね>

久しぶりに会ったカズヤは相変わらずよく分からん格好をしていた。
ブランド物を組み合わせているのだが、どうみてもセンスが悪い。
ただ見た目は、シュっとしていて、そこそこモテるようだ。
「どこ行く?」
「新宿ですからお任せしますよ」
「じゃあ、いいとこあるからついてきて」

店は味も値段も、まあまあ悪くなかった。
そして、今までのことやこれからのこと含め、色々かずやと話をしながら飯を食った。
そしていつもの話題になる。
「こうすけ、最近彼氏は?」
「おれへんよ。東京来たばっかだし。それに、好きなコも現れないしな。お前はどうなんだよ」
「1年くらい前からいないねー。なかなかイイ子現れないし、現れてもうまくいかないしね。」
「お互い、悲しいな(笑)。可愛い子がいる店ないの?」
「ゲイバー?うーん。こうすけの趣味もあるしね。どうなんだろ」
「まっ、今日は色々回ってみますよ。じゃあ、まずはカズヤの店いこっか」
会計はカズヤが払ってくれた。普段はケチくさいヤツなんだが、「久々だし、店で使ってもらわないといけないから」と、意外にイイヤツだ。

カズヤの店(ルーダというようだ)で、しばらく楽しんだ後、ちょっと冒険してくると言い、店を出た。
俺は基本的に一人で初めての店でも入れるタイプである。
話の合わない人や気をつかわない人と飲むくらいなら一人のがよっぽど楽だ。
また、好奇心旺盛な性格なため、初めての店でも気軽に飛び込める。
とはいえ、最初はちょっとだけでも知っているとこからかな。(弱)

「いらっしゃいませ」
久々だな、この店も。もう4年ぶりくらいかな。
そこは大阪の時に仲良かった友達の元カレの店ということで昔きたことある店だった。
確か結構かわいいママだったのを覚えている。店の名前はライトだっけ。
記憶と変わらず薄暗い店内だった。
店にはお客(女性)が1人で、店の人が2人いた。ボックスの店で俺は奥に通され腰を落ち着けた。
「この店初めてですか?何飲まれます?」

・・・可愛い!!!

その一言につきた。
「あれ、キミがママだっけ?」
たぶん違うよなと思いながら一応確認した。
「違いますよ。従業員です。ゆうっていいます。ママはまだ来てないですよ」
だよな、ママも可愛かった気がするが、こんな俺のタイプじゃなかったもんな。
「俺、昔ここきたことあるんだけど、ボトル流れてると思うから新しい鏡月入れてよ」
「ありがとうございます」
とりあえず、乾杯して酒を飲む。
「名前は?」
「こうすけやで」
「じゃあこうちゃんっていうね、いい?」
・・・いきなりこうちゃん呼ばわりか、まぁいいけど。
「どういうきっかけでここにきたんですか?」
「タイプは?」
「大阪の方なんですか?」
その後しばらくありきたりな会話が続いたが、俺はそのコの話し方、表情に完全に虜になった。
見た目だけじゃない。雰囲気も含め全てが完璧だった。
「お店は他にどこか行くんですか?」
「行くよ。ルーダってとこ。知ってる。」
「知ってる。そこ好きですよ。行きたいなあ。」
ゆうは少し黙ったあと、もう一人の従業員に向かって話しかけた。
「ねえ、りょうさん、ちょっと外出していい。忙しくなったら戻ってくるから」
店にはまだ先にいた女性の客1人しかいなかった。もう一人の従業員は許可をしたみたいだ。
「やった。ねえ、こうちゃん、ちょっと行こうよ。」
「お、おう。別に俺はええけど、ホンマ大丈夫?」
「大丈夫だって、さ、行こ」
可愛い顔して意外に積極的だな、こういうヤツ好きだな。

「あっ、こうちゃんお帰り。あれ?」
遅い時間でもあり、カズヤの店ルーダはお客が2組程度になっていた。
「おっす、一人かわいいコ連れてきた」
「ゆうじゃない。もう仲良くなったの?まあ座って」
店のボックス席に座って、会話のやりとりが始まった。

内容は今思うとあまり覚えていない。ただ、すごく楽しかったのだけ覚えている。
その後、再度ライトに戻り、朝まで酒を飲んだ。
そして帰る前に、ゆうが言った。
「こうちゃん、アドレス交換しよ!近いうちにご飯行こうね」
俺が言おうとしてた言葉を先に言われた。ひょっとしてゆうも俺のこと気にいってくれてるのかな、なんて気持ちが高ぶった。

好きにはなかなかならない。
これは好きなのだろうか。
見た目がイケるコは前の彼氏と別れてからもいた。
でも、なんていうかこの感情は違うかもしれない。
久々の感情な気がする。
複雑な気持ちのまま、朝方家に帰り、ベッドに伏した。

引用なし

パスワード


<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.648; .NET CLR 3.5.21022; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)@p1230-ipbf909marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp>
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Re(1):生涯の片思い4
 気になる  - 10/6/14(月) 1:41 -
切なそうだけど面白そう!続きお願いします(^O^)

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 SH906iTV(c100;TB;W24H16;ser358037010549764;icc8981100010335077591f)@proxy30013.docomo.ne.jp>
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Re(1):生涯の片思い4
 キョン  - 10/6/14(月) 6:19 -
性格似てる☆(^^)V

続き楽しみ♪♪メチャ共感出来るかも!?(笑)

引用なし

パスワード


<DoCoMo/2.0 SH703i(c100;TB;W24H12;ser357004012224441;icc8981100000319103695f)@proxycg032.docomo.ne.jp>
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生涯の片思い5
 こうすけ  - 10/6/14(月) 23:03 -
知り合ってから1ヶ月後、いよいよゴハンに一緒に行くことになった。
<待ち合わせどこにする?>
<何たべる?>
などのメールをし、いよいよ明日がゴハンデートだ。
よく小説とかで、楽しい日の前の気持ちを、遠足前の子供の気持ちという比喩が使われるが、その日の晩は海外旅行前のくらいの昂ぶりだったと思う。

当日、俺は仕事を早く終わらせて、待ち合わせ場所に向かった。

・・・来ない。
約束の時間はとっくに過ぎている。
連絡くらいあってもいいよな、と思い電話してみる。

・・・出ない。
電車かな。
メールしてみる。

10分たっても何の反応もない。

・・・はぁ、すっぽかしかよ。
・・・終わってんなぁ。

仕方なく、カズヤに連絡し、一緒にメシ行くことになった。
30分くらいかかるとのことだったので、暇つぶしにブラブラしてたら
電話がなった。

「もしもし、ごめんなさい。今起きました。昨日夕方まで飲んでて。
 もう帰った?今からすぐ行くけど、もうだめ?」

必死で謝っていたが、すっぽかしが大嫌いな俺のセリフは冷たかった。
「ごめんね。もう今日はいいや。気分が乗れへんし。連絡ないから、友達とゴハン行く約束してしまったよね。また今度にしよ」
修学旅行に遅刻するヤツってあんまりいない。皆楽しみにしているから、絶対に間に合うようにいく。
・・・俺とのゴハンが楽しみであったなら、遅刻は普通しない。しかも、今日行く約束していたのに、夕方まで飲むなんて。
・・・俺との約束なんてその程度なんだな。

あきれたと同時に残念な気持ちだった。それに、ここでユウを待つと、ゴハン行く気で準備しているカズヤにも悪いと思った。
「わかったぁ↓。ホントごめんなさい。お客さんのアフター断れなくて。ちょっとだけ寝て起きようと思ってたんだけど。今後は絶対遅れないから、また誘ってよ。ホントごめんなさい。」

謝り方がかわいかった。
普通だったら、最初からすっぽかしするコはもういいやと思う。
でも、可愛そうな捨て犬みたいな声で謝るから、余計に切なく愛しく思えた。
・・・俺ってホンマにアホだ

「じゃ、また誘うからよろしくね。今度は絶対やで!」
「うん、絶対約束」

すっぽかされて、余計に切なく思うなんてアホ以外いないと思う。
・・・やばい、はまってるな

引用なし

パスワード


<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.648; .NET CLR 3.5.21022; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)@p1086-ipbf1108marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp>
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